アイシャ

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アイシャ
外国語表記 Aisha
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
声優 ビビアン・スー (TV放映版)
平野文 (スペシャルエディション以降)
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プロフィール
種族 人間 (コーディネイター)
性別
没年月日 C.E.71年
所属組織 ザフト軍 (非軍属)
所属部隊 バルトフェルド隊
主な搭乗機 ラゴゥ
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概要[編集 | ソースを編集]

ザフト軍の軍人であるアンドリュー・バルトフェルドの愛人。長い黒髪を持つ魅力的な女性で、装いに対するセンスも良く、理知的で落ち着いた印象の持ち主。

彼女自身は軍属ではないものの射撃の腕前は一流であり、バルトフェルドがラゴゥで出撃する際には砲手として同乗し、息の合った連携術を見せる。この際、薄ピンク色のパイロットスーツを着用する。

コズミック・イラ71年にバルトフェルド隊がアフリカ戦線で地球連合軍アークエンジェルと交戦した際には、最後の戦いでバルトフェルドと共にラゴゥに搭乗し、キラ・ヤマトの乗るエールストライクガンダムと交戦。正確な射撃で相手を苦戦させるものの最終的に撃墜され、コックピットの中でバルトフェルドと抱き合った直後に乗機の爆発に巻き込まれ命を落とした。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムSEED
初登場作品。PHASE-19と21(リマスター版第18話・第20話)に登場。『1st』でいうクラウレ・ハモンと同じポジションのキャラであり、彼女のオマージュと言える。バナディーヤの街にある屋敷でカガリの世話をした後、アークエンジェルとの決着の際にはバルトフェルドと共に出撃し、キラ・ヤマトとの死闘の末、バルトフェルドと抱き合ったままラゴゥの爆発に呑まれた。
バルトフェルドが後に再登場を果たした一方でアイシャは写真のみの登場であり、生死に関する明確な描写や言及が無かった事から放送当時は生死が曖昧な状態だったが、後に公式で死亡扱いとなった。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R / プロフェッサーのASTRAY R なぜ?なに?質問箱 (第11話)
UNIT8にSEED本編で大破したレセップスが登場するが、艦内部の隠し部屋に2つの救命カプセルが置かれており、後に漫画誌「少年エース」2003年10月号掲載の質問コーナーでカプセルの中身がバルトフェルドとアイシャであった事が明かされた。ダコスタがカプセル回収のため艦内に残っており、偶然出会ったロウ・ギュールジャンク屋組合の働きにより、レセップスを狙ったブルーコスモスのミサイル攻撃が阻止された後、ダコスタはカプセルを載せたジープで艦を後にした。
SEED本編でアイシャが再登場しなかった事については「兵士をやめたようね」と解釈されているが、上述の通り、後にSEED公式でアイシャが死亡扱いとなったため、このASTRAYの設定は反映されなかった模様(救出後に死亡したとも解釈できるが)。
SDガンダム GGENERATIONシリーズ
「アドバンス」では条件次第でラルを失ったハモンと共にプレイヤー部隊に対し弔い合戦を仕掛けるという展開になり、ステージex02でバクゥに乗った彼女が敵機体として登場する。
機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場
担当声優が平野文氏に変更され、以降のHDリマスター版やゲーム作品などの各媒体でも同様となっている。

人間関係[編集 | ソースを編集]

アンドリュー・バルトフェルド
愛人。互いに深い絆で結ばれており、公私共に彼のサポートを担っている。最後の戦いでバルトフェルドが脱出を促した際にはそれを拒否して運命を共にする覚悟を見せた。
マーチン・ダコスタ
バルトフェルドの副官。『ASTRAY R』では彼によってバルトフェルドと共に救出された。
イザーク・ジュール
バルトフェルド隊と合流したクルーゼ隊の一員。アークエンジェル戦で後方支援を指示され「戦闘経験は自分達が上」と不満を露にした彼に「負けの経験」と挑発した。
キラ・ヤマト
ストライクのパイロット。バルトフェルドと共に彼の実力を認めており、最後の出撃の際には興味を持つ相手と殺し合わなければならないバルトフェルドの心情を察した。
カガリ・ユラ・アスハ
レジスタンス組織「明けの砂漠」のメンバー。バルトフェルドが屋敷に連れて来た彼女を入浴させ、衣装も見繕うなど、お姉さん的立場で面倒を見た。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「辛いわね、アンディ。ああいう子、好きでしょうに」
『SEED』第21話(リマスター版第20話)より、キラの腕前を評価するバルトフェルドに対して。彼女自身も初めて対峙するキラの腕前の良さを一早く見抜いており、どこか沈痛な面持ちでバルトフェルドの心情を察した。しかし、相手が投降するはずもなく、バルトフェルドと共に容赦なく攻撃を続けていく。
「熱くならないで!負けるわ!」
同上。相手のビームライフルでラゴゥの右前脚を破壊された際に。この直後、互いに射撃武器を失った事で戦いは近接戦闘にもつれ込む事になる。
バルトフェルド「君も脱出しろ、アイシャ」
「そんな事するぐらいなら、死んだ方がマシね」
バルトフェルド「君も馬鹿だな…」
「何度でも」
バルトフェルド「では…付き合ってくれ!」
同上。ダコスタに退艦命令を出したバルトフェルドから脱出を促された際の返答。既に勝敗は喫した状態であったものの、キラとの決着をつけようとするバルトフェルドと共に最後まで戦い抜く事を決断し、心中も辞さない覚悟を見せた。
「アンディ!」
最期の台詞。ストライクガンダムのアーマーシュナイダーを叩き込まれラゴゥが沈黙した直後、シートから飛び出しバルトフェルドと最後の抱擁を交わす。次の瞬間、ラゴゥは爆発し、戦いは2人の愛と共に悲しき結末を迎える事となった。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

ラゴゥ
砲手として搭乗。
レセップス
母艦。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 上述の通り、『SEED』の初回放送時には第2期オープニングテーマ「Moment」を歌唱した台湾人女優・タレントのビビアン・スーが声優を兼任した。ただ、本業が声優ではない上、日本語に不慣れだったのか片言や舌足らずな演技になっており、独特なイントネーション故にネット上では彼女の台詞がいじられネタとして扱われる事となった。その際、台詞は「アツクナラナイデマケルワ」といったようにカタカナや半角カタカナで記される事が多い。
    • 2003年発売のPS2用ソフト『SDガンダム GGENERATION SEED』にはアイシャは未実装であるものの、ボイスは収録されていた模様。解析するといくつか音声データが入っているのが確認できる(声質からしてSEED本編からの音声流用と思われる)。そのため(非正規な手段ではあるものの)ゲーム作品では唯一ビビアン・スー版アイシャの台詞が聴ける一品となっている。

資料リンク[編集 | ソースを編集]

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