フォント・ボー
フォント・ボー | |
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外国語表記 | Font bo |
登場作品 | |
声優 | 石川界人 (ゲーム作品) |
デザイナー | 長谷川裕一 |
プロフィール | |
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種族 | 人間(スペースノイド) |
性別 | 男性 |
年齢 | 16~18歳[1] |
出身 | サイド3 1バンチ |
職業 | 学生 → MSパイロット→地球連邦軍キュクロープス作戦参謀兼ノエル・レイス隊指揮官(DUST) |
所属 | 民間 → 蛇の足 → キュクロープス(DUST) |
階級 | 地球連邦軍キュクロープス少佐 (DUST) |
コールサイン | ゴースト |
主な搭乗機 |
概要
サイド3(旧ジオン公国)のズムシティに住む高校生。自他共に認めるオタクであり、特にモビルスーツに対する造詣が深く、古今東西の兵器の情報を自分なりに纏めてウェブサイトに公開していた。機械の扱いにも詳しく、対話型AIハロロを自作している。
ある日、偶然にもザンスカール帝国の最終兵器である「エンジェル・ハイロゥ」の情報を入手し、それを自分のウェブサイトに掲載してしまった事から帝国から追われる身となるが、そこで木星共和国のエージェントカーティス・ロスコに命を救われ、彼のスカウトに応じる形で特殊部隊「蛇の足」へ加入した。
モビルスーツの操縦技術を習得しているものの、彼自身はニュータイプという訳ではなく、「デバイスやツールの扱いに長けただけ」の人間であり、純粋な操縦技術はカーティスをはじめとしたエースパイロットには遠く及ばない。ただし、そのハッキング技術は本物であり[2]、頭の回転も早く持ち前の知識で苦境を切り抜けている。
その後、自分をおびき寄せる為にミート・オブ・トゥーンで子供達をギロチンに処すると勧告された際、子供たちを救出するためにコロニーへベルと共に潜入し、その際に敵艦内で発見したファントムを奪取。以降はそれを乗機として「百年戦争をしない国を作る」事を目的に、宇宙細菌エンジェル・コールを巡る戦いに積極的に参加していく。
マリア・シティでの戦闘で個人の裁量を超える思考を繰り返した事で「理性の暴走」と呼ばれる状態に陥り、目的達成の為に犠牲をいとわない思考パターンに陥ってしまう。その為、戦いへ赴く事に恐怖心を抱くようになり、ベルと共に一度は脱走するも、訪れた街でのシーブック・アノーとの出会いを経て自分の理性を乗りこなす「こころ」を思い出し、ファントムを改修したゴーストガンダムに乗り、ゴールデンエッグスとの戦いに臨んだ。
キゾとの最終決戦で太陽へ向かって加速する林檎の花から脱出する術を失い、ベルと共にコールド・スリープに入り、地球を周回する軌道で救助を待つが、彼が再び目覚めたのはザンスカール戦争から15年後の世界となった。混迷の只中にある世界を見定め、彼なりに世界を救う為にアッシュ・キングに接触後、キュクロープスへ入隊。アーノルド・ジルベスターの補佐役として組織を成長させる一方で、「世界三分割計画」を立案し、三竦みによる戦争の抑止を目論んだ。
アッシュとは賛美歌の国との戦闘で共闘し、彼を陰ながらに支援するものの、DUST計画を巡って最終的に対立。彼と刃を交えたが、同計画が自分がどのように行動するかを読んだ上で練り上げられている事に気付き、最終的に彼らの計画を成功させる為に協力。キュクロープスを除隊し、ネオ・1バンチの所属となった。
登場作品と役柄
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- 初登場作品。同作の主人公を務め、エンジェル・コールを巡る様々な勢力の戦いに巻き込まれながらも、機械ヲタクとしての知識を活かし機転を利かせて様々なピンチを潜り抜けていく。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
- 機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブースト ON
- 2017年9月のファントムのDLC実装に伴い、石川界人氏によるボイス収録が行われた。
人間関係
蛇の足
- ベルナデット・ドゥガチ
- ザンスカールに追われる最中に出逢った少女。ザンスカール戦争で苦楽を共にした事で慕われており、フォントが「幽霊」を名乗るようになってからは「幽霊の花嫁」を自称するようになる。
- カーティス・ロスコ
- 木星の諜報員。彼に命を救われ、蛇の足へとスカウトされた。ザンスカール戦争後は、サイド3に幽閉されていた彼を救出する活躍を見せた。
- ハロロ
- フォントが自作した高性能AIかつ擬人化ハロ。フォントの所有するパッドやモビルスーツなどのモニターからフォントの操縦や戦闘のアシストを行う。
- ジャック・フライデイ
- サイド3やミートオブトゥーンで戦ったサーカスのパイロット。ミートオブトゥーンでの戦闘で捕虜とした彼を傭兵として戸用。金で雇われたジャックはフォントを「旦那」と呼んで付き従っていたが、やがて彼の本質に気付き、その人間性に惹かれていった。
ザンスカール帝国
- キゾ
- ゴールデンエッグスの指揮官。子供達をギロチンに処すという旨の脅迫に、ギロチンを破壊して応えた事でお互いを敵として認識する。最終決戦では彼に辛うじて勝利するが、それは「勝利」と呼べるものではなく、死に際の言葉はフォントを苦しめる要因となった。
無敵運送
- アッシュ・キング
- ミート・オブ・トゥーンでギロチンにかけられそうになった所をフォントに命を救われた子供。後の『DUST』では主人公として立派な大人に成長しており、フォントとも再会するが、お互いの進む道の違いから共闘と敵対を繰り返す複雑な関係になる。
キュクロープス
- アーノルド・ジルベスター
- 戦闘で危機に陥った際に助けたキュクロープスの士官。当初はお互いに利用し合う仲ではあったが、次第にフォントに複雑な感情を抱くようになり、DUST計画終了後、「友人」として軍を辞めるよう助言した。
- オンド・サン
- コールドスリープから目覚めた時にフォント達を回収したジャンク屋。アッシュと同じくらいかつてフォントが助けた子供達の一人。
民間人
- シーブック・アノー
- かつて「キンケドゥ・ナウ」の名で戦っていた元海賊のパン職人。『ゴースト』中盤で、野盗に襲われていたところを脱走中のフォントに救われる。スランプに陥っていたフォントに対し、ただベルのパンを食べるようにアドバイスし、結果として立ち直らせる切欠を作った。
名台詞
- 「しかしこれも絵空事だっ!」
「両機がすれ違う時の相対速度はマッハ23を上回るし」
「すれ違いざまに切る? まったく無理だ!」 - 第34話より。核ミサイルの迎撃の為に変形させたファントムでの高速飛行を敢行する最中、ミサイルを無力化する方法を模索する中で接近して直に弾頭を切断する案を出した際、それがどれだけ無理であるかを語る。
オデッサ作戦でアムロ・レイが水爆ミサイルの弾頭のみを斬り落としたエピソードが如何に困難であったかを端的に物語っている。
迷台詞
ゲーム作品
- 「赤いザク!?それじゃあ、一年戦争にいたあの赤い彗星!?」(シャア専用ザクII)
- 「よう!また会ったな、グランパ!」(ザクII ドアン機)
- 「え、え!?頭がザクで、胴体がゼータ?こんなMSあったっけ?」(Ζザク)
- 「俺の…知らないザク…?バカな!俺のデータベースは完璧じゃなかったのかぁ~!?」(ルナマリア専用ザク)
- 「こいつはMS-06の、FZ!最終生産型だ!ザクは種類が多いんでややこしいんだよなぁ…」(ザクII改)
- 『マキブON』より、僚機がザクタイプだった時の特殊台詞。元ザク乗り故にザクに対する特殊台詞もしっかりと用意されている(抜けもあるが)。その熱狂ぶりはスパロボ初期作品でザクマニア設定だったバーニィを彷彿とさせる。
搭乗機体・関連機体
- ザクII〔グランパ〕
- 『ゴースト』最序盤での搭乗機。ズムシティからの脱出以降、戦闘・非戦闘を問わず活用された。
- ファントム
- 『ゴースト』での主な搭乗機。サーカスに捕らえられたフォントが脱出の際に奪取し、以降、彼の愛機となり秘められた機能を駆使して様々な苦難を乗り越えていく。
- キゾとの最終決戦時に搭乗。死闘を繰り広げた後、彼とその野望を打ち砕いた。
- クロスボーン・ガンダムX-0
- マリア・シティでの戦闘後に理性の暴走が起こった際、出奔のために無断借用した。
- ゲドラフ
- 迷彩塗装が施された機体。脱走先でザンスカール軍の攻撃を受けた際にシーブックがX-0に搭乗したため、パイロットを失い放置されていた機体に搭乗し、途中から加勢した。
- ファントムV2 / ファントムV2改
- 『DUST』での搭乗機。
余談
- 「フォント」という名前について、作者は「Vガンダムの主役がウッソだから」と述べており[3]、「嘘」と「本当」で対になっているようである。キャラクターの立ち位置・能力・家族関係にいたるまでウッソとは全くの正反対の人物として造形されている。