「シン・アスカ」の版間の差分

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逆にいえば、彼の扱いは各メディアによって大きく違い、デュランダルと並んで評価の難しい人物とも言える。
 
逆にいえば、彼の扱いは各メディアによって大きく違い、デュランダルと並んで評価の難しい人物とも言える。
  
序盤はそうでもないのだが、中盤以降は物騒な発言や、自己中心的・身勝手な行動がだんだんと増えていき、視聴者に悪い印象を与えていくようになっていく。一部では「ストーリーの都合で、視聴者に嫌われるような脚本になったのではないか?」と邪推されている。
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序盤はそうでもないのだが、中盤以降は物騒な発言や、自己中心的・身勝手な行動がだんだんと増えていき、視聴者に悪い印象を与えていくようになっていく。一部では「ストーリーの都合で、視聴者に嫌われるような脚本になったのではないか?」と推察されている。
王道的ストーリー展開であれば、こうした慢心を作戦のミスや人間関係のトラブルを起こし、乗り越え、そして一回り大きく成長していくものであるが、「三人の主人公」という物語の展開、特に中盤以降のキラ・ヤマトに出番を根こそぎ奪われてしまい、そうした描写のないままに放送が終了してしまった。</br>前述の小説版、コミック版では人間的に大きく成長している。特にスピンオフにあたるゲーム版では情熱的で、強く、凛々しく、それでいて思いやりのある「頼れる兄貴分」として描かれており、復讐で戦うことの無意味さ、憎悪を乗り越えることの必要性を説くなど魅力的なキャラクターとなっている。本来はこうした面を内包していた(と想像できる)のであろうが、そうした成長面が描かれていなかったことは極めて残念である。
 
  
さて、シン・アスカの全体像としては家族を失った事による怒りや憎しみによる「負の要素」からの人間関係のもつれ・視野狭窄故に周囲が見えてない事などから、視聴者には主人公として悪いイメージが付きまとった。前作の主人公のキラやアスランは「機動戦士ガンダムSEED」中盤からお互い健全な人間関係を築き上げたとのは対照的に、終止、戦いから開放されず、苦しい立場に置かれた事により、彼らに比べると健全なイメージを作り上げた主人公としての立場を無くした。またロボットアニメという世界は結局、主役ロボットに主人公が活躍してこそ視聴者も安心して見られるが、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」ではシンの主人公としてのイメージ、ラストのシンとデスティニーガンダムの敗退の描写が一層、主人公としての立場をなくしてしまった事が一番の要因である。TV放送時から番組構成に問題が取り上げられたのだが、その割を食ったのがシンである事は異論はないだろう。
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シン・アスカの全体像としては家族を失った事による怒りや憎しみによる「負の要素」からの人間関係のもつれ・視野狭窄故に周囲が見えてない事などから、視聴者には主人公として悪いイメージが付きまとった。前作の主人公のキラやアスランは「機動戦士ガンダムSEED」中盤からお互い健全な人間関係を築き上げたとのは対照的に、終止、戦いから開放されず、苦しい立場に置かれた事により、彼らに比べると健全なイメージを作り上げた主人公としての立場を無くした。またロボットアニメという世界は結局、主役ロボットに主人公が活躍してこそ視聴者も安心して見られるが、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」ではシンの主人公としてのイメージ、ラストのシンとデスティニーガンダムの敗退の描写が一層、主人公としての立場をなくしてしまった事が一番の要因である。TV放送時から番組構成に問題が取り上げられたのだが、その割を食ったのがシンである事は異論はないだろう。
  
 
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の監督、福田己津央氏によれば「キラ、アスラン、シン」の主人公3者でストーリーを動かしたかったのだが、先に述べた通りシンの主人公としての扱い、[[デスティニーガンダム|デスティニー]]と[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]を両者、主役扱いしたいスポンサー・バンダイの販売に対する思惑等から、主人公が上手く機能しなかった事が上げられる。スペシャルエディションではシンとキラにソフトに接せるアスランが主人公として機能したのも、シンとキラとの主人公の格差の是非を取り上げたかったのでないかと考えられる。
 
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の監督、福田己津央氏によれば「キラ、アスラン、シン」の主人公3者でストーリーを動かしたかったのだが、先に述べた通りシンの主人公としての扱い、[[デスティニーガンダム|デスティニー]]と[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]を両者、主役扱いしたいスポンサー・バンダイの販売に対する思惑等から、主人公が上手く機能しなかった事が上げられる。スペシャルエディションではシンとキラにソフトに接せるアスランが主人公として機能したのも、シンとキラとの主人公の格差の是非を取り上げたかったのでないかと考えられる。
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;「なんで議長までチェックしてるんだぁぁぁ!」
 
;「なんで議長までチェックしてるんだぁぁぁ!」
 
:フレッツCMより。デュランダルにCMで「CMの方が喋ってる」と揶揄される。あながち間違っていない?
 
:フレッツCMより。デュランダルにCMで「CMの方が喋ってる」と揶揄される。あながち間違っていない?
;「あんた・・・は大切なものを守るために戦う、それでいいんだ。<br/>でも、だからって、俺も戦わないわけには行かないんだ!」
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;「あんたは・・・大切なものを守るために戦う、それでいいんだ。<br/>でも、だからって、俺も戦わないわけには行かないんだ!」
 
:ガンダム無双2より。アスランに戦う理由を問われ、その意志を毅然と答える。
 
:ガンダム無双2より。アスランに戦う理由を問われ、その意志を毅然と答える。
 
;「そんなの、ただの言葉じゃないか。誰がそんなことを決めたんだ!<br/>失っている過去を守るのは間違いで、今ある現実を守ることだけが正義なのかよ!<br/>それを決めていいのはあんたじゃない!オレなんじゃないのか!<br/>オレは決めたんだ!過去を放ってはおかない!決着をつけるんだ!
 
;「そんなの、ただの言葉じゃないか。誰がそんなことを決めたんだ!<br/>失っている過去を守るのは間違いで、今ある現実を守ることだけが正義なのかよ!<br/>それを決めていいのはあんたじゃない!オレなんじゃないのか!<br/>オレは決めたんだ!過去を放ってはおかない!決着をつけるんだ!
:同じくガンダム無双2より。アスランとの掛け合いで「過去に囚われたまま戦うのはやめろ、そんなことをしても何も変わらない」と諭された際に答えて。失った大切な過去があるからこそ、未来のために戦うのだという決意。間違いなく主人公のセリフ。これがアニメ本編で発揮されていれば・・・。
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:同じくガンダム無双2より。アスランとの掛け合いで「過去に囚われたまま戦うのはやめろ、そんなことをしても取り戻せない」と諭された際に答えて。失った大切な過去があるからこそ、未来のために戦うのだという決意。間違いなくガンダムシリーズ主人公のセリフ。これがアニメ本編で発揮されていれば・・・。
 
;「やめてくれよ、ルナ。もうエースの力はいいんだ。必要ない。<br/>スーパーエースなんて、もう捨てていい過去だって、決めたんだ。オレ自身で。」
 
;「やめてくれよ、ルナ。もうエースの力はいいんだ。必要ない。<br/>スーパーエースなんて、もう捨てていい過去だって、決めたんだ。オレ自身で。」
:シンが過去に囚われているのではなく、大切な過去を記憶して、未来に向かって行くという人間的な成長が見て取れるセリフ。
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:シンが過去に囚われているのではなく、悲しみを乗り越えて未来に向かって行くという人間的な成長が見て取れるセリフ。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==

2013年12月12日 (木) 11:54時点における版

シン・アスカ(Shinn Asuka)

機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の主人公。キラ・ヤマトアスラン・ザラに続く「機動戦士ガンダムSEED」の「第3の主人公」に位置する。

人種はコーディネイターであり、どんな人種でも法さえ守れれば国民となれるオーブ連合首長国で平和に暮らしていた。しかしC.E.71年の地球連合軍によるオーブ侵攻で、家族と共に避難艇に向かっている最中、妹マユの落とした携帯を拾おうと家族から離れた瞬間にフリーダムカラミティ両機の戦闘に巻き込まれて家族を失う。(但し、フリーダムとカラミティの戦闘シーンの後に起きた爆風で家族は死んでいるだけで、両機の戦闘による爆発かは不明)。その時の絶望と哀しみ、戦争の諸悪への激しい怒りが、彼の行動の機軸となる。
家族を失った後は、トダカの勧めでプラントへ移住した。そこで出会ったルナマリアやレイらと意気投合し、優秀な成績でアカデミーを卒業してザフト軍に入隊、エリート集団「赤服」の一員となる。そして、新型モビルスーツインパルスを駆り、活躍する事になる。

パイロットとしての技量は、アスランやキラ、イザークなど前作からのキャラの比べると劣り、劇中序盤はさしたる戦果を挙げられなかったが、中盤にS.E.E.D.能力が覚醒して以降は目覚ましい成長を遂げる。特に目覚しい戦果としては、無敵を誇っていたフリーダムをインパルスのドッキングシステムを利用して撃破した事や、デストロイとの戦闘で素早く反応して格闘戦に持ち込み、瞬く間に4機を撃破した事などが挙げられる。
射撃よりは格闘を好み、高速一撃離脱戦重視のデスティニーはシンが格闘戦が得意というデータに基づき調整された。
拳銃射撃は日頃からレイと共に訓練しているが、最終的に銃口を向ける相手が居なかったので生かされなかった。

ガンダムシリーズではOVAを除けば最初から軍人である唯一の主人公である。しかし終盤においては、軍人であり続けた事が彼の悲劇だったと言え、また歴代のガンダム主人公達が戦いの中で多くの人間に出会って成長していった事に比べると、彼自身は良き大人との出会いに恵まれず、それ以外でもステラのみであり、ステラの死後はデュランダルの思想にやや盲目的になってしまった感がある(ハイネはあまりにも出会った期間が短く、アスランもシンを導くのには若すぎた)。

なお、小説版・漫画版3種の各作者もシンの扱いに対して思うところがあったらしく、いずれの作品も最後は敗北するものの、扱いは格段に良くなっている。特に、平和な世界を作りたいという想いを共有しながらも理想を追うアスランと対峙する道を選び、互いの信念をかけて対決するボンボン版(高山版とも言われる)の評価が高い。
小説版でも全体的に原作では補完し切れなかった部分を改善されており、ステラを助ける為に連合へ送った事で起きたデストロイの被害(ステラを返さなかったとしても、スティングが搭乗したであろうが)、アスランを撃墜した後の精神の不安定さ、そして最後のレイとの会話等、様々な部分を書かれている。

逆にいえば、彼の扱いは各メディアによって大きく違い、デュランダルと並んで評価の難しい人物とも言える。

序盤はそうでもないのだが、中盤以降は物騒な発言や、自己中心的・身勝手な行動がだんだんと増えていき、視聴者に悪い印象を与えていくようになっていく。一部では「ストーリーの都合で、視聴者に嫌われるような脚本になったのではないか?」と推察されている。

シン・アスカの全体像としては家族を失った事による怒りや憎しみによる「負の要素」からの人間関係のもつれ・視野狭窄故に周囲が見えてない事などから、視聴者には主人公として悪いイメージが付きまとった。前作の主人公のキラやアスランは「機動戦士ガンダムSEED」中盤からお互い健全な人間関係を築き上げたとのは対照的に、終止、戦いから開放されず、苦しい立場に置かれた事により、彼らに比べると健全なイメージを作り上げた主人公としての立場を無くした。またロボットアニメという世界は結局、主役ロボットに主人公が活躍してこそ視聴者も安心して見られるが、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」ではシンの主人公としてのイメージ、ラストのシンとデスティニーガンダムの敗退の描写が一層、主人公としての立場をなくしてしまった事が一番の要因である。TV放送時から番組構成に問題が取り上げられたのだが、その割を食ったのがシンである事は異論はないだろう。

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の監督、福田己津央氏によれば「キラ、アスラン、シン」の主人公3者でストーリーを動かしたかったのだが、先に述べた通りシンの主人公としての扱い、デスティニーストライクフリーダムを両者、主役扱いしたいスポンサー・バンダイの販売に対する思惑等から、主人公が上手く機能しなかった事が上げられる。スペシャルエディションではシンとキラにソフトに接せるアスランが主人公として機能したのも、シンとキラとの主人公の格差の是非を取り上げたかったのでないかと考えられる。

放送当時、シンの担当声優の鈴村氏はキラやアスランら、シンが反目するキャラクターを好きな視聴者から「キラ(アスラン)の言う事を聞かないから嫌い」等の批判の手紙が送られてきたということもあってか、「シンの事が嫌いなら嫌いでいいです。でも、キラやアスランの敵だから嫌いって思ってほしくないです(意訳)」と言っており、シンは嫌われてもしょうがないキャラクターである事は理解しながらも、キラやアスランの敵だからという理由で嫌われる事に疑念を感じていた様子が見られる。言い換えれば、そうした主役を活かすための「敵役」としても描かれていなかった、ということでもある。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

人間関係

ルナマリア・ホーク
士官学校からの友人。シンにとっては数少ない、うち解け合う関係に。
レイ・ザ・バレル
士官学校からの友人。のちにシンに自分の過去を打ち明ける。
アスラン・ザラ
作戦指揮官で、上官。尊敬しつつもそりが合わず、常に衝突。後に引導を渡される形となってしまった。
ステラ・ルーシェ
ファントムペイン所属のパイロットでエクステンデッドの少女。第1話でシンが偶然胸を触ってしまう。その後海で溺れた際、助けられたことが切っ掛けで惹かれ合う。このシチュエーションはアスランとカガリが初めて出会った時と似ている。最後はキラによって殺される。後に全てを失ったシンに魂となって語りかけた。
キラ・ヤマト
フリーダムガンダムのパイロットで、シンにとってはステラの仇。ただ、キラ本人が仇と知るのは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS ~選ばれた未来~」の中。
キラが「一緒に戦おう」と語りかけると、シンは涙ながらに「はい」と答え、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は本当のエンディングを迎えるのであった(ただし、この描写が更なるアンチを作る原因となってしまった)。
ちなみにこのエピローグ、シン役の鈴村健一氏がシンにやってほしくない事として挙げていた事だったりする。
マユ・アスカ
実妹で、携帯電話を取りにいくシンの行動が結果的に助かってしまうという悲劇を生んでしまう。

名台詞

「何でこんな事…また戦争がしたいのか、アンタ達は!?」
記念すべき1話で登場。1話における彼の出番自体が少なく、番組終了間際に飛び出た台詞から各所で話題を呼んだ。
「さすが奇麗事はアスハのお家芸だな!」」
奇麗事を言い続けるカガリに対し発言。しかし、普通に考えれば元オーブ国民とはいえ、今はザフト軍人であるシンが他国のトップであるカガリに対して罵声を浴びせるというのは国際的に考えて大問題なのだが、なぜか罰せられることはなく、その後もシンはカガリに対して罵声やわざと肩をぶつけるなどの問題行為をするが、まったく問題になっていない。
「俺を助けろ!この野郎!とか・・・」
墜落寸前のアスランを助けた際に。他人を頼ろうとせず、自分で抱え込みすぎるアスランに「こんな時くらい人を頼ってくれ」という彼なりの思いやり。
「あの人が可哀想だよ!」
またしてもカガリに。ユニウスセブンの破壊を成功させ、帰艦したアスランをねぎらったつもりのカガリだったが、ユニウスセブンを落としたのはパトリック・ザラの言葉を信じていたコーディネイターで、多くの破片は地上に降り注ぎ、少なくない被害をもたらした。それによって悲しむ人々、コーディネーターへの憎悪を募らすことを危惧するアスランに、そこまで気が回らなかったカガリの賞賛はむしろ重荷になってしまっていた。それを咎めての言葉。
「いくら綺麗に花が咲いても、人はまた吹き飛ばす…」
オーブに降りた際のキラとの邂逅での台詞。
「アンタは俺が討つんだ…今日、ここで!」
エンジェルダウン作戦時にキラに対して。フリーダムの戦闘データから徹底的にフリーダムの戦い方を研究した上でインパルスの性能を活かしきり、フリーダムを撃墜する。
「アンタって人はぁぁぁぁ!」
裏切ったアスランに対する一言。彼を象徴する台詞。
「アンタが悪いんだ、アンタが……アンタが裏切るから!」
アスランとレイの双方からの説得に耐えきれず、S.E.E.D.を覚醒させた直後の台詞。
「こんな事をする…こんな事をする奴ら…ロゴス!許すもんかぁぁぁ!」
ヘブンズベースでのデストロイとの戦闘時の台詞。対艦刀でデストロイを一刀両断する等、シンの気迫を感じられる。
「お前達のようなのがいるから…世界はぁ!」
上記と同じく、パルマフィオキーナで2機目のデストロイを撃墜する際の台詞。
「あんたらの理想ってやつで、戦争が止められるのか!?」
ボンボン版の台詞。理想を追求するアスランに放った一言。
「これがデスティニーの力だ!」
ボンボン版のアスランとの最終戦にて。単機でジャスティスのミーティアや右腕を破壊しアスランを追い詰める等、嘘偽りのない戦果を挙げている。
「あんたが正しいって言うのなら!俺に勝ってみせろ!」
上記と同じボンボン版のアスランとの最終戦時の台詞。パルマフィオキーナでジャスティスの右腕を破壊する。
「アスラン…あんた、やっぱ強いや…」
ボンボン版での最終決戦でアスランに敗れた際の台詞。
「でもっ……生きろ!レイ!」
「言ったじゃないか、前に!どんな命でも、生きられるのなら生きたいだろうってっ!」
小説版より。自分と同じ短い寿命を持つステラに対してレイが言った言葉であり、その言葉をシンが彼に言う印象深い場面の一つ。
「なんで議長までチェックしてるんだぁぁぁ!」
フレッツCMより。デュランダルにCMで「CMの方が喋ってる」と揶揄される。あながち間違っていない?
「あんたは・・・大切なものを守るために戦う、それでいいんだ。
でも、だからって、俺も戦わないわけには行かないんだ!」
ガンダム無双2より。アスランに戦う理由を問われ、その意志を毅然と答える。
「そんなの、ただの言葉じゃないか。誰がそんなことを決めたんだ!
失っている過去を守るのは間違いで、今ある現実を守ることだけが正義なのかよ!
それを決めていいのはあんたじゃない!オレなんじゃないのか!
オレは決めたんだ!過去を放ってはおかない!決着をつけるんだ!
同じくガンダム無双2より。アスランとの掛け合いで「過去に囚われたまま戦うのはやめろ、そんなことをしても取り戻せない」と諭された際に答えて。失った大切な過去があるからこそ、未来のために戦うのだという決意。間違いなくガンダムシリーズ主人公のセリフ。これがアニメ本編で発揮されていれば・・・。
「やめてくれよ、ルナ。もうエースの力はいいんだ。必要ない。
スーパーエースなんて、もう捨てていい過去だって、決めたんだ。オレ自身で。」
シンが過去に囚われているのではなく、悲しみを乗り越えて未来に向かって行くという人間的な成長が見て取れるセリフ。

余談

  • シンを演じた鈴村健一氏は2011年8月にルナマリア役の坂本真綾氏と結婚している。

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