ボリノーク・サマーン

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ボリノーク・サマーン
外国語表記 Bolinoak-Sammahn
登場作品 機動戦士Ζガンダム
デザイナー 岡本英郎
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スペック
分類 偵察用試作型モビルスーツ
型式番号 PMX-002
頭頂高 19.9m
本体重量 31.6t
全備重量 56.2t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,720kW
スラスター総推力 60,120kg
姿勢制御バーニア数 18基
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 11,040m
開発拠点 ジュピトリス
開発者 パプテマス・シロッコ
所属 ティターンズ
母艦 ジュピトリス
主なパイロット サラ・ザビアロフ
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概要 

パプテマス・シロッコジュピトリス艦内で独自開発したハンドメイドモビルスーツ群「PMXシリーズ」の1機。

この機体は高濃度ミノフスキー粒子領域内での索敵・偵察を主目的とした機体で、頭部にはレドーム、左腕部にはレーザーセンサーを搭載。本機が収集したデータは、他のPMXシリーズとの連携に用いられる。

頭部レドームは複合探知システムと呼ばれる小型センサーの集合体で、本機の高い索敵能力を担保している。高性能センサーにより通常索敵だけでなく、危険要素の確認や実測データからの行動パターン分析などが可能であり、本機はこれらの偵察機の範疇にない高度な情報処理システムを実現している。また、耐磁シールドを施されており、ノイズ対策とセンサー精度に高めると共に、対電子戦にも備えている。

背部にはメイン・スラスターをはじめ、サイド・バーニアやサブ・バーニアなど、複数の推進器を備えており、強行偵察も可能な推力を有している。

索敵能力に優れた機体だが、右腕部に外装したシールドにシザースやビーム・トマホーク兼用のビーム・サーベルを装備するなど、近接戦を重視した武装構成を持つ。これは、本機が偵察や索敵に特化して運用を求められていたことの証明でもある。

登場作品と操縦者

機動戦士Ζガンダム
初登場作品。第44話でサラ・ザビアロフの乗機として登場するも、第46話でカツ・コバヤシの乗るGディフェンサーの攻撃からシロッコを庇って撃墜された。設定ではジ・Oパラス・アテネと共に運用されることを想定していたが、結果的にその連携能力がアピールされることはなかった。
機動戦士ガンダム ヴァルプルギス
第48話にクラン所属機が登場。ジュノーンを追撃するフルアーマーオーヴェロンの足止めのためにゲターに搭乗して出撃するが、僚機のガブスレイハンブラビと共に一瞬で無力化された。
機動戦士ガンダムF90FF
宇宙世紀0116年のレガシィによるフロンティアI襲撃の裏で、フォンセ・カガチが搭乗。サナリィにコンピュータ・ウィルスによるハッキングを行った。フォーミュラ計画のデータの奪取、監視カメラの映像偽装、それらの痕跡の抹消など、高い電子戦能力が遺憾なく発揮された。

装備・機能

特殊機能

レドーム
頭頂部に内蔵されている小型レドーム。複合探知システムと呼ばれる小型センサーの集合体で、ボリノーク・サマーンの索敵能力を担保している。
レーザー・センサー
左腕部に内蔵されているレーザーによるセンサー。

武装・必殺攻撃

専用シールド
右腕部に装備されている専用のシールド。シザースやビーム・ガンなど、複数の兵装を搭載した複合装備である。
シザース
シールドの先端部に取り付けられた格闘兵装。クローとして攻撃に用いるほか、開閉機能によって対象を掴むことも出来る。
ビーム・ガン
シールドに2基搭載されているメガ粒子砲。取り出す事でビーム・トマホーク及びビーム・サーベルとして使用可能。
ビーム・トマホーク / ビーム・サーベル
ビーム・ガンの砲身を引き抜くことで使用可能となる斧状の近接格闘用ビーム兵器。ビーム・トマホークのグリップ底部にビーム・ガン兼用ビーム・サーベルを有する独特の形状を持ち、サーベルはシールド二格納した状態でも使用可能。ビーム・トマホークは出力0.53MW、ビーム・サーベルは出力0.42MW。
炸裂弾ランチャー(グレネード・ランチャー)
両肩部に左右3基ずつ装備されているランチャー。使用時にはハッチが開き、炸裂弾が発射される。肩部側面には炸裂弾発射時の排煙スリットが設けられている。
ビーム・ライフル
クラン所属機がクロー・シールドに代わって装備しているバーザムのビーム・ライフル。
ヒート・シザース付きシールド
クラン所属機が装備しているオーヴェロンのシールド。

対決・名場面

関連機体

メッサーラ
本機以前に開発されたPMXシリーズ1番目の機体。
パラス・アテネ / ジ・O
本機との連携運用を主とする他のPMXシリーズ。

余談 

  • 名前の元ネタは童話「森の熊さん」である。

商品情報

フィギュア 

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