「ゲルググ・ウェルテクス」の版間の差分

スペック
スペック
分類	キマイラ隊専用モビルスーツ
型式番号	MS-14J Plus（プロトタイプ）; MS-14J/BR（完成機）;
頭頂高	21.0m（プロトタイプ）; 19.2m（完成機）;
本体重量	43.7t（プロトタイプ）; 45.7t（完成機）;
全備重量	70.7t～71.7t
主動力	熱核融合炉
ジェネレーター出力	1,890kw
装甲材質	超硬スチール合金（プロトタイプ）; ガンダリウムコンポジット（完成機）;
センサー有効半径	7,300m（プロトタイプ）; 8,800m（完成機）;
開発組織	アナハイム・エレクトロニクス社第二研究事業部
所属組織	FSS
所属部隊	キマイラ隊
主なパイロット	クリストバル・ラザフォード
	テンプレートを表示

ゲルググ・ウェルテクス
ゲルググ・ウェルテクス
外国語表記	GELGOOG VERTEX
登場作品	機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
デザイナー	大河原邦男
	テンプレートを表示

2024年9月2日 (月) 04:50時点における最新版

概要[編集 | ソースを編集]

リゲルグの基礎設計データをベースに、キマイラ隊の運用するゲルググをアップデートする方向で開発されたモビルスーツ。リゲルグと同型のバックパックに加え、リゲルグのウイング・バインダーをバックパックに移設した機体構成を採用しており、バインダーは腕部と独立して可動する為、より自由度の高い機動変更と運動性能を与えている。

宇宙世紀0090年、旧ジオンの最重要機密であるプラント艦「ミナレット」を巡り、FSS艦隊はシャア・アズナブル率いる新生ネオ・ジオンと交戦。その際の戦闘で戦力不足を痛感したFSSは、アナハイム・エレクトロニクス社の協力を得て高機動型ゲルググのアップデートを目的とした「ウェルテクス計画」を立ち上げた。

基礎設計はアナハイム社のフークバルト・サマターの依頼により、リミア・グリンウッドと姉のアマリアが行い、実設計と開発業務はリック・ディアスを手掛けた第二研究事業部が担当。コンペイトウでの戦闘でレッド・ウェイラインがシャア・アズナブルのディジェに敗北を喫したデータを検証し、シャアとの再戦を視野に入れて開発が進められている。

ウェルテクスは、開発期間の短縮や完成後のカスタマイズを視野に入れ、検証作業の完了している信頼性の高い機体を最低限の変更箇所で専門性を高める所謂「MSVの手法」に準じて開発されている。開発初期段階でアナハイムの基礎設計システムは7種類の設計案を提案しているが、どれも40％近い新規部位が含まれており、検証テストだけでも半年もの時間が必要となってしまっていた。それを解消する為にフークバルトから提供されたネオ・ジオンのMSデータ^[1]を流用している^[2]。

ウェルテクスはリゲルグの基礎設計をベースに、アナハイムが非公式に改修・生産しキマイラへ貸与していた高機動型ゲルググ改の先進改修機を更にブラッシュアップした物となっている。また、構造をフレームから見直しており、装甲材はガンダリウム合金に変更されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還: 第100話より登場。シャアに敗北し、更にその交戦データから構築されたシミュレーションでもディジェに撃墜されたキマイラ隊の新たな機体として第92話より開発がスタートした。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

アクティブ・バインダー: リゲルグのウイング・バインダーをバックパックに移設している。バインダーは駆動アームによって接続されており、フレキシブルに可動して急制動や旋回などに活用される。; シミュレーションモデルでは推力ノズルが片側二基であったが、完成機では片側三基に変更されている。; 一説にはガンダム試作1号機フルバーニアンのデータが流用されていると言われるが、明言はされていない。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

メガ・ガトリングガン: ヤクト・ドーガ（クェス機）が使用していたものと同型の四銃身型のビーム・ガトリングガン。集弾性が高く、ジェネレーターの負担も抑えられている。シミュレーションテスト時にシミュレーションモデルが装備。
ビーム・ナギナタ: ゲルググ系MSの使用する両刃型ビーム・サーベル。非使用時には腰部にマウントされる。
ミサイル・ポッド: バックパックに搭載されているミサイルポッド。小型ミサイルを8発発射可能。
ビームガン: 腕部に内蔵されているビーム砲。ゲルググJのビーム・スポットガンと同系列の武装と思われる。
シールド: ウイング・バインダーが背部に移設された事で腕部にシールドを装備可能になった。形状はゲルググと同型。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

登場メカ

脚注[編集 | ソースを編集]

↑ ハマーン・カーンが連邦に勝利する事を見越してアナハイムと取り引きした際に提供した物
↑ それでも開発は熾烈を極めたらしく、シミュレーションモデルが完成した段階で開発オフィスは死屍累々の状態に陥っていた。

[1] ハマーン・カーンが連邦に勝利する事を見越してアナハイムと取り引きした際に提供した物

[2] それでも開発は熾烈を極めたらしく、シミュレーションモデルが完成した段階で開発オフィスは死屍累々の状態に陥っていた。

[1]

[2]

@@ 43行目: / 43行目: @@
 [[宇宙世紀]]0090年、旧ジオンの最重要機密であるプラント艦「[[ミナレット]]」を巡り、[[FSS]]艦隊は[[シャア・アズナブル]]率いる新生[[ネオ・ジオン]]と交戦。その際の戦闘で戦力不足を痛感したFSSは、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]の協力を得て[[高機動型ゲルググ]]のアップデートを目的とした「ウェルテクス計画」を立ち上げた。
-基礎設計はアナハイム社の[[フークバルト・サマター]]の依頼により、[[リミア・グリンウッド]]と姉の[[アマリア・グリンウッド|アマリア]]が基礎設計を行い、実設計と開発業務は[[リック・ディアス]]を手掛けた第二研究事業部が担当。
+基礎設計はアナハイム社の[[フークバルト・サマター]]の依頼により、[[リミア・グリンウッド]]と姉の[[アマリア・グリンウッド|アマリア]]が行い、実設計と開発業務は[[リック・ディアス]]を手掛けた第二研究事業部が担当。[[コンペイトウ]]での戦闘で[[レッド・ウェイライン]]が[[シャア・アズナブル]]の[[シャア専用ディジェ|ディジェ]]に敗北を喫したデータを検証し、シャアとの再戦を視野に入れて開発が進められている。
-[[コンペイトウ]]での戦闘で[[レッド・ウェイライン]]が[[シャア・アズナブル]]の[[シャア専用ディジェ|ディジェ]]に敗北を喫したデータを検証し、シャアとの再戦を視野に入れて開発が進められている。
 ウェルテクスは、開発期間の短縮や完成後のカスタマイズを視野に入れ、検証作業の完了している信頼性の高い機体を最低限の変更箇所で専門性を高める所謂「MSVの手法」に準じて開発されている。開発初期段階でアナハイムの基礎設計システムは7種類の設計案を提案しているが、どれも40％近い新規部位が含まれており、検証テストだけでも半年もの時間が必要となってしまっていた。それを解消する為にフークバルトから提供された[[ネオ・ジオン]]のMSデータ<ref>[[ハマーン・カーン]]が連邦に勝利する事を見越してアナハイムと取り引きした際に提供した物</ref>を流用している<ref>それでも開発は熾烈を極めたらしく、シミュレーションモデルが完成した段階で開発オフィスは死屍累々の状態に陥っていた。</ref>。
-ウェルテクスは[[リゲルグ]]の基礎設計をベースに、アナハイムが非公式に改修・生産しキマイラへ貸与していた[[高機動型ゲルググR型]]の先進改修機を更にブラッシュアップした物となっている。また、構造をフレームから見直しており、装甲材は[[ガンダリウム合金]]に変更されている。
+ウェルテクスは[[リゲルグ]]の基礎設計をベースに、アナハイムが非公式に改修・生産しキマイラへ貸与していた[[高機動型ゲルググ改]]の先進改修機を更にブラッシュアップした物となっている。また、構造をフレームから見直しており、装甲材は[[ガンダリウム合金]]に変更されている。
 == 登場作品と操縦者 ==