ハイペリオンガンダム
ハイペリオンガンダム | |
---|---|
外国語表記 | HYPERION GUNDAM |
登場作品 | 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 試作型モビルスーツ |
型式番号 | CAT1-X1/3 |
全高 | 16.90m |
本体重量 | 54.70t |
主動力 | バッテリー |
開発組織 | |
所属組織 | 地球連合軍 (ユーラシア連邦) ⇒ 未所属 |
所属部隊 | 特務部隊X |
母艦 | アガメムノン級オルテュギア |
主なパイロット | カナード・パルス |
概要
ユーラシア連邦がアクタイオン・インダストリー社と共同で開発した初のモビルスーツ。
「アルテミスの傘」を更に発展させたビームシールド発生装置「アルミューレ・リュミエール」を装備している。これは単位指向型ビームシールドで、ビーム兵器も実弾も防げる上、シールド内から一方的に攻撃も可能である。防御力は高いが完全展開できる時間は5分と短い。エネルギーのほとんどをアルミューレ・リュミエールに回すため、「パワーセル」という、武装自体にエネルギー源を持たす方式を採用している。
型式番号の「CAT」は「Composition Armament Tactical=戦術構成兵装」の略。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
- 初登場作品。パイロットはカナード・パルス。
特務部隊Xに所属し、キラ・ヤマトの捜索の為にロウ・ギュールやサーペントテールらと交戦している。
その後、ニュートロンジャマーキャンセラーを入手しようとドレッドノートガンダムと戦うも敗北して中破する。部隊と共に脱走した際には、追撃してきたハイペリオンガンダム2号機を撃破し、これを予備パーツとして用いて修復。月のプトレマイオス基地を襲撃し、強奪したニュートロンジャマーキャンセラーによってスーパーハイペリオンガンダムへと改修された。
装備・機能
特殊機能
- モノフェーズ光波防御シールド「アルミューレ・リュミエール」
- 本機最大の特徴である防御装備。両腕に1基ずつ、ウイングバインダーに5基の発生装置を内蔵している。全発生器を使用することで360度全範囲に対し鉄壁の守りを得る。使用には多大な電力を消費するので、完全展開時にはバッテリー駆動では5分しか使用できない。また、対ビームコーティングやラミネート装甲で覆われた武器は防ぐことができない。また、機体前面に向けてビーム刃を発振する事で、ビームランスとしても使用可能。
武装・必殺攻撃
- RFW-99ビームサブマシンガン「ザスタバ・スティグマト」
- 本機の主兵装。ビーム兵器ではあるが、発砲にエネルギーを充填した薬莢型パワーセルを内蔵した専用マガジンを使用するため、普通のマシンガンと同じように一発撃つたびに薬莢が出るようになっている。また、マズルとセンサーの間にビームナイフ発振器が1基内蔵されており、銃剣として使えるだけでなく射出する事も可能。
- ビームナイフ「ロムテクニカRBWタイプ7001」
- 両腕、両脚に1基、スティグマトに1基装備したビームナイフ。柄にバッテリーが内蔵されてるため機体稼働時間に影響がない。
- ビームキャノン「フォルファントリー」
- ウイングバインダーの先端部のビームキャノン。パワーセルの供給が続く限り連射可能である。
対決・名場面
関連機体
- スーパーハイペリオンガンダム
- 本機の動力を核エンジンに変更した機体。機体名はカナードによる命名。
- ハイペリオンガンダム2号機
- 2号機。機体色が白を基調としている1号機に対し、こちらは灰色を基調としている。左肩にシミュレーションでの撃墜スコアとして撃墜マークが描かれているのが特徴。
- ハイペリオンガンダム3号機
- 3号機。機体色は2号機とほぼ同一。
- ハイペリオンG
- 本機の量産試作機。
- ハイペリオンGR / ハイペリオンGL
- ガンダムアストレイ ターンレッドの護衛機として改造された機体。
- ゲルフィニート
- アクタイオンが開発した初のモビルスーツ。この機体の開発データが活かされている。
- ゲルズゲー / ザムザザー / ユークリッド / デストロイガンダム
- アルミューレ・リュミエールの発展型である『陽電子リフレクター』を搭載した機体群。
余談
- 本機の携行武器を開発したザスタバ社とロムテクニカ社は、いずれも実在する銃器メーカーである。
- ザスタバ・アームズ:セルビアのザスタバ社の子会社。軍用やスポーツ用の小火器を製造。
- ロムテクニカ社:ルーマニアの銃器メーカー。FPK狙撃銃などを製造。