ブーストレイダーガンダム
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ブーストレイダーガンダム | |
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外国語表記 | BOOST RAIDER GUNDAM |
登場作品 | 機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE |
デザイナー | 阿久津潤一 |
スペック | |
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分類 | 試作型可変モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | GAT-XX370 |
全高 | 18.25m |
重量 | 98.5t |
装甲材質 | トランスフェイズ装甲 |
開発組織 | 地球連合軍 (大西洋連邦) |
所属組織 | アンティファクティス |
主なパイロット | ジョエル・ジャンメール・ジロー |
概要
レイダーをベースに大西洋連邦が開発した、複合型がコンセプトの可変モビルスーツ。
第1次連合・プラント大戦においてフリーダムを初めとしたZGMF-Xシリーズは脅威に値する活躍を地球連合軍に見せつけ、それらの機体に対し第2期GAT-Xシリーズのカラミティ、フォビドゥン、レイダーは一定の戦果を上げていた事が確認された。本機はこの3機の集約をコンセプトに設計された複合型であり、開発プロジェクトは特にプラントに忌避感を持つ大西洋連邦系、ブルーコスモスに属する軍需企業の主導で進められた。
開発期間短縮のため既存技術を転用した結果、いびつでキメラ的とも言えるフォルムを持ち、操縦性は劣悪極まりなく、ナチュラルではまず操れないという狂気の領域に踏み込んでいる。そのため、「対コーディネイター用に作られながらコーディネイターでなければ操れない」という矛盾した機体になってしまい、当然ながら大西洋連邦及びブルーコスモスの政治・思想とは相いれず、開発は中断された。
本機は欠陥兵器に分類されることとなるが、それを差し引いても高い火力と防御力、機動力を有していた事は特筆するべき点であった。同時に、「標準サイズのMSでは機能の全搭載は困難」「専用パイロットの育成が必要」といった欠点を洗い出す事となり、それがデストロイの開発に影響を与えている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE
- 初登場作品。
装備・機能
特殊機能
- 変形
- 本機もレイダーと同じくX300系フレームを採用した可変型MSであり、MA形態へと変形する。高い機動力を有しており、エクリプスも超音速飛行に達する前であれば捕らえる事が可能。
- トランスフェイズ装甲
- フェイズシフト装甲を発展させ、通常装甲の内側にPS装甲を備えた複合装甲。外部の圧力センサーが反応した際に内部のPS装甲が通電し、物理的な攻撃を無力化する。
- エネルギー偏向機構「ゲシュマイディッヒリージョン」
- 短距離プラズマ砲「アフラマズダ」に代わり腰部に装備されたゲシュマイディッヒ・パンツァー搭載ユニット。
武装・必殺攻撃
- 頭部増設光学兵器ユニット「ミーミル」
- 額部分に増設された対空兵器。高い収束率を誇る他、内部にはツォーンの増幅器が内蔵されている。
- 100mmエネルギー砲「ツォーン」
- 頭部口吻部に装備されたビーム砲。口径こそ小さいが至近距離で直撃した場合はMSを破壊する程の威力を誇る他、MA形態でも使用可能。
- 125mm 2連想高エネルギー長射程ビーム砲「シュラーク」
- カラミティの装備していたものと同型の大型ビーム砲。
- 88mmレールガン「エクツァーン」
- フォビドゥンが装備していたものと同型の電磁砲。砲身にはシュラークの弾道を変化させるための磁場発生器を有する。
- 腕部クロー「ザラストロ」
- シールドとクローが一体となった格闘兵装。両腕部に装備され、MA形態では前面に展開され、猛禽を思わせるシルエットを作り出す。
- 52mm超高初速砲
- レイダーの携行武装として装備されていた実体弾兵装。ブーストレイダーでは単装化され左右の脹脛部に装備されている。搭載されている52mm小口径砲は連射性に優れ、牽制用として使えるなど利便性が高い。
- M417 80mm機関砲
- MA形態時の機首の機首に内蔵された実体弾砲。非使用時にはエアロシェルでカバーされている。MA形態のドッグファイトを想定して装備されているが、通常装甲の相手ならばこれだけで撃破可能な威力を持つ。
- M2M3 76mm機関砲
- 両肩部に計2門内蔵されているマシンガン。MA形態での突撃用として搭載された。
- 空戦用複合兵装「アドラー」
- 本来はエールカラミティの主武装。打突兵器とビーム兵器の機能を併せ持つ複合兵装であり、鏃状のパーツで打突攻撃を行うウォーハンマーモード、鏃部分の上部にあるビームサーベルを発振させたジャベリンモード、肩掛け、腰だめ二種類の発射形態を持つライフルモードに変形可能。
対決・名場面
関連機体
- レイダーガンダム
- ベース機となった第2期GAT-Xシリーズの1機。
- フォビドゥンガンダム / カラミティガンダム
- レイダーと同じ第2期GAT-Xシリーズ。ブーストレイダーに付与された機能や装備の大元となる。
- デストロイガンダム
- 第2次連合・プラント大戦で運用された大型モビルスーツ。本機で洗い出された欠点が開発時に影響を与えている。