ウルベ・イシカワ

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ウルベ・イシカワ
外国語表記 Ulube Ishikawa
登場作品 機動武闘伝Gガンダム
声優 飛田展男
デザイナー 逢坂浩司
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プロフィール
種族 人間
性別
没年月日 未来世紀60年
出身 ネオジャパン
職業 ガンダムファイター → 軍人
所属組織 ネオジャパン軍
階級 少佐
主な搭乗機
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概要[編集 | ソースを編集]

ネオジャパン軍の軍人で、階級は少佐。かつてはガンダムファイターとして第12回ガンダムファイトを戦った天才格闘家でもある。ネオジャパンから脱走したデビルガンダムと交戦し、その際に出来た傷を隠すために顔の右半分を覆う仮面を付けている。ドモン・カッシュにデビルガンダムを奪い逃走した兄キョウジの追跡の任を与え、彼をガンダムファイターとして地球へ送り込んだ。

デビルガンダム事件の真の黒幕であり、第12回大会の決勝大会でマスター・アジアに敗北したことを機に「力こそが全て」という行動原理を持つようになり、ミカムラ博士と共謀してアルティメットガンダム(デビルガンダム)の強奪を目論み、その力を使い全宇宙の覇者になろうと暗躍していた。トレードマークの仮面も、その際に感染したDG細胞の侵蝕を隠す意図があった。

第13回ガンダムファイトでドモンがデビルガンダムを撃破すると、ネオジャパン軍を率いてその残骸を回収。同時にネオホンコンから接収していたウォン・ユンファのレポートに目をつけ、デビルガンダムの生体ユニットには女性が最適であると知ると、レイン・ミカムラを利用してデビルガンダムを復活させ、ネオジャパンコロニーと融合したデビルコロニーの力を以て全世界に宣戦布告した。その後、コロニー内に侵入したシャッフル同盟を迎撃するために自らグランドマスターガンダムで出撃し、5体のガンダムを圧倒するが、彼らが放ったシャッフル同盟拳の前に逆転敗北。最期は灰となって崩れ去り、死亡した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動武闘伝Gガンダム
初登場作品。第4話で名前が先に登場し、続く第5話から本人が登場する。銀の仮面をつけた怪しい風貌の男ではあるものの、ネオジャパンのサポーターとして尽力し、決勝大会に至るまでドモンとレインの活動をサポートし続けた。しかしその正体は物語の真の黒幕であり、ガンダムファイト決勝大会が閉幕した終盤で遂に本性を表し、世界制覇に乗り出した。デビルコロニーの圧倒的パワーでガンダム連合を圧倒するも、最終的にその野望はシャッフル同盟によって阻止された。
機動武闘伝Gガンダム (コミックボンボン版)
Gガン本編と同様、終盤で本性を表すが、こちらではDG細胞の侵食により精神を完全にデビルガンダムに乗っ取られる展開に発展。デビルガンダムの代弁者として人類抹殺を図った。
機動武闘伝外伝
本作ではウルベ機動忍軍と呼ばれる特殊部隊を率いており、彼らに精神コントロール基板を埋め込んで意のままに操っていた。ドモンに倒されたデビルガンダムを回収するためギアナ高地に忍軍を派遣する(ギアナに部隊を送り込んだ件は『Gガンダム』本編でも語られている)が、モヒカンガンダムの介入により回収に失敗している。
Gundam Battle Assault 2
日本で発売された「バトルマスター」及び「バトルマスター2」とは異なり、ウルベがサイコガンダムMk-IIIのパイロットに設定されている。
超級!機動武闘伝Gガンダム
機動武闘伝Gガンダム外伝 英雄変生
ミカムラ博士、キョウジと共に過去の語り部を務める。第12回大会ではネオジャパンのキョウトエリアでリミテックスのノーベルガンダム・ルンドとタッグを組んでマスターのクーロンガンダムへ挑んだが敗北、その際に片足を失ったことが語られている。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ミカムラ博士
デビルガンダム事件の共犯者。カッシュの才能に嫉妬する彼に付け入り、共に結託してカッシュ家を陥れた。最終的に良心の呵責に苛まれ自首しようとするも、ウルベはレインを野望の道具に利用した上、博士に向けて発砲。深手を負った博士は残された命を振り絞ってウルベに反旗を翻した。
マスター・アジア
ネオホンコンのガンダムファイター。第12回大会決勝で戦うも敗れ去った過去を持つ。この時の敗北がウルベを歪ませる遠因となった。
ライゾウ・カッシュ
ドモンの父。デビルガンダムの開発者で、事件の真相を語られないよう無実の罪をきせ、口封じのために冷凍刑を科した。
ドモン・カッシュ
ライゾウの息子。流派東方不敗を継承する彼をガンダムファイターとして地球へ送り込み、デビルガンダム入手を目論むが、その野望は他ならぬドモン自身の手によって砕かれることになる。
レイン・ミカムラ
ミカムラ博士の娘で、立場上は部下にあたる。サバイバルイレブン中はコロニーから通信で指示を出すこともあった。デビルガンダム事件終盤に彼女をデビルガンダムの生体ユニットとして利用した。
カラト
ガンダムファイト委員会の委員長。彼を言葉巧みに操り、事を有利に運ぼうとしていた。
ウルベ機動忍軍
次期主力モビルスーツニンジャー」のカスタム機を運用する配下の特殊部隊。DG細胞に感染した彼らにDG細胞制御装置を埋め込んでおり、同時に精神コントロール基盤を使って自らの手駒としていた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

機動武闘伝Gガンダム [編集 | ソースを編集]

「確かにこれは我々の記録によって作り出された幻覚であり、彼はこの現場には居合わせておりませんでした。ですが、ドモンは入れ違いのようにここへ帰って来ていました」
第6話。ファイトの成績が思わしくないドモンを一時コロニーに呼び戻し、立体映像でキョウジの脱走シーンを再現した時のセリフ。ウルベ黒幕化への数少ない伏線であるのだが、ここで「ドモンが事件の真相を知らない」と言うことまでは分かるものの、「実はこの映像がウルベのでっちあげで、ドモンを焚きつけて自分の野望に利用するために大嘘を教え込んだ」ことまで察知するのは、かなり難しい。実はこのような「最も都合の悪い嘘を隠すためにわかりやすい嘘で上塗りする」というミスリードを誘うテクニックは推理小説などでも用いられる有効な手法である。
「こんな事もあろうかと!鍛え続けたこの体!」
第48話。グランドマスターガンダムで出陣する際のウルベの台詞。 彼が仕事の合間にデビルガンダムを操ることを夢見てトレーニングに励む様は、 想像するとかなりシュールである。といっても、彼はもともとパイロットであったことからも鍛錬自体はおかしな話ではない。

機動武闘伝Gガンダム 英雄変生 [編集 | ソースを編集]

「ご覧の通り、シャイニングには私の攻撃は届いていません」
「何故なら、彼にはガンダムファイトに地球に降りる前、データバトルを私と重ねたのを覚えていますか??」
ミカムラ「あぁ、なるほど、その時のバトルで少佐の攻撃パターンを熟知して………」
「その通り!さすがはドモン・カッシュ!!キング・オブ・ハートは伊達じゃない!!」
第6話。キョウトで復活したかつての自分の愛機に対して、ドモンとシャイニングガンダムを自慢げに誇る。かつて東方不敗に敗北した自分の分身に誇らしげに語る彼の胸中や如何に。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

ウルベガンダム
第12回大会時の搭乗機。本機でマスター・アジアに挑み、敗北した。正式名称は不明。
ファントマ
デビルガンダム追撃時に搭乗。ブッシ部隊を全滅させたデビルガンダムに跳ね飛ばされ湖に着水した。
ガン・マグナ
ボンボン版『Gガン』にてファントマの代わりに搭乗。
ウルベ艦隊旗艦
第46話で乗艦。護衛艦と共にデビルガンダムの残骸の運搬を行った。
グランドマスターガンダム
デビルコロニーの動力炉を変貌させた四天王合体ガンダム。本機でシャッフル同盟の前に立ちふさがった。
デビルガンダム (アルティメットガンダム)
デビルガンダム事件の鍵となる機体。一番最初にアルティメットガンダムをデビルガンダムと呼称したのがウルベであり、地球へ逃れた同機の行方をミカムラ博士と共に調査していた。第13回大会閉幕後に同機の残骸を回収し、レインを生体ユニットとする事で復活させた。
ライジングガンダム
本来はウルベ用に調整されていた機体。組み立て途中でウルベがコロニーへ帰還したため、本人が搭乗することはなかった。

余談[編集 | ソースを編集]

  • レーザーディスク「機動武闘伝Gガンダム Vol.7」付属の今川監督のロングインタビュー(最終回)によると、ウルベの名前の由来はSFテレビドラマ「新スタートレック」の登場人物であるケイコ・イシカワ(ケイコ・オブライエン)との事。なお、同インタビューではインタビュアーやスタッフ、さらには監督までもが「ウルベ」の方を苗字と思っている節がある。

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