「カクリコン・カクーラー」の版間の差分
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;「ここはティターンズだと言った。一般の軍律は通用しない!」 | ;「ここはティターンズだと言った。一般の軍律は通用しない!」 | ||
:第2話より。コロニー内でMk-IIが発砲した事を受けてバスクに対しブライトが異議を申し立てた際、エリートである事を鼻にかけ殴りつける。ティターンズの兵士には連邦軍正規兵に比べて一階級上の特権が与えられており、それ故にティターンズの兵士達は自分達を特別視する傾向にあった。カクリコンの行動はそれを顕著に表していると言える。尤も軍律以前に有無を言わさず殴りかかるのは常識的に見ても異常な光景であり、まさにティターンズの腐敗の象徴と言えるだろう。 | :第2話より。コロニー内でMk-IIが発砲した事を受けてバスクに対しブライトが異議を申し立てた際、エリートである事を鼻にかけ殴りつける。ティターンズの兵士には連邦軍正規兵に比べて一階級上の特権が与えられており、それ故にティターンズの兵士達は自分達を特別視する傾向にあった。カクリコンの行動はそれを顕著に表していると言える。尤も軍律以前に有無を言わさず殴りかかるのは常識的に見ても異常な光景であり、まさにティターンズの腐敗の象徴と言えるだろう。 | ||
+ | ;「2機で1機だと思わせる攻撃、時間差攻撃だ」 | ||
+ | :第10話より、ジャマイカンからマラサイのテストを兼ねた出撃を許可された後、ジェリドに提案した戦法。ライラの仇討ちに失敗したジェリドもティターンズ軍人としての面子を立てる必要があった事からすぐに提案に乗った。出撃の際にも念を押して再度指示しているものの、実際にカミーユと交戦した際には間を置かずに攻撃したところを目撃されあっさりと見破られてしまった。 | ||
+ | ;カクリコン「こんなに早く地球へ帰れるとはな。バリュートの調整を手伝うか!」<br/>ジェリド「女でも待ってんのか?」<br/>カクリコン「いけないかよ」 | ||
+ | :第11話より、地球降下を前にMSデッキでジェリドと談話しながら。故郷の地球へ戻れるという事もあって、ジェリドと共に喜びを隠せずにいられない様子。特にカクリコンは恋人のアメリアが待っているため普段になく上機嫌であり、ジェリドのからかいに照れ隠しをしていた。ただ、ここで「故郷に恋人がいる」という死亡フラグの代名詞を立ててしまう事に…。 | ||
;「バリュートを展開したらこちらがやられる!」<br/>「えぇい、ジェリドめ弱気な。そんな事じゃ討てん!」 | ;「バリュートを展開したらこちらがやられる!」<br/>「えぇい、ジェリドめ弱気な。そんな事じゃ討てん!」 | ||
− | : | + | :大気圏降下中のMk-IIとの交戦中にバリュートを展開したジェリドに対して。既に高度が限界に達している状況でいち早く降下体勢に移ったジェリドに対し、恋人の待つ地球を前にした焦りからかカクリコンは継戦を優先するが、少しのミスで機体ごと燃え尽きる危険を孕んだ大気圏突入戦においてそれは致命的なミスだった。Mk-IIに接近戦を仕掛けている最中にバリュートがオートマチックで展開されてしまい、大きな隙を晒してしまったところをカミーユによってバリュートを切り裂かれてしまう。そして…… |
− | ;「うぅ……、アメリア……!」(TV版Ζ)<br/>「うわぁぁぁぁぁっ!!ア、アメリアァァァァァッ!!」( | + | ;「うぅ……、アメリア……!」(TV版Ζ)<br/>「うわぁぁぁぁぁっ!!ア、アメリアァァァァァッ!!」(新訳Ζ) |
:カクリコンの最期。燃え尽きる直前、地球を眼前にカクリコンの瞳に浮かんだものは恋人の幻影だった……。そして目の前で無残に散った友にジェリドは仇討ちを誓う――。 | :カクリコンの最期。燃え尽きる直前、地球を眼前にカクリコンの瞳に浮かんだものは恋人の幻影だった……。そして目の前で無残に散った友にジェリドは仇討ちを誓う――。 | ||
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:『Ζ』第9話で搭乗。 | :『Ζ』第9話で搭乗。 | ||
;[[マラサイ]] | ;[[マラサイ]] | ||
:『Ζ』第10話~第11話で搭乗。[[アナハイム・エレクトロニクス社|AE社]]から提供された機体の1つに搭乗し、彼の最後の搭乗機となった。 | :『Ζ』第10話~第11話で搭乗。[[アナハイム・エレクトロニクス社|AE社]]から提供された機体の1つに搭乗し、彼の最後の搭乗機となった。 | ||
+ | ;[[ジム・カスタム]] | ||
+ | :『Define』第11話の回想シーンに登場。連邦軍時代の搭乗機。 | ||
;[[リック・ディアス]] | ;[[リック・ディアス]] | ||
:『Define』における最後の搭乗機。 | :『Define』における最後の搭乗機。 |
2024年6月30日 (日) 22:29時点における最新版
カクリコン・カクーラー | |
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外国語表記 | Kacricon Cacooler |
登場作品 | |
声優 |
|
プロフィール | |
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種族 | 人間 (アースノイド) |
性別 | 男 |
年齢 | 24歳 |
没年月日 | 宇宙世紀0087年5月11日 |
職業 | MSパイロット |
所属 | ティターンズ |
階級 | 中尉 |
主な搭乗機 | ガンダムMk-II ⇒ ハイザック ⇒ マラサイ |
概要 [編集 | ソースを編集]
地球連邦軍の独立部隊ティターンズに所属する軍人。ヘルメットと胸に翼を模したマーキングが施されているノーマルスーツを着用しており、地球にアメリアという恋人がいる。
ジェリドとは皮肉や軽口を言い合うような仲で、作戦内外で一緒に行動することが多かった。彼がライラの仇討で先走り営倉入りした際に、次回作戦ではジェリド同伴が必要とジャマイカンに上申するなど気にかけている。
パイロット技量はエマのリック・ディアスを単機で追い詰める、マラサイ出撃時に早々に小破したジェリドを横目に善戦するなど中々高く、敵の増援に応じて戦闘継続を望むジェリドを諌め撤退判断するなど作戦理解度も高い。そのため、Ζ序盤におけるティターンズの一翼を担うキャラクターとなっている。なおΖ作中で多用された「2機を1機に見せる作戦」を初めて使用したのはカクリコンである。
エゥーゴの動きが表面化しつつあった宇宙世紀0087年3月2日にジェリドとエマと共にグリーン・ノア1にMSパイロットの第二陣として着任したカクリコンはガンダムMk-IIの2号機のパイロットを務める事になるものの、エゥーゴがコロニーを襲撃した際に機体を奪取されるという失態を演じてしまう。その後のアーガマ追撃戦においても持ち前の技量からエゥーゴの部隊とある程度渡り合っているものの結果を出せずにいた。大気圏降下時の追撃作戦も「あとは度胸の問題」としていたが、カミーユ・ビダンと対峙した際には焦りからか引き際を見誤って大気圏突入に必要なバリュートを破壊されてしまい、搭乗していたマラサイもろとも大気圏の断熱圧縮によって燃え尽きる最期を迎えた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士Ζガンダム
- 初出作品。初登場である第1話の時点で、非ティターンズとはいえ序列では上官に当たるブライトを躊躇いなく殴るなど、バスクと共に初期ではティターンズの傲慢さを象徴する立ち回りを見せた。同僚であるジェリドとも付き合いが良く、作中は巧みな連携術でカミーユを苦戦させる場面も見られたが、いずれの戦いにおいても一歩及ばず返り討ちにあっている。
- 機動戦士Ζガンダム A New Translation 星を継ぐ者
- 尺の都合上、戦闘シーンがある程度カットされたものの、立ち回り自体に大きな変化は無い。公開された翌年に声優の戸谷公次が亡くなったため、同氏がカクリコンを演じた最後の作品となった。
- SDガンダム GGENERATIONシリーズ
- 戸谷公次氏の逝去後に発売された「SPIRITS」以降は斉藤次郎氏が代役を務めている。
- 機動戦士Ζガンダム Define
- ティターンズがTV版以上に「悪の組織」として描写される傾向にある『Define』において、序盤でMk-IIで生身の人間を踏み潰そうとするなど彼も悪役の部分が強調して描かれている。また、ティターンズへはアメリアの協力による不正な手段を使って入隊しているという設定になっている。
ガンダム強奪事件後、密命を受けてガンダムMk-IIの返還交渉の際にクワトロ・バジーナのリック・ディアスを強奪[1]。更にジェリドと共にカミーユを取り押さえようとするが、返り討ちにあって戦死した。
人間関係[編集 | ソースを編集]
ティターンズ[編集 | ソースを編集]
- ジェリド・メサ
- 同僚。パイロット仲間であると共に貴重な理解者であり、コンビを組む場面が多かった。
- エマ・シーン
- 同僚。後にエゥーゴに寝返った彼女と交戦した際には「裏切り者」と激怒し、一切の手心を加えなかった。
- バスク・オム
- 上官。
- デーバ・バロ
- Mk-IIの強奪後にカクリコンらと共にアレキサンドリアに乗艦した。
- マサダ
- 部下。アンマン近郊で共にエゥーゴの同行を探った。
- キッチマン
- カクリコンやマサダ達と共にアンマンの調査を行った。カクリコンから手渡されたチキンバーガーに不満を口にしている。
エゥーゴ[編集 | ソースを編集]
- カミーユ・ビダン
- エゥーゴのパイロット。ガンダム強奪事件の際に、機体を取り押さえられそのまま強奪されてしまった。大気圏での戦闘では彼によって討たれる事となる。
地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
- ブライト・ノア
- Mk-IIがコロニー内で発砲した件でバスクに抗議した彼をティターンズ兵士の特権をいい事に殴りつけた。
その他 [編集 | ソースを編集]
- アメリア
- 地球に残してきた恋人。ブロンドの美女であり、『Ζ』第11話にてカクリコンの走馬灯に後姿が映っている。『Define』においては彼女の手回しを受けてティターンズへの入隊を果たしている。
名台詞[編集 | ソースを編集]
機動戦士Ζガンダム [編集 | ソースを編集]
- 「ここはティターンズだと言った。一般の軍律は通用しない!」
- 第2話より。コロニー内でMk-IIが発砲した事を受けてバスクに対しブライトが異議を申し立てた際、エリートである事を鼻にかけ殴りつける。ティターンズの兵士には連邦軍正規兵に比べて一階級上の特権が与えられており、それ故にティターンズの兵士達は自分達を特別視する傾向にあった。カクリコンの行動はそれを顕著に表していると言える。尤も軍律以前に有無を言わさず殴りかかるのは常識的に見ても異常な光景であり、まさにティターンズの腐敗の象徴と言えるだろう。
- 「2機で1機だと思わせる攻撃、時間差攻撃だ」
- 第10話より、ジャマイカンからマラサイのテストを兼ねた出撃を許可された後、ジェリドに提案した戦法。ライラの仇討ちに失敗したジェリドもティターンズ軍人としての面子を立てる必要があった事からすぐに提案に乗った。出撃の際にも念を押して再度指示しているものの、実際にカミーユと交戦した際には間を置かずに攻撃したところを目撃されあっさりと見破られてしまった。
- カクリコン「こんなに早く地球へ帰れるとはな。バリュートの調整を手伝うか!」
ジェリド「女でも待ってんのか?」
カクリコン「いけないかよ」 - 第11話より、地球降下を前にMSデッキでジェリドと談話しながら。故郷の地球へ戻れるという事もあって、ジェリドと共に喜びを隠せずにいられない様子。特にカクリコンは恋人のアメリアが待っているため普段になく上機嫌であり、ジェリドのからかいに照れ隠しをしていた。ただ、ここで「故郷に恋人がいる」という死亡フラグの代名詞を立ててしまう事に…。
- 「バリュートを展開したらこちらがやられる!」
「えぇい、ジェリドめ弱気な。そんな事じゃ討てん!」 - 大気圏降下中のMk-IIとの交戦中にバリュートを展開したジェリドに対して。既に高度が限界に達している状況でいち早く降下体勢に移ったジェリドに対し、恋人の待つ地球を前にした焦りからかカクリコンは継戦を優先するが、少しのミスで機体ごと燃え尽きる危険を孕んだ大気圏突入戦においてそれは致命的なミスだった。Mk-IIに接近戦を仕掛けている最中にバリュートがオートマチックで展開されてしまい、大きな隙を晒してしまったところをカミーユによってバリュートを切り裂かれてしまう。そして……
- 「うぅ……、アメリア……!」(TV版Ζ)
「うわぁぁぁぁぁっ!!ア、アメリアァァァァァッ!!」(新訳Ζ) - カクリコンの最期。燃え尽きる直前、地球を眼前にカクリコンの瞳に浮かんだものは恋人の幻影だった……。そして目の前で無残に散った友にジェリドは仇討ちを誓う――。
機動戦士Ζガンダム Define [編集 | ソースを編集]
- 「俺は前からお前の事が気に食わなかったんだ!」
「世間じゃまるで一年戦争での連邦の勝利はWBとやらの功績みたいに言われているがな」
「たかが1隻の艦で戦争に勝てる訳がないんだよ!」 - Struct02より、襲撃してきたエゥーゴを迎撃するよう命令してきたブライトに対して「一般将校がティターンズに命令するのか」と不満を露にしながら。TV版で殴りかかったブライトに対して、『Define』においては戦闘の混乱を利用して個人的な僻みからガンダムMk-IIで踏み潰そうとする暴挙に走ろうとするが、奪ったMk-IIでその場に駆けつけたカミーユによって事なきを得た。
以上の行動からTV版においてマトッシュに対しMk-IIで威嚇射撃を行ったカミーユの暴挙をカクリコンが代わりに実行したという形になっている。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダムMk-II (2号機)
- 『Ζ』第2話にて搭乗。エゥーゴのガンダム強奪作戦の際、カミーユが奪った3号機に取り押さえられ機体を奪取されてしまう。その後、機体は奪還されたものの、再度奪取されたため再び搭乗する事はできなかった。
- ハイザック
- 『Ζ』第9話で搭乗。
- マラサイ
- 『Ζ』第10話~第11話で搭乗。AE社から提供された機体の1つに搭乗し、彼の最後の搭乗機となった。
- ジム・カスタム
- 『Define』第11話の回想シーンに登場。連邦軍時代の搭乗機。
- リック・ディアス
- 『Define』における最後の搭乗機。
- アレキサンドリア
- 母艦。Mk-IIの強奪後、ジェリド、エマと共に配属された。
商品情報[編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 原作ではフランクリン・ビダンが強奪しているが、本作ではフランクリンは妻のヒルダ・ビダンと共に人質になっている