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2022年1月14日 (金) 13:21時点における最新版
高機動型ザクII (R-3型) | |
---|---|
外国語表記 | Zaku II High Maneuver Model Type R-3 |
登場作品 | M-MSV |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
別名 | ゲルググ先行試作型 |
分類 | 宇宙用試作型モビルスーツ |
生産形態 | 実験機 |
型式番号 | MS-06R-3S |
頭頂高 | 19.0m |
本体重量 | 43.5t |
全備重量 | 73.7t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,390kW |
スラスター総推力 | 56,600kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
センサー有効半径 | 6,200m |
開発組織 | ジオニック社 |
開発拠点 | グラナダ |
所属 | ジオン公国軍 |
母艦 | ムサイ級ホーカム |
主なパイロット | トーマス・マイヤー |
概要[編集 | ソースを編集]
ジオニック社がゲルググの試験機として開発した機体。別名「ゲルググ先行試作型」とも呼ばれる。
本機はガンダムに対抗できる機動力を持つ機体として、ジオニック社に残されたR-2型をベースに機構試作用に開発された。開発中のMS-11用のパーツを大量に使用することで短期間で完成しており、新型の高出力ジェネレーターの採用によりジオン軍初となるビーム・ライフルやビーム・サーベルを現実的なレベルで使用することが可能となっている。さらに高い機動性も両立することに成功している。
外観はザクとゲルググの中間的なものであり、各部の動力パイプやランドセルなどはベース機の面影を残しているが、頭部の鶏冠状のパーツや腕部の構造などは後のゲルググに共通する。本機は高い性能を発揮したが試験機であるため量産はされず、得られたデータがゲルググの開発設計に活かされることとなった。なお本機は戦後に博物館に送られたとされる。
ちなみに開発チームは本機を「ザクIII」と呼称していたが、勝手に名付けたもので正式なものではないとされる。当然ながら後にネオ・ジオンが開発したザクIIIとは何の繋がりもない。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- MSV
- 文字設定で「MS-06R-3」が存在しており、基本的に後に設定された本機と同一視されている。
- M-MSV
- 出典元。
- モビルスーツコレクション・ノベルズ
- Act.7「閃光の源」で登場。トーマス・マイヤーがテストパイロットを務めており、ビーム・ライフルの試射を行った。試験に成功した本機は母艦のムサイ級ホーカムに帰投するが、その直後に地球連邦軍の襲撃を受け、迎撃に出たザクIIと僚艦のハボックが撃破される。ホーカムは離脱を試みるがジム2機に追いつかれてしまったためマイヤーは本機で出撃し、2機とも撃破することに成功する。撃破後、本機は推進系統に異常が発生したため救難ビーコンを発し、無事母艦に回収された。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 50mmバルカン砲
- 頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。地球連邦軍のMSを意識した火器で、近接防御や牽制が主な用途。ゲルググには継承されなかった。
- ビーム・ライフル
- 本機専用に試作されたビーム・ライフル。ゲルググのビーム・ライフルに似た特徴を持つが、全体的にコンパクトとなっている。性能は不明だが、安定した運用が可能であった。
- ヒート・サーベル (ヒート剣)
- ドム等が装備している物に近いタイプの加熱式の実体剣。切先が尖っている点が異なる。本機の性能であればビーム・サーベルの運用も可能だが、2種類のビーム兵器を同時運用する程の信頼性が得られていなかったことから、信頼性の高いヒート・サーベルが装備されている。非使用時にはランドセル側面のラッチにマウント可能。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- 高機動型ザクII (R-2型)
- 原型機。ジオニック社に残された機体がベースとなった。
- ゲルググ
- 本機のデータを元に開発された機体。
- ザクIII
- 後にネオ・ジオンがザク系の後継機種として開発した機体。「ザクIII」の呼び名が本機と共通するが、特に繋がりはない。