ゴールデン・エッグス

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ゴールデン・エッグス(Golden Eggs) 

キゾ中将を司令とするザンスカール帝国の特殊能力育成部隊。宇宙世紀0150年代、既に一種の「オカルト」と思われていた「ニュータイプ」の存在に再び着目し、その発掘と共にニュータイプに最も理解が深かったと思われる一年戦争時のジオン公国モビルスーツモビルアーマーの開発を目的とした実験部隊である。ベスパの開発した機体も運用するが、その機体に付随する資料に食い違いが見られるなど、独自性の強い部隊となっており、ザンスカール主流派とは切り離して扱われる事が多い。ニュータイプパイロットの大半が少年兵・少女兵で構成され、運用兵器はその名が示す通り金色で彩られている。

元来はフォンセ・カガチがキゾに与えた「お飾り」の部隊であったが、キゾによって勝利の為には味方を切り捨てる事もいとわない非情な部隊となる。また、ザンスカール主流派がエリン・シュナイダーと交渉しエンジェル・コールを欲している事を知るとそれを独自に入手する為にサーカスと協定を結び、主流派の動きとは独立した作戦行動を取るようになり、遂にはマリア・エル・トモエを女王としたエル・ザンスカール帝国を名乗りザンスカール及び地球連邦へと宣戦布告した。

しかし、キゾの執った戦略が「人間を細菌兵器」に変えるという物であり、戦闘不能に陥った部下らも利用し切り捨てていった結果、最終決戦で残った隊員は予備兵員を含めて28人、運用機体もカオスレルミダスのみという状況にまで追い込まれ、キゾとトモエの戦死によって部隊は崩壊した。

登場作品 

機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス
初登場作品。この時点では部隊名は無く、あくまで「金色の機体を駆るベスパのニュータイプ部隊」という解説がされるのみであった。
スペースコロニーを2基接続したダンディ・ライオンコロニーレーザーと断定し、スケイル・サープリスらを臨検に向かわせた。スケイルはダンディ・ライオンの正体が世代宇宙船だと判明すると、「コロニーレーザーだった」と事後報告を行う前提でコロニーの破壊を試みたが、そこに滞在していたウッソ・エヴィンと部隊から離反したカムイ・ギアンの奮闘、そしてダンディ・ライオンの責任者であるグレイ・ストークの機転によってスケイルの乗るジョングは撃破された。
機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
部隊の司令官としてキゾが登場。独自の野心を以って動く彼の手足として描かれ、ベスパ本来の軍事行動とは別の思惑を持って行動し、遂には離反した。

構成員 

キゾ
司令官。強い野心を懐き、主流派とは別行動を取る。後に部隊を率いてザンスカールを離反した。
マリア・エル・トモエ
キゾの妻。マリア・シティの女王。マリア・ピァ・アーモニアを見出す際にカガチによってふるいにかけられた一人であり、帝国をこの手に収める事を目的としている。
モルセゴ
大佐。本来はカガチによって送り込まれたお目付け役。ダンディ・ライオンへの臨検をスケイルに命じた他、カガチの命令によりマリア・シティへ核ミサイルの発射も行っている。
ファルド・オーフォム
サナリィ技術者。ミダスに搭載されたミダス・タッチフラッシュの原型となるMSの基礎OSに存在するバグの発見者。
スケイル・サープリス
少佐。部隊に所属するニュータイプの中でも優秀で、「心の中で嘘をつく」能力を持つ。
カムイ・ギアン
MSパイロット。シャクティ・カリンと瓜二つの容姿を持つ。ウッソ・エヴィンVダッシュガンダムごとスケイルに撃たれ、グレイ・ストークによってウッソと共に救助された後、部隊を離反。

運用兵器 

関連組織 

ザンスカール帝国
ベスパ
サーカス

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