「クロスボーン・ガンダムX2改」の版間の差分

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| 外国語表記 = Crossbone Gundam X2 kai
 
| 外国語表記 = Crossbone Gundam X2 kai
| 登場作品 = [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]][[ガンダムEXA]]
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*[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
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*[[ガンダムEXA]]
 
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
 
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
 
| デザイン = カトキハジメ
 
| デザイン = カトキハジメ
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| 正式名称 = F97
 
| 正式名称 = F97
 
| 分類 = 他惑星用試作型[[モビルスーツ]]
 
| 分類 = 他惑星用試作型[[モビルスーツ]]
| 型式番号 =  
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| 型式番号 = XM-X2ex
XM-X2ex(木星軍側)
 
F97(サナリィ側)
 
 
| 頭頂高 = 15.9m
 
| 頭頂高 = 15.9m
 
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| 全備重量 = 不明
 
| 全備重量 = 不明
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
 
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
| ジェネレーター出力 = 5,280kw
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| ジェネレーター出力 = 5,280kW
| スラスター総推力 = 25,000kg×4(最大:30,000kg×4)
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| スラスター推力 = 25,000kg×4 (最大:30,000kg×4)
| 装甲材質 = ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
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| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]ハイセラミック複合材
 
| センサー有効半径 =  
 
| センサー有効半径 =  
| 開発組織 =  
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| 原型機 = [[クロスボーン・ガンダムX2]]
[[サナリィ]](本体)
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| 改修 = [[木星帝国]]
[[木星帝国]](新造部)
 
 
| 所属 = [[木星帝国]]
 
| 所属 = [[木星帝国]]
 
| 所属組織 =  
 
| 所属組織 =  
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[木星帝国]]の試作型[[モビルスーツ]]。[[宇宙海賊クロスボーン・バンガード|海賊軍]]から鹵獲した[[クロスボーン・ガンダムX2]]の改修機である。
+
[[木星帝国]]が、[[宇宙海賊クロスボーン・バンガード|海賊軍]]から鹵獲した[[クロスボーン・ガンダムX2]]を改修した機体。
  
中枢部である[[コア・ファイター]]が捕虜となった[[トビア・アロナクス]]に奪還されて逃げられた為、その部分は木星軍が製造した物を使用している。しかし木星の技術力はガンダムの開発元である[[サナリィ]]よりも低く、それ故に[[コアブロックシステム]]は再現されておらず緊急時の脱出は不可能。背部のフレキシブルスラスターユニットも同等の推進力を取り戻させようと苦心した結果、サブスラスターや放熱フィンが追加されて大型化している。一方、本体部は特に変化はなく、基本性能も変わっていない。武装も基本的には同じ物を使用するが、バスター・ランチャーは木星軍によって新しく用意された。
+
X2の[[コア・ファイター]][[トビア・アロナクス]][[ジュピトリス9]]から脱出する際に失われており、欠落した部分をX2本体のコンピュータのデータと、外部から推測された戦闘データから復元を試みた機体である。
  
コア・ブロック・システムのオミットという点を鑑みれば、結果的に本機は'''改悪された改修機'''とも言える。だが本体部のコンピュータから得たデータやこれまで観測した戦闘データ等を使い、中枢部の欠落した見慣れぬ機体の戦闘力を改修前とほぼ同程度にまで復元できたという事実は、木星軍の潜在的な開発能力の高さを物語っているのである。
+
外見上、背部スラスターが大型化しているが、推進力は殆ど増加しておらず、元の機体と同程度と考えてよい。これは、木星軍と[[サナリィ]]の技術力の差と、見慣れぬ機体の再現に苦心した結果でもある。また、コクピットを本体から切り離す[[コアブロックシステム]]は失われており、緊急時の脱出は不可能となっている。
 
 
型式番号の「ex」は改修に伴い便宜的に追加されたもの。
 
 
 
ゲームで登場する場合、X2とは差別化されている事が多い。例として『[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]]』ではX2改の方が僅かに高性能な反面、脱出機能やABCマントはオミットされている。
 
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
:改造前の機体に引き続いて[[ザビーネ・シャル]]が搭乗し、地球圏で[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]の[[クロスボーン・ガンダムX1改|X1改]]と交戦。[[死の旋風隊]]との戦闘で消耗していたとはいえ、キンケドゥを圧倒し、勝利する。しかし、奇跡的に復活したキンケドゥと再戦して敗北。本機も破壊されている。
+
:改造前の機体に引き続いて[[ザビーネ・シャル]]が搭乗し、地球圏で連邦艦隊を攻撃し、これを海賊によるものと誤認させ、戦闘を誘発させた。その後、[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]の[[クロスボーン・ガンダムX1改|X1改]]と交戦し、連戦で消耗していたキンケドゥをその気迫で圧倒しながらX1を地球の重力へ落として勝利する。しかし、最終決戦で奇跡的に復活したキンケドゥと再戦する事になり、お互いに武装を失いながらもヒート・ダガーによる接近戦を展開。最終的にコクピットにダガーの刃を突き立てられ、撃破された。
 
;[[ガンダムEXA]]
 
;[[ガンダムEXA]]
:ザビーネが乗り、[[レオス・アロイ]]の[[エクストリームガンダム type-レオス エクリプス・フェース|エクストリームガンダム]]と戦って勝利している。なお、この時はABCマントを装着していたが、レオスの攻撃で消失している。
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:ザビーネが[[レオス・アロイ]]の[[エクストリームガンダム type-レオス エクリプス・フェース|エクストリームガンダム]]との戦闘で使用。
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:なお、この時はABCマントを装着していたが、レオスの攻撃で消失している。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;ABCマント
 
;ABCマント
:MS用の追加装甲として用意された特殊装備。「ABC」は「アンチ・ビーム・コーティング」の略である。
+
:耐ビーム材と特殊繊維によって構成される布状の対ビーム用リアクティブアーマー。
:耐ビーム材と特殊繊維から成るマントで、機体の全身を覆う事ができる対ビーム用リアクティブアーマーである。フルアーマーと違って、機体の機動力を落とす事無く防御力を向上させられる。ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされ、当時最強クラスのビーム兵器であるヴェスバーも1発なら相殺可能。
+
:ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされるが、防御性能は受け止めたビームの出力によって上下する。
:弱点として物理攻撃に対しては特に効果が無く、またビーム兵器であっても同じ部分を長時間攻撃し続けられると破られてしまう。製造コストも高額で、複数が造られたものの後に量産化は断念されている。なお本機がマントで全身を覆えるのはフレキシブルスラスターユニットを採用しているからで、通常のMSではメインスラスターまでマントで覆う事になる為に一部分でしか使用できない。
 
 
:本編では使用されなかったが、『ガンダムEXA』登場時には装備されていた。
 
:本編では使用されなかったが、『ガンダムEXA』登場時には装備されていた。
;分離
 
:ABCマントを脱ぎ捨てる。
 
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;バルカン砲
 
;バルカン砲
:頭部に2門内蔵されている。口径は不明。主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
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:頭部に2門内蔵されている。小口径ながらも必要充分な威力を持ち、主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
;ビーム・サーベル
+
;[[ビーム・サーベル]]
:両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。
+
:両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。X2改ではコア・ファイターは失われているが、そのまま再現されている。
;ビーム・ガン
+
:;ビーム・ガン
:ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。コア・ファイターの武装としても使用される。
+
::ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。
 
;ザンバスター
 
;ザンバスター
:本機専用のビーム・ライフル。前後で分離する事でバスターガンとビーム・ザンバーとして使用可能。腰部にマウントする際も分離される。銃口にグレネード弾を装着して発射する事も可能。
+
:本機専用の[[ビーム・ライフル]]。前後で分離する事でバスターガンとビーム・ザンバーとして運用出来るようにした装備。
;バスターガン
+
:;バスターガン
:ザンバスターのバレル部を構成するビーム・ピストルで、威力は低め。不使用時は右腰部にマウントされる。
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::ザンバスターのバレル部を構成するビーム・ピストル。単独での威力は低い。非使用時は右腰部にマウントされる。
;ビーム・ザンバー
+
:;ビーム・ザンバー
:ザンバスターのグリップ部を構成する大型ビーム・サーベルで、名称は「斬馬刀」から取られている。本機の主兵装であり、バスターガンとの合体によるライフルとしての機能はあくまでも補助的なものでしかない。大型の高出力ビーム刃を形成し、粒子を縦方向に偏向加速させている。これによって敵機をビーム・サーベルや[[ビーム・シールド]]諸共両断できるようになった。だが相手のビーム出力の方が高い場合はその限りではない。不使用時は左腰部にマウントされる。
+
::ザンバスターのグリップ部を構成する大型ビーム・サーベル。名称は「斬馬刀」から取られている。本機の主兵装であり、バスターガンとの合体によるライフルとしての機能はあくまでも補助的なものでしかない。
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::大型の高出力ビーム刃を形成し、粒子を縦方向に偏向加速させる事で敵機をビーム・サーベルやビーム・シールドごと斬り裂く程の威力を発揮する。非使用時は左腰部にマウントされる。
 
;ヒート・ダガー
 
;ヒート・ダガー
:両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出して攻撃する事も可能。
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:両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。
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:脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出または露出させて攻撃する事も可能。
 
;ブランド・マーカー
 
;ブランド・マーカー
 
:両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
 
:両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
;[[ビーム・シールド]]
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:;[[ビームシールド|ビーム・シールド]]
:ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。
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::ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。
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::発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。
 
;シザー・アンカー
 
;シザー・アンカー
:フロントスカートを展開し、射出式のアンカーとしたもの。本体とはチェーンで接続されている。主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される他、手放した武器を掴んで振り回すといった使い方がされる事もある。
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:フロントスカートを展開し、射出式のアンカーとしたもの。本体とはチェーンで接続されている。主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される。
 
;ショット・ランサー
 
;ショット・ランサー
:右腕部に装備される槍型の接近戦用武装。元々は[[クロスボーン・バンガード|旧クロスボーン・バンガード]]が[[スペースコロニー|コロニー]]内戦闘による住民への被害を抑える為に造った物で、MSを爆発させずに倒す為の武器である。穂先はレール砲と同様の原理を用いる事によって打ち出せるようになっており、パイルバンカーのような使い方を可能とする。更に先端部は仕込まれた炸薬によって射出できるようになっている。ザビーネは[[ベルガ・ギロス (黒の部隊仕様)|以前の乗機]]で使い慣れている為か、海賊軍にいた頃は好んでこの武器を使用していたが、実は'''X2改では一度も装備された事がない'''(ゲームや『ガンダムEXA』登場時には装備されている)。
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:右腕部に装備される槍型の接近戦用武装。元々は[[クロスボーン・バンガード|旧クロスボーン・バンガード]]が[[スペースコロニー|コロニー]]内戦闘による住民への被害を抑える目的で開発した装備である。
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:ザビーネは[[コスモ・バビロニア建国戦争]]時代の愛機であった[[ベルガ・ギロス]]の物を引き続き使用している。
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:ゲーム作品やガンダムEXAでは装備しているが、本編中では使用していない。
 
:;ヘビー・マシンガン
 
:;ヘビー・マシンガン
::ショット・ランサーに4門内蔵されている実弾兵器。先端部を射出した後も使用可能。当然、こちらも本編では使用された事はない。
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::ショット・ランサーに4門内蔵されている実弾兵器。先端部を射出した後も使用可能。
 
;バスター・ランチャー
 
;バスター・ランチャー
:X2改用として木星軍が用意した大型ビーム砲で、射程距離がかなり長い。威力も遠距離から艦艇を容易く撃沈させられる程で、本体と接続した状態でエネルギーをチャージすれば更に強化できる。
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:X2改用として木星軍が用意した大型ビーム砲。本体と接続した状態でエネルギーをチャージする事でビームの威力を強化できる。外見は[[ザンネック]]のザンネック・キャノンとの関連性が指摘されている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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;[[クロスボーン・ガンダムX2]]
 
;[[クロスボーン・ガンダムX2]]
 
:改修前の姿。
 
:改修前の姿。
 
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;[[アマクサ]] / [[コルニグス]]
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:X2から得たデータを元に開発された木星版クロスボーン・ガンダム。
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;[[クロスボーン・ガンダムX-13]]
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:後に[[木星共和国]]で開発されたクロスボーン・ガンダムの1機。コストダウンのために本機と同型のフレキシブルスラスターを採用している。
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- *説明 -->
 
<!-- *説明 -->
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
=== [[ガンプラ]] ===
 
=== [[ガンプラ]] ===

2024年7月29日 (月) 17:58時点における最新版

クロスボーン・ガンダムX2改
外国語表記 Crossbone Gundam X2 kai
登場作品
デザイン カトキハジメ
テンプレートを表示
スペック
正式名称 F97
分類 他惑星用試作型モビルスーツ
型式番号 XM-X2ex
頭頂高 15.9m
本体重量 不明
全備重量 不明
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 5,280kW
スラスター推力 25,000kg×4 (最大:30,000kg×4)
装甲材質 ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
原型機 クロスボーン・ガンダムX2
改修 木星帝国
所属 木星帝国
主なパイロット ザビーネ・シャル
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概要[編集 | ソースを編集]

木星帝国が、海賊軍から鹵獲したクロスボーン・ガンダムX2を改修した機体。

X2のコア・ファイタートビア・アロナクスジュピトリス9から脱出する際に失われており、欠落した部分をX2本体のコンピュータのデータと、外部から推測された戦闘データから復元を試みた機体である。

外見上、背部スラスターが大型化しているが、推進力は殆ど増加しておらず、元の機体と同程度と考えてよい。これは、木星軍とサナリィの技術力の差と、見慣れぬ機体の再現に苦心した結果でもある。また、コクピットを本体から切り離すコアブロックシステムは失われており、緊急時の脱出は不可能となっている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士クロスボーン・ガンダム
改造前の機体に引き続いてザビーネ・シャルが搭乗し、地球圏で連邦艦隊を攻撃し、これを海賊によるものと誤認させ、戦闘を誘発させた。その後、キンケドゥX1改と交戦し、連戦で消耗していたキンケドゥをその気迫で圧倒しながらX1を地球の重力へ落として勝利する。しかし、最終決戦で奇跡的に復活したキンケドゥと再戦する事になり、お互いに武装を失いながらもヒート・ダガーによる接近戦を展開。最終的にコクピットにダガーの刃を突き立てられ、撃破された。
ガンダムEXA
ザビーネがレオス・アロイエクストリームガンダムとの戦闘で使用。
なお、この時はABCマントを装着していたが、レオスの攻撃で消失している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

ABCマント
耐ビーム材と特殊繊維によって構成される布状の対ビーム用リアクティブアーマー。
ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされるが、防御性能は受け止めたビームの出力によって上下する。
本編では使用されなかったが、『ガンダムEXA』登場時には装備されていた。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

バルカン砲
頭部に2門内蔵されている。小口径ながらも必要充分な威力を持ち、主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
ビーム・サーベル
両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。X2改ではコア・ファイターは失われているが、そのまま再現されている。
ビーム・ガン
ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。
ザンバスター
本機専用のビーム・ライフル。前後で分離する事でバスターガンとビーム・ザンバーとして運用出来るようにした装備。
バスターガン
ザンバスターのバレル部を構成するビーム・ピストル。単独での威力は低い。非使用時は右腰部にマウントされる。
ビーム・ザンバー
ザンバスターのグリップ部を構成する大型ビーム・サーベル。名称は「斬馬刀」から取られている。本機の主兵装であり、バスターガンとの合体によるライフルとしての機能はあくまでも補助的なものでしかない。
大型の高出力ビーム刃を形成し、粒子を縦方向に偏向加速させる事で敵機をビーム・サーベルやビーム・シールドごと斬り裂く程の威力を発揮する。非使用時は左腰部にマウントされる。
ヒート・ダガー
両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。
脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出または露出させて攻撃する事も可能。
ブランド・マーカー
両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
ビーム・シールド
ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。
発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。
シザー・アンカー
フロントスカートを展開し、射出式のアンカーとしたもの。本体とはチェーンで接続されている。主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される。
ショット・ランサー
右腕部に装備される槍型の接近戦用武装。元々は旧クロスボーン・バンガードコロニー内戦闘による住民への被害を抑える目的で開発した装備である。
ザビーネはコスモ・バビロニア建国戦争時代の愛機であったベルガ・ギロスの物を引き続き使用している。
ゲーム作品やガンダムEXAでは装備しているが、本編中では使用していない。
ヘビー・マシンガン
ショット・ランサーに4門内蔵されている実弾兵器。先端部を射出した後も使用可能。
バスター・ランチャー
X2改用として木星軍が用意した大型ビーム砲。本体と接続した状態でエネルギーをチャージする事でビームの威力を強化できる。外見はザンネックのザンネック・キャノンとの関連性が指摘されている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

クロスボーン・ガンダムX1改

関連機体[編集 | ソースを編集]

クロスボーン・ガンダムX2
改修前の姿。
アマクサ / コルニグス
X2から得たデータを元に開発された木星版クロスボーン・ガンダム。
クロスボーン・ガンダムX-13
後に木星共和国で開発されたクロスボーン・ガンダムの1機。コストダウンのために本機と同型のフレキシブルスラスターを採用している。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

フィギュア[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]