ライン・ドラグン

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ライン・ドラグン
登場作品 機動戦士ガンダムF90FF
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プロフィール
種族 人間(スペースノイド)
性別
没年月日 宇宙世紀0116年
所属 ネオ・ジオンレガシィ
主な搭乗機 RFグロムリンII
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概要[編集 | ソースを編集]

宇宙世紀0100年以降最大のジオン残党勢力である「レガシィ」を率いる老将。左目に十字傷を負った隻眼の男。

ハマーン・カーンの懐刀と称され、第一次ネオ・ジオン抗争ではサイド2を占領。その後ルイ・バザールと共に先遣隊として地球へ降下し、ダカールの無血制圧を成し遂げた。

その後は新生ネオ・ジオンを率いるシャア・アズナブル袖付き首魁のフル・フロンタルに呼応することなく地球圏に潜伏し、戦力を温存。宇宙世紀0100年代の反連邦思想の高まりに乗じ、フロンタルを失ったジオン残党を束ね上げていった。

連邦政府が過去にハマーンと締結した条約を批准させ、サイド3を独立させることを目的としており、そのためにコロニー公社の隕石迎撃衛星トリムールティを掌握し、地球の特別区を人質に取るべく宇宙世紀0116年に複数のジオン残党・反連邦勢力と共に行動を起こした(トリムールティ事変)。

しかし、彼の計画はハウゼリー・ロナの筋書きの通りの出来事であり、彼の掌の上で踊らされていたに過ぎず、ファステスト・フォーミュラとの交戦中にそれに気付くも、直後に乗艦のRFグロムリンIIのブリッジを狙撃され、戦死した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

ジ・アニメ 1986年9月号「ガンダムΖΖ」ここまで書いたらヤバイかな!?
名称の初出。第一次ネオ・ジオン抗争でサイド2を占拠し、その後ダカールを制圧したことが語られている。
機動戦士ガンダムF90FF
初登場作品。様々な親ジオン組織と繋がりを持ちつつ物語の裏で暗躍。宇宙世紀0116に長い沈黙を破って自らRFグロムリンIIに乗り込みトリムールティ攻略の指揮を執った。当初こそ順調に作戦を遂行していったものの、次第に劣勢に陥り、その最中に自分たちがロナ家の手の上で踊らされていたことを悟ったものの、直後にカナタ・サワメのF90PVスペシャルの砲撃を受け戦死した。なお、彼の容姿については『Ζ』第47話に登場したガザCのパイロットに似るが、同一人物であるかは明確にされていない。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ハマーン・カーン
ネオ・ジオン摂政。彼女の懐刀と呼ばれ、サイド2制圧やダカール無血開城に尽力した。
キッチ・キッチナー
NSPのメンバー。フロンティアI襲撃の以前にドラグンはロナ家を「マハとガンダムを使い共に地球圏を簒奪し地球圏最大の敵となりうる者」と彼に語っていた模様。
ハウゼリー・ロナ
地球連邦政府中央議会議員。スペースノイドおよびジオンの脅威となるとして排除を企てるも、彼の手の上で踊らされていた。
カロッゾ・ロナ
ハウゼリーの義弟。支援者であったがドラグンは彼の芝居に騙されていた形で武装蜂起する形となった。
マトリカ・ヴィカラ
RFグロムリンIIの制御に組み込んだニュータイプの少女。
ボッシュ・ウェラー / シャルル・ロウチェスター / カナタ・サワメ
地球連邦軍に所属する火星ジオンの人間。火星ジオンはレガシィと長らく同盟関係にあったがハウゼリーに対する考えの相違から決裂、火星ジオンはドラグンの討伐を決定し、ボッシュとシャルルは教導団、カナタはファステスト・フォーミュラとしてレガシィと相対することになる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

火星や木星の手は借りぬ! 我々はロナ家を討ち!マハを討ち!地球圏の害毒を取り除くのだ!
未来に生きる――― ジオンのために!
第37話より、RFグロムリンIIネオ・サイコミュ起動後の独白。同じ話のボッシュ同様ここでも木星圏のジオンの存在を仄めかしている。
「な…なんの攻撃!?」
第42話より、F90PVスペシャルのヴェスバーがRFグロムリンIIに命中した際のセリフ。何故かハマーンに敵対したラカンっぽい言い回しである。
どこだ… どこで間違った!?
我らはロナ家の同志を得て数年にわたり奴の動きを注視してきた このトリムールティ襲撃は奴の見せた数少ない隙 千載一遇 必中必殺の策であったはずだ
だが…蓋を開けてみればどうだ
そこにいたのは手薄とは見かけの選りすぐりの実戦部隊 それに通常考えれば間に合うはずもないあのファステスト・フォーミュラでさえ都合よく後方から追い縋ってきた
これではまるでおびきよせられたのは我らの方――― 内通者がいる?
いや 少なくともこの作戦に関しては発動するまでは一握りであったはず たとえ いたとしてもこうも鮮やかに対処する余裕はない
ならば 一体どこで――――
なる…ほど…
あの若造カロッゾ… 虫も殺さぬような顔をしてよくもやる…」
最初からか――――
第43話、劣勢に追い込まれどこで間違ったかを考える中、ドラグンは自分たちがロナ家の人間に踊らされていたことを悟る。
「同じニュータイプの力をもってして一矢も報いられんのか!!」
「おのれ!! ハウゼリー! おのれ!! ガンダムゥゥゥゥ!!!」
そして、バイオ・コンピュータを起動しRFグロムリンIIのメガ粒子砲をトリムールティに向けるもグロムリンに迫る2機のガンダムF90に対して。ハマーンのネオ・ジオンも含めたかつてのジオン系勢力同様自分たちが「ガンダム」に敗れ去っていくことを察したその眼には涙が浮かんでいた。そしてマトリカをディルに奪還され、カナタのF90PVスペシャルのヴェスバーの砲撃を受けドラグンは宇宙に散っていった。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

RFグロムリンII
グワダン級グワジャル
レガシィ旗艦。

リンク[編集 | ソースを編集]