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+ | ;前期型 | ||
+ | :ホワイトベースに配備された当初の仕様。『1st』のガンキャノンと比べて指が三本指、頭部アンテナが側頭部に敷設されている、バックパック形状がキャノン砲の基部も含めて異なるなどの差異がある。大河原氏の設定画は漫画本編とは異なり、頭部に赤いアゴ、手首に装甲板が付いているなどの違いがある。 | ||
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+ | :ベルファストにおける改修後の仕様。マニピュレーターが五本指に変更され、頭部アンテナの位置が後頭部に変更されるなど、全体的に『1st』のガンキャノンに近い形状となっている。また、ソロモン戦前の改修でバックパックにスラスターが2基増設されている。この後期型も設定画と漫画本編で形状に差異があり、設定画では前期型と同様に赤いアゴと手首の装甲板がある。 | ||
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+ | :映画『ククルス・ドアンの島』に登場した際のデザイン。漫画『THE ORIGIN』の後期型の設定画に基づいたデザインで、頭部に赤いアゴ、手首に装甲板が付いているのが特徴。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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+ | :ホワイトベースの艦載機として[[カイ・シデン]]機(機体ナンバー104)と[[ハヤト・コバヤシ]]機(機体ナンバー109)が登場。ハヤト機は近接支援用に『1st』で未使用だったスプレーミサイル・ランチャーをアニメ作品で初めて装備している(漫画『THE ORIGIN』ではWB艦載機が数回使用している)。 | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
;60mmバルカン砲 | ;60mmバルカン砲 | ||
− | : | + | :側頭部両側に2門内蔵されている機関砲。実体弾を発射し、対地攻撃、近接戦闘、牽制などに使用される。 |
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:胸部左側に1門内蔵されている機関砲。 | :胸部左側に1門内蔵されている機関砲。 | ||
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+ | ;[[ビーム・ライフル]] (後期型) | ||
+ | :ベルファスト戦から装備しているビーム・ライフル。『1st』のガンキャノンの物とほぼ同一の形状になっている。設定画のガンキャノンはガンダムの物に近い形状の物を装備している。 | ||
;低反動キャノン砲 | ;低反動キャノン砲 | ||
− | : | + | :両肩部に2門装備されている本機の主武装。『1st』のガンキャノンとはバックパックも含めて基部の形状が異なる。高い火力と連射性能を誇り、中距離支援で威力を発揮する。 |
− | ; | + | ;スプレーミサイル・ランチャー |
− | : | + | :キャノン砲を換装して装備するミサイル・ランチャー。主に近接支援を目的としている。 |
;シールド | ;シールド | ||
− | : | + | :ガンダムや[[ジム (THE ORIGIN版)|ジム]]と同様のシールド。 |
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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;[[ガンキャノン]] | ;[[ガンキャノン]] | ||
:『1st』におけるガンキャノン。 | :『1st』におけるガンキャノン。 | ||
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+ | :「前期型」はこの機体の設定を踏襲している部分が有り、創作の際のモデルの一つである可能性が高い。 | ||
<!-- == 余談 == --> | <!-- == 余談 == --> | ||
<!-- *説明 --> | <!-- *説明 --> |
2025年2月19日 (水) 10:13時点における最新版
ガンキャノン (THE ORIGIN版) | |
---|---|
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 |
|
主動力 | 熱核融合炉 |
開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | ホワイトベース隊 |
主なパイロット |
概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍の量産型モビルスーツ。ジオン公国軍のモビルスーツに対抗するためにガンキャノン最初期型を改良する形で開発された地球連邦軍初のモビルスーツであり、これ以前のガンキャノンはMBT(主力戦車)に分類されていた。
主武装であるキャノン砲は火力試験型と同様に2門装備されているが、反動の大きい大口径砲ではなく低反動キャノン砲に変更。さらにキャノン砲は背部まで延長されており、その下には弾倉が追加されている。ここまでが前期型と呼ばれる状態である。
本機はさらにベルファストとソロモン戦前で改修が施されており、まずベルファストでマニピュレーターが3本指から5本指に変更され、頭部形状も変更。ソロモン戦前には背部スラスターが2基追加された。スラスターの増設によって機動力は底上げされたが、ジオン軍のリック・ドム等には到底叶わない機動性だったため、艦の固定砲台として運用されることが多く、ジムが量産されると本機は第一線を退くこととなった。
デザイン・仕様バリエーション [編集 | ソースを編集]
- 前期型
- ホワイトベースに配備された当初の仕様。『1st』のガンキャノンと比べて指が三本指、頭部アンテナが側頭部に敷設されている、バックパック形状がキャノン砲の基部も含めて異なるなどの差異がある。大河原氏の設定画は漫画本編とは異なり、頭部に赤いアゴ、手首に装甲板が付いているなどの違いがある。
- 後期型
- ベルファストにおける改修後の仕様。マニピュレーターが五本指に変更され、頭部アンテナの位置が後頭部に変更されるなど、全体的に『1st』のガンキャノンに近い形状となっている。また、ソロモン戦前の改修でバックパックにスラスターが2基増設されている。この後期型も設定画と漫画本編で形状に差異があり、設定画では前期型と同様に赤いアゴと手首の装甲板がある。
- ククルス・ドアンの島版
- 映画『ククルス・ドアンの島』に登場した際のデザイン。漫画『THE ORIGIN』の後期型の設定画に基づいたデザインで、頭部に赤いアゴ、手首に装甲板が付いているのが特徴。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- 初登場作品。『機動戦士ガンダム』に登場するガンキャノンとは大幅に設定が異なり、物語当初からホワイトベース隊に4機配備されている。すでに旧式であるようで、ジオンからはMSの出来損ないと言われる始末であったが、損傷・被撃墜を繰り返しつつも改修を加えられながら終盤まで戦い抜いた。ソロモン戦前からは右胸に機体ナンバーが描かれ、101にシン少尉、102にジョブ・ジョン、103にダニエル、104にカイが搭乗したが、テキサスコロニーでのブラウ・ブロとの戦闘で102以外が撃墜。ア・バオア・クー戦では機体ナンバーが描かれていない2機にカイとハヤトが搭乗し、戦いの最後まで健在している。
- 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
- ホワイトベースの艦載機としてカイ・シデン機(機体ナンバー104)とハヤト・コバヤシ機(機体ナンバー109)が登場。ハヤト機は近接支援用に『1st』で未使用だったスプレーミサイル・ランチャーをアニメ作品で初めて装備している(漫画『THE ORIGIN』ではWB艦載機が数回使用している)。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 60mmバルカン砲
- 側頭部両側に2門内蔵されている機関砲。実体弾を発射し、対地攻撃、近接戦闘、牽制などに使用される。
- バルカン砲
- 胸部左側に1門内蔵されている機関砲。
- ビーム・ライフル (前期型)
- ガンダムとは異なる形状のビーム・ライフル。銃底部に半円状のストラップがあり、装備する際にそれを前腕に被せる。
- ビーム・ライフル (後期型)
- ベルファスト戦から装備しているビーム・ライフル。『1st』のガンキャノンの物とほぼ同一の形状になっている。設定画のガンキャノンはガンダムの物に近い形状の物を装備している。
- 低反動キャノン砲
- 両肩部に2門装備されている本機の主武装。『1st』のガンキャノンとはバックパックも含めて基部の形状が異なる。高い火力と連射性能を誇り、中距離支援で威力を発揮する。
- スプレーミサイル・ランチャー
- キャノン砲を換装して装備するミサイル・ランチャー。主に近接支援を目的としている。
- シールド
- ガンダムやジムと同様のシールド。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンキャノン最初期型
- 本機の最初期型。
- ガンキャノン
- 『1st』におけるガンキャノン。
- ザニー
- 「前期型」はこの機体の設定を踏襲している部分が有り、創作の際のモデルの一つである可能性が高い。