「ヨンム・カークス」の版間の差分
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | ;[[機動戦士ガンダムUC]] | + | ;[[機動戦士ガンダムUC]] (原作小説版) |
− | : | + | :初出作品。第7巻に登場するジオンの第三次降下作戦に参加した最古のジオン兵。一年戦争後、シンブ根拠基地で部下と共に残党として活動するも、活動は次第に尻すぼみとなり、[[シャンブロ]]による[[ダカール]]襲撃で取り締まりが強化された事でテロリストへの転向を考えるが、[[ユニコーンガンダム]]奪還の為に[[スベロア・ジンネマン]]らから協力を打診され、隊を率いてトリントンを襲撃する。コロニーの残骸からの狙撃で[[ラー・カイラム]]の主砲を無力化し、ガランシェール隊の降下を支援する等の活躍を見せたが、[[ミネバ・ラオ・ザビ|ミネバ]]を乗せた[[ミデア]]の離陸阻止を試みている最中に[[バンシィ]]に強襲され、ビーム・マグナムの直撃を受け戦死した。<br/>キャラクターデザインは設定されていないものの、連載時の小説の挿絵(ガランシェールとの接触時)で乗機と共に遠巻きに描かれているのが確認できる。 |
− | ;[[機動戦士ガンダムUC]] | + | ;[[機動戦士ガンダムUC]] (OVA版) |
− | : | + | :episode 4に登場。キャラクターデザインが新規に設定された。また、同作では[[ロニ・ガーベイ]]の上官にあたり、[[マハディ・ガーベイ]]亡き後、彼女の面倒を見ている。[[ガランシェール]]不時着時の陽動として[[ダカール]]を襲撃した後、続けてLa+プログラムの示したトリントン基地を制圧する為に各地のジオン残党に協力を打診し、同基地を襲撃する。上空からの狙撃により基地の防衛戦力に多大な損害を与えたものの、[[ファット・アンクル改]]を撃墜され地上戦へ移行した際に[[トライスター]]の連携によって追い詰められてしまう。その際、[[熱核融合炉]]の誘爆によって刺し違えを図るが失敗し、乗機ごとコロニーの残骸から滑落し死亡した。 |
+ | ;[[機動戦士ガンダムUC バンデシネ]] | ||
+ | :[[マハディ・ガーベイ]]の腹心として登場。ダカール襲撃時には[[ジュアッグ]]に搭乗して[[シャンブロ]]に同行するが、ダカール襲撃は失敗。自身は撃墜された際の負傷で破傷風菌に侵されながらもシンブ根拠基地に救出され、その後トリントン基地襲撃に参加。バンシィと交戦し戦死した。 | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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+ | :『小説UC』では部下、『バンデシネ』ではシンブ根拠地隊の隊長として登場する。[[ザクキャノン]]を乗機としており、カークスがミネバを救出しようとした際には身を挺してバンシィに挑みかかった。その顛末については『小説UC』と『バンデシネ』で異なっている。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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− | + | ;「デラーズ紛争に、二度のネオ・ジオン戦争。その機会は何度もあったのに、どういうわけか逝き遅れちまった。キャンドルはな、もうじき三人目のガキが生まれるんだ。降下作戦の時はハナッタレの小僧だったあいつが、いまじゃ立派な親父だ。おれもおまえも、歳を取るはずだな……」<br/>「じゃあな。先に逝ってろよ」 | |
− | + | :第7巻での初登場時、乗機の爆破準備を整えた際に。一年戦争からの長い付き合いという事もあり、言葉の一つ一つに感慨深いものがある。そして爆破までのカウントダウンを黙々と待ち続けようとした際、突如として頭上に謎の船が現れる。警戒態勢に入るカークス達だったが、その船から送られてきたのはジオン公国軍が第三次降下作戦時に用いたコード。その内容は「協力されたし 連邦にひと泡ふかせる」だった――。 | |
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− | == | + | :[[ヨンム・カークスの艦内放送|ガランシェール艦内で行った演説]]より一部抜粋。部隊と共にガランシェールに拾われたカークスは司令として部下達のこれまでの労をねぎらうと共に、1人のジオン軍人として未知の戦いに臨む決意を表明する。 |
− | ; | + | ;「最後の最後に、とんだ晴れ舞台だ。誰にも近づけさせるなよ。ミネバ殿下をお助けする」<br/>キャンドル(りょ、了解!) |
− | : | + | :敵の足止めをある程度済ませ、撤退準備に入ろうとしていた矢先、ジンネマンからミネバを乗せたミデアが離陸するという報を受けた際に。既に機体のサブ・ジェネレーターも限界を迎えてはいたが、ジオンの象徴たるミネバを救ったとあれば、ジオン兵としてこれ以上の栄誉は無い。ジオン兵の誇りにかけて、カークスはタキシング中のミデアへ必死に狙撃を続ける。しかし…… |
− | ; | + | ;「また道を塞ぐか、《ガンダム》……!」 |
− | : | + | :最期の台詞。ミデアへの攻撃を察知し強襲してきたプルトゥエルブは足止めに入ったキャンドルを瞬く間に撃破。カークスは射線に割って入ったバンシィを撃とうとするも一手遅れ、ビーム・マグナムで消し飛ばされてしまった。彼の最期の言葉を感じ取ったプルトゥエルブは自身がガンダムタイプに乗っている事に気づいていないがために一瞬違和感を覚える。 |
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+ | :[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ|Gジェネシリーズ]]の『OVERWORLD』より、エンディングのクレジットにて。アニメでの断末魔の叫びが見事に廃人プレイヤーの発言のようになってしまい、台無しに。 | ||
− | == | + | == 搭乗機体 == |
− | + | ;[[ザクI・スナイパータイプ (カークス機)]] | |
+ | :一年戦争時に開発されたザクIのスナイパー仕様。アニメ版『UC』では[[ファット・アンクル改]]に搭乗し、上空から友軍機の支援攻撃を行った。 | ||
+ | ;[[ジュアッグ]] | ||
+ | :『バンデシネ』でダカール襲撃時に搭乗。 | ||
== 資料リンク == | == 資料リンク == | ||
− | + | [http://www.gundam-unicorn.net/ova/character/07.html#02 機動戦士ガンダムUC CHARACTER] | |
== リンク == | == リンク == | ||
*[[登場人物]] | *[[登場人物]] | ||
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2021年7月17日 (土) 01:10時点における最新版
ヨンム・カークス | |
---|---|
外国語表記 | Yonem Kirks |
登場作品 | 機動戦士ガンダムUC |
声優 | 石塚昇運 |
デザイナー | 高橋久美子 |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 人間 (スペースノイド) |
性別 | 男 |
年齢 |
|
没年月日 | 宇宙世紀0096年 |
出身 | サイド3 |
職業 | |
所属組織 | ジオン残党 |
所属部隊 | |
階級 | 少佐 |
主な搭乗機 | ザクI・スナイパータイプ (カークス機) |
概要 [編集 | ソースを編集]
ジオン残党のMSパイロット。階級は少佐。登場作品によって設定が異なっており、初出である『小説版UC』ではシンブ根拠地隊の司令、『OVA版UC』及び『バンデシネ』ではカークス隊の隊長とガーベイ家の付き添いを務める。
一年戦争終結時よりニューギニア周辺に潜伏しており、宇宙世紀0096年のラプラス事変では袖付きの活動に呼応し、トリントン基地の襲撃に隊を率いて参加。その最中にバンシィ (小説版UC / バンデシネ)またはトライスター (OVA版UC)と交戦の末、戦死した。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムUC (原作小説版)
- 初出作品。第7巻に登場するジオンの第三次降下作戦に参加した最古のジオン兵。一年戦争後、シンブ根拠基地で部下と共に残党として活動するも、活動は次第に尻すぼみとなり、シャンブロによるダカール襲撃で取り締まりが強化された事でテロリストへの転向を考えるが、ユニコーンガンダム奪還の為にスベロア・ジンネマンらから協力を打診され、隊を率いてトリントンを襲撃する。コロニーの残骸からの狙撃でラー・カイラムの主砲を無力化し、ガランシェール隊の降下を支援する等の活躍を見せたが、ミネバを乗せたミデアの離陸阻止を試みている最中にバンシィに強襲され、ビーム・マグナムの直撃を受け戦死した。
キャラクターデザインは設定されていないものの、連載時の小説の挿絵(ガランシェールとの接触時)で乗機と共に遠巻きに描かれているのが確認できる。 - 機動戦士ガンダムUC (OVA版)
- episode 4に登場。キャラクターデザインが新規に設定された。また、同作ではロニ・ガーベイの上官にあたり、マハディ・ガーベイ亡き後、彼女の面倒を見ている。ガランシェール不時着時の陽動としてダカールを襲撃した後、続けてLa+プログラムの示したトリントン基地を制圧する為に各地のジオン残党に協力を打診し、同基地を襲撃する。上空からの狙撃により基地の防衛戦力に多大な損害を与えたものの、ファット・アンクル改を撃墜され地上戦へ移行した際にトライスターの連携によって追い詰められてしまう。その際、熱核融合炉の誘爆によって刺し違えを図るが失敗し、乗機ごとコロニーの残骸から滑落し死亡した。
- 機動戦士ガンダムUC バンデシネ
- マハディ・ガーベイの腹心として登場。ダカール襲撃時にはジュアッグに搭乗してシャンブロに同行するが、ダカール襲撃は失敗。自身は撃墜された際の負傷で破傷風菌に侵されながらもシンブ根拠基地に救出され、その後トリントン基地襲撃に参加。バンシィと交戦し戦死した。
人間関係[編集 | ソースを編集]
ジオン残党軍[編集 | ソースを編集]
- ロニ・ガーベイ
- 『OVA版UC』では、彼女の上官にあたる。ロニには親同然に慕われており、カークスの死を感じ取った事が、結果としてシャンブロの暴走を招く事になった。
- キャンドル
- 『小説UC』では部下、『バンデシネ』ではシンブ根拠地隊の隊長として登場する。ザクキャノンを乗機としており、カークスがミネバを救出しようとした際には身を挺してバンシィに挑みかかった。その顛末については『小説UC』と『バンデシネ』で異なっている。
ネオ・ジオン (袖付き)[編集 | ソースを編集]
- スベロア・ジンネマン
- ガランシェールの艦長。『小説UC』ではカークスを隊と共に拾い、トリントン基地襲撃の際には彼に指示を送った。
名台詞[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダムUC (原作小説版) [編集 | ソースを編集]
- 「デラーズ紛争に、二度のネオ・ジオン戦争。その機会は何度もあったのに、どういうわけか逝き遅れちまった。キャンドルはな、もうじき三人目のガキが生まれるんだ。降下作戦の時はハナッタレの小僧だったあいつが、いまじゃ立派な親父だ。おれもおまえも、歳を取るはずだな……」
「じゃあな。先に逝ってろよ」 - 第7巻での初登場時、乗機の爆破準備を整えた際に。一年戦争からの長い付き合いという事もあり、言葉の一つ一つに感慨深いものがある。そして爆破までのカウントダウンを黙々と待ち続けようとした際、突如として頭上に謎の船が現れる。警戒態勢に入るカークス達だったが、その船から送られてきたのはジオン公国軍が第三次降下作戦時に用いたコード。その内容は「協力されたし 連邦にひと泡ふかせる」だった――。
- (過去を捨て、新しい未来に生きるのもいいだろう。それはそれで勇気のいることだと思う。だが自分は、自分の過去を否定したくはない。無意味であったなら無意味であったなりに、けじめをつけたく思う。これは自分の独善であって、諸君らにつきあう義理はない。それぞれに最良と思える選択をしてほしい。そして、どちらの道を選ぶにせよ、最後にこんな言葉しか贈れない無能な司令についてきてくれたことに、心から感謝したい。ジーク・ジオン。……終わり)
- ガランシェール艦内で行った演説より一部抜粋。部隊と共にガランシェールに拾われたカークスは司令として部下達のこれまでの労をねぎらうと共に、1人のジオン軍人として未知の戦いに臨む決意を表明する。
- 「最後の最後に、とんだ晴れ舞台だ。誰にも近づけさせるなよ。ミネバ殿下をお助けする」
キャンドル(りょ、了解!) - 敵の足止めをある程度済ませ、撤退準備に入ろうとしていた矢先、ジンネマンからミネバを乗せたミデアが離陸するという報を受けた際に。既に機体のサブ・ジェネレーターも限界を迎えてはいたが、ジオンの象徴たるミネバを救ったとあれば、ジオン兵としてこれ以上の栄誉は無い。ジオン兵の誇りにかけて、カークスはタキシング中のミデアへ必死に狙撃を続ける。しかし……
- 「また道を塞ぐか、《ガンダム》……!」
- 最期の台詞。ミデアへの攻撃を察知し強襲してきたプルトゥエルブは足止めに入ったキャンドルを瞬く間に撃破。カークスは射線に割って入ったバンシィを撃とうとするも一手遅れ、ビーム・マグナムで消し飛ばされてしまった。彼の最期の言葉を感じ取ったプルトゥエルブは自身がガンダムタイプに乗っている事に気づいていないがために一瞬違和感を覚える。
迷台詞 [編集 | ソースを編集]
- 「ロニ、お前はGジェネにハマった俺たちのようになるなぁー!」
- Gジェネシリーズの『OVERWORLD』より、エンディングのクレジットにて。アニメでの断末魔の叫びが見事に廃人プレイヤーの発言のようになってしまい、台無しに。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ザクI・スナイパータイプ (カークス機)
- 一年戦争時に開発されたザクIのスナイパー仕様。アニメ版『UC』ではファット・アンクル改に搭乗し、上空から友軍機の支援攻撃を行った。
- ジュアッグ
- 『バンデシネ』でダカール襲撃時に搭乗。