「ディジェSE-R」の版間の差分

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== SE・DJ-1R ディジェSE-R(DJSE-R) ==
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{{登場メカ概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Dijeh SE-R
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| 登場作品 =
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*[[機動戦士ガンダムMS大全集]]
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*[[Ζ-MSV]]
 +
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| デザイナー = <!-- デザイナー名 -->
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[Ζ-MSV]](機動戦士ガンダム MS大全集)
+
{{登場メカ概要
*デザイナー:[[藤田一己]]
+
| タイトル = スペック
*分類:試作型[[モビルスーツ]]([[ソード (カテゴリー)|ソード]]?)
+
| 分類 = [[モビルスーツ]]
*装甲材質:[[ガンダムリウム合金|ガンダリウムγ]](推定)
+
| 型式番号 = SE・DJ-1R
*全高:18.6m
+
| 頭頂高 = 18.6m
*本体重量:28.6t
+
| 全高 =
*全備重量:58.3t
+
| 本体重量 = 28.6t
*主動力:[[SEシステム|SEドライブ]]
+
| 全備重量 = 58.3t
*出力:不明
+
| 主動力 =
*開発組織:[[アナハイム・エレクトロニクス社]]13開発局ネオ・ファリア(推定)
+
| ジェネレーター出力 =
<!-- *主なパイロット: -->
+
| スラスター総推力 =
 +
| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]](推定)
 +
| センサー有効半径 =
 +
| 開発組織 =
 +
| 所属 =
 +
| 所属組織 =
 +
| 所属部隊 =
 +
| 母艦 =
 +
| 主なパイロット =
 +
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
謎の機体。<br />[[ディジェ]]をベースに開発されたと言われているが、それにしては面影がほとんどなく、構造的にもほとんど別物である為、真偽の程は不明である。<br />[[SEシステム]]なるものを始め、革新的な新技術を多数使用した事でその性能は非常に高いとされている(その為、カテゴリーとしては[[モビルスーツ]]よりも[[ソード (カテゴリー)|ソード]]に近いと思われる)。
+
== 概要 ==
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[[ディジェ]]をベースに開発されたとされる超高性能機。
  
「MS大全集」にて「[[Ζ-MSV]]」として突如収録された機体だが、なぜ収録されたのかも不明である。<br />搭載されているという「SEシステム」の初出は「[[TYRANT SWORD of NEOFALIA]]」だが、同作には「ディジェ・ソード」と呼ばれる機体が登場予定だったというだけで、ディジェSE-Rは登場していない。
+
『B-CLUB』の増刊ムックである1988年刊行のムック『機動戦士ガンダムMS大全集 「機動戦士ガンダム」から「逆襲のシャア」まで』にて『[[Ζ-MSV]]』として収録された機体である。
  
他の機体が、詳細な設定と公式設定に則した型式番号を有しているのに対して、本機の設定はほぼ全ての項目において不明のベールに包まれている。その少ない情報の中では、『[[ディジェ]]をベースに開発された超高性能機。様々な革新的機能が搭載されており、全くの別物』とのみ言及されていた。
+
新機軸の装備や革新的な技術が導入されており、外見的にも性能的にもディジェとはかなり異なるものになっている。ただし開発元や具体的な性能についてはほとんど何もわかっておらず、その実在は一部で疑問視されている(SDガンダム GGENERATION-Fの解説より)。
 
 
なんにせよ、どんなに想像を働かせても、論考を重ねても、新たな設定が追加されない限りは本機の正確な性能というものは把握する事が出来ない。せいぜいが開発時期的に完成系のソード機の一機であろうと判断できる程度である。
 
 
 
この様な出自であった事から、長らく良く分からない機体として扱われてきており、何度かゲームに参加する機会を得る事もあった(それ故に知名度は意外と高い)が、制作者としても扱いに困ったらしく、想像の範囲で「[[ディジェ]]の単純な発展機」としての設定が採用されてきた。例外的に、本機を正確と思われる性能で扱ってきたのは奇しくも所謂同人的な作品で、二次創作とも言える様なバンプレストのスーパーロボット大戦シリーズだけである。
 
 
 
だが、そもそも根本的な話について言及するなら、本機と密接なつながりがある「[[TYRANT SWORD of NEOFALIA]]」という作品自体が、「もしかしたらあったかもしれない影の物語」としてその存在を意図的にぼかしている作品なのである。つまり、本機は『謎の機体』で『不明』である事こそが存在意義であり、無理に設定を付加しようとしたり、前面に引っ張り出そうとする試み自体がナンセンスな事だと言える。
 
 
 
もし、本機の存在を矛盾なく『公式』に組み込もうとした場合、それは[[宇宙世紀]]に[[SEシステム]]が存在した事を認めなければいけない。<br />この設定を無視し、単純な発展機としてしまうのはとてもつまらなく愚かな選択だろう。…謎は謎のままが一番である。
 
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[Ζ-MSV]]
 
;[[Ζ-MSV]]
:不明な点があまりにも多く、その実在すら疑問視されている。
+
:出典元。Z-MSV連載中のB-CLUBで本機は発表されておらず、後に増刊ムック『[[機動戦士ガンダムMS大全集|B-CLUB SPECIAL15 機動戦士ガンダム MS大全集]]』にて、Z-MSVの機体として収録された。
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;[[機動戦士ゼータガンダム1/2]]
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:「アムロとKiss!」において「[[グリプス戦役]]後期に[[アムロ・レイ]]が搭乗していたとされる機体は複数存在しており、目撃情報が分散している。しかも(ディジェ以外で)各機体の決定的な証拠が無い」という体裁が取られているのだが、上記機体の例としてディジェとΖ系のシルエット([[Ζガンダム3号機]]または[[ホワイト・ゼータ]]だろうか)、そして何故か本機が挙げられている。アムロが本機に搭乗する媒体といえば、せいぜいガンダムシリーズとは無関係の「スーパーロボット大戦シリーズ」ぐらいだが…。[[Ζプラス (アムロ・レイ専用機)|専用のΖプラス]]にするという手はなかったのだろうか。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
+
=== 特殊機能 ===
=== 特殊機能 ===
 
 
;[[SEシステム]]
 
;[[SEシステム]]
:『SE』関連の各機構を有したオーパーツとしか言い様が無い革新的システム。
+
:1990年発売の発売のカードダス「SDガンダム ネオバトルカード」では本システムが搭載されていると記載あり。以降、「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V」や食玩『FW GUNDAM CONVERGE 18』の箱に記載された説明文などの一部の資料・媒体でも同様に搭載されているとの説明あり。また、過去のガチャシールでは[[SEシステム]]搭載の[[ソード (カテゴリー)|ソード]]機との説明もある。
 +
:一方で初出の1988年発売の『機動戦士ガンダムMS大全集』では一切言及されておらず、その為か『スーパーロボット大戦』シリーズや『Gジェネレーション』シリーズなどでは言及されていない。
 +
:SEシステムの初出は、宇宙世紀ガンダムのパラレル作品である『TYRANT SWORD of NEOFALIA』だが、ディジェSE-Rの登場媒体であるZ-MSVはアニメ・小説『機動戦士Zガンダム』をベースとした企画である為、齟齬が生じる。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
一切設定されておらず、全くの不明となっている。以下はゲームでのオリジナル武装であり、公式ではない。
+
初出の『機動戦士ガンダムMS大全集』では一切設定されていない。以下はスパロボシリーズやGジェネシリーズ等のゲーム作品に登場した際に独自に設定された武装。
;バルカン砲
+
;80mmバルカン砲
:頭部に2門内蔵。設定画でもそれらしき物が存在しているが、それが本当にバルカン砲かどうかも不明である。
+
:側頭部にある三角形状のディテールから実体弾を連射する。
;ビームライフル
+
;[[ビームライフル]]
:携行式のビーム砲。
+
:携行式のビーム砲。媒体によって[[ガンダムMk-II]]またはディジェの物を使用しているが、Gジェネ初期シリーズにおいてはオリジナルデザインかつ両手持ちの大型ライフルとなっている。
;ビームサーベル
+
;ビーム・ライフル (ジムII用)
:格闘戦用のビーム兵器。
+
:[[ジムII]]等が装備している物と同型のビーム・ライフル。ビーム・スプレーガンの生産ラインを流用して製造されている。Eパック方式ではなく内蔵型[[エネルギーCAP]]方式を採用している。
 
;拡散バズーカ
 
;拡散バズーカ
:散弾を発射する実弾砲。
+
:バズーカから散弾入りの弾頭を発射する。バズーカ自体は媒体によってガンダムMk-IIのハイパー・バズーカまたはクレイ・バズーカを使用している。
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;クレイ・バズーカ
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:エゥーゴの汎用バズーカ。こちらは通常弾頭を発射する。
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;[[ビームサーベル]] / ビームナギナタ
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:ビーム兵器の格闘兵装。媒体によってビームサーベルまたはビームナギナタを使用している。
 
;ハイメガ粒子砲
 
;ハイメガ粒子砲
:高出力のビーム砲。
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:高出力のビームを発射する。スパロボ初期シリーズにのみ実装。
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;多弾頭ミサイル
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:多弾頭式のミサイルまたは小型ミサイル自体を発射する。スパロボ初期シリーズにのみ実装。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ディジェ]]
 
;[[ディジェ]]
:
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:原型機あるいは原型機とされる機体。『Gジェネ』シリーズでは、本機からディジェSE-Rを開発可能。
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;[[ディジェ・トラバーシア]]
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:漫画『[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還|ジョニ帰]]』に登場する機体。
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:[[シャア専用ディジェ]]を修理・改修した機体で、頭部はディジェSE-Rと同型の頭部にアンテナを追加した形状となっている。
 
;[[タイラント・ソード]]
 
;[[タイラント・ソード]]
:
+
:特殊なシステム、SEシステムを搭載した『TYRANT SWORD』の主役機。
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:ディジェSE-Rも1990年発売の発売のカードダス「SDガンダム ネオバトルカード」では同システムが搭載されているという設定である。なお『TYRANT SWORD』においてはディジェ・ソードと呼ばれる機体が名前のみ存在している。
  
== 余談 ==
+
== 商品情報 ==
;ディジェ・ソードの存在
+
=== ガレージキット ===
:「[[TYRANT SWORD of NEOFALIA]]」には、ディジェ・ソードという機体が登場する予定であったと言われている。
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<amazon>B000M7FNT4</amazon>
;当時の商品展開
 
:何処まで正確と判断するかは微妙であるが、過去のガチャシールでは[[SEシステム]]搭載の[[ソード (カテゴリー)|ソード]]機である事が明言されている。
 
  
== 商品情報 ==
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=== フィギュア ===
*<amazon>4891893362</amazon>
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*<amazon>B000M7FNT4</amazon>
 
  
== 話題まとめ ==
+
=== 書籍 ===
<!-- *[[namazu:ディジェSE-R]] (全文検索結果) -->
+
<amazon>4891893362</amazon>
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
<!-- *[[一覧:ディジェSE-R]] -->
+
*[https://srw.wiki.cre.jp/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B8%E3%82%A7SE-R スーパーロボット大戦wiki - ディジェSE-R]
*[http://hiki.cre.jp/SRW/?DijehSE-R スーパーロボット大戦wiki - ディジェSE-R]
 
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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<!-- == 脚注 == -->
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
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{{DEFAULTSORT:ていしえSE-R}}<!-- 濁点・半濁点は除く。「っ」のような小書き文字は「つ」のように大きくする。「・」のような区切り文字は半角空白「 」に変える。 -->
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2024年3月1日 (金) 22:38時点における最新版

ディジェSE-R
外国語表記 Dijeh SE-R
登場作品
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スペック
分類 モビルスーツ
型式番号 SE・DJ-1R
頭頂高 18.6m
本体重量 28.6t
全備重量 58.3t
装甲材質 ガンダリウム合金(推定)
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概要[編集 | ソースを編集]

ディジェをベースに開発されたとされる超高性能機。

『B-CLUB』の増刊ムックである1988年刊行のムック『機動戦士ガンダムMS大全集 「機動戦士ガンダム」から「逆襲のシャア」まで』にて『Ζ-MSV』として収録された機体である。

新機軸の装備や革新的な技術が導入されており、外見的にも性能的にもディジェとはかなり異なるものになっている。ただし開発元や具体的な性能についてはほとんど何もわかっておらず、その実在は一部で疑問視されている(SDガンダム GGENERATION-Fの解説より)。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

Ζ-MSV
出典元。Z-MSV連載中のB-CLUBで本機は発表されておらず、後に増刊ムック『B-CLUB SPECIAL15 機動戦士ガンダム MS大全集』にて、Z-MSVの機体として収録された。
機動戦士ゼータガンダム1/2
「アムロとKiss!」において「グリプス戦役後期にアムロ・レイが搭乗していたとされる機体は複数存在しており、目撃情報が分散している。しかも(ディジェ以外で)各機体の決定的な証拠が無い」という体裁が取られているのだが、上記機体の例としてディジェとΖ系のシルエット(Ζガンダム3号機またはホワイト・ゼータだろうか)、そして何故か本機が挙げられている。アムロが本機に搭乗する媒体といえば、せいぜいガンダムシリーズとは無関係の「スーパーロボット大戦シリーズ」ぐらいだが…。専用のΖプラスにするという手はなかったのだろうか。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能 [編集 | ソースを編集]

SEシステム
1990年発売の発売のカードダス「SDガンダム ネオバトルカード」では本システムが搭載されていると記載あり。以降、「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V」や食玩『FW GUNDAM CONVERGE 18』の箱に記載された説明文などの一部の資料・媒体でも同様に搭載されているとの説明あり。また、過去のガチャシールではSEシステム搭載のソード機との説明もある。
一方で初出の1988年発売の『機動戦士ガンダムMS大全集』では一切言及されておらず、その為か『スーパーロボット大戦』シリーズや『Gジェネレーション』シリーズなどでは言及されていない。
SEシステムの初出は、宇宙世紀ガンダムのパラレル作品である『TYRANT SWORD of NEOFALIA』だが、ディジェSE-Rの登場媒体であるZ-MSVはアニメ・小説『機動戦士Zガンダム』をベースとした企画である為、齟齬が生じる。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

初出の『機動戦士ガンダムMS大全集』では一切設定されていない。以下はスパロボシリーズやGジェネシリーズ等のゲーム作品に登場した際に独自に設定された武装。

80mmバルカン砲
側頭部にある三角形状のディテールから実体弾を連射する。
ビームライフル
携行式のビーム砲。媒体によってガンダムMk-IIまたはディジェの物を使用しているが、Gジェネ初期シリーズにおいてはオリジナルデザインかつ両手持ちの大型ライフルとなっている。
ビーム・ライフル (ジムII用)
ジムII等が装備している物と同型のビーム・ライフル。ビーム・スプレーガンの生産ラインを流用して製造されている。Eパック方式ではなく内蔵型エネルギーCAP方式を採用している。
拡散バズーカ
バズーカから散弾入りの弾頭を発射する。バズーカ自体は媒体によってガンダムMk-IIのハイパー・バズーカまたはクレイ・バズーカを使用している。
クレイ・バズーカ
エゥーゴの汎用バズーカ。こちらは通常弾頭を発射する。
ビームサーベル / ビームナギナタ
ビーム兵器の格闘兵装。媒体によってビームサーベルまたはビームナギナタを使用している。
ハイメガ粒子砲
高出力のビームを発射する。スパロボ初期シリーズにのみ実装。
多弾頭ミサイル
多弾頭式のミサイルまたは小型ミサイル自体を発射する。スパロボ初期シリーズにのみ実装。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ディジェ
原型機あるいは原型機とされる機体。『Gジェネ』シリーズでは、本機からディジェSE-Rを開発可能。
ディジェ・トラバーシア
漫画『ジョニ帰』に登場する機体。
シャア専用ディジェを修理・改修した機体で、頭部はディジェSE-Rと同型の頭部にアンテナを追加した形状となっている。
タイラント・ソード
特殊なシステム、SEシステムを搭載した『TYRANT SWORD』の主役機。
ディジェSE-Rも1990年発売の発売のカードダス「SDガンダム ネオバトルカード」では同システムが搭載されているという設定である。なお『TYRANT SWORD』においてはディジェ・ソードと呼ばれる機体が名前のみ存在している。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガレージキット [編集 | ソースを編集]

フィギュア [編集 | ソースを編集]

書籍 [編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]