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| 外国語表記 = PIXY
 
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*[[機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079]]
 
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
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なお、2号機の左肩に矢で射抜かれたハート(キューピット)が描かれているが、これは開発時に塗装担当が婚約記念として独断で描いたもので、その結果、担当者は左遷させられてしまったという裏設定がある<ref>[https://twitter.com/Innuvator_Hs/status/420726165821612033 参考ツイート]</ref>。
 
なお、2号機の左肩に矢で射抜かれたハート(キューピット)が描かれているが、これは開発時に塗装担当が婚約記念として独断で描いたもので、その結果、担当者は左遷させられてしまったという裏設定がある<ref>[https://twitter.com/Innuvator_Hs/status/420726165821612033 参考ツイート]</ref>。
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== カラーバリエーション ==
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;2号機
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:ホワイトベース隊に配備予定であった、[[ガンダム]]と同様に赤・青・白のトリコロールで塗装された2号機。専用装備としてビーム・ダガーを装備しているのが特徴。ゴビ砂漠での戦闘で急遽[[アルバトロス輸送中隊]]の護衛第2小隊隊長[[ボルク・クライ]]大尉により運用された。なお『クロディメ』発売当時の攻略本(講談社)や雑誌にはトリコロールカラーの機体以外にもダークブルーと白を基調としたカラーリングのイラストが掲載されている。
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;[[ピクシー (フレッド機)]]
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:第20独立機械化混成部隊「[[スレイヴ・レイス (部隊)|スレイヴ・レイス]]」の部隊員である[[フレッド・リーバー]]軍曹の乗機。部隊カラーであるグレーを基調に、全体的に暗めのカラーリングで塗装されている。スレイブ・レイスにこの機体が渡った理由として、ベルファストに配備される予定だった1号機を裏工作で入手した説と、ゴビ砂漠で2号機を回収した説(下記リメイク版の結末より)とがある。
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;陸軍所属機
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:北米戦線で投入された、連邦陸軍所属である[[コルテス]]の乗機。緑と白を基調としたカラーリングで塗装されている。『パーフェクト・ファイル』ではビームダガーを使用することから、回収された2号機の可能性が指摘されている<ref>ただし当時はまだフレッド機が登場しておらず、書籍自体も独自解釈の色が強いことには注意。</ref>。
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;[[ガンダムピクシー[初期配備型]]]
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:北米アリゾナの砂漠地帯で投入された、[[リリス・エイデン]]の乗機である初期配備機。全体的にライトグレーで塗装された機体で、開発経緯などの詳細は不明。後に[[ガンダム・ピクシー (LA)]]へと改修された。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079]]
 
;[[機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079]]
:アルバトロス輸送中隊の護衛第2小隊隊長[[ボルク・クライ]]大尉が搭乗。ウルフ・ガー隊隊長[[ヘンリー・ブーン]]大尉の駆る[[イフリート]]と幾度となく交戦する。その後の経緯は不明だが、PS3用ソフト『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』のリメイク版では砂漠に上半身のみが残されていたのをミデアが回収したという内容になっている。
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:初登場作品。第2部の主役機として登場。第3話から[[ボルク・クライ]]が搭乗し、[[ウルフ・ガー隊]]と幾度となく交戦する。また、最終ステージで[[イフリート]]を撃墜するか逆に撃墜されるかでエンディングが変化する。イフリート撃破後の動向については続編が無いため不明だが、PS3用ソフト『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』のリメイク版では砂漠に上半身のみが残されていたのをミデアが回収したという内容になっている。
 
;[[機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊]]
 
;[[機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊]]
:コルテス中尉の乗機。ガルマザク事件の主犯的人物、陸軍のウェイン中将が与えた機体であり、中将の邪魔者排除を請け負う掃除人(クリーナー)を引き受けていたコルテスに[[Gアーマー]]と共に受領された。その戦闘力は凶悪で、ネメシス隊の[[ジム改]]と[[ジム・スナイパーII]]、スレイプニール隊の[[ジム・ライトアーマー]]や[[ガンタンクII]]、[[ガンキャノンII]]からなるエース達を悉く殲滅してしまっている。
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:陸軍所属のコルテス機が登場。ガルマザク事件の主犯的人物、陸軍のウェイン中将が与えた機体であり、中将の邪魔者排除を請け負う掃除人(クリーナー)を引き受けていたコルテスに[[Gアーマー]]と共に受領された。その戦闘力は凶悪で、ネメシス隊の[[ジム改]]と[[ジム・スナイパーII]]、スレイプニール隊の[[ジム・ライトアーマー]]や[[ガンタンクII]]、[[ガンキャノンII]]からなるエース達を悉く殲滅してしまっている。キャリフォルニア・ベースでは[[ガルマ・ザビ専用ザクII]]を撃破した後、因縁の相手であるユージの[[ジム・ストライカー]]と対決するも、最終的にはコックピットを殴り潰されて大破した。
 
;[[機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク]]
 
;[[機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク]]
:スレイブ・レイスのリッパーこと[[フレッド・リーバー]]軍曹の乗機。彼の機体は全体的に暗めのカラーリングとなっている。スレイブ・レイスにこの機体が渡った理由として、ベルファストに配備される予定だった1号機を裏工作で入手した説と、ゴビ砂漠で2号機を回収した説(上記リメイク版の結末より)とがある。キャリフォルニア・ベースにて、ジオン軍マルコシアス隊総隊長の[[ダグ・シュナイド]]と共に、殿を務める。HLVを宇宙に上げる事に成功した後はイフリートと共に連邦軍と交戦するが、最後はシュナイドがリッパーに代わって乗り、回収に来た友軍を逃がす為に戦った。機体は連邦軍に回収され、後にレイスがオーガスタ研究所を襲撃した際に[[ドリス・ブラント|ダイバー]]が増援として使用している。
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:フレッド機が登場。第5話から陸戦型ジムに代わってリッパーこと[[フレッド・リーバー]]の搭乗機となる。数々の激戦を潜り抜けた後、第14話にてキャリフォルニア・ベースにてジオン軍マルコシアス隊総隊長の[[ダグ・シュナイド]]と共に殿を務める。HLVを宇宙に上げる事に成功した後はイフリートと共に連邦軍と交戦するが、最後はシュナイドがリッパーに代わって乗り、回収に来た友軍を逃がす為に戦った。機体は連邦軍に回収されたが、後にレイスがオーガスタ研究所を襲撃した際に[[ドリス・ブラント]] (ダイバー)が増援として使用している。
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;[[機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy]]
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:[[リリス・エイデン]]の搭乗機として初期配備型と赤い専用機が登場。機体名は「ガンダムピクシー」または「ガンダム・ピクシー」表記。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;ビームステルスコート
 
;ビームステルスコート
:機体表面に塗布されている。詳細は不明。
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:機体表面に塗布されている。詳細は不明。ゲーム作品ではこれを反映したのかステルス機能が付与されていることが多い。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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;90mmサブマシンガン
 
;90mmサブマシンガン
 
:2丁装備している本機唯一の射撃武装であり、左右で撃つことで弾幕を張れる。また、ガンプラ「HGUC ガンダムピクシー」では、グリップ部にビーム・ダガーを接続できるオリジナルのギミックが追加されている。
 
:2丁装備している本機唯一の射撃武装であり、左右で撃つことで弾幕を張れる。また、ガンプラ「HGUC ガンダムピクシー」では、グリップ部にビーム・ダガーを接続できるオリジナルのギミックが追加されている。
;ブルパップ・マシンガン
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;[[ブルパップ・マシンガン]]
 
:[[ジム改]]などが携行している90mmマシンガン。PS3用ソフト『機動戦士ガンダム外伝 サイドストーリーズ』では90mmサブマシンガンの代わりにこちらを携行している。
 
:[[ジム改]]などが携行している90mmマシンガン。PS3用ソフト『機動戦士ガンダム外伝 サイドストーリーズ』では90mmサブマシンガンの代わりにこちらを携行している。
 
;ビーム・ダガー
 
;ビーム・ダガー
:両腰部に1本ずつ2本装備している。ビーム・サーベルと比べて圧倒的に短いダガー (ナイフ)状、高出力のビーム刃を形成する。格闘スタイルは2本を逆手で持ち、斬りかかる。当初の設定では2号機のみの装備とされていたが、その後の外伝では同装備の別機体(もしくは同一機体)が登場している。
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:両腰部に1本ずつ2本装備している。[[ビーム・サーベル]]と比べて圧倒的に短いダガー (ナイフ)状、高出力のビーム刃を形成する。格闘スタイルは2本を逆手で持ち、斬りかかる。当初の設定では2号機のみの装備とされていたが、その後の各媒体では同装備の別機体(もしくは同一機体)が登場している。
 
:原作ゲームでは敵を3回連続で斬りつける「'''T.Sアタック'''」、5回連続で斬りつける「'''ノーザンライトA'''」を必殺技として使用可能。後者はPSP用ソフト『SDガンダム GGENERATION OVERWORLD』以降のシリーズに「'''ノーザンライト・アタック'''」の名称で採用されている。
 
:原作ゲームでは敵を3回連続で斬りつける「'''T.Sアタック'''」、5回連続で斬りつける「'''ノーザンライトA'''」を必殺技として使用可能。後者はPSP用ソフト『SDガンダム GGENERATION OVERWORLD』以降のシリーズに「'''ノーザンライト・アタック'''」の名称で採用されている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
===  機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079 ===
 
===  機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079 ===
;[[イフリート]]
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;はぐれもの対はぐれもの
:ゴビ砂漠の基地に襲撃してきたイフリートと幾度と交戦。最後は一騎討ちとなり、その後の二機の結末は不明。
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:ゴビ砂漠の基地を襲撃してきた[[ウルフ・ガー隊]]と幾度となく交戦したボルク達だったが、最後の戦いにおいて僚機は全滅し、ノクトにも逃げられた事でボルクを乗せたピクシーは基地にただ1機取り残されてしまう。同じく部下を失ったイフリートのヘンリーはピクシーを自分と同じく「はぐれもの」であると称し、一騎討ちを挑んでくる。<br/>ゲームの結末はどちらかが撃墜されるかで変わり、イフリートを撃墜した場合は、ボルクがウルフ・ガー隊唯一の生き残りである[[サキ・グラハム|サキ]]を救出し誰1人としていない基地へと向かうところで完結し、逆に自機が撃墜された場合はヘンリーが生き残るものの、その後の[[ア・バオア・クー]]戦で消息不明になるという結末を迎える。
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=== 機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊 ===
 
=== 機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊 ===
 
;対[[ジム・ストライカー]]
 
;対[[ジム・ストライカー]]
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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=== パーソナルカスタム機 ===
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;[[ガンダム・ピクシー (LA)]]
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:[[リリス・エイデン]]の専用機である赤いピクシー。機体の各所に増加装甲が取り付けられている他、近~中距離にも対応できるような武装構成となっている。
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=== 系列機・派生機 ===
 
;[[ガンダム]]
 
;[[ガンダム]]
 
:同じRX-78ナンバーの機体。ピクシー2号機のトリコロールカラーはこの機体を意識した物とされている。
 
:同じRX-78ナンバーの機体。ピクシー2号機のトリコロールカラーはこの機体を意識した物とされている。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*[[イフリート]]と同様、多くの媒体で陸戦用の機体として扱われている本機だが、本来は地上・宇宙の両方で運用が可能な機体である(没になった続編では、宇宙でイフリートと決着をつける予定だった)。実際に『CROSS DIMENSION 0079』の説明書や当時の攻略本には「地球圏戦闘用(地球圏がどこまでの範囲を指すかは不明)」と記載されており、「地上戦用」とは記載されていない。恐らく、原作ゲームが地上戦のみで終わった事に加え、「地球圏」を「地球上」と解釈したことによる設定だと思われる。
 
*[[イフリート]]と同様、多くの媒体で陸戦用の機体として扱われている本機だが、本来は地上・宇宙の両方で運用が可能な機体である(没になった続編では、宇宙でイフリートと決着をつける予定だった)。実際に『CROSS DIMENSION 0079』の説明書や当時の攻略本には「地球圏戦闘用(地球圏がどこまでの範囲を指すかは不明)」と記載されており、「地上戦用」とは記載されていない。恐らく、原作ゲームが地上戦のみで終わった事に加え、「地球圏」を「地球上」と解釈したことによる設定だと思われる。
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*2024年10月21日にX上で絵子x氏が本機の原案を担当した事を明かしている。それによると頬にあるダクトは[[ジム寒冷地仕様]]がデザインベースであるらしく、「決定稿でガンダムっぽくなってますが本来はジムのスーパーカスタムって事でデザインしてます」との事。
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**[https://x.com/youkoumori/status/1847979674162651428 絵子x氏のポスト]
  
 
== 商品情報 ==
 
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2024年10月21日 (月) 21:15時点における最新版

ピクシー
外国語表記 PIXY
別表記 ガンダムピクシー
登場作品
デザイン 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 白兵戦用試作型モビルスーツ
生産形態 少数試作機
型式番号 RX-78XX
頭頂高 18.3m
全高 19.2m
本体重量 39.8t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,440kW
スラスター総推力 70,500kg
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
開発組織 地球連邦軍
所属組織 地球連邦軍
所属部隊
主なパイロット
  • ボルク・クライ (2号機)
  • コルテス (陸軍所属機)
  • フレッド・リーバー (スレイヴ・レイス所属機)
  • テンプレートを表示

    概要[編集 | ソースを編集]

    地球連邦軍が一年戦争中に開発した、ガンダムタイプの試作MSである。

    重力下での白兵戦を主眼に開発された本機は、ガンダムに見られるコアブロックシステムを取り除くことで、細身のボディになっている。また、それによる軽量化とアポジモーターの増設により、瞬発力はガンダムを上回り、当時の引力圏で最速を誇る。その機動力と高出力の2本のビーム・ダガーを用いた超近接戦闘を行う。そのため、装甲は対実弾兵器用のものを使用。射撃武器は重力下での信頼の高い実弾兵器が採用されている。

    本機は3機生産され、1号機はベルファスト、3号機はアフリカに配備された。2号機はアルバトロス輸送中隊によって、オデッサ作戦に参加予定のホワイトベース隊に配備される予定だったが、それを察知したジオン公国軍の特殊任務班ウルフ・ガー隊などの複数の部隊から再三攻撃を受け、届けられることはなかった。

    なお、2号機の左肩に矢で射抜かれたハート(キューピット)が描かれているが、これは開発時に塗装担当が婚約記念として独断で描いたもので、その結果、担当者は左遷させられてしまったという裏設定がある[1]

    カラーバリエーション [編集 | ソースを編集]

    2号機
    ホワイトベース隊に配備予定であった、ガンダムと同様に赤・青・白のトリコロールで塗装された2号機。専用装備としてビーム・ダガーを装備しているのが特徴。ゴビ砂漠での戦闘で急遽アルバトロス輸送中隊の護衛第2小隊隊長ボルク・クライ大尉により運用された。なお『クロディメ』発売当時の攻略本(講談社)や雑誌にはトリコロールカラーの機体以外にもダークブルーと白を基調としたカラーリングのイラストが掲載されている。
    ピクシー (フレッド機)
    第20独立機械化混成部隊「スレイヴ・レイス」の部隊員であるフレッド・リーバー軍曹の乗機。部隊カラーであるグレーを基調に、全体的に暗めのカラーリングで塗装されている。スレイブ・レイスにこの機体が渡った理由として、ベルファストに配備される予定だった1号機を裏工作で入手した説と、ゴビ砂漠で2号機を回収した説(下記リメイク版の結末より)とがある。
    陸軍所属機
    北米戦線で投入された、連邦陸軍所属であるコルテスの乗機。緑と白を基調としたカラーリングで塗装されている。『パーフェクト・ファイル』ではビームダガーを使用することから、回収された2号機の可能性が指摘されている[2]
    ガンダムピクシー[初期配備型]
    北米アリゾナの砂漠地帯で投入された、リリス・エイデンの乗機である初期配備機。全体的にライトグレーで塗装された機体で、開発経緯などの詳細は不明。後にガンダム・ピクシー (LA)へと改修された。

    登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

    機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079
    初登場作品。第2部の主役機として登場。第3話からボルク・クライが搭乗し、ウルフ・ガー隊と幾度となく交戦する。また、最終ステージでイフリートを撃墜するか逆に撃墜されるかでエンディングが変化する。イフリート撃破後の動向については続編が無いため不明だが、PS3用ソフト『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』のリメイク版では砂漠に上半身のみが残されていたのをミデアが回収したという内容になっている。
    機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊
    陸軍所属のコルテス機が登場。ガルマザク事件の主犯的人物、陸軍のウェイン中将が与えた機体であり、中将の邪魔者排除を請け負う掃除人(クリーナー)を引き受けていたコルテスにGアーマーと共に受領された。その戦闘力は凶悪で、ネメシス隊のジム改ジム・スナイパーII、スレイプニール隊のジム・ライトアーマーガンタンクIIガンキャノンIIからなるエース達を悉く殲滅してしまっている。キャリフォルニア・ベースではガルマ・ザビ専用ザクIIを撃破した後、因縁の相手であるユージのジム・ストライカーと対決するも、最終的にはコックピットを殴り潰されて大破した。
    機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク
    フレッド機が登場。第5話から陸戦型ジムに代わってリッパーことフレッド・リーバーの搭乗機となる。数々の激戦を潜り抜けた後、第14話にてキャリフォルニア・ベースにてジオン軍マルコシアス隊総隊長のダグ・シュナイドと共に殿を務める。HLVを宇宙に上げる事に成功した後はイフリートと共に連邦軍と交戦するが、最後はシュナイドがリッパーに代わって乗り、回収に来た友軍を逃がす為に戦った。機体は連邦軍に回収されたが、後にレイスがオーガスタ研究所を襲撃した際にドリス・ブラント (ダイバー)が増援として使用している。
    機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
    リリス・エイデンの搭乗機として初期配備型と赤い専用機が登場。機体名は「ガンダムピクシー」または「ガンダム・ピクシー」表記。

    装備・機能[編集 | ソースを編集]

    特殊機能[編集 | ソースを編集]

    ビームステルスコート
    機体表面に塗布されている。詳細は不明。ゲーム作品ではこれを反映したのかステルス機能が付与されていることが多い。

    武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

    60mmバルカン砲
    ガンダム同様、頭部の左右に1門ずつ内蔵している。牽制程度の威力しかないが、内蔵武器という出の速さと取り回しの良さが、格闘中心の超近接戦闘が主体の本機には重要な武装である。
    90mmサブマシンガン
    2丁装備している本機唯一の射撃武装であり、左右で撃つことで弾幕を張れる。また、ガンプラ「HGUC ガンダムピクシー」では、グリップ部にビーム・ダガーを接続できるオリジナルのギミックが追加されている。
    ブルパップ・マシンガン
    ジム改などが携行している90mmマシンガン。PS3用ソフト『機動戦士ガンダム外伝 サイドストーリーズ』では90mmサブマシンガンの代わりにこちらを携行している。
    ビーム・ダガー
    両腰部に1本ずつ2本装備している。ビーム・サーベルと比べて圧倒的に短いダガー (ナイフ)状、高出力のビーム刃を形成する。格闘スタイルは2本を逆手で持ち、斬りかかる。当初の設定では2号機のみの装備とされていたが、その後の各媒体では同装備の別機体(もしくは同一機体)が登場している。
    原作ゲームでは敵を3回連続で斬りつける「T.Sアタック」、5回連続で斬りつける「ノーザンライトA」を必殺技として使用可能。後者はPSP用ソフト『SDガンダム GGENERATION OVERWORLD』以降のシリーズに「ノーザンライト・アタック」の名称で採用されている。

    対決・名場面[編集 | ソースを編集]

    機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079[編集 | ソースを編集]

    はぐれもの対はぐれもの
    ゴビ砂漠の基地を襲撃してきたウルフ・ガー隊と幾度となく交戦したボルク達だったが、最後の戦いにおいて僚機は全滅し、ノクトにも逃げられた事でボルクを乗せたピクシーは基地にただ1機取り残されてしまう。同じく部下を失ったイフリートのヘンリーはピクシーを自分と同じく「はぐれもの」であると称し、一騎討ちを挑んでくる。
    ゲームの結末はどちらかが撃墜されるかで変わり、イフリートを撃墜した場合は、ボルクがウルフ・ガー隊唯一の生き残りであるサキを救出し誰1人としていない基地へと向かうところで完結し、逆に自機が撃墜された場合はヘンリーが生き残るものの、その後のア・バオア・クー戦で消息不明になるという結末を迎える。

    機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊[編集 | ソースを編集]

    ジム・ストライカー

    関連機体[編集 | ソースを編集]

    パーソナルカスタム機 [編集 | ソースを編集]

    ガンダム・ピクシー (LA)
    リリス・エイデンの専用機である赤いピクシー。機体の各所に増加装甲が取り付けられている他、近~中距離にも対応できるような武装構成となっている。

    系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]

    ガンダム
    同じRX-78ナンバーの機体。ピクシー2号機のトリコロールカラーはこの機体を意識した物とされている。

    余談[編集 | ソースを編集]

    • イフリートと同様、多くの媒体で陸戦用の機体として扱われている本機だが、本来は地上・宇宙の両方で運用が可能な機体である(没になった続編では、宇宙でイフリートと決着をつける予定だった)。実際に『CROSS DIMENSION 0079』の説明書や当時の攻略本には「地球圏戦闘用(地球圏がどこまでの範囲を指すかは不明)」と記載されており、「地上戦用」とは記載されていない。恐らく、原作ゲームが地上戦のみで終わった事に加え、「地球圏」を「地球上」と解釈したことによる設定だと思われる。
    • 2024年10月21日にX上で絵子x氏が本機の原案を担当した事を明かしている。それによると頬にあるダクトはジム寒冷地仕様がデザインベースであるらしく、「決定稿でガンダムっぽくなってますが本来はジムのスーパーカスタムって事でデザインしてます」との事。

    商品情報[編集 | ソースを編集]

    ガンプラ[編集 | ソースを編集]

    リンク[編集 | ソースを編集]

    脚注[編集 | ソースを編集]

    1. 参考ツイート
    2. ただし当時はまだフレッド機が登場しておらず、書籍自体も独自解釈の色が強いことには注意。