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== 型式番号不明 ハーフゼータ(Half Zeta) ==
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{{登場メカ概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Half Zeta
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| 登場作品 = [[機動戦士ゼータガンダム1/2]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| デザイナー = 長谷川裕一
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[機動戦士ゼータガンダム1/2]]
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{{登場メカ概要
*デザイナー:[[長谷川裕一]]
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| タイトル = スペック
*型式番号:不明
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| 分類 = 試作型[[可変モビルスーツ]]
*分類:試作型[[可変モビルスーツ]]
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| 型式番号 =
*装甲材質:不明(ガンダリウム合金?)
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| 頭頂高 =
*頭頂高:不明
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<!-- *全高: -->
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| 本体重量 =
*本体重量:不明
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| 全備重量 =
<!-- *全備重量: -->
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*主動力:熱核融合炉
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*出力:不明
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| スラスター総推力 =
*推力:不明
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| 装甲材質 =
*センサー有効半径:不明
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| センサー有効半径 =
*開発組織:[[アナハイム・エレクトロニクス社]]
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| 開発組織 = [[アナハイム・エレクトロニクス社]]
*主なパイロット:[[エドガー・エドモンド・スミス]]
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| 所属 = [[カラバ]] ([[エゥーゴ]])
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| 所属組織 =
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| 所属部隊 =
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| 母艦 =
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| 主なパイロット = [[エドガー・エドモンド・スミス]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
[[カラバ]]([[エゥーゴ]])の試作型[[モビルスーツ]]。<br />[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が開発した[[可変モビルスーツ|可変機]]の失敗作である。「ゼータ」の名を冠しているが[[Ζガンダム]]との直接的な関連は一切無く、カラバがこの機体を譲渡された後[[Ζガンダム]]に似せた外見に改装しているだけである。<br />飛ぶために必要な機能を集めた巨大なシールドを装備しており、これを振り回す為に凄まじい腕力を持っている。<br />かなりアンバランスな機体で、そのせいか総合性能はあまり高くないようである。所属していた艦のメカニックマン曰く「[[ネモ]]の方がマシ」らしい。
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== 概要 ==
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[[カラバ]]が、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]から譲渡された[[可変モビルスーツ]]の実験機の外装を、[[Ζガンダム]]を思わせる物に改装した機体。アナハイムがΖガンダム以前から[[可変モビルスーツ]]の開発を試みていたのは確かな事であり、ハーフゼータと呼ばれるこの機体も、そうした開発途上の実験機の一つ、翼面積を小さくしてゆく途中の機体であろうと推測されている<ref>翼面積は通常のフライングアーマーとΖの中間であるとされる。</ref>。パイロットの[[エドガー・エドモンド・スミス]]は「ハーフゼータ」と呼んでいるが、正式名称や[[型式番号]]は不明である。
  
ちなみに「ハーフゼータ」は前述した外見から[[エドガー・エドモンド・スミス]]が名づけた愛称のようなもので、正式名称や型式番号は不明。<br />また、一部形状が[[百式]]と似ている事から、関連性が疑われているという。
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[[モビルスーツ]]本体の変形が簡易なぶん、飛行ユニット兼用のシールドが巨大に過ぎ、MS時には非常なデッドウェイトとなるうえ、飛行そのものをこれに依存しすぎているため、被弾しすぎると飛べなくなるという重大な欠点を併せ持つ失敗作であり、性能的にも[[ネモ]]に劣る部分が多かったとされる。唯一、巨大な盾を振り回すため、腕部の出力が非常に強いという、可変MSにあるまじき長所を持つ。
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後世、「[[エドガー・エドモンド・スミスの日記]]」に記されていた事で知られる機体の一機であり、日記の支持者達は日記に記された機体群は一見トンデモに見えるがマシンの開発史に照らし合わせた時必ずしも理にかなわないものではないということ、また女性である[[シシリア・マディン]]の想像力から生まれたにしてはディティールがリアルであり、単なる創作物とは考えられないとしている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- :[[作品名]]:説明 -->
 
 
;[[機動戦士ゼータガンダム1/2]]
 
;[[機動戦士ゼータガンダム1/2]]
:パイロットは[[エドガー・エドモンド・スミス]]。<br />[[ティターンズ]]に捕らえられた[[アムロ・レイ]]の影武者の女性を救出すべく、基地を強襲。大破しつつも追撃してきた[[ハイザック]]部隊を撃破している。その後、宇宙に上がってティターンズの補給艦隊を攻撃し、その艦の一隻に搭載されていた[[アモン・ドック]]とも交戦。限界性能を引き出してこれを撃破している(性能のアンバランスさも功を奏したようである)。<br />また、エゥーゴを騙る荒くれ者達に襲われていた[[ウモン・サモン]]やエドガーを探していた[[シシリア・マディン]]らを助けている(エドガーとシシリアは互いの存在に気づいていなかったが)。
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:初登場作品。[[ティターンズ]]を抜けカラバに鞍替えした[[エドガー・エドモンド・スミス]]が搭乗し、[[ティターンズ]]に捕らえられた[[アムロ・レイ]]の[[アムロ・レイ (影武者)|影武者の女性]]を救出すべく、基地を強襲。大破しつつも追撃してきた[[ハイザック]]部隊を撃破している。その後、ティターンズに対する欺瞞工作のため左肩にアムロのパーソナルマークである「A」を書き足した状態で各地を転戦。後に宇宙に上がってティターンズの補給艦隊を攻撃し、その艦の一隻に搭載されていた[[アモン・ドッグ]]とも交戦。限界性能を引き出してこれを撃破している(性能のアンバランスさも功を奏したようである)。<br />また、番外編ではエゥーゴを騙る荒くれ者達に襲われていた[[ウモン・サモン]]やエドガーを探していた[[シシリア・マディン]]らを助けている。なお、エドガーとシシリアは互いの存在に気づいていなかった。
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;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト]]
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:第一話で[[フォント・ボー]]がこの機体のデータを自身のサイトに掲載している事が語られている。彼の親友はその存在を信じておらず、[[ガンダム開発計画|GPシリーズ]]の存在と共に笑い飛ばしていた。<br/>なお、フォントいわくGPシリーズの実在はリサーチ済みだが、ハーフゼータについては自信が無いらしい。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
<!-- :機能名:説明 -->
 
<!-- :機能名:説明 -->
 
;変形
 
;変形
:飛行形態に変形可能。
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:飛行形態に変形可能。シールドに飛行機能を集約している為、モビルスーツ本体の変形は簡易的な物に留まっている。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
<!-- :武装名:説明 -->
 
<!-- :武装名:説明 -->
;ビームサーベル
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;バルカン砲
:接近戦用の武装。腰部に2本マウントされている。
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:頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
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;[[ビーム・サーベル]]
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:両腰部に計2基装備されている近接武装。
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;マシンガン
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:シールドに2挺装備される本機の主兵装。シールドから取り外しての運用は元より、飛行形態でも使用可能。シールドをパイルバンカーで固定し、固定砲台の様に用いる事も出来た。
 
;シールド
 
;シールド
:本機の最大の特徴とも言える装備。かなり分厚く、高い防御力を誇る。大型なので有効防御面もかなり広い。<br />飛行形態時には機首部や主翼を形成し、スラスターも内蔵した事で可変機構の簡略化に成功している。しかし、そのせいで被弾しすぎると'''異常が発生して飛べなくなる'''という本末転倒な欠点を抱えてしまっている。本機が「失敗作」とされている所以である。
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:本機の最大の特徴とも言える装備。装甲はかなり厚く、大型なので有効防御面もかなり広い。飛行形態時には機首部や主翼を形成し、スラスターも内蔵した事で可変機構の簡略化に成功している。しかし、そのせいで被弾しすぎると'''異常が発生して飛べなくなる'''という本末転倒な欠点を抱えてしまい、本機が「失敗作」とされている所以となった。
;パイルバンカー
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:;パイルバンカー
:シールドの先端部に1基内蔵されている。シールドを固定する以外に強力な打突武装としても使用可能。
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::シールドの先端部に1基内蔵されている。シールドを固定し銃架として使用するための装備だが、強力な打突武装としても使用可能。
;マシンガン
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:;ビーム砲
:本機の主兵装。シールドに2挺装着でき、飛行形態時にも使える。
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::シールドの先端部に1門内蔵されている。
;ビーム砲
 
:シールドの先端部に1門内蔵されている。
 
  
 
== 対決・名場面 ==
 
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;[[Ζガンダム]]
 
;[[Ζガンダム]]
:外装はこの機体に似せている。
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:外装はこの機体に似せており、「ハーフゼータ」の機体名称の所以となった。
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:シールドの形状はこちらに近い。エゥーゴに配備された際には僚機の[[ネモ]]も使用している。
 
;[[百式]]
 
;[[百式]]
:一部パーツの形状が似ている事から関連性が疑われている。
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:フロントスカートなど一部パーツの形状が酷似しているが、技術的な繋がりについては不明瞭となっている。
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;[[リ・ガズィ]]
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:可変機構のコンセプトがバックウェポンシステムと似る。ただし、技術的継承があったかは不明。
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<!-- == 余談 == -->
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== 商品情報 ==
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== リンク ==
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*[[登場メカ]]
 
 
== 話題まとめ ==
 
<!-- *[[namazu:ハーフゼータ]] (全文検索結果) -->
 
  
== 資料リンク ==
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== 脚注 ==
<!-- *[[一覧:ハーフゼータ]] -->
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
  
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2024年3月3日 (日) 11:16時点における最新版

ハーフゼータ
外国語表記 Half Zeta
登場作品 機動戦士ゼータガンダム1/2
デザイナー 長谷川裕一
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スペック
分類 試作型可変モビルスーツ
主動力 熱核融合炉
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属 カラバ (エゥーゴ)
主なパイロット エドガー・エドモンド・スミス
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概要[編集 | ソースを編集]

カラバが、アナハイム・エレクトロニクス社から譲渡された可変モビルスーツの実験機の外装を、Ζガンダムを思わせる物に改装した機体。アナハイムがΖガンダム以前から可変モビルスーツの開発を試みていたのは確かな事であり、ハーフゼータと呼ばれるこの機体も、そうした開発途上の実験機の一つ、翼面積を小さくしてゆく途中の機体であろうと推測されている[1]。パイロットのエドガー・エドモンド・スミスは「ハーフゼータ」と呼んでいるが、正式名称や型式番号は不明である。

モビルスーツ本体の変形が簡易なぶん、飛行ユニット兼用のシールドが巨大に過ぎ、MS時には非常なデッドウェイトとなるうえ、飛行そのものをこれに依存しすぎているため、被弾しすぎると飛べなくなるという重大な欠点を併せ持つ失敗作であり、性能的にもネモに劣る部分が多かったとされる。唯一、巨大な盾を振り回すため、腕部の出力が非常に強いという、可変MSにあるまじき長所を持つ。

後世、「エドガー・エドモンド・スミスの日記」に記されていた事で知られる機体の一機であり、日記の支持者達は日記に記された機体群は一見トンデモに見えるがマシンの開発史に照らし合わせた時必ずしも理にかなわないものではないということ、また女性であるシシリア・マディンの想像力から生まれたにしてはディティールがリアルであり、単なる創作物とは考えられないとしている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ゼータガンダム1/2
初登場作品。ティターンズを抜けカラバに鞍替えしたエドガー・エドモンド・スミスが搭乗し、ティターンズに捕らえられたアムロ・レイ影武者の女性を救出すべく、基地を強襲。大破しつつも追撃してきたハイザック部隊を撃破している。その後、ティターンズに対する欺瞞工作のため左肩にアムロのパーソナルマークである「A」を書き足した状態で各地を転戦。後に宇宙に上がってティターンズの補給艦隊を攻撃し、その艦の一隻に搭載されていたアモン・ドッグとも交戦。限界性能を引き出してこれを撃破している(性能のアンバランスさも功を奏したようである)。
また、番外編ではエゥーゴを騙る荒くれ者達に襲われていたウモン・サモンやエドガーを探していたシシリア・マディンらを助けている。なお、エドガーとシシリアは互いの存在に気づいていなかった。
機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
第一話でフォント・ボーがこの機体のデータを自身のサイトに掲載している事が語られている。彼の親友はその存在を信じておらず、GPシリーズの存在と共に笑い飛ばしていた。
なお、フォントいわくGPシリーズの実在はリサーチ済みだが、ハーフゼータについては自信が無いらしい。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

変形
飛行形態に変形可能。シールドに飛行機能を集約している為、モビルスーツ本体の変形は簡易的な物に留まっている。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

バルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
ビーム・サーベル
両腰部に計2基装備されている近接武装。
マシンガン
シールドに2挺装備される本機の主兵装。シールドから取り外しての運用は元より、飛行形態でも使用可能。シールドをパイルバンカーで固定し、固定砲台の様に用いる事も出来た。
シールド
本機の最大の特徴とも言える装備。装甲はかなり厚く、大型なので有効防御面もかなり広い。飛行形態時には機首部や主翼を形成し、スラスターも内蔵した事で可変機構の簡略化に成功している。しかし、そのせいで被弾しすぎると異常が発生して飛べなくなるという本末転倒な欠点を抱えてしまい、本機が「失敗作」とされている所以となった。
パイルバンカー
シールドの先端部に1基内蔵されている。シールドを固定し銃架として使用するための装備だが、強力な打突武装としても使用可能。
ビーム砲
シールドの先端部に1門内蔵されている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

Ζガンダム
外装はこの機体に似せており、「ハーフゼータ」の機体名称の所以となった。
フライングアーマー
シールドの形状はこちらに近い。エゥーゴに配備された際には僚機のネモも使用している。
百式
フロントスカートなど一部パーツの形状が酷似しているが、技術的な繋がりについては不明瞭となっている。
リ・ガズィ
可変機構のコンセプトがバックウェポンシステムと似る。ただし、技術的継承があったかは不明。

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 翼面積は通常のフライングアーマーとΖの中間であるとされる。