グスタフ・カール
グスタフ・カール | |
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外国語表記 | Gustav Karl |
登場作品 | |
デザイン |
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スペック | |
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分類 | 汎用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | FD-03 |
頭頂高 | 22.0m |
本体重量 | 29.0t |
全備重量 | 60.0t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 3,425kW |
スラスター総推力 | 79,500kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 21,300m |
開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属組織 | 地球連邦軍地上部隊 |
所属部隊 | キンバレー部隊 (キルケー部隊)など |
主なパイロット |
エイレン 連邦兵 |
概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍のRGMシリーズの設計思想の延長線上に位置する汎用型モビルスーツ。同時期にUC計画の関連機として開発・配備されていたジェスタとは別ラインで開発が進められた。
汎用性を損なわずに機体の大型化と重装甲化を図っており、機体重量の増加に対して大出力ジェネレーターを搭載する事で対応するとともに、機体各所に多数のスラスター、姿勢制御バーニアを配置する事で機動性・運動性を確保。武装も固定火器を極力排する事で高い運用性を維持している。こうした設計により、基本スペックはジェガンを凌駕し、ガンダムタイプにも通じる高スペック機として完成しており、特にセンサー半径はνガンダムにも匹敵する。
大気圏内では従来のMSと同様、サブ・フライト・システムを使用しないと自力飛行は不可能な為、主に「ケッサリア」とセットで運用された。
宇宙世紀0096年には稼働試験の名目でシャイアン基地に2機が配備され、その後0097年に制式配備が決定した。また、主なバリエーションとして軽装型が存在したとされる。
バリエーション [編集 | ソースを編集]
- ドーラ・カール
- 書籍『GUNDAM WEAPONS ニュージェネレーション編』に掲載されている同型機。グスタフ・カールが指揮官機なのに対し、ドーラ・カールは一般機となる。頭部アンテナがロッドアンテナ(左側バルカン砲後部に装備)に変更されている。ゲーム『Gジェネ』シリーズでは『ジェネシス』までこちらのデザインをグスタフ・カールとして扱っていた。劇場版『閃光のハサウェイ』に合わせ、後述の00型と設定が統合された。
- グスタフ・カール(軽装型)
- 書籍『ガンダムMSグラフィカ』及び『HGUCグスタフ・カール(ユニコーンVer.)』の説明文で存在が示唆されているバリエーション機。
- グスタフ・カール13型
- ラプラス事変時にシャイアン基地に配備された先行配備型。
- グスタフ・カール00型
- 劇場版『閃光のハサウェイ』に登場。宇宙世紀105年時に連邦軍内で配備が進められている機体。13型から量産仕様になる過程でフレーム構造等も全面的に見直しと改良が加えられた。頭部はバルカンが一門になった他、アンテナがロッドアンテナに変更されており、ランドセル右側にウェポンラックが増設されている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (原作小説版)
- 初登場作品。キンバレー部隊(キルケー部隊)の戦力として登場。戦闘において目立った活躍は見られず、逆にオエンベリにおける虐殺行為などの汚れ役が目立った。機体デザインは森木靖泰が担当。
- SDガンダム GGENERATIONシリーズ
- 『F』で初参戦。藤田一巳氏による新規デザインが用意され、以降はこのデザインを基本に各メディアに登場している。また一般機であるドーラ・カールのデザインも同じく用意されている。
- 機動戦士ガンダムUC(アニメ版)
- 先行配備機が登場。Gジェネ版デザインを基にカトキハジメ氏によってリデザインされている。試験運用としてシャイアン基地に2機が配備された。調査を名目に基地に押し入ってきたトライスターのジェスタに襲撃され、Ζプラスと共にこれを迎え撃つが、奇襲とパイロットの練度の差によりまともな抵抗すら出来ずに無力化された。
- 機動戦士ガンダムNT
- 『UC』から引き続き登場。マーサ・ビスト・カーバイン護送の護衛機として1機登場するが、ルオ商会のディジェ隊の連携攻撃によって撃破されている。漫画版では2機に増えており、ディジェの1機に損傷を与えるなど映画よりやや善戦している。
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 第2話のガンダムF90-Sタイプの2回目の試験時にF90側の僚機として3機登場。試験開始前に突然行われたディフェンス側のアグレッサー部隊の実弾による攻撃に対して、起動前のF90を砲撃から死守した。ただ、その内1機は砲撃が直撃し撃墜されている。これ以降の回においてもF90の護衛機として度々登場している。本作では宇宙でも運用されている。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (漫画版)
- 小説版をベースにしたデザインで登場。藤田版デザインの脚部装甲は増加装甲という形で解釈され、装甲の増加と戦闘継続時間の延長による拠点防衛向けの装備としてオプション化されている。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (劇場版)
- 先行配備機の設定を踏まえる形で新たに「00型」が設定された。頭部デザインはそれまでドーラ・カールとして設定されていた物と同一の仕様となる。
また、当初はカトキハジメ氏により原作小説に寄せたデザインが用意されていたが、最終的に『UC』の設定を踏まえた現在の姿へと至った経緯がある[1]。 - 機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE
- 第1片に登場。デザインはオリジナルとなっている。宇宙世紀0103年に連邦の基地からランチで脱走したアプリコット達を捕らえようとするが、そこに現れたカラスのモナームと交戦し、1分48秒という速さで9機全てが撃墜された。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 頭部バルカン砲
- 左側頭部に内蔵。口径は60mm。制式配備機は1門、先行配備機は2門搭載している。
- ビーム・ライフル
- ジェガンと同タイプのビーム・ライフル。上部に複合センサーを備える他、バーチカル方式のEパックを採用している。
- 90mmショートマシンガン
- 一年戦争から使用されているブルパップ・マシンガンを改良したモデル。マガジンの変更によって装弾数が増加している。他の系列モデルとは異なり、ケースレス弾ではなく実包を使用している。
- 『NT』でマーサ・ビスト・カーバインの護送部隊が使用。
- ビーム・サーベル
- 腰部側面[2]のサーベル・ラックに収納されている近接格闘戦装備。ジェガンと同タイプの物を使用する。使用時はラックが展開し、グリップを掴んでビーム刃を発生させる。
- グレネード・ランチャー
- 左前腕部に装備された擲弾投射機。マガジン式弾倉を使用している。ジェガンのように腰部ではなく腕部に装備されている為、広い射界を確保している。
- バズーカ
- 地球連邦軍の汎用装備であるバズーカ。後部に装着されたカートリッジから実体弾が装填されるが、前方にも予備カートリッジがマウントされている。
- フレキシブル・シールド
- 左肩にマウントされているシールド。腕部から独立して稼働する為、防御の自由度が高い。バックパックから伸びるアームを介してマウントするタイプと、左肩に直接マウントするタイプの二種が確認されている[3]。
- クラブ
- 使い捨て式のロケット・ランチャー。一部のゲーム作品で装備している。
- シールド
- 腕部に装備されるジェガンと同型のシールド。『クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE』の登場機が装備している。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]
- ジェガン
- 前世代機。また武装類はジェガンから転用されている。
- ジェスタ
- 同時期にUC計画で開発が進められた機体。開発は別ラインで行われている。可動式のシールドを有する点でも共通している。
- ジムシリーズ
- グスタフ・カールはRGMシリーズの直系であり、ジムシリーズの設計思想の延長線上に位置する。
技術的関与のある機体 [編集 | ソースを編集]
- ヴェルダン
- 宇宙戦国時代のミキシングビルドモビルスーツの1機。本機の脚部がこの機体の腕部の一部を構成している。
余談 [編集 | ソースを編集]
- 「HGUC 1/144 グスタフ・カール (ユニコーンVer.)」の色替え版として、本来のカラーの本機が2019年にプレミアムバンダイで立体化しているが、「HGUC 1/144 グスタフ・カール (ギレンの野望Ver.)」とギレンの野望名義となっている。『閃ハサ』名義だと原作小説版デザインとGジェネ版デザイン両方に該当する+ギレンの野望のゲーム中では常にリアル等身な一方でGジェネのゲーム中では常にSD体型、といった事情が原因と思われる。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]
- Gジェネ版
- UC版