「ジャブロー」の版間の差分
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2020年8月1日 (土) 08:47時点における版
ジャブロー(Jaburo)
南米アマゾン川下流域に存在する天然の地下鍾乳洞を利用して設けられた地球連邦軍の本部施設。42万平方kmに及ぶ広大な敷地面積を有し、45万人もの軍関係者が居住する軍事都市である。
その施設内には宇宙戦艦のドックにモビルスーツの生産工場、更には宇宙港、大規模兵器庫、保険庁、参謀本部を内包する連邦軍にとっての最重要施設である。
通常兵器はもとより核兵器による爆撃にも耐えうる強固な地盤の下に存在する地下基地であり、更に地上部は広大なジャングルに覆われ、外部に通じる出入り口も巧妙にカモフラージュされている。
一年戦争ではジオン軍はジャブローを直接攻撃する為にブリティッシュ作戦やアプサラス計画等を遂行したが、いずれも失敗に終わっており、ホワイトベース隊を追跡したシャア・アズナブルがジャブローへの進入路を発見するまではガウによる爆撃[1]を実施したが、それによってジャブロー側が被った被害は微々たるものだった。
一方、連邦軍内の一部高官、特に守旧派・官僚主義者は前線で指揮せずに安全なジャブローに引きこもっており、敵・味方双方から「モグラ」と揶揄されている。また、最前線の兵士は現場を知らないエリートという皮肉を込めて「本社」と呼ばれる場合もある。
グリプス戦役の際にティターンズの本部が置かれていたが、エゥーゴをおびき寄せる目的で秘密裏に基地を引き払い、基地中心部を核自爆。それとともに基地は放棄された。ただし、核爆発によって壊滅的ダメージを受けたのは中枢部とその周辺施設のみであり、外縁部や周辺施設はほぼ無傷であった為、連邦政府と軍高官にとって核汚染を口実に度々「不都合な物」を隠す為の隠れ蓑として扱われた。
登場作品
- 機動戦士ガンダム
- ホワイトベースを追跡したシャア・アズナブル率いるマッド・アングラー隊によって出入り口を発見され、ジオン軍に攻め込まれたが、これを撃退する事に成功。ジオン側はオデッサでの敗退もあって地上での戦力を消耗させる事になった。
- 機動戦士Ζガンダム
- ティターンズの本部になっていたが、エゥーゴのジャブロー降下作戦を逆に利用してエゥーゴの部隊をおびき出し、核自爆を決行[2]。爆心地周辺は壊滅的ダメージを受けた。
- 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- テミスによって外縁施設に秘匿されたサングレアルスの争奪戦が繰り広げられた。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- エンジェル・コールを秘匿したエリン・シュナイダーの潜伏先。ザンスカール帝国とサーカス、そして宇宙海賊クロスボーン・バンガードによる争奪戦が繰り広げられたが、エンジェル・コールを危険視するフォンセ・カガチによって核ミサイルの攻撃を受けた。
- ガンダム Gのレコンギスタ
- 宇宙世紀からリギルト・センチュリーに移り変わった本作では遺跡となっており、朽ち果てた施設やズゴックの残骸が放置されていた。