「T3部隊」の版間の差分
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[[グリプス戦役]]勃発に伴い本格的な実戦部隊として再編成<ref>再編前後で試験機のカラーリングパターンが大きく異なっており、当初は濃紺・淡紺の機体色に黄色のアクセントを加えた独特のカラーリングが特徴であった(強化パーツなどは白色)。再編後は[[ガンダムMk-II]]などに見られる濃紺を基本としたティターンズカラーに変更されている。</ref>され、試験機のテストも続行されるが、戦役末期にはティターンズ側の情勢悪化に伴いテストすらしていない新兵器を実戦投入するまでに追い詰められていた。 | [[グリプス戦役]]勃発に伴い本格的な実戦部隊として再編成<ref>再編前後で試験機のカラーリングパターンが大きく異なっており、当初は濃紺・淡紺の機体色に黄色のアクセントを加えた独特のカラーリングが特徴であった(強化パーツなどは白色)。再編後は[[ガンダムMk-II]]などに見られる濃紺を基本としたティターンズカラーに変更されている。</ref>され、試験機のテストも続行されるが、戦役末期にはティターンズ側の情勢悪化に伴いテストすらしていない新兵器を実戦投入するまでに追い詰められていた。 |
2022年2月24日 (木) 02:42時点における版
T3部隊(T3 force)
ティターンズの新型兵器試験部隊。「T3」とは「Titans Test Teams」の略称。コンペイトウを拠点に、ティターンズの次期主力機開発計画「TR計画」の為の各種テスト[1]を行った。
試作機のテストと同時にティターンズとしての任務(ジオン残党の掃討)も遂行する関係から試験機は実戦での運用も想定しているものの、それは信頼性の低いテストパーツでの実戦を強いられている事を意味しており、所属するテストパイロットらは優秀だが人種・思想的にティターンズにとって失われても惜しくない人間[2]で構成されている。
常に危険と隣合わせの任務に従事しているものの、エリート部隊であるティターンズの名声と、新兵器が優先的に配備されるという風評から一般の連邦将校から疎まれる事も多く、彼らとの間に確執を生む場面も見られた。
母艦はアレキサンドリア級重巡洋艦「アスワン」。宇宙世紀0087年5月には更にサラミス改級「イズミール」も配属された。部隊の中心となるのはウェス・マーフィー率いるマーフィー小隊こと「ブラックオター」。
グリプス戦役勃発に伴い本格的な実戦部隊として再編成[3]され、試験機のテストも続行されるが、戦役末期にはティターンズ側の情勢悪化に伴いテストすらしていない新兵器を実戦投入するまでに追い詰められていた。
コロニーレーザーを巡る戦闘でイズミール・アスワン双方が撃沈され、ティターンズも壊滅した事で部隊は解散となったが、殆どの隊員は生存が確認されている。
なお、マーフィー小隊の部隊章はウサギをモチーフにしているが、これはマーフィーがウサギ好きという理由から。後にカール・マツバラによって試作機ごとにキャラクター性の強いエンブレムがデザインされている。
登場作品
- ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに
- 初出作品。0084年の部隊発足から解散までの3年間が描かれている。コミカライズでマーフィー小隊には「ブラックオター」のコードネームが与えられた。
- ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者
- 別の戦場で物語が展開される為、遭遇こそしないもののその活躍は伝わっており、プロトタイプアッシマーTR-3[キハール]の重力下テストが行われた事なども語られている。
構成員
- ウェス・マーフィー
- T3部隊マーフィー小隊隊長。一年戦争を生き残ったベテランパイロットの一人。ティターンズ設立以前はエイパー・シナプス直属の部下であった経験を持つ。部隊では主に前衛を担当。
- エリアルド・ハンター
- 中尉。部隊では主に前衛補佐を担当。地球至上主義を掲げるティターンズでは稀なスペースノイド出身者。
- カール・マツバラ
- 後衛担当。階級は中尉。白人主体のティターンズでは珍しい日系ハーフ。テスト機のエンブレムデザインも彼の手による。
- オードリー・エイプリル
- マーフィー小隊4番機担当。エリアルド、カールより先に部隊に配属された先輩。発足当初は予備要員としてオペレーターなどを担当する事も多かった。