E計画

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宇宙世紀0136年より60余年前、「ジオン公国のやんごとなきお方」と称されるジオン公国のとある高官が独断で実行したと噂される計画。MSの操縦を学習させた猿をMSパイロットとして起用し、軍のパイロット不足を解消する事を目的としている。

地球へ降りたさる高官は、パイロット不足に加え、戦争により貴重な国民の命が失われてゆく現状を憂えており、そんな中、訪問した類人猿館でTVゲームに興じる猿を見た事で「教えればMSの操縦もできるのではないか?」と着想を得る。そして計画はその高官の独断によりギレン総帥すら知らぬところで極秘に進行。同計画のプラントを載せた衛星が打ち上げられるものの、計画が完成する以前に一年戦争は終結。衛星は研究員と猿を乗せたまま小惑星帯を今も彷徨っているという噂がまことしやかにささやかれていた。

内部に食料プラントと無数の猿のクローン培養槽が立ち並ぶ衛星は、宇宙世紀0136年に60余年もの歳月を経て地球圏へと帰還。その段階で猿の能力と好戦的な性格は共に申し分ないレベルになっており、果てにはニュータイプとして覚醒していると思わしき域にまで達していた。しかし、地球圏への帰還から程なくして突如、猿たちの反乱が勃発。これにより研究員たちは死亡し、衛星は完全に猿によって掌握された。

E計画の存在が明るみに出る切っ掛けとなったのは猿が反乱を起こす数週間前からサイド2近辺の暗礁宙域において多発していた事故であり、計画で開発された類人猿用MSバルブスがその事故の原因であった。地球連邦軍はパトロールに出た機体5機を大破させられる損害を被りながらもバルブス1機およびパイロットの猿1匹の捕獲に成功。他の機体の存在も否定できない事から連邦軍はこれを危険視するも、あまりにも趣旨不明な事態ゆえに軍を動かす訳にもいかず、猿の反乱から3日後、ハリソン・マディン率いるMS小隊と、輸送と調査の協力のため雇われた民間企業ブラックロー運送、そして情報提供者としてサイド3から招かれたシーナ・カッツィユッキーが共同で暗礁宙域の調査を行った。

調査により暗礁宙域を漂流する衛星が発見され、調査が開始されるも、その最中にバルブスに搭乗した猿軍団が調査隊を襲撃。驚異的な猿の能力を前に機体性能の差を覆され危機に陥る調査隊だったものの、ブラックロー運送のトビア・アロナクスの機転により、バルブス全機の無力化に成功。事態は収束に向かった。

登場作品

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機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
出典元。「猿の衛星」にて計画の中心となる衛星が登場。計画の全貌は不明ながらもシーナによって大まかな内容が語られた他、計画の成果である猿が人間に牙を剥く様がMS戦を通して描かれた。事件収束後、衛星内部の再調査が行われたものの、物語がそこで完結したため、衛星がその後、どのように扱われたかは不明となっている。

開発機体

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バルブス
類人猿用にザクIIをベースとして開発された機体。

関連人物

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衛星内のプラントで培養されていた猿のクローン。アンソニーとセガールと呼ばれる個体が存在しており、研究員の残した記録によれば特筆すべき何らかの特長があった模様。MSの操縦を軽々とこなす高い技量に加え、ニュータイプに覚醒していると思わしき描写があり、MS戦においても脅威的な存在と化した。
ジオン公国のやんごとなきお方
本計画を主導したとされるジオン公国のさる高官。作中のイメージ図ではどこかで見たような令嬢副官を連れており、シーナの話を聞いたトビア達がザビ家1人を連想しているが、憶測の域を出ず、素性は一切不明。シーナ曰く「誰とは申しませぬ」「オフィシャルではございませぬぞ
シーナ・カッツィユッキー
噂程度とはいえE計画の存在を知っていた元ジオン兵の老人。調査にあたって協力者として招かれた。人類の革新たるニュータイプに人間以外が覚醒してしまったかもしれないという事態にはシーナも激しく取り乱している。
ハリソン・マディン / ブラックロー運送
衛星の調査を担った面々。猿との戦いという常軌を逸した事態に翻弄されながらも事態を収束させた。調査後、十分に生存可能な環境があるにも関わらず猿に暴れた理由について、トビアが20世紀末の学説を引き合いに出している。
ハリソンの上官
ハリソンに事件の調査を依頼した司令官。猿がMSを操縦していたという理解不能な事態に「トニーの漫画かよっ!」と匙を投げ、半ば押し付けに近い形でハリソンに調査を押し付けた。
  • 「猿の衛星」のサブタイトルから察するに、元ネタは映画「猿の惑星」が元ネタと思われる。一方、アンソニーとセガールの名前については、ゲーム機セガサターンのCMに出演した2匹の猿が元ネタと思われる。

商品情報

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