ムラサメ 飛行能力試験型
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| ムラサメ 飛行能力試験型 | |
|---|---|
| 登場作品 | 機動戦士ガンダムSEED Recollection |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 試作型可変モビルスーツ |
| 生産形態 | 試験機 |
| 型式番号 | MVF-P11-1428T |
| 主動力 | バッテリー |
| 開発組織 | モルゲンレーテ社 |
| 所属 | オーブ軍 |
| 主なパイロット | アスラン・ザラ |
概要[編集 | ソースを編集]
量産を前提として開発されたムラサメの試作機のひとつ。
従来のオーブ軍のドクトリンは「専守防衛」を主としていたが、地球連合軍のオーブ解放作戦による敗北を喫したことで、ドクトリンの変更が必要となり、敵が本土に迫る前に叩く「積極的防御」の思想を強めていった。その結果、外延能力のある空母との運用が不可欠となり、空母艦載機としての主力機の開発が模索される。その過程で、いくつかのプランが検討、並行試作されており、本機は数あるデータ上の設計プランの中から試験用に実機が作られた内の1機である。試験機であるため、翼など一部パーツは交換可能となっており、1機で多くの試験が可能となっている。また、機体性能も非常に高いものとなっているが、その能力はピーキー過ぎるため、エース級パイロットでないと本来の性能を発揮できなかった。
本機は、地上に降りたザラ派残党の対応をラクス・クラインより依頼されたアスラン・ザラに貸し出され、その際にミッションの性質を考慮し活動時間が長く長距離飛行に適したパーツが選択された。結果、これらの試験用パーツは量産されたムラサメでは採用を見送られたが、貴重な実戦での稼働データを収集することに成功し、それらのデータは制式量産機のムラサメの完成に活用された。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムSEED Recollection
- 初登場作品。宇宙でメイア・シヴァによるテロ計画の阻止にあたっていたラクス・クラインが、地球へ降下したアラン・ローランドらザラ派残党の核使用を止めるようカガリ達に依頼してきた際、カガリが本機をアスラン・ザラに貸与。アスランと共にザラ派残党の追跡を行った。アランの撃破後、敵の目的が地球連合軍ビクトリア基地への核攻撃である事を突き止めた際には、基地に急行し残党部隊及び迎撃のため出撃した連合軍とも交戦。撃破後、基地に飛来する核ミサイルの破壊に成功し、その後の連合とプラントの講和会議の成功に貢献した。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 変形
- 戦闘機形態への変形が可能。ただし、変形にはシールドの装備が必要不可欠となる。
- 換装
- 1機で多くの試験を可能とするため、装備の換装機構が備わっている。アスラン機には長時間活動・長距離飛行に適したパーツが選択されている。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 72J1式試製双刀型ビームサーベル
- グリップ部の両端からブレードを展開するほか、2基に分離させての二刀流での運用も可能なビームサーベル。ビームライフル「ヒャクライ」に装備して銃剣としても使用する事ができる。
- 72D5式ビームライフル「ヒャクライ」
- 銃身下部にビームサーベルを装着し、銃剣として使用するためのスペースが設けられているビームライフル。アカツキに装備される物と同型。
- ビームブーメラン「カザキリ」
- 左腰部にマウントされている大型のビームブーメラン。
- 8連装航空ミサイルランチャー
- 主翼下部にマウントされた8連装ミサイル。
- シールド
- 飛行形態時に機首を構成するシールド。作戦行動中にシールドを失った場合変形が不可能になる点は制式採用型のムラサメと同様。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ムラサメ
- ムラサメの制式採用型。試験型と比較して性能は抑えられているが、稼働データがフィードバックされている。
- エクリプスガンダム
- 本機の戦術思想に並行して研究が進められていた「敵国が攻撃姿勢を整えた段階で攻撃を開始する敵基地攻撃能力」を体現する機体。