「アンカー」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
9行目: | 9行目: | ||
| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
| 分類 = [[ミキシングビルドモビルスーツ]] | | 分類 = [[ミキシングビルドモビルスーツ]] | ||
+ | | 生産形態 = ワンオフ機 | ||
| 全高 = 約18m<ref>消耗の激しい関節パーツの交換などで一定していない。</ref> | | 全高 = 約18m<ref>消耗の激しい関節パーツの交換などで一定していない。</ref> | ||
| 本体重量 = | | 本体重量 = | ||
25行目: | 26行目: | ||
[[アッシュ・キング|アッシュ]]率いる[[無敵運送]]が保有する[[モビルスーツ]]。[[宇宙戦国時代]]を代表する[[ミキシングビルドモビルスーツ]]の1機である。 | [[アッシュ・キング|アッシュ]]率いる[[無敵運送]]が保有する[[モビルスーツ]]。[[宇宙戦国時代]]を代表する[[ミキシングビルドモビルスーツ]]の1機である。 | ||
− | [[宇宙世紀]] | + | [[宇宙世紀]]0155年頃にアッシュの祖父である太陽光発電王[[アンクル・キング]]の発注を受けた元[[サナリィ]]技術者[[フランク・オズ]]によって[[ガンダムF89]]をベースに製造された。改修の際に複数の機体のパーツを流用しており、また長期間の運用によって原型機の面影は殆ど残されておらず、関節部の補修パーツの状態によって機体全高も多少前後するものの、F89譲りの性能とミッションパックの換装機構などは引き継がれている。 |
様々なパーツが混成する機体であるにも関わらず、特徴的な装備を作業機械から転用した<ref>これら装備は硬い鉱物を狭い坑道を伝って採掘する性質から、かなりの強度と収納性に優れた変形機構が併せ持っていた。</ref>事で整備性や補給性に優れており、特徴的なバックパックの四本のスラスターも制御基部とOSが高性能である為、多少不揃いでも機能する融通性を持つ。 | 様々なパーツが混成する機体であるにも関わらず、特徴的な装備を作業機械から転用した<ref>これら装備は硬い鉱物を狭い坑道を伝って採掘する性質から、かなりの強度と収納性に優れた変形機構が併せ持っていた。</ref>事で整備性や補給性に優れており、特徴的なバックパックの四本のスラスターも制御基部とOSが高性能である為、多少不揃いでも機能する融通性を持つ。 | ||
35行目: | 36行目: | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST]] | ;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST]] | ||
− | : | + | :初登場作品。パイロットは[[アッシュ・キング]]。 |
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
50行目: | 51行目: | ||
::ベルト給弾式の銃。マニピュレーターから離した状態でも使用可能。腰部にマガジンがマウントされており、そこから肩アーマーを通してアックス・ガンに給弾ベルトが伸びる。 | ::ベルト給弾式の銃。マニピュレーターから離した状態でも使用可能。腰部にマガジンがマウントされており、そこから肩アーマーを通してアックス・ガンに給弾ベルトが伸びる。 | ||
:;[[ビーム・サーベル]] | :;[[ビーム・サーベル]] | ||
− | ::[[宇宙世紀]] | + | ::[[宇宙世紀]]0168年代に於いて、希少価値の高いビーム兵器。ビーム兵器の信頼性が全体的に低下しているため、12秒しか使用できないようセーフティがかけられている。 |
;ヒート・カッター | ;ヒート・カッター | ||
:頭部に搭載されているカッター。高速回転させ、頭突き攻撃に使用される。放熱時にはV字に変形しガンダム然とした頭部シルエットを形作る。 | :頭部に搭載されているカッター。高速回転させ、頭突き攻撃に使用される。放熱時にはV字に変形しガンダム然とした頭部シルエットを形作る。 | ||
70行目: | 71行目: | ||
;ビーム・キャノン | ;ビーム・キャノン | ||
:F89用の遠距離攻撃型パックに2挺装備されている試作型[[ヴェスバー]]。本機の原型機であるガンダムF89の純正装備だが最初期の試作品であり実用性は低く、火力はあるものの3発撃つと本体ごと機能を停止してしまう失敗作である。 | :F89用の遠距離攻撃型パックに2挺装備されている試作型[[ヴェスバー]]。本機の原型機であるガンダムF89の純正装備だが最初期の試作品であり実用性は低く、火力はあるものの3発撃つと本体ごと機能を停止してしまう失敗作である。 | ||
+ | ;バスター・ランチャー | ||
+ | :[[クロスボーン・ガンダムX2改]]が装備していた物に似た大型ビーム砲。損傷した[[ケトル・ゾン]]の物を使用した。 | ||
;アンカーシールド | ;アンカーシールド | ||
:腕部に装備される兵装兼作業用機器。[[ジェムズガン]]等が装備していた物で、過去に装備していた。 | :腕部に装備される兵装兼作業用機器。[[ジェムズガン]]等が装備していた物で、過去に装備していた。 | ||
81行目: | 84行目: | ||
;[[アンカーV2]] | ;[[アンカーV2]] | ||
:本機を改修した機体。背部にスラスター、脚部には履帯が追加されている。 | :本機を改修した機体。背部にスラスター、脚部には履帯が追加されている。 | ||
+ | ;[[アンカーヘッド]] | ||
+ | :本機のパーツで[[ガンダムF89・カスタム]]を補修した機体。 | ||
<!-- == 余談 == --> | <!-- == 余談 == --> | ||
<!-- *説明 --> | <!-- *説明 --> |
2024年7月25日 (木) 15:36時点における最新版
アンカー | |
---|---|
外国語表記 | Anchor |
登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST |
デザイナー | 長谷川裕一 |
スペック | |
---|---|
分類 | ミキシングビルドモビルスーツ |
生産形態 | ワンオフ機 |
全高 | 約18m[1] |
主動力 | 熱核融合炉 |
原型機 | ガンダムF89 |
改修 | フランク・オズ |
所属 | 無敵運送 |
母艦 | エスカル |
主なパイロット |
アッシュ・キング レオ・テイル |
概要[編集 | ソースを編集]
アッシュ率いる無敵運送が保有するモビルスーツ。宇宙戦国時代を代表するミキシングビルドモビルスーツの1機である。
宇宙世紀0155年頃にアッシュの祖父である太陽光発電王アンクル・キングの発注を受けた元サナリィ技術者フランク・オズによってガンダムF89をベースに製造された。改修の際に複数の機体のパーツを流用しており、また長期間の運用によって原型機の面影は殆ど残されておらず、関節部の補修パーツの状態によって機体全高も多少前後するものの、F89譲りの性能とミッションパックの換装機構などは引き継がれている。
様々なパーツが混成する機体であるにも関わらず、特徴的な装備を作業機械から転用した[2]事で整備性や補給性に優れており、特徴的なバックパックの四本のスラスターも制御基部とOSが高性能である為、多少不揃いでも機能する融通性を持つ。
コクピットは三点モニター方式を採用しているが、元は全天周囲モニターが備わっていた機体であり、コクピット外壁の一部に衝撃を与えるとその機能が復活する場合もある。
プロペラントタンクの配置やフェイスオープン式の放熱機構はクロスボーン系の機体を彷彿とさせ、オズがクロスボーン・ガンダムの開発に携わっていた事を伺わせている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
- 初登場作品。パイロットはアッシュ・キング。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 換装
- F89用の試作ミッションパックを装備可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- アックス・ガン
- ナックルダスター、マシンガン、ビーム・サーベルを組み合わせた複合兵装。
- ヒート・カッター
- 頭部に搭載されているカッター。高速回転させ、頭突き攻撃に使用される。放熱時にはV字に変形しガンダム然とした頭部シルエットを形作る。
- 普段は顔面中央に縦一直線になるよう配置されており、非使用時に固定するためかアゴ(チンガード)部分が左右に割れている。
- ケーブル
- 右腕部に装備されているフック付きワイヤー。マシンガンやイカリマルに取り付けて振り回し、広範囲を攻撃することが可能。
- パイルバンカー
- 両脚部に内蔵された炸薬式打突杭。ミート・オブ・トゥーンなどの資源コロニーで一般的に使用されている作業機械を転用した装備。
- ヒート・セラミック弾
- 右胸部に格納されている火箸。一度の戦闘で2発しか撃てないが、一直線上に並んだ複数機のMSを貫通出来る程の高い貫通力を誇る。
- 回転シールド
- 腕部に装備される実体シールド。坑道採掘用重機を転用した物で、通常の実体弾程度であれば容易に防ぐことが可能。打撃にも使用可能であり、攻撃時にはシールドの装甲で左腕全体を覆い、グローブ状にして回転させて使用する。
- イカリマル
- ムーン・ムーンで入手した錨状の武装。
- 元々はムラサメ用に木星が開発した大型ビーム・サーベルであり、最大展開時に刃渡り30mにも及ぶビーム刃を展開可能。省エネルギーモードではヒート・サーベルとしても使用出来た。
- サイコミュを用いたビットとしての運用も想定されており、スラスターや大容量コンデンサも内蔵されている。その質量故に18m級の機体が扱うのは難しく、エネルギーチャージやジェネレーター出力の関係上ビーム・サーベルも発生器周辺にしか発振できない。アッシュは自身の技量とアンカーの性能を以ってこれを使いこなしている。
その他[編集 | ソースを編集]
- ビーム・キャノン
- F89用の遠距離攻撃型パックに2挺装備されている試作型ヴェスバー。本機の原型機であるガンダムF89の純正装備だが最初期の試作品であり実用性は低く、火力はあるものの3発撃つと本体ごと機能を停止してしまう失敗作である。
- バスター・ランチャー
- クロスボーン・ガンダムX2改が装備していた物に似た大型ビーム砲。損傷したケトル・ゾンの物を使用した。
- アンカーシールド
- 腕部に装備される兵装兼作業用機器。ジェムズガン等が装備していた物で、過去に装備していた。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダムF89
- ベース機。
- アンカーV2
- 本機を改修した機体。背部にスラスター、脚部には履帯が追加されている。
- アンカーヘッド
- 本機のパーツでガンダムF89・カスタムを補修した機体。