フォウ・ムラサメ
フォウ・ムラサメ | |
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外国語表記 | Four Murasame |
登場作品 | 機動戦士Ζガンダム |
声優 |
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デザイナー | 安彦良和 |
プロフィール | |
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種族 | 人間 (アースノイド / 強化人間) |
性別 | 女 |
生年月日 | 宇宙世紀0071年6月29日 |
年齢 | 16歳 |
没年月日 | 宇宙世紀0087年11月3日 |
出身 | 地球 |
職業 | MSパイロット |
所属 | 地球連邦軍ムラサメ研究所 ⇒ ティターンズ |
階級 | 少尉 |
主な搭乗機 | サイコガンダム |
概要
地球連邦軍傘下のニュータイプ研究機関「ムラサメ研究所」の強化人間の1人。名前は記憶を失った彼女に研究所が与えた仮の名で、ムラサメ研究所の4番目の被検体という意味である。そのためか彼女は「フォウ」と呼ばれることを嫌う。
彼女は幼年期の頃に一年戦争の混乱を体験し、その時に家族と記憶を失ったとされている。戦災孤児となった彼女はムラサメ研究所に引き取られ、そこでニュータイプ能力の資質を見出され、強化人間の処置が施されることとなった。強化処置の反動で情緒不安定となっており、本来の無邪気で奔放な人格と記憶操作された好戦的な人格が混濁するケースもあった。
フォウの人工的なニュータイプ能力は極めて高く、サイコガンダムの性能を引き出すだけでなく、補助もなしに遠隔操作を行うといった能力を見せている。しかし、強化人間としては不安定であり、サイコガンダムに搭乗した際に拒否反応を起こすこともあった。加えて記憶操作も受けているようで、その副作用として頭痛を起こすことも多く、それを抑えるためにアフタミレラン系複合剤を服用している。
失った過去の記憶を取り戻すことが一番の願いとなっており、ムラサメ研究所からは記憶を戻すことを条件に戦いを強いられている。実際には記憶を戻すことができるはずもなく、研究者はその苦痛すらも刷り込みに利用しており、敵への戦闘衝動に転化されている。
登場作品と役柄
- 機動戦士Ζガンダム
- ホンコン・シティでカミーユ・ビダンと出会い、ひかれあう。キリマンジャロでカミーユと再会した際は再強化を施されていたが、カミーユを思い出して正気を取り戻す。だが、その喜びも束の間、その直後にジェリドの乗るバイアランの攻撃からカミーユを庇って死亡した。カミーユとの関係、悲劇の最期という点がララァとかなり似通っている。小説版ではジェリドに刺される直前に脳死を起こしており、それが実際の死因だということになっている。劇場版ではカミーユをホンコンから宇宙に送り返したところでベン・ウッダーに銃で撃たれて死亡となった。
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 最終回でハマーンとの戦いでピンチとなったジュドーにララァ、プル、カツ、サラと共にジュドーに力を貸す。
- 機動戦士Ζガンダム フォウ・ストーリー そして、戦士に…
- 彼女自身の素性や「失われた記憶」について、詳しく語られている。
人間関係
ムラサメ研究所
- ナミカー・コーネル
- 専属のインストラクター。彼女から記憶を盾に戦いを強要されている。
地球連邦軍
エゥーゴ
- カミーユ・ビダン
- 互いに惹かれ合う。
名台詞
- 「ふふ…。自分の名前、嫌いなのね?」
- カミーユを「優しい名前」と言ったところ機嫌を損ねられて。自分と同じコンプレックスを持つ者を見つけて相当嬉しかったのだろう。
- 「…カミーユって名前、今でも嫌い?」
- 劇場版ではニュアンスが変わって「今は好き?」と訊く。
- 「お互いの居場所に戻りましょう。ここはあなたにはふさわしくないわ!」
- 前述の台詞の後、カミーユが自分の名前が好きという返事を受け、しばし彼を抱擁した後突如銃を向けて。自分はコンプレックスを乗り越えたカミーユにとってふさわしくないという事を悟ってしまったのだろう。この後彼女はカミーユをサイコガンダムのコクピットから締め出し、命がけでカミーユを宇宙に帰そうとする。
- 「カミーユ、悲しまないで。これであたしは、いつでもあなたに会えるわ。本当にあなたの中へ入ることが出来るんだから…」
- TV版での最期の台詞。
搭乗機体・関連機体
- サイコガンダム
- 主な搭乗機。
余談
- 『劇場版Ζ』のフォウを演じているゆかな氏はこの役を選ばれた時、カミーユを演じる飛田展男氏から「僕があなたを守ります」と言われたことがある。
商品情報
機動戦士Zガンダムフォウ・ストーリー―そして、戦士に…
一年戦争時、ジオンの極東へのコロニー落としにより家族、さらに自分の記憶までも失った少女がいた。戦後、焦土の中をたったひとりで生き抜いてきた彼女は、あるきっかけでニュータイプ研究所のひとつ、ムラサメ研究所に引き取られる。被験者番号004・フォウと名付けられたその少女には、強化人間養成のための、過酷な訓練と運命が待ち受けていた…。カミーユと出会う以前のフォウの生き方を描いた伝説のストーリー、ここに復活。