ジェシカ・ドーウェン
ジェシカ・ドーウェン | |
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登場作品 | 機動戦士ガンダム外伝 資料設定集 |
プロフィール | |
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種族 | 人間 (スペースノイド / ルナリアン) |
性別 | 女 |
年齢 | 25歳 (一年戦争時) |
出身 | 月 |
職業 | ルポライター |
概要[編集 | ソースを編集]
月生まれの純粋なルナリアンである女性ルポライター。その文体から男性と勘違いしている人も多い。一年戦争当時の年齢は25歳で、ティターンズが崩壊した宇宙世紀0088年頃の時点で行方不明となっている。
若い時にジオニック社に勤務していた経験があり、一年戦争の終戦と同時にフリーのルポライターへ転身。主に一年戦争に関係した著書を多数残している。特にそのメカニックに対する知識と洞察力は飛び抜けており、専門家からの評価も高い。
一年戦争中に闇に葬られた事件に関する取材にも熱心に取り組んでおり、研究データや資料のほとんどが失われたEXAMシステムに関する取材にも取り組んだ数少ない人物となっている。
EXAMシステムに関する取材のきっかけとなったのが、モビルスーツのシミュレーターでアムロ・レイ&ガンダムのデータに勝利したユウ・カジマの存在であり、データ上では使用機体がジムであるのにも関わらず機体スペックに大幅な差がある事、写真に見られる「EXAM」という謎の計器やコックピットのレイアウトなど不審な点があった事から興味を抱き取材を開始した。
ユウが所属していた第11独立機械化混成部隊(通称モルモット隊)の関係者の内、唯一接触できたフィリップ・ヒューズに取材を断られてしまうも、その際に得た「蒼いマシン」というキーワードから戦場で流布していた噂話の1つ「戦場を駆ける蒼い死神の伝説」に着目する。ただ、目撃情報や証言、写真はいずれもハッキリとしたものが無く、一度取材に行き詰ってしまう。
しかし、ある時、匿名で大量の資料が送られてきた事で状況が一変。EXAMシステムの開発者であるクルスト・モーゼスがシステムを開発した経緯や、EXAM搭載機が数奇な運命を辿った事などEXAMシステムに関する詳細な概要が判明し、既にこの世から失われたEXAMが確かに存在していたという事実を突き止めるに至った。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム外伝 資料設定集
- 出典元。ルポルタージュ風の解説コーナー「EXAM REPORT "EXAM"システムの真実」において、取材の開始からEXAMシステムの実在を突き止めるまでの流れが彼女が記したレポートという体裁で語られている。STAFF座談会のコーナーでは『THE BLUE DESTINY』の初期設定についても語られており、ゲームは元々、ジェシカの目から見た報告書という形で物語が進行していくという形態を取っていた事をシナリオ担当の千葉智宏氏が明らかにしている。
- 月刊モビルマシーン
- VOLUME30にてルポルタージュ「サウザンス・ジュピターとバビロンの幻影」の著者として名前が挙げられている。内容からして行方不明後に無事安否が確認されたようだ。同企画は宇宙世紀0140年代の雑誌という体裁なので、単純計算では85歳以上という事になる。凄まじいほどの職業人ぶりである。ただ、上記ルポルタージュの上梓後に木星船団公社と木星帝国(木星公社)の関係についての続刊を告知した後、再び行方不明となっている。高齢である事に加え、同企画のブラックな内容を考えると、今度こそ安否は絶望的かもしれない…。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- フィリップ・ヒューズ
- 第11独立機械化混成部隊の隊員。彼の取材を試みるも拒否されてしまう。ただ、その際に彼が口走った「蒼いマシン」の言葉がジェシカの取材に対するヒントとなった。
- アルフ・カムラ
- 連邦軍におけるEXAM搭載機の開発者。ジェシカに資料を送った人物と推測されているが、真相は定かではない。
著書 [編集 | ソースを編集]
- 一年戦争とジオン系モビルスーツ
- ベック社出版のルポルタージュ。
- 戦場にあらわれた秘密兵器
- Bマルチメディア社出版のルポルタージュ。0081年にベスト・ルポルタージュ賞を受賞している。
- "EXAM" SYSTEM ―― 一年戦争、闇に消えた事件⑦ 蒼き伝説を求めて ――
- EXAMシステムに纏わる情報をまとめたルポルタージュ。ジェシカが事件を知る切っ掛けとなった、シミュレーター上のガンダムに勝利したユウ・カジマの存在、戦場に流れる「戦場を駆ける蒼い死神の伝説」の噂、匿名で送られてきた資料から判明したEXAMの開発経緯~EXAMの最後までが記されている。「Dランク (実質ゴシップ記事の扱い)」の種別で連邦軍広報課の資料庫で長年眠っていたものの、0088年のティターンズ崩壊に伴う情報公開の際、公開された一部資料の中から発見され、日の目を見る事となった。
- サウザンス・ジュピターとバビロンの幻影
- コスモ・バビロニア建国戦争時のエネルギー保障について記したルポルタージュ。オールズモビルによるジュピトリス級コバヤシ丸の撃沈により木星船団のスケジュールに重大な遅延が発生した際、連邦議会がサウザンズ・ジュピターによって混乱が収拾されると発表するも、同艦がコスモ・バビロニアに協力を表明した事で連邦のエネルギー保証に致命的な結果をもたらした事が記されている。続刊についてはコバヤシ丸事件についても木星帝国が間接的関与している事を仄めかしており、その立証を行う予定だった。