「ポイント・カサレリア」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(2人の利用者による、間の7版が非表示)
1行目: 1行目:
 
== ポイント・カサレリア(Point Casareria) ==
 
== ポイント・カサレリア(Point Casareria) ==
『[[機動戦士Vガンダム]]』に登場する集落。地理的には、チェコスロバキアのプラハ近郊にあたる。
+
『[[機動戦士Vガンダム]]』に登場する集落。地理的には、チェコ共和国のプラハ近郊にあたる。
  
地球連邦政府から認められていない不法居住者たちが、深い森の中で寄り集まって形成された集落。「カサレリア」とはポリネシア(南太平洋)語で「こんにちは、さようなら、ありがとう、ようこそ」等の挨拶を意味する言葉で、住人たちが勝手に付けたものである。
+
深い森の中に[[地球連邦政府]]から認められていない不法居住者たちが寄り集まり形成された集落。「カサレリア」とはポリネシア(南太平洋)語で「こんにちは、さようなら、ありがとう、ようこそ」等の挨拶を意味する言葉で、住人たちが勝手に付けたものである。
  
住人たちはほぼ自給自足の生活を送っているが、一部の生活必需品は近郊にある[[ウーイッグ]]で食料等を換金して入手するのが常とされている。
+
住人たちはほぼ自給自足の生活を送っているが、一部の生活必需品は近郊にある[[ウーイッグ]]で食料等を換金して入手するのが常とされている。また、山岳地帯のため、移動手段として民間に普及している[[ワッパ (V)|ワッパ]]が重宝されている。
  
[[ウッソ・エヴィン]]や[[シャクティ・カリン]]らが居住していた集落であり、[[リガ・ミリティア]]([[カミオン隊]])と[[ベスパ]]の戦闘に巻き込まれ、この地からを離れることになったが、戦争の終結後はリガ・ミリティアの仲間たちと共にこの地へ戻った。
+
[[ウッソ・エヴィン]]や[[シャクティ・カリン]]らが居住していた集落であり、[[リガ・ミリティア]]([[カミオン隊]])と[[ベスパ]]の戦闘に巻き込まれ、この地から離れることになったが、戦争の終結後はリガ・ミリティアの仲間たちと共にこの地へ戻った。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
;[[機動戦士Vガンダム]]
 
;[[機動戦士Vガンダム]]
:初出作品。ウーイッグとともに序盤の舞台として登場。その後、各地を転戦したウッソ達が第36話で一時帰還し、[[マチス・ワーカー]]と交戦する事になった。マチスとの戦闘後は[[ザンネック]]の砲撃に晒された[[ラゲーン基地]]の[[ベスパ]]軍人の家族を迎え入れ、戦争終結後はウッソたちもカサレリアへと帰還した。
+
:初出作品。ウーイッグと共に序盤の舞台として登場。その後、各地を転戦したウッソ達が第39話で一時帰郷し、[[マチス・ワーカー]]と交戦する事になった。マチスとの戦闘後は[[ザンネック]]の砲撃に晒された[[ラゲーン基地]]の[[ベスパ]]軍人の家族を迎え入れ、戦争終結後はウッソたちもカサレリアへと帰郷した。名前の由来については第15話でウッソの口から明かされている。なお、作中でのウッソとシャクティ以外の居住者(モブ)に関する描写はほぼ皆無となっている(せいぜい第2話にモブ男性が1カットだけ登場した程度)。
  
 
== 居住者 ==
 
== 居住者 ==
20行目: 20行目:
 
;[[ハロ]] / [[フランダース]]
 
;[[ハロ]] / [[フランダース]]
 
:ウッソのペットロボとシャクティのペット。
 
:ウッソのペットロボとシャクティのペット。
;[[ハンゲルグ・エヴィン]] / [[ミューラ・ミゲル]]
 
:元居住者。ウッソの両親。
 
  
 
=== 移住者 ===
 
=== 移住者 ===
32行目: 30行目:
 
;[[レーナ・ワーカー]] / 愛娘2人
 
;[[レーナ・ワーカー]] / 愛娘2人
 
:[[マチス・ワーカー]]の妻子。ラゲーン基地から焼け出された後、カサレリアへ移住。
 
:[[マチス・ワーカー]]の妻子。ラゲーン基地から焼け出された後、カサレリアへ移住。
 +
;[[バーツラフ・マサリク]] / 妻
 +
;夫 / [[ベール・クランスキー]]
 +
;イエリネス夫妻 / [[ソフィア・イエリネス]] / [[ブラスタ・イエリネス]]
 +
:[[ホワイトアーク]]に乗員として乗り込んでいた太陽発電衛星ハイランドの住人達。ホワイトアークが一度カサレリアに立ち寄った際に移住し、戦争終結まで仲間や子供達の帰りを待った。
 +
 +
=== 元居住者 ===
 +
;[[ハンゲルグ・エヴィン]] / [[ミューラ・ミゲル]]
 +
:ウッソの両親。地下にサーバールームがあるためカサレリアを居住場所に選んだ。リガ・ミリティアの活動が活発化してからは参加のため、ウッソを残してカサレリアを出て行った。
  
 
== 地形・施設 ==
 
== 地形・施設 ==
 +
;崖
 +
:周囲が森林で囲まれた半楕円の切り立った崖。崖下が主な居住区となっており、居住者達が住む小屋がいくつかある。
 
;小屋
 
;小屋
:ウッソ達が住む木造の小屋。小屋の脇で羊を飼育している。
+
:居住者達が住む木造の小屋。小屋の脇で羊を飼育しており、小屋前には畑が広がっている。
 +
;ウッソの小屋
 +
:ウッソが住んでいる小屋。ガレージが設けられてあり、中にワッパやパラグライダー、工作機械などが置かれている。更に地下には旧世紀から使われている大規模なサーバールームが設けられており、初期の[[モビルスーツ]]のシミュレーター、'''バンダイ'''製のアーケード筐体なども置かれている。サーバールームには役所の書類や図書館の本などのデータが揃っており、ウッソはここで教養を身に付けた。
 +
;墓
 +
:一度カサレリアに戻ってきたウッソ達が[[シュラク隊]]や[[マチス・ワーカー]]ら戦死者を弔うため、居住区の一角に作った簡素なお墓。戦後は[[オデロ・ヘンリーク|オデロ]]の墓も新たに作られている。
 
;川
 
;川
 
:カサレリアを流れる川。パラグライダー中のウッソが[[シャッコー]]に接触してしまった際、コックピットの[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]と乱闘している最中に着水。クロノクルが機外へ流されたため、偶然機体を奪取する形となった。
 
:カサレリアを流れる川。パラグライダー中のウッソが[[シャッコー]]に接触してしまった際、コックピットの[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]と乱闘している最中に着水。クロノクルが機外へ流されたため、偶然機体を奪取する形となった。
 
;湖
 
;湖
:カサレリア近くにある湖。[[ホワイトアーク]]が訪れた際には停泊のためここに着水している。
+
:カサレリアから山を挟んだ位置にある湖。管理小屋と思わしき木造小屋の他、近くにはワッパがいくつか置かれている小屋がある。[[ホワイトアーク]]が訪れた際には停泊のためここに着水している。
  
 
== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==

2022年6月17日 (金) 19:52時点における最新版

ポイント・カサレリア(Point Casareria)[編集 | ソースを編集]

機動戦士Vガンダム』に登場する集落。地理的には、チェコ共和国のプラハ近郊にあたる。

深い森の中に地球連邦政府から認められていない不法居住者たちが寄り集まり形成された集落。「カサレリア」とはポリネシア(南太平洋)語で「こんにちは、さようなら、ありがとう、ようこそ」等の挨拶を意味する言葉で、住人たちが勝手に付けたものである。

住人たちはほぼ自給自足の生活を送っているが、一部の生活必需品は近郊にあるウーイッグで食料等を換金して入手するのが常とされている。また、山岳地帯のため、移動手段として民間に普及しているワッパが重宝されている。

ウッソ・エヴィンシャクティ・カリンらが居住していた集落であり、リガ・ミリティアカミオン隊)とベスパの戦闘に巻き込まれ、この地から離れることになったが、戦争の終結後はリガ・ミリティアの仲間たちと共にこの地へ戻った。

登場作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士Vガンダム
初出作品。ウーイッグと共に序盤の舞台として登場。その後、各地を転戦したウッソ達が第39話で一時帰郷し、マチス・ワーカーと交戦する事になった。マチスとの戦闘後はザンネックの砲撃に晒されたラゲーン基地ベスパ軍人の家族を迎え入れ、戦争終結後はウッソたちもカサレリアへと帰郷した。名前の由来については第15話でウッソの口から明かされている。なお、作中でのウッソとシャクティ以外の居住者(モブ)に関する描写はほぼ皆無となっている(せいぜい第2話にモブ男性が1カットだけ登場した程度)。

居住者[編集 | ソースを編集]

居住者 [編集 | ソースを編集]

ウッソ・エヴィン
シャクティと共に居住。
シャクティ・カリン
ウッソと共に居住。
ハロ / フランダース
ウッソのペットロボとシャクティのペット。

移住者 [編集 | ソースを編集]

マーベット・フィンガーハット
リガ・ミリティアのメンバー。ザンスカール戦争後に移住。
ウォレン・トレイス / カルルマン・ドゥカートゥス
カミオン隊と共に行動していた戦災孤児達。戦後に移住。
トマーシュ・マサリク / カレル・マサリク / エリシャ・クランスキー / マルチナ・クランスキー
太陽発電衛星ハイランドの住人。リガ・ミリティアへの参加後、戦後に移住。
レーナ・ワーカー / 愛娘2人
マチス・ワーカーの妻子。ラゲーン基地から焼け出された後、カサレリアへ移住。
バーツラフ・マサリク / 妻
夫 / ベール・クランスキー
イエリネス夫妻 / ソフィア・イエリネス / ブラスタ・イエリネス
ホワイトアークに乗員として乗り込んでいた太陽発電衛星ハイランドの住人達。ホワイトアークが一度カサレリアに立ち寄った際に移住し、戦争終結まで仲間や子供達の帰りを待った。

元居住者[編集 | ソースを編集]

ハンゲルグ・エヴィン / ミューラ・ミゲル
ウッソの両親。地下にサーバールームがあるためカサレリアを居住場所に選んだ。リガ・ミリティアの活動が活発化してからは参加のため、ウッソを残してカサレリアを出て行った。

地形・施設[編集 | ソースを編集]

周囲が森林で囲まれた半楕円の切り立った崖。崖下が主な居住区となっており、居住者達が住む小屋がいくつかある。
小屋
居住者達が住む木造の小屋。小屋の脇で羊を飼育しており、小屋前には畑が広がっている。
ウッソの小屋
ウッソが住んでいる小屋。ガレージが設けられてあり、中にワッパやパラグライダー、工作機械などが置かれている。更に地下には旧世紀から使われている大規模なサーバールームが設けられており、初期のモビルスーツのシミュレーター、バンダイ製のアーケード筐体なども置かれている。サーバールームには役所の書類や図書館の本などのデータが揃っており、ウッソはここで教養を身に付けた。
一度カサレリアに戻ってきたウッソ達がシュラク隊マチス・ワーカーら戦死者を弔うため、居住区の一角に作った簡素なお墓。戦後はオデロの墓も新たに作られている。
カサレリアを流れる川。パラグライダー中のウッソがシャッコーに接触してしまった際、コックピットのクロノクルと乱闘している最中に着水。クロノクルが機外へ流されたため、偶然機体を奪取する形となった。
カサレリアから山を挟んだ位置にある湖。管理小屋と思わしき木造小屋の他、近くにはワッパがいくつか置かれている小屋がある。ホワイトアークが訪れた際には停泊のためここに着水している。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ウーイッグ
カサレリアの近隣に存在する都市。連邦政府によって地球居住が認められた特別区。

リンク[編集 | ソースを編集]