「ダブルオーライザー (粒子貯蔵タンク型)」の版間の差分
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『劇場版』に登場。イノベイター勢力との最終決戦で大破したダブルオーライザーを修復した機体。破壊された2基の太陽炉に代わり新開発のGN粒子貯蔵タンクを両肩に搭載しているほか、オーライザーの機首センサーが新型に換装され、キャノピーの色もオレンジから乳白色に変更されている。稼働時間は太陽炉搭載時よりも大幅に劣るが、基本性能自体は太陽炉搭載時と同等の機体に仕上がっており、トランザムシステムやライザーシステムなどの各機能は、タンクの容量が許す限り使用可能である。しかし、純粋種のイノベイターとして覚醒した刹那の能力には追従しきれておらず、さらなる高性能機ダブルオークアンタとその専用太陽炉の開発が急がれる。 | 『劇場版』に登場。イノベイター勢力との最終決戦で大破したダブルオーライザーを修復した機体。破壊された2基の太陽炉に代わり新開発のGN粒子貯蔵タンクを両肩に搭載しているほか、オーライザーの機首センサーが新型に換装され、キャノピーの色もオレンジから乳白色に変更されている。稼働時間は太陽炉搭載時よりも大幅に劣るが、基本性能自体は太陽炉搭載時と同等の機体に仕上がっており、トランザムシステムやライザーシステムなどの各機能は、タンクの容量が許す限り使用可能である。しかし、純粋種のイノベイターとして覚醒した刹那の能力には追従しきれておらず、さらなる高性能機ダブルオークアンタとその専用太陽炉の開発が急がれる。 |
2019年8月1日 (木) 10:31時点における版
GN-0000RE+GNR-010 ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク型)(00 Raiser GN Condenser Type)
- 登場作品:劇場版 機動戦士ガンダム00、ガンダムEXA
- デザイナー:海老川兼武
- 分類:モビルスーツ(第4世代ガンダム)
- 装甲材質:Eカーボン
- 全高:18.3m
- 本体重量:54.9t
- 主動力:GNコンデンサー×2
- 出力:不明
- 開発組織:ソレスタルビーイング
- 主なパイロット:刹那・F・セイエイ、赤ハロ
この機体の性能(稼働時間)に関しての設定は二つあり、まず定説の方を紹介する。
『劇場版』に登場。イノベイター勢力との最終決戦で大破したダブルオーライザーを修復した機体。破壊された2基の太陽炉に代わり新開発のGN粒子貯蔵タンクを両肩に搭載しているほか、オーライザーの機首センサーが新型に換装され、キャノピーの色もオレンジから乳白色に変更されている。稼働時間は太陽炉搭載時よりも大幅に劣るが、基本性能自体は太陽炉搭載時と同等の機体に仕上がっており、トランザムシステムやライザーシステムなどの各機能は、タンクの容量が許す限り使用可能である。しかし、純粋種のイノベイターとして覚醒した刹那の能力には追従しきれておらず、さらなる高性能機ダブルオークアンタとその専用太陽炉の開発が急がれる。 修復以前は、母艦のプトレマイオス2が合体状態での運用に対応していなかったため、それぞれ分離して出撃・帰還を行う必要があったが、艦内設備の改装によりこの欠点は修正される。このため、オーライザーにパイロットを搭乗させる必要はなくなるが、ライザーシステムなど各機能の制御は引き続き赤ハロが行う。
この説が一般的で 本機のプラモデルである、1/144HGシリーズNo.70. GN-0000RE+GNR-010 ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク型)の説明書で説明されている事や、劇中でのトランザムの起動時間の短かさからこの説が有力である。
もう一つの説も紹介する。
両肩に搭載していたGNドライヴは2基とも失われている為、代わりとして粒子貯蔵タンク(超大型GNコンデンサー)を搭載している。これによって機体の稼働時間は有限となっているが、容量をアップさせた改良型である為、稼働時間は長めとなっている。この他、オーライザーの機首部センサーにカバーが取り付けられた。
トランザムシステムも使用可能で、基本性能は以前と変わっていない。
登場作品と操縦者
- 劇場版 機動戦士ガンダム00
- ガンダムマイスターは刹那・F・セイエイ。
ダブルオークアンタ完成までの乗機として運用されていたが、既にイノベイターに覚醒した刹那の能力についてこれなくなってきている。
ELSとの戦闘にて、相手からの脳量子波による干渉を受けてまともに戦闘が行えず、ティエリア・アーデのラファエルガンダムに窮地を救われる。その後、ELS本隊との戦闘において対話する為にライザーシステムによってトランザムバーストを起動するも、ELSからの情報量に受け止めきれず刹那が気絶。無防備となったところをELSに侵食され、ティエリアが刹那を救出すると同時にセラヴィーガンダムIIの自爆に巻き込まれて共々爆散した。 - 劇場版 機動戦士ガンダム00(漫画版)
- 原作とほぼ同じだが、コロニー公社による中東使節団の暗殺の際にはフラッグではなく本機で戦闘を行った。
なお、この時はカモフラージュの為かマントを羽織っている。 - ガンダムEXA
- レオス・アロイのエクストリームガンダム type-レオス ゼノン・フェースと交戦し、その中でレオスが対話を求めている事に気づいてトランザムバーストを起動させている。
装備・機能
特殊機能
- ツインドライヴシステム
- 2基のGNドライヴを同調させる事で粒子生産量を2乗化させるシステム。しかし、起動条件が非常に厳しく、GNドライヴ同士の相性が悪いと起動しない上、安定性も悪いという欠点がある。
トランザムシステム起動と共にイオリア・シュヘンベルグからもたらされた理論を基にして開発され、一番相性の良い0ガンダムとガンダムエクシアのGNドライヴを搭載し、さらにトランザムを使用する事でようやく安定稼働領域に達した。その後もシステムの不安定さに悩まされていたが、支援機であるオーライザーに搭載された制御システムによって安定化に成功した。
本機ではGNドライヴが搭載されていない為、粒子貯蔵タンク2基で代用している。 - トランザムシステム(TRANS-AM)
- 機体各部のGNコンデンサー内に蓄積している高濃度圧縮粒子を全面開放する事で機体性能を通常の3倍以上に引き上げるというシステム。ただし、限界時間がある上、使用後はしばらく性能が大幅にダウンしてしまうという短所もある。
第4世代機はトランザムの使用を前提に設計している事から、これらの問題をある程度克服する事に成功している。また、本機のトランザムは他の機体以上の出力が得られる。他にも、機体の量子化による攻撃回避や量子空間の開放による人々の意思の伝搬等といった未知の現象が発生している。
本機でも使用可能だが、稼動限界が早まってしまう。 - ライザーシステム
- セカンドシーズンの時はオーライザー側のパイロットが微調整する必要があったが、本機では必要なくなっている。
- トランザムバースト(TRANS-AM BURST)
- 純粋種のイノベイターの脳量子波とツインドライヴシステムが連動する事で高純度のGN粒子を発生させるシステム。これによって周囲にいる人々の意思の伝搬が可能となる他、擬似GN粒子による細胞異常の進行を停止させたり、瀕死状態であったルイス・ハレヴィを蘇生させる、イノベイドらの脳量子波をかく乱するなどの効果も確認されている。また、このGN粒子を受けた者の多くがイノベイターへと覚醒、もしくはその兆候を見せている。
- GNフィールド
- GN粒子で形成されたバリア。様々な攻撃を防ぐ事ができる。
- 分離
- ダブルオーガンダムとオーライザーに分離可能。
武装・必殺攻撃
- GNビームサーベル
- 腰部に2本マウントされているビームの剣。GN粒子で形成された刃で敵機を溶断する。刃の長さを調節可能で、GNビームダガーとしても使用できる。
- GNソードIII
- ライザーソードの出力に対応するため、セブンソードのデータを使って新たに設計された武装。「GNライフルモード」と「GNソードモード」の2種類に変形する。ライフルモードは銃口が3連装になった事で集束、連射、拡散の各種撃ち分けが可能となっており、戦艦も一撃で撃沈できる威力がある。ソードモードでも切れ味がさらに増している。もちろん、ビームサーベルも発生可能。
- GNバルカン
- オーライザー本体に4門内蔵されている近接防御用の武装。本形態時には使用されない。
- GNビームマシンガン
- オーライザーのサイドバインダーの内側に1門ずつ内蔵されている速射式のビーム砲。
- GNマイクロミサイル
- オーライザーのサイドバインダーの外側に4門ずつ、計8門を装備している実弾兵器。デュナメスなどに装備されている物を小型化した物だが、威力は以前と変わらない。
- GNシールド
- 本機の防御兵装。表面にはGN粒子を定着させており、ビーム・実弾を問わず防御可能。先端には伸縮可能なGNブレイドを内蔵しており、打突武装としても使える。上下で分割可能な構造となっており、本形態時には基本的にオーライザーのサイドバインダーにあるハードポイントに装着される。
劇中未装備。 - GNソードII
- 本機の主兵装。腰部に2本マウントされている。エクシアのGNソードを発展させたものであるが、形状はどちらかというとGNブレイドに似ている。ソードモードとライフルモード、ビームサーベルモードの3種類に変形可能。ライフルモード時の攻撃力も高くなっており、戦艦を一撃で撃沈する事も出来る。また、2本を連結して使用する事も可能で、「GNツインランス」などと呼ばれる。
劇中未装備。 - ライザーソード
- トランザムライザー時に使用可能な超巨大ビームサーベル。オーライザーにパイロットが乗り込み、搭載されている「ライザーシステム」を起動させた状態でトランザムを発動させ、GNソードII2本とサイドバインダーを前方に向けて全長1万km(小説版より)のサーベルを形成させる。その威力は絶大で、戦艦や衛星兵器を一刀両断できるうえ、モビルスーツに至っては完全に蒸発してしまう。その分、粒子消費量も桁違いであり、一度使用するとしばらくは行動不能に陥ってしまう。これはGNソードIIがダブルオーガンダム単体での出力に合わせて設計されたため、ライザーソードの出力に対応できずに引き起こされる現象である。後にGNソードIIIを装備する事で、それのみでライザーソードを形成可能となり、粒子消費量もかなり抑える事に成功している。
劇中未使用。
対決・名場面
- 対ELS