ソードカラミティ
ナビゲーションに移動
検索に移動
GAT-X133 ソードカラミティ (Sword Calamity)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED MSV、機動戦士ガンダムSEED MSV戦記、機動戦士ガンダムSEED ASTRAY、機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY、機動戦士ガンダムSEED MSV ASTRAY
- デザイナー:大河原邦男
- 分類:試作型モビルスーツ
- 装甲材質:トランスフェイズ装甲
- 全高:不明
- 重量:不明
- 主動力:バッテリー
- 開発組織:地球連合軍
- 主なパイロット:エドワード・ハレルソン(2号機)、フォー・ソキウス(3号機)
地球連合軍の試作型モビルスーツ。カラミティガンダムを開発する過程で生み出された機体であり、「リビルド1416プログラム」の一環で砲撃機から接近戦用に仕様変更している。
ベース機の武装のほとんどが撤去され(その影響で重量がある程度軽減されていると思われる)、その代わりとして背部に対艦刀、両腕にはロケットアンカーを装備、両肩の高機動スラスターもビームブーメランに変更された。両脚にもコンバットナイフを格納している。これらはソードストライクガンダムが使用していた物の改良型で、その運用の為にFCSとベトロニクスにはパラメータの調整が加えられている。武装の変更によって火力自体は低下したが、胸部のエネルギー砲は残されている上に対艦刀もレーザー砲に転用できるので射撃戦にも対応は可能。
外装はトランスフェイズ装甲で、機体のカラーリングは赤に変更されている。これに加えてエネルギー砲の出力を落とした事で稼働時間が延伸された。
搭載されているOSはナチュラル用(ただし3号機はコーディネイター用と思われる)だが、その性能もあって戦闘力はかなり高い。
3機が建造されたが、初号機以外はカラミティの改装機ではなく、初めからソード仕様で建造されている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムSEED MSV
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY - パイロットは2号機がエドワード・ハレルソン、3号機がフォー・ソキウス。
カラミティとほぼ同時期に完成され、第三次ビクトリア攻防戦で投入された。そこでジン2機を同時に瞬殺する等の戦果を挙げている。
戦闘終了後、3号機はパイロットごとオーブ連合首長国のサハク家に譲渡された。 - 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY(小説版)
- カガリ・ユラ・アスハ抹殺の為に3号機がクサナギを襲撃したが、叢雲劾のガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドLによって撃退されている。
- 機動戦士ガンダムSEED MSV戦記
- 第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で2号機が投入され、ミハイル・コーストの部隊と交戦、敵機を数機撃墜して彼の乗るジンハイマニューバも追い詰めたが、ジェネシスの爆発を見て戦意を喪失して撤退を開始する。それを見て怒ったミハイルから攻撃されるが、モーガン・シュバリエのガンバレルダガーによって救われた。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
- 停戦後に軍を脱走したエドが持ち出しており、南米独立戦争では南米軍のフラッグシップ機として運用されている。
攻め込んでくる地球軍の部隊を次々と撃退していき、最後の戦いではレナ・イメリアのソードカラミティ初号機と交戦して勝利するも、本機も破損している。その後、カイト・マディガンが秘密裏に回収・修復して自身のコレクションに加えているが、エドから返還を要求されれば応じるとしている。 - 機動戦士ガンダムSEED MSV ASTRAY
- ジンハイマニューバの鹵獲任務を終えたサーペントテールの前に2号機が現れており、ブルーフレームセカンドLと交戦した。(勝敗は不明)
装備・機能
特殊機能
- トランスフェイズ装甲
- 通常装甲とフェイズシフト装甲を組み合わせた二重装甲。通常装甲の裏側に圧力センサーを設置し、攻撃を受けた時にのみフェイズシフト装甲をアクティブ化させる事でエネルギー消費を抑えている。また通常装甲は色が変化しないので、敵機からエネルギー残量を把握されにくい。
武装・必殺攻撃
- 15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」
- 本機の主兵装で、背部に2本マウントされている。対艦用だけあって強力だが、その大きさ故に取り回しも難しい。
ソードストライカーパックで採用されている物と同じくビーム刃と実体刃を兼ね備えており、本機では基本的に二刀流で戦う。2本を重ね1本の大剣のように使用する事もある。
柄尻にはレーザー砲が1門内蔵されており、対艦刀とスイッチして使用される(ビーム刃も展開可能)。マウント時は勿論、手持ち状態でも発射できる。 - ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」
- 両腕部に1基ずつ、計2基装着された有線式のアンカー。先端部のクローはロケットで射出され、対象を捕獲する。また、不使用時は対ビームシールドとしても機能する。
- ビームブーメラン「マイダスメッサー」
- 両肩部に1基ずつ、計2基マウントされている投擲武装。ビーム刃を発振後、対象に投げつけて切断する。仮に回避されても「ブーメラン」の名に違わず戻ってくる為、相手の不意をつく事も可能。
- コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
- 両脚部に1本ずつ、計2本マウントしている実体式のナイフ。サブウェポンとして用意された。
- 580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
- 胸部に1門内蔵されているビーム砲。非常に高い威力を持つ。
本機では機体の稼働時間を伸ばす為に出力の上限が70%に抑えられている。
対決・名場面
関連機体
- ソードカラミティ初号機
- 初号機。カラーリングが異なっている。
- カラミティガンダム
- ベース機。
- ブラウカラミティガンダム
- 「アクタイオン・プロジェクト」のコンセプトをベースに改造されたカラミティ。
- ソードストライクガンダム
- ソードカラミティの装備はソードストライカーパックの物の改良型である。