ガンダムAGE-2 ノーマル
ガンダムAGE-2 ノーマル | |
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読み | ガンダムエイジツー ノーマル |
外国語表記 | Gundam AGE-2 Normal |
登場作品 | 機動戦士ガンダムAGE |
デザイナー | 海老川兼武 |
スペック | |
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分類 | 戦闘用可変モビルスーツ |
型式番号 | AGE-2 |
全高 | 18.3m |
重量 | 28.7t |
搭載システム | AGEシステム |
開発 | AGEシステム |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | ウルフ隊 |
母艦 | ディーヴァ |
主なパイロット | アセム・アスノ |
概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍の戦闘用モビルスーツ。ガンダムAGE-1の後継機で、AGE-1のこれまでの戦闘データやAGEデバイスに蓄積されたデータを基にしてフリット・アスノ中将の指揮の下に連邦軍MS技術研究部門が総力を結集して開発した。その為、四肢のGウェア換装機構も改良を加えた上で引き続き採用している。勿論、AGEシステムも搭載されている為、AGEデバイス無しには動かす事が出来ないが、ある程度は自動制御での稼働が可能。火力運用についても更なる効率化が図られている。
最大の特徴は可変機構を採用した事で、「ストライダー形態」と呼ばれる長距離移動形態に変形が可能。この状態では通常時の3倍の推力で高速移動できるようになる他、コロニー内や重力下において飛行が可能となる等、AGE-1と比較して運用の幅が大きく広がっている。変形は短時間で完了する為、これを応用して接近戦で変則的に攻撃を仕掛ける事もできる。可変機構の採用はAGEシステムからの提案で、遮蔽物の少ない宇宙空間における戦闘では敵との位置取りが重要であり、常に自身の有利な位置を確保するべくヴェイガン系MSの持つ可変機構に着目した事に起因している。なお、これはヴェイガン側のXラウンダー専用機であるゼダスと同様のコンセプトとなっているが、推進力はこちらが上回っているとされる。
本機はガンダムAGE-2の通常形態であり、両肩に大型の可変翼を4枚装備している。単にAGE-1に変形機構を組み込んで火力を強化しただけではなく、AGE-1ではウェアを換装する際に腰のビームサーベルもパージしていたが、本機はどのウェアに換装しても共通して使えるようになっているなど細かな改良も施されている。
小説版では、両肩の可変翼にはガンダムAGE-1 スパローの斥力推進システムの技術を応用しているとされる。また、デシル・ガレットからは「四枚羽根」や「羽根付きのガンダム」と呼ばれている。
ちなみにアセムが本機の専属パイロットに任命されたのは決して「英雄フリット・アスノの息子」というコネなどではなく、アセムの実力が正当に評価された結果である(奇しくも彼を悩ませる原因であるが)。但し、AGEデバイスが必須であるAGEシステムを搭載している事やアセムが士官学校を卒業しておらず、その実力を証明する事が出来ない事から、フリットが初めからアセムをパイロットにする事を想定して開発させていた可能性が高い。
本機は当初AGEシステムの提案で並みのパイロットよりも反応速度の高いXラウンダーの資質が高いパイロットの為に開発されていて、後にアセムがパイロットに選ばれた事で開発指針がダブルバレットのような物理的攻撃力を高める方向性へと変更される事となった。その後も現場で様々な試行錯誤が繰り返され、特務隊仕様が完成すると共にダークハウンドが生み出されるきっかけにもなっている。
本機は後の量産機クランシェの為の評価試作機(AGE-1とアデルの関係と同じ)でもあり、前述の開発指針の変更もXラウンダーにしか扱えないような機体や装備を量産しても意味が無いと判断された事がその原因の一つになっている。
余談だが、劇中では一度だけ「AGE-2ガンダム」と呼ばれた事もあった。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムAGE(第二部)
- パイロットはアセム・アスノ。
艦載機としてディーヴァに配備され、ヴェイガンのMS部隊と交戦し、戦果を挙げる。通常の敵MSが相手なら問題なく仕留める事は出来るが、ゼハート・ガレットのゼイドラ等、強力なXラウンダー達の乗るMS相手には苦戦を強いられて戦果はほとんど上げてはいない。またダブルバレットの完成後は暫く使われる事は無かったが、ノートラム攻防戦以降は白く塗装されて使われている。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- AGEシステム
- 自己成長型のコンピュータシステム。蓄積した戦闘データから戦局に合った新装備を自動工廠「AGEビルダー」で製造する。
- 変形
- ストライダー形態に変形可能。AGEシステムの提案により実装された。この形態時にはMS形態時の3倍の推進力を有する。
なお、ストライダー形態は「Gストライダーフォーム」、「AGE-2ストライダー」とも呼ばれる。 - AMEMBO(アメンボ)
- 「Gウェア」を搭載可能な無人輸送機。名称は「AGE Mechanical Equipment Moving BOat」の略。
- 換装
- 四肢を「Gウェア」に換装可能。本機ではウェアを搭載した「AMEMBO」を射出して戦場で換装している。
- 分離
- 四肢を分離可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ハイパードッズライフル
- 本機の主兵装。AGE-1のドッズライフルの改良型で、2倍の出力を持つ。ビームの『回転数』を高めて収集度を増加する為に銃身も長大化されており、高い威力を誇る。特にその貫通力は一発で敵機を隠れているデブリごと、もしくは同一射線上の2機を同時に撃ち抜ける程であり、ドッズライフルを無効化出来るヴェイガンの電磁装甲ですら防ぐ事は困難である。その一方で、ライフル自体が大型化した事により取り回しが悪くなっている。不使用時はリアスカートにマウントできる。またストライダー形態時には機首となり、下部はランディングギアとなる。
- ビームサーベル
- リアスカートの裏側に2基マウントされている。グリップの後端からもビームを発振可能。アセムは二刀流で戦う事が多い。またAGE-1とは違い、各ウェア共通で使える。
- ビームバルカン
- 両肩に1門ずつ、計2門内蔵されている速射式のビーム兵器。威力はハイパードッズライフルと比べると圧倒的に劣るが連射性は高く、従来のビームバルカンよりも口径が大きい為、ヴェイガンのMSを撃破するだけの威力は確保されている。ストライダー形態時のみ使用可能。
- シールド
- 腕部に装着される実体盾。両肩のウイングに干渉しないようにする為サイズは小さい。
- マーカーショット
- 演習用の装備。被弾すると機体のコンピュータが連動して電流が走るようになっている。戦闘でもセンサー等に当てれば目くらまし程度の効果はある。
第21話でアセムが訓練(と称した憂さ晴らし)で使用している。第一部でガンダムAGE-1とジェノアスカスタムが模擬戦で使った物との差異は不明。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対ゼイドラ
- ゼイドラの初陣で交戦。当初は互角に戦っていたが、ゼイドラのパイロットであるゼハートのXラウンダー能力を見せつけられ完敗する。その後は止めを刺す事無く見逃された。
関連機体[編集 | ソースを編集]
各種ウェア換装形態[編集 | ソースを編集]
- ガンダムAGE-2 ダブルバレット
- 対敵部隊・対Xラウンダー用の砲戦形態。アセムの戦闘スタイルにも合わせている。
- ガンダムAGE-2 アルティメス
- 対ステルスシステム「見えざる傘」用の特殊形態。
- ガンダムAGE-2 ダブルブレイド
- 格闘形態。
別仕様[編集 | ソースを編集]
- ガンダムAGE-2 ノーマル (特務隊仕様)
- 機体の塗装が白に変更されている。
- ガンダムAGE-2 ダークハウンド
- 大破したAGE-2を改修した宇宙海賊仕様。
系列機・派生機[編集 | ソースを編集]
- ガンダムAGE-1 ノーマル
- 前世代機。
- ガンダムAGE-3 ノーマル
- 次世代の機体。
- プロトタイプ クランシェ
- 量産試作機。
- クランシェ
- 簡易量産機。
技術的関与のある機体[編集 | ソースを編集]
- ゼダス
- AGEシステムが可変機構を提案するきっかけとなった機体。
その他[編集 | ソースを編集]
- ガンダムAGEIIマグナム / ガンダムAGEIIマグナム (SV ver.)
- 『ガンダムビルドダイバーズ』に登場する本機をベースにしたガンプラとその改修機。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]
完成品[編集 | ソースを編集]