「プロトタイプグフ」の版間の差分
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本機は複数機生産され、3号機以降の機体には軽量化によって発生した胴体内部の余剰スペースを活用し、固定兵装としてフィンガーバルカンとヒート・ロッドが追加された。 | 本機は複数機生産され、3号機以降の機体には軽量化によって発生した胴体内部の余剰スペースを活用し、固定兵装としてフィンガーバルカンとヒート・ロッドが追加された。 | ||
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2021年6月14日 (月) 21:06時点における最新版
プロトタイプグフ | |
---|---|
外国語表記 | Prototype Gouf |
登場作品 | MSV |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 地上用試作型モビルスーツ |
型式番号 | YMS-07A |
頭頂高 |
17.7m 18.2m[1] |
本体重量 |
55.7t 58.2t[1] |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオニック社 |
開発拠点 | キャルフォルニアベース |
所属 | ジオン公国軍 |
概要[編集 | ソースを編集]
ジオン公国軍の地上用試作型モビルスーツ。グフのプロトタイプにあたる機体で、ジオニック社によりザクIIJ型をベースに開発された。この時点でザクII自体の基本設計に変更不可能な部分が数多くあったため、機体パーツの6割以上が新造されている。
主に陸戦性能と来るべき連邦軍モビルスーツとの格闘戦を重視して設計されており、ラジエーターの高性能化の他、空間用装備の完全オミット化による機体重量の軽量化に加え、高耐弾性の複合装甲を設計段階から採用、シールドを左前腕部への外装式にする事で、J型よりも少ない機体重量でありながら、装甲面・陸戦性能は同機を上回るものとなっている。
両肩には敵MSの懐に潜り込んでからのショルダータックルを想定した大型スパイク装備のスパイクアーマーが配置されており、頭部にはド・ダイYSとの連携運用を想定し、従来では指揮官機用の装備だったマルチブレードアンテナが標準装備されている。また、モノアイレールは各種センサー類や内部の防塵フィルター等の検証のため、360度全周型が採用されている他、パイプ形状はザクIIよりも長い物が用いられている。試作機のためかザクIIの名残も脚部の動力パイプに見られる。
本機は複数機生産され、3号機以降の機体には軽量化によって発生した胴体内部の余剰スペースを活用し、固定兵装としてフィンガーバルカンとヒート・ロッドが追加された。
本機は第一期陸戦用MS開発計画の下にツィマッド社のYMS-08 高機動型試作機と競合する形で開発されていたが、コンペティションの結果、総合性能で勝る本機が制式採用に至り、高機動型試作機は本機の開発プランに統合されている。テスト運用を終えた機体はさらなる開発プランの母体にされたり、実戦装備が施された上で前線に投入された。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- MSV
- 出典元。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ザク・マシンガン
- ドラムマガジン式の口径120mmマシンガン。
- ヒート・ホーク
- 加熱式の実体斧。
- シールド
- 主にグフ系列機に装備されるシールド。
- ヒート・ロッド
- 右腕部に固定装備される伸縮式の放熱鞭。電流と熱を発することにより敵機にダメージを与える。
- フィンガーバルカン
- 左腕のマニピュレーターに内蔵されている75ミリ口径の5連装機関砲。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ザクIIJ型
- ベース機。
- グフ飛行試験型
- 3機の本機が母体となった。
- グフ (初期量産型) / 先行量産型グフ
- グフの先行量産機。
- グフ
- グフの制式量産機。
- プロトタイプグフ 機動実証機
- 『MSD』における本機に相当する機体。
- プロトタイプグフ 戦術実証機
- 『MSD』において、本機の3号機以降に相当する機体。
- 高機動型試作機
- ツィマッド社で競作という形で開発されていた機体。後に計画が統合され、バックパックや脚部補助スラスター等の推進器技術がグフに取り入れられている。
- ド・ダイYS
- グフとの連携運用を想定し、本機以降のグフ系列機はブレードアンテナが標準装備となっている。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]