百二式
百二式 | |
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外国語表記 | HYAKUNISHIKI |
登場作品 | 機動戦士ムーンガンダム |
デザイナー | 形部一平 |
スペック | |
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正式名称 | 百式改試製二型 |
分類 | エースパイロット専用モビルスーツ |
生産形態 | 少数生産機 |
型式番号 |
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全高 | 19.2m |
全備重量 | 66.6t |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
開発組織 |
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所属 | ルオ商会 |
所属部隊 | 紅棍 (ホングワン) |
主なパイロット | ザジ (隊長機) |
概要[編集 | ソースを編集]
アナハイム・エレクトロニクス社からのODM[1]によりルオ商会で開発された、百式改の流れを汲むエース専用機。
グリプス戦役時、エゥーゴはアナハイムの協力を得て「デルタ計画」を用意した。しかし、同計画で完成したデルタガンダムは技術不足から設計変更が行われ、偶然から非変形機の百式が誕生する事になった。これにより、デルタ計画に端を発する機体は変形機構を持つ「デルタ系」と非変形機の「百式系」へと分派。百式系はエース専用機として様々なバリエーションがあり、百式改に至ってはカラバ仕様の機体まで存在し、本機もその内の一機種にあたる。
商会の独立部隊用に用意されたアンオフィシャルなモビルスーツで、その性能も地球連邦軍の主力機とは一線を画しており、量産型百式改のフレームを使用しつつΖ系の技術も取り入れ、保存してあった数少ない在庫パーツを組み合わせて成立している。百式改の特徴的な肩部オプションラックやスラスターは廃され、全身へバランスよくノズルが配置された結果、百式に先祖返りしたような機体フォルムを持つ。
一般の隊員機と隊長機があり、隊員機は銀色の耐ビーム・コーティングを使用しているが、隊長機は金色のままで運用されている。他の大きな特徴としてバーニア・バインダーの変更と連射式スプレーミサイルポッド付きのシールドブースターの装備が挙げられ、この変更により推力の大幅な強化が図られた。
本機最大の特徴は、統率された一個分隊によって行う作戦行動を想定した点で、小型ミサイルによる面攻撃を得意とする。内蔵プロペラントタンクと追加スラスターノズルを擁した背面バインダー、そして突破力のあるシールドブースターを使用しての降下、滑空から圧倒的物量のミサイルの一斉掃射は、古典的な絨毯爆撃とは侮れないシンプルな効果を期待でき、重力戦、空間戦闘どちらにおいても強力であった。また、バインダーを任意でパージする事も可能であり、百式の高い機動性を活かした白兵戦に持ち込む事を含め、分隊による制圧戦に特化したカスタマイズが施されている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ムーンガンダム
- 初登場作品。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 耐ビーム・コーティング
- 機体装甲表面に施されたビーム・コーティング。隊長機は金色、隊員機は銀色の物を使用するが、百式のコーティング塗料は希少性が高く高価なため、本機のものは本来の輝きには程遠く、塗膜密度も低いため耐ビーム能力も弱い。
- バーニア・バインダー
- バックパックに装備された、追加スラスターノズルとプロペラントタンクを内蔵するバインダーユニット。上部にはミサイルポッドも有する。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ビーム・ライフル
- 百式が使用するものと同型の、ビーム・バヨネット機能を有するビーム・ライフル。武装類は百式やリック・ディアスなどと共通規格の手に入り易いものを一式装備している。
- クレイバズーカ
- 敵機そのものの破壊ではなく内部メカの破損等を目的としたバズーカ砲。バックパックに2基を装備可能。
- ビーム・サーベル
- ビームの刃を発振する白兵戦用装備。非使用時は百式と同様にリアアーマーにマウントされる。
- 連射式スプレーミサイルポッド内蔵シールドブースター
- 百二式に新たに装備された推進器付きシールド。機体の推力を強化するほか、先端部にはスプレーミサイルポッドが搭載されており、一個分隊による面攻撃を想定した装備となっている。
- 三連グレネードランチャー
- 腰部サイドアーマーに装備されたグレネード。スプレーミサイルポッド等と共に面攻撃に使用される。
- ミサイルポッド
- バーニア・バインダー上部に装備されたミサイルポッド。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- 量産型百式改
- 原型機。本機の基礎フレームを使用しているが、機体のシルエットそのものはむしろ百式に近い。