オーヴェロン
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オーヴェロン | |
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外国語表記 | Over.on |
登場作品 | 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス |
デザイナー | 倉持キョーリュー |
スペック | |
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分類 | 試作型モビルスーツ |
型式番号 | AGX-11 |
全高 | 20.5m |
本体重量 | 40.2t |
全備重量 | 66.3t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 4,950kW |
スラスター総推力 | 135,800kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
設計 | パプテマス・シロッコ |
所属 | クラン→エゥーゴ |
主なパイロット |
概要
パプテマス・シロッコがジ・Oに次ぐ機体として考案したハンドメイドモビルスーツの内の一機。シロッコが戦後の象徴としてPMX-004と平行して開発を進めた機体であり、PMX-004の傍らに立つ機体として妖精の王「オベロン」の名称を与えられた。ネオ・ジオン軍からは「白のグリモア」と呼ばれている。
シロッコ存命中に実機は制作はされなかったが、設計データを入手したアナハイム・エレクトロニクス社が技術的関心から再現を試みた。しかし、建造直後に計画はもみ消され、実機も行方不明となった。その後、ネオ・ジオン残党が破棄されたアナハイムの輸送船の中で発見した機体をフィオリーナ・フィリーが強奪し、マシロ・オークスの下に届けられ、彼が搭乗する事になった。当初はジ・Oと似た外見の増加装甲が全身に装備されていたが、背部にコア・ポッドを接続した事で増加装甲がパージされ、ガンダムタイプとしての姿を表した。
過ぎた汎用性はオプションに分散し、本体は基本性能のみを追求するという思想の下開発されており、メッサーラ・グラシュティンなど様々なオプションを装着可能[1]。
機体はフィオリーナとリンクし、通常はリミッターがかけられており、シロッコの後継者であるマシロが搭乗した際に特定の条件が揃う事でそれが外れるようになっている[2]が、その際のマシロはシロッコの意思に身体を乗っ取られたような振る舞いを見せる。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス
- 主役機として登場。開発経緯や搭載されたシステムなど、謎の多い機体として描かれており、この謎を解いていくのが『ヴァルプルギス』のストーリーの本筋となる。
- ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
- 第26話(最終回)の1シーンにアーマー形態で登場。初の映像化となる。
装備・機能
特殊機能
- グリモア
- パプテマス・シロッコの開発した特殊なサイコミュシステム。システムそのものはバックパックとなるコア・ポッドに搭載されている。
- コア・ポッド
- オーヴェロンのコクピットと宇宙用バックパックが一体化した小型戦闘機。オーヴェロン自体は機体のサブ・コクピットから操縦可能だが、機体性能・機能をフルに発揮するにはコア・ポッドとのドッキングが必要不可欠となる。
- 換装/合体
- オプション装備を換装可能。ジ・Oタイプの増加装甲の他、メッサーラ・グラシュティンとの合体連携も想定されている。
- 隠し腕
- 両膝部に装備されている簡易マニピュレーター。ビーム・サーベルを保持できるためジ・Oと同じように奇襲攻撃が可能。増加装甲を装備している状態では使用不可。
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵されている機関砲。
- ビーム・ショットライフル
- 本機独自形状のライフル。オーヴェロンが当初から装備していた武装。
- ビーム・サーベル
- 両腕部に2基、両膝部に4基の計6基収納されている。
- ヒート・シザース付きシールド
- ヒート・シザースと拡散メガ粒子砲が内蔵されているシールド。当初はガンダム試作2号機のシールドを思わせる増加装甲が取り付けられていた。
- 拡散メガ粒子砲
- シールドに内蔵されている大出力ビーム砲。通常時は拡散メガ粒子砲として使用されるが、グリモアが起動した際にはハイ・メガ・キャノン並の威力を発揮する。その際の威力推計は50MW。
- ヒート・シザース
- シールド先端に折りたたまれている武装。先端部クローからビーム刃を発生させる事も可能。
対決・名場面
関連機体
- フルアーマーオーヴェロン
- フルアーマー百式改の部品と図面を使用した追加装甲と武装を装着した機体。
- ジ・O
- 偽装時の外見が酷似している。
- タイタニア
- 本機と並行して開発されていた、妖精の女王の名を由来とする機体。
- メッサーラ・グラシュティン
- メッサーラ型のモビルアーマー兼オプション装備。
- ディマーテル / ファーヴニル
- オーヴェロンと同じくグリモアと呼ばれている機体。