サラ・ザビアロフ
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サラ・ザビアロフ | |
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外国語表記 | Sarah Zabiarov |
登場作品 | |
声優 |
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デザイナー | 北爪宏幸 |
プロフィール | |
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種族 | 人間 (スペースノイド) |
性別 | 女 |
生年月日 | 宇宙世紀0072年 |
年齢 |
15歳(本編) 17歳(小説版) |
没年月日 | 宇宙世紀0088年1月25日 |
髪色 | ピンク |
瞳の色 | 緑 |
職業 | MSパイロット |
所属 | ティターンズ |
階級 | 曹長 |
主な搭乗機 |
マラサイ ボリノーク・サマーン、他 |
概要 [編集 | ソースを編集]
ニュータイプの素質を持つ少女。ティターンズにその才を認められて入隊し、モビルスーツパイロットとなる。ティターンズとしては珍しいスペースノイド出身者[1]。
パプテマス・シロッコからその能力を高く評価されており、サラもシロッコに心酔し、グリプス戦役ではシロッコ直属の部下として活動。MSパイロットとしてのみならず、アーガマへのスパイ活動やフォン・ブラウンへの破壊工作などを行う。
戦乱の中でカミーユ・ビダンやカツ・コバヤシとの出会い、共感を得るようになるものの、最後までシロッコに付き従い、最期はカツの攻撃からシロッコを庇って戦死した。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士Ζガンダム
- 初登場作品。第22話から登場する。当初はシロッコの命令でジェリドの部下として配属されるが、その後シロッコ直属の部下となる。アーガマにスパイとして潜入し、混乱させると、戦闘中の隙を突いて脱走。この時、カツ・コバヤシと出会い好意を寄せられた。その後もシロッコの命令でフォン・ブラウンへの爆弾テロを行うなど、様々に暗躍したが、シロッコがハマーン・カーンと対決した際、そこに割って入ったカツの攻撃からシロッコを庇う形で戦死。死後は精神体となってカミーユの前に現れシロッコを庇おうとするが、同じく精神体のカツに説得されて身を引いた。
- 機動戦士Ζガンダム (小説版)
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 最終回でララァ、フォウ、プル、カツの精神体と共にジュドーに力を貸している。
- 機動戦士Ζガンダム A New Translation
- TV版から担当声優が変更され、「恋人たち」では池脇千鶴氏、「星の鼓動は愛」では島村香織氏が担当した。概ねTV版の展開をなぞる。
- 機動戦士Ζガンダム Define
人間関係[編集 | ソースを編集]
ティターンズ[編集 | ソースを編集]
- パプテマス・シロッコ
- 上官。サラを腹心の同志として扱い、サラも彼の事を「パプティマス様(またはパプテマス様)」と呼び敬愛、崇拝している。普段は冷静な態度を崩さないシロッコだが、サラが絶命した際には感情を露わにしており、彼女に対する思い入れの深さを察することが出来る。
- レコア・ロンド
- シロッコに惹かれてティターンズに寝返った元エゥーゴパイロット。お互いシロッコに恋愛感情を抱いていることもあり、恋敵として対抗心を抱く。
- ジェリド・メサ
- 初陣の際の直属の上官。戦争を理想論で語るサラに対し、実戦経験者としてその「若さ」を指摘し、互いに反目しあった。アポロ作戦後に一時的にアレキサンドリア所属となった際に再び上官となる。
- シドレ
- 自身と同じニュータイプ候補生。初陣の際に共に出撃するも、アーガマ隊と交戦の末に戦死する。
- ホリィ
- シドレの後任。アポロ作戦の混戦で連携して戦闘した。
- ヤザン・ゲーブル
- シロッコと共感し合うティターンズのパイロット。サラはヤザンを「野獣のような男」として警戒しており、ヤザンも彼女を「半端な戦闘人形」と蔑んだ。
エゥーゴ[編集 | ソースを編集]
- カツ・コバヤシ
- エゥーゴのパイロット。アーガマに投降を装って潜入した際に出会い、思いを寄せられる。その際、彼を利用してシロッコの下へ戻った事でカツは人間不信に陥ってしまうが、それでもサラの事を忘れられず、暴走する一幕を見せる事になる。一方のサラはシロッコに対する忠誠心は変わらなかったものの、死の間際にカツの身を案じるなど、カツの優しさは彼女の心の内に少なからず葛藤を与えた。
- カミーユ・ビダン
- エゥーゴのMSパイロット。フォン・ブラウン市では成り行きからソフトクリームを奢ってもらうが、ソフトクリームをあまり食べたことがないという身の上を「貧しい青春」と一笑される。互いにニュータイプ故に感応する場面もあり、彼からシロッコの危険性を度々指摘されたが、最後まで彼の説得に応じる事はなかった。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「戦争は、人をより良く生かす為の必要悪ですから、その為に戦うだけです。戦闘局面であっても殺さないで済む敵ならば殺しません」
- 『Ζ』第22話より。戦争を知らないようなサラとシドレの初々しさに不快感を露にしたジェリドから戦う理由を問われた際に。「人殺しではなく戦争という必要悪をする」と理想論で反論し、ジェリドの神経を逆撫でする事となった。
- 「このままでは私はやられる…!敵の意思が固まって…私を襲う…ッ!!」
- 同上。シドレが撃墜され、敵の集中砲火にさらされた際に。自身に向けられる敵意を感じ取るというニュータイプの素養を見せたが恐怖に耐えきれず、直後にジェリドの命令を待たずして離脱してしまった。
- 「皮肉じゃないのよ。カツ、好きよ」
- 『Ζ』第23話より。カツを騙してアーガマから脱出する際に。カツの疑う事を知らない性格と純粋な好意はサラに僅かながら心の変化をもたらしたが、彼女の忠誠心を揺らがせるには至らなかった。しかしこの時の出会いがその後の運命を翻弄させる事になるとは彼女自身想像できない事だった。
- 「みんな私を女の子としては見ていないのよ。こんな服をいくら着てみたって…」
- 『Ζ』第31話より、フォン・ブラウンの市内で年頃の女の子たちを見た際にこぼした不満。心酔するシロッコのため戦いに身を投じているとはいえ、普通の女の子への願望も心に秘めていた。そんな彼女にカミーユは普通の女の子になればいいと説得し、アイスクリームを奢る。彼の優しさに不思議なものを感じ取るサラだったが…。
- 「でも私は、あなたよりも先にシロッコに出会ったのよ!仕方のない事よ!」
- 同上。また戦場に出るのであれば容赦なく倒す(=戦いから離れろ)という旨をカミーユから厳しく言い渡された際に。シロッコに絶対の忠誠を尽くす身でありながら、無意識に「もしシロッコと出会っていなければ」という言葉を口にしてしまい困惑した。直後には設置した爆弾の存在も自ら口にしており、彼女の心の揺らぎがより明確になっている。
- 「カツは私に優しくしてくれた…だから逃げて…早く…」
- 『Ζ』第46話より、サラの最期。命を賭してシロッコを守ったサラだったが、死の間際に彼女が案じたのは、自身に一途に純粋な好意を向け続けてきたカツの身だった。しかし時既に遅く、生きて彼の気持ちに応える事は遂になかった。彼女が真に彼と和解するのは死後の事となる。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- マラサイ
- 当初の搭乗機。『Ζ』第22話~第23話で搭乗。
- ハイザック
- 『Ζ』第25話、第27話で搭乗。
- ハンブラビ
- 『Ζ』第31話で搭乗。フォン・ブラウンへの潜入を兼ねた月面での運用試験を担当した。
- メッサーラ
- 『Ζ』第31話で搭乗。
- ボリノーク・サマーン
- 『Ζ』第44話からの搭乗機。