「グレイズ改」の版間の差分
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == |
2016年9月22日 (木) 20:36時点における版
EB-06/tc グレイズ改 (Graze Custom)
- 登場作品:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- デザイナー:海老川兼武
- 分類:量産型モビルスーツ
- 装甲:ナノラミネートアーマー
- 全高:17.9m
- 本体重量:28.2t
- 主動力:エイハブ・リアクター
- 開発組織:ギャラルホルン(ベース機)、鉄華団(改修)
- 主なパイロット:昭弘・アルトランド
鉄華団が保有するモビルスーツ。ギャラルホルンから鹵獲したグレイズ2機を使いナディ・雪之丞・カッサパやヤマギ・ギルマトンらが改修を行った機体である。
クランク・ゼントの一般機とオーリス・ステンジャの指揮官機の流用可能なパーツを組み合わせる事で1機のMSとして完成させている。動力のエイハブ・リアクターはクランク機の物が使用されている。背部にはブースターが1基追加され、これはベース機が装備していた物とは異なり大型バーニアが1発だけで腰部への移動も不可能。ガンダム・バルバトスとの戦闘で損傷が激しかった頭部や両肩部、胸部の装甲は鉄華団が独自に用意した白い装甲へと変更された。この装甲はナノラミネートアーマーではあるものの、資金面の問題から装甲塗料は最も安価な白を使っている。それ故に実弾を受けて破損する事があるなど本来の装甲よりも強度が低いが、結果的に重量が2t軽くなり、背部ブースターと相まって宇宙空間における機体の機動力や旋回性を高めている。
グレイズが元々汎用性や整備性に優れた機体という事もあり、MSの運用ノウハウを持たない鉄華団でも問題なく運用できている。武装もグレイズと同じ物を使用する。コクピットも通常型のままであり、阿頼耶識システムは搭載されていない。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- パイロットは昭弘・アルトランド。
当初は転売される予定だったが、低軌道ステーションにおけるギャラルホルンとの戦闘で急遽実戦投入される事となり、三日月・オーガスのガンダム・バルバトスを支援した。これ以降も鉄華団の戦力の一つとして運用され続けている。
その後更なる改修が行われ、パイロットも昭弘が乗り換えた事でノルバ・シノに変更された。
装備・機能
特殊機能
- 換装
- 環境に合わせて装甲や武装、オプションを換装可能。
武装・必殺攻撃
- GR-W01 120mmライフル
- 携行式の速射砲。高い集弾性を持ち、メインウェポンとしてはもちろん支援武器としても有効である。精密射撃用のサブグリップも設置されている。両側面にはマガジンが取り付けられ、丸型と四角型の2種類が存在する。
- ショートライフル
- 120mmライフルの銃身を外した状態。片腕でも保持しやすくなる代わりに有効射程や集弾性が落ちる。
バトルアックスと併用する際にこちらをよく使用するとされる。 - GR-H01 9.8mバトルアックス
- 対MS戦闘用の格闘兵装。直接打撃によってナノラミネートアーマーを破壊する。
- 格闘
- 素手での格闘戦を行う。
タービンズとの戦闘で百錬2機を抑える為に奮戦した。 - バズーカ砲
- 標準武装として開発された大型火器。ロケット弾を発射する。
マウントラック付きの専用肩部装甲が用意されており、換装する事でマウントしたままの発射が可能となる。
低軌道ステーションでの戦闘の際にドサクサに紛れて鹵獲している。 - メイス
- ガンダム・バルバトスの主兵装。MSのフレームにも使われている高硬度レアアロイ製で、巨大な槍のような質量破壊兵器となっている。ナノラミネートアーマーを一撃で粉砕できる程の威力を持つ。先端部にはパイルバンカーのような射出機能が存在し、こちらもナノラミネートアーマーを容易く貫通するだけの威力がある。
通常は手に持って振り回すが、投擲武器として使われる事もある。
初陣の際に装備し、バルバトスに投げ渡している。 - 300mm滑空砲
- バルバトスの背部に装着される実弾砲。無重力空間での使用を前提として造られ、命中精度よりも威力を重視している。ナノラミネートアーマーの前では無力だが、至近距離から撃った場合はその限りではない。
砲身は折り畳みが可能。
初陣の際にバルバトスから渡され、支援した。その際、昭弘は阿頼耶識システム無しの機体にまだ慣れていないにもかかわらず敵機に命中させている。 - 60mmマシンガン
- 滑空砲の下部に1門内蔵されている。
対決・名場面
- 兄弟の再会
- 地球、火星間のデブリ漂う航路で、鉄華団は宇宙海賊ブルワーズからの攻撃に晒される。哨戒行動に出ていた昭弘とタカキはブルワーズの差し向けたマン・ロディ部隊に襲撃され、昭弘はその中に生き別れの弟がいる事を知ってしまった。
タカキのモビルワーカーを守りながらブルワーズと交戦する昭弘であったが、タカキが攻撃を受けてしまい、更には中破したモビルワーカーごと敵の手に奪われてしまう。
三日月やラフタ達が駆け付けた事で撃破は免れたが、昭弘は離脱する昌弘のマン・ロディからタカキを奪還して離脱する事が出来た。
一方、ブルワーズの狙いがクーデリアである事を知った鉄華団とタービンズは敵との本格的な交戦状態に突入。そして昭弘も弟が敵の中にいる事を打ち明け、再び相見える際には説得するべく戦場へと赴く。
この戦いが、兄弟の別れとなる事など知る由も無く……
関連機体
- 流星号
- 更なる改修を受けたグレイズ改。
- グレイズ、グレイズ (指揮官機)
- ベース機。
- シュヴァルベ・グレイズ
- グレイズの姉妹機。
- ガンダム・バルバトス
- 鉄華団で運用されている機体。