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『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST]]』に登場する[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の一派閥。
 
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== 概要 ==
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[[ティターンズ]]の末裔を名乗る部隊であり、[[サイド1]]に存在する宇宙要塞「ティターノ・マキア」を拠点に活動する、[[宇宙世紀]]0160年代における連邦最大派閥の一つ。
[[ティターンズ]]の末裔を名乗る組織で、[[サイド1]]に存在する宇宙要塞「ティターノ・マキア」を拠点に活動している。かつてのティターンズと同じく「地球圏の治安維持」を目的としているが、この組織も連邦軍の派閥組織であるため腐敗してしまっている。だが、構成員の1人である[[アーノルド・ジルベスター|アーノルド]]と新たに参加した[[フォント・ボー|フォント]]が協力し、腐敗した人員を失脚させたりしている。また、人々の信頼を勝ち取るために4勢力に別れて抗争している[[サイド3]]の首都を攻撃し鎮圧を行うといった活動も行っている。
 
  
ある日、[[ルナツー]]内部の内通者の情報から外部組織と協力しルナツーに攻撃を仕掛けるが、大敗を期し上役を多く失う。さらに[[讃美歌の国]]の建国宣言に利用されてしまった。この「再灯火の日」の後もキュクロープスは讃美歌の国と対抗し続け、唯一対抗できる組織として人々から支持を得ている。また、上役が少なくなったことで大佐に昇進したアーノルドが讃美歌の国に対して敵対演説を行ったりしている。
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かつてのティターンズと同じく「地球圏の治安維持」を目的としているが、内部腐敗によってそれが正しく機能している状態ではなく、キュクロープス大佐エルヴィンによる[[強化人間]]育成計画<ref>強化人間の育成を名目に二千人の女児を集めていたが、有用性に疑念があり、また不透明な資金運用の形跡も認められていた。計画そのものは[[アッシュ・キング|アッシュ]]らの活躍で破綻し、エルヴィンもフォントとアーノルドの計略によって失脚した。</ref>が破綻した事を契機に、[[アーノルド・ジルベスター]]による上層部の綱紀粛正と再編が行われ、本来の活動目的に従事するようになる。
  
宇宙戦国時代となったこの時代では珍しく[[モビルスーツ]]を独自に生産できる能力を有しており、主に過去の連邦軍が運用していた機体を元に開発している。[[アナハイム・エレクトロニクス社]]と協力しているのか定かではないが、アナハイム製モビルスーツ[[ジェムズガン]]の生産ラインを使用して[[ジェムズガン改]]を製造していたり月のモビルスーツ生産工場で[[ファントム]]の量産型である[[ノエル・レイス]]を開発したりもしている。
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[[讃美歌の国]]の建国宣言が行われた「再灯火の日」以降は讃美歌の国と対抗出来る唯一の組織として人心を集め、その影響力を強めていった。一方で不都合な事実を隠蔽・隠匿する連邦の悪癖も継承しており、その結果各地のデータを閲覧する権限を得たアーノルドは、地球圏は人口増加によって宇宙世紀は近い将来破綻するという結果を導き出し、讃美歌の国の頭目である実兄[[エバンズ・ジルベスター]]との密談で余分な人口を間引くという、独自の目的の為に部隊を運用するようになった<ref>これは変貌してしまった兄の真意を理解しているつもりでいたアーノルドの判断によるものだが、結果は讃美歌の国に利用される結果に終わっている。</ref>。
  
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[[宇宙戦国時代]]には珍しく[[モビルスーツ]]を独自に生産できる能力を有しており<ref>アナハイムやサナリィ等の関与については不明。</ref>、主に過去の連邦軍機をベースにした機体を多数開発している。各機に搭載されている一つ目型のセンサー・ユニットは、知覚センサーと通信システムを内蔵しており、これを共通化する事で年代の違うベース機を持つキュクロープス機の通信網とデータ管理を一本化しており、接収・鹵獲した[[ミキシングビルドモビルスーツ]]に取り付けてキュクロープス機として使用する場合にも有効な手段であった。
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST]]
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== 構成員 ==
 
== 構成員 ==
 
;[[アーノルド・ジルベスター]]
 
;[[アーノルド・ジルベスター]]
:構成員の1人。地球圏を手中に納めるべく出世するという野心を持つ。
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:[[エバンズ・ジルベスター]]の実弟。地球圏を手中に納める為に手段を選ばない野心を持ち、フォントの後押しを受けて部隊内で地位を固めていく。
 
;エルヴィン
 
;エルヴィン
:構成員の1人。階級は大佐。裏で活動していたことがフォントによって暴かれ失脚した。
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:キュクロープス大佐。「強化人間育成計画」の実態をアーノルドとフォントによって暴かれ失脚した。
 
;[[フォント・ボー]]
 
;[[フォント・ボー]]
:新たに参加した構成員の1人で「幽霊(ゴースト)」を名乗る。危機に陥っていたアーノルドを救助しそのまま参加した。
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:戦闘で窮地に陥ったアーノルドを救援し、その伝手で入隊。コードネームとして「幽霊(ゴースト)」を名乗る。
 
;[[ベルナデット・ドゥガチ]]
 
;[[ベルナデット・ドゥガチ]]
 
:フォントと共に「幽霊の花嫁(ゴースト・ブライド)」を名乗り参加した。
 
:フォントと共に「幽霊の花嫁(ゴースト・ブライド)」を名乗り参加した。
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== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
 
;[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
 
;[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
:キュクロープスが所属する組織。衰退によりキュクロープスが率いるようになっている。
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:キュクロープスが所属する組織。事実上解散状態にあった所を、隆盛したキュクロープスが率いる形になった。
 
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:キュクロープスはこの組織の末裔を自称している。
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2020年1月28日 (火) 16:54時点における版

キュクロープス(Cyclops)

機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』に登場する地球連邦軍の一派閥。

ティターンズの末裔を名乗る部隊であり、サイド1に存在する宇宙要塞「ティターノ・マキア」を拠点に活動する、宇宙世紀0160年代における連邦最大派閥の一つ。

かつてのティターンズと同じく「地球圏の治安維持」を目的としているが、内部腐敗によってそれが正しく機能している状態ではなく、キュクロープス大佐エルヴィンによる強化人間育成計画[1]が破綻した事を契機に、アーノルド・ジルベスターによる上層部の綱紀粛正と再編が行われ、本来の活動目的に従事するようになる。

讃美歌の国の建国宣言が行われた「再灯火の日」以降は讃美歌の国と対抗出来る唯一の組織として人心を集め、その影響力を強めていった。一方で不都合な事実を隠蔽・隠匿する連邦の悪癖も継承しており、その結果各地のデータを閲覧する権限を得たアーノルドは、地球圏は人口増加によって宇宙世紀は近い将来破綻するという結果を導き出し、讃美歌の国の頭目である実兄エバンズ・ジルベスターとの密談で余分な人口を間引くという、独自の目的の為に部隊を運用するようになった[2]

宇宙戦国時代には珍しくモビルスーツを独自に生産できる能力を有しており[3]、主に過去の連邦軍機をベースにした機体を多数開発している。各機に搭載されている一つ目型のセンサー・ユニットは、知覚センサーと通信システムを内蔵しており、これを共通化する事で年代の違うベース機を持つキュクロープス機の通信網とデータ管理を一本化しており、接収・鹵獲したミキシングビルドモビルスーツに取り付けてキュクロープス機として使用する場合にも有効な手段であった。

登場作品

機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST

構成員

アーノルド・ジルベスター
エバンズ・ジルベスターの実弟。地球圏を手中に納める為に手段を選ばない野心を持ち、フォントの後押しを受けて部隊内で地位を固めていく。
エルヴィン
キュクロープス大佐。「強化人間育成計画」の実態をアーノルドとフォントによって暴かれ失脚した。
フォント・ボー
戦闘で窮地に陥ったアーノルドを救援し、その伝手で入隊。コードネームとして「幽霊(ゴースト)」を名乗る。
ベルナデット・ドゥガチ
フォントと共に「幽霊の花嫁(ゴースト・ブライド)」を名乗り参加した。
オンド・サン
フォントとベルを救助したジャンク屋船団のリーダー。フォント直属の部下として参加した。

開発・製造機体

関連用語

地球連邦軍
キュクロープスが所属する組織。事実上解散状態にあった所を、隆盛したキュクロープスが率いる形になった。
ティターンズ
グリプス戦役期の連邦軍特殊部隊。キュクロープスはこの組織の末裔を自称している。

リンク

脚注

  1. 強化人間の育成を名目に二千人の女児を集めていたが、有用性に疑念があり、また不透明な資金運用の形跡も認められていた。計画そのものはアッシュらの活躍で破綻し、エルヴィンもフォントとアーノルドの計略によって失脚した。
  2. これは変貌してしまった兄の真意を理解しているつもりでいたアーノルドの判断によるものだが、結果は讃美歌の国に利用される結果に終わっている。
  3. アナハイムやサナリィ等の関与については不明。