ダミーバルーン

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

ダミーバルーン(Dummy Balloon) [編集 | ソースを編集]

偽装・撹乱を目的にモビルスーツや艦船、隕石などに似せて作られた風船型の補助兵装。ミノフスキー粒子散布下における戦闘では、電波妨害によって有視界戦闘が主流となっている為、特に遠距離での視認に対して効果を発揮する。戦闘では大量にバラ撒いて目眩ましに使う、ダミーの中に紛れて不意打ちを狙うといった運用法も確立されている。

バルーンは装備している機体に似せて製作され[1]、モデルによってその精巧さや機能は異なる。中には推進装置を搭載し簡単な機動が可能な物や、ビーム・ガンや機雷を搭載した物まで存在する。隕石型ダミーは大小様々なサイズがあり、中にMSや艦船を入れ敵に感知される事なく目標へ接近する事が出来る事から隠密任務などに度々用いられている。

登場作品 [編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
時系列的には最も最初にダミーバルーンを使用した事になっており、クリスマス作戦バーニィがクリスマス用のアドバルーンと煙幕でガンダムNT-1に対する撹乱を行い無駄撃ちをさせる事に成功している。あくまで現地調達した宣伝広告品である為、バルーンのデザインはサンタクロースのまま。またバルーンを膨らませる為の装備が嵩張るなど、ありあわせ感が強かった。
ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者
ヴァンによって重力下で不規則な機動を描くバルーン群の中にMSを紛れ込ませる戦法が考案され、作中でも幾度か使用されている。また、アーネストは本来三機で用いるジェットストリームアタックを、先頭をダミーバルーンで代替して二機のマラサイで実行し、ヴァンを撃墜した。
機動戦士Ζガンダム
ダミーバルーンの初出作品。ダミーバルーンが一般に普及し始めた時代。マルチプル・ディスチャージャーから発射される物や、専用弾頭に収められている物も存在する。後者に関しては第34話でヤザン率いる少数部隊が陽動の為にマラサイの精巧なダミーを多数展開。アーガマのMS部隊を引き付けている隙に艦隊への直接攻撃を行っている。
機動戦士ガンダムΖΖ
ダミー隕石が各所で活用されており、ジュドー・アーシタアクシズに潜入する際などに使用された。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
アムロが機雷搭載モデルを使用。また、ネオ・ジオン艦隊はレウルーラムサカのバルーンを使いルナツーへ投降を装ってこれを襲撃、貯蔵されていた核弾頭を強奪した。
機動戦士ガンダムUC
ロトインダストリアル7およびパラオ接近時にダミー隕石を使用。またOVA版の終盤ではリゼルが前述のヴァンの戦法を宇宙空間で再現してバンシィ・ノルンに不意打ちを仕掛けている。
機動戦士Vガンダム
ドッゴーラがビーム砲を搭載した雲型のダミーバルーンを使用している。
機動戦士ガンダムAGE
宇宙海賊ビジティアンがキオを救出して脱出する際、追撃してきたヴェイガン艦隊に対するハッタリとして隕石型のダミーバルーンを使用。また訓練用の標的バルーンも登場する。
ガンダム Gのレコンギスタ
第7~8話にメガファウナのダミーバルーンが登場。アメリア軍艦隊の大気圏離脱を支援する陽動作戦で用いられた。舞台が宇宙に上がってからは、従来のシリーズと同様、隕石型のダミーバルーンが登場している。

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. νガンダムリ・ガズィの物を転用した様に自機体の模造品ではない場合もある。