ノーマルスーツ

提供: ガンダムWiki
2022年3月20日 (日) 18:29時点におけるTomo (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「== ノーマルスーツ(NORMAL SUIT) == ガンダムシリーズに登場する宇宙服の総称<ref>ガンダムシリーズ以外では、TVアニメ『革命機…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

ノーマルスーツ(NORMAL SUIT) 

ガンダムシリーズに登場する宇宙服の総称[1]

基本的な機能は現実の宇宙服に即した物であり、主に軍艦の乗員・作業員が着用する重装型と、パイロット用の軽装型の2種類に大別される。パイロット用の物は通常の宇宙服よりも軽装で動きやすく、パイロットがコクピットに搭乗する際の動きを阻害しにくいデザインになっており、またパイロットの生命維持などの理由で宇宙のみならず地上でも使用される作品も存在している。

各世界観のノーマルスーツ 

宇宙世紀 

一年戦争以降、モビルスーツの登場によって、「人間が着用する通常の宇宙服」という意味で呼称されるようになった。

歴史の進行と共に各勢力における装備の更新も行われており、特に地球連邦軍の物は、その時代によってデザインや機能が異なっている事が多い。また、ジオン軍ではエースパイロットや将校らが軍服と共にカスタマイズを許可されており、パーソナルカラーのノーマルスーツと、専用デザインのヘルメットが与えられている。

パイロット用の物は機乗用スーツも兼ねており、パイロットの身体をコクピットに固定する機能もある為、宇宙のみならず地上でも使用されているが、高温多湿のジャングルなどでは使用されない場合もある。

背部にランドムーバーと呼ばれる小型の推進装置を装着でき、短時間ではあるが宇宙空間や重力下を問わず飛行が出来る。

戦闘艦のクルーは被弾による空気流出に備えて戦闘前に着用する事が義務付けられているが、部下に不安を与えないようあえて戦闘時に着用しない指揮官も存在する。また、名うてのエースパイロットの中には、操縦技術への自負の現れからノーマルスーツを着用せずに戦闘を行う者も多い。

未来世紀 

モビルファイターでの格闘戦が主となり、ガンダムファイターファイティングスーツを着用する為、ノーマルスーツ自体の出番は少ない。

着用例としてはウルベ・イシカワレイン・ミカムラが使用した物があり、ヘルメットにファイティングスーツと同じ形状のアンテナが突き出ている。

アフターコロニー

OZや地球連合軍の使用する物が登場。背部に背負っているボンベからチューブを介してヘルメットへの酸素供給が行われ、宇宙で活動する際に用いられている。

ガンダムパイロット用の物は、ピースミリオン合流時に用意され、連合系の物とは異なり、身体にフィットした物が使用された。

基本的に宇宙で使用される物であり、地上では着用されないケースが多い。

アフターウォー 

宇宙世紀と概念自体は同じ。ただし、地上で活動するバルチャーなどはそれを使用する機会が無く、ガロード・ランらが着用するのも宇宙へ上がって以降となる。

正暦

ムーンレィスが用いる民間宇宙服の他、ディアナ・カウンターギンガナム軍それぞれに専用デザインのノーマルスーツが用意されている。民間宇宙服は後にミリシャでも使用されている。

∀ガンダム用の物は、他のノーマルスーツとは違い身体にフィットしたデザインで、背面に操縦席と直結するコネクタと生命維持装置が備わっている。

コズミック・イラ 

宇宙世紀と同様に艦内用の重装型とパイロット用の軽装型の2種類が存在。

地球連合軍ザフト軍共にエースパイロット用やブーステッドマンエクステンデッド)用など、用途に合わせカスタマイズされた物が用いられるケースがある。特殊な例としては、サーペントテール風花・アジャーが使用した子供用の特注ノーマルスーツがある。

なお、ザフトでは軍服の色に合わせたスーツが支給され、パイロットはそれを着用するのが基本となっている。

西暦 

各勢力によって装備に付与されている機能が異なっており、特徴的な例として人類革新連盟の物はHMDによる網膜投影を行い、口に当たる部分にコクピットとのデータリンクと酸素供給に用いるケーブルを配している。

ソレスタルビーイングではガンダムマイスターの正体露見を防ぐ目的でバイザーに着用者の素顔を隠すマジックミラー機能が搭載されている。また、超兵イノベイター専用のヘルメットは脳量子波の遮断機能も有しているケースも存在する。

アドバンスド・ジェネレーション

地球連邦軍の物は、宇宙服然としたデザインの物が用いられるが、ヴェイガンの物はヘルメットの大半が半透明状の素材で構成され、装着者に擬似的にXラウンダー能力を発現させるミューセルが装備されている。グローブも三本指に見える独自の物が使用するなど、独自性の高い外見が特徴[2]

ポスト・ディザスター 

ギャラルホルン鉄華団CGS)では、ヘルメットがバイザーごと展開可能なモデルが基本。この他にも、バイザーが固定されている汎用型ノーマルスーツが幅広い組織で使用されている。

鉄華団の物は、阿頼耶識システムに対応したコネクタを背中に有する独自モデルを使用しているが、他の組織のヒューマンデブリは汎用型ノーマルスーツに阿頼耶識のコネクタを追加した物を使用している。また、ギャラルホルンでは地上でもノーマルスーツを着用するケースが多いが、鉄華団では基本的に宇宙での使用が基本。地上では上半身裸の状態で背中に阿頼耶識システムを接続、機体を運用する事が多い。

関連技術 

モビルスーツ
モビルトレースシステム / ファイティングスーツ
ミューセル
阿頼耶識システム

リンク

脚注

  1. ガンダムシリーズ以外では、TVアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』の外伝作品で一度だけ用いられている。
  2. これは物語の展開上、UE(ヴェイガン)=宇宙人というミスリードを狙ったデザインである事も関係している。