ガロード・ラン
ガロード・ラン | |
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外国語表記 | Garrod Ran |
登場作品 | |
声優 | 高木渉 |
プロフィール | |
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異名 | 炎のMS乗り (自称) |
種族 | 人間 |
性別 | 男 |
生年月日 | 12月25日 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 161cm |
体重 | 53kg |
髪色 | ダークグリーン |
瞳の色 | エメラルドグリーン |
血液型 | B型 |
職業 |
MSハンター MSパイロット |
所属 | バルチャー (フリーランス ⇒ フリーデン) |
主な搭乗機 | ガンダムX (1号機) ⇒ ガンダムXディバイダー ⇒ ガンダムダブルエックス ⇒ ガンダムX (3号機) |
概要 [編集 | ソースを編集]
『機動新世紀ガンダムX』の主人公である15歳の少年。戦災孤児で、バルチャー(MSの残骸などを回収・売買することを生業とする者達の総称)のフリーランスとして生計を立てている。自称『炎のMS乗り』。
地球軍所属のメカニックマンだった父の影響で将来はメカ屋を開きたいと考えている。15年前の戦争終結直後の混乱期に生まれ、太陽すら見えないような荒廃した世界で育ったため非常に達観しており、ティファと出会う前は”実利”が行動原理だった。年齢の割に荒事に慣れており、モビルスーツの弱点を熟知していたりモビルスーツの操縦技術に長けている。また、目的(ティファ)のためなら不屈のガッツで食らいついていくなどとにかくガムシャラな姿が特徴的。
戦争孤児で天涯孤独の身だった為、序盤は集団生活に馴染めず一人フリーデンを離れガンダムを売ろうとしたり、戦闘でもシャギアに素人と評される等未熟な面が目立ったが、カリス戦での敗戦を機に、精神的にもパイロットとしても大きく成長を遂げていく。以降はフリーデンクルー達ともかけがえのない仲間として信頼を築き、ガンダムエックスディバイダー搭乗後は訓練の結果、猛吹雪の中でビットを全て撃ち落としカリスとの再戦を制し、キッドやジャミルから操縦センスは天性の素質があると評された他、シャギアからも「腕を上げたな、あの少年も」と認められている。
中盤以降も後期機体であるガンダムダブルエックスと共にコロニーレーザー狙撃によるダリア作戦阻止や前大戦のエース、ランスローとも渡り合い、世界全体の事を考える視野を持つ一人前の男として、優れたパイロットとして名実ともに主人公として活躍している。
序盤のストーリー展開には、演出上の理由があり、彼の「ガムシャラ」な姿を印象付ける意図があったと思われる。特に序盤はもう一人の主人公とでもいうべきジャミル・ニートをクローズアップする必要があったため。 当初はティファを守ることが行動理念であったが、フリーデンクルーとして各地を転戦するうちに世界情勢に目を向けるようになる。そのなかで不条理な世界に対し、純粋に自分自身の意思で道を選び、歩み始め、正統派主人公として成長した。ティファの為なら火の中水の中であり、自ら手を汚すことも辞さない。
名前の由来は『我(=ガ)が道(=ロード)を行く(=ラン)』から。
実はガンダムのTVシリーズでは初めて敵から奪った機体そのもの(それまでは自軍仕様に改装してしまうケースが多かった)を後期の搭乗機とした主人公である。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動新世紀ガンダムX
- 初登場作品。アルタネイティブ社からティファの確保を依頼された事が切欠で彼女と運命的な出会いを果たし、以降、ティファやフリーデンの仲間達と共に激動のアフターコロニーを駆け抜けていく。
- 機動新世紀ガンダムX NEXT PROLOGUE「あなたと、一緒なら」
- 『X』の後日談である同作に成長した姿で登場。
人間関係[編集 | ソースを編集]
フリーデンのクルー達 [編集 | ソースを編集]
- ティファ・アディール
- ガロードが想いを寄せる相手。彼女に一目惚れしたのがきっかけでフリーデンの一員になり、以降、何事においてもガロードの行動の原動力となる。
- ジャミル・ニート
- ガンダムXの先代パイロット。フリーデンのキャプテンとして、集団行動に慣れていないガロードを導く。戦意を喪失したガロードをスパルタで立ち直らせた事も。
- ウィッツ・スー / ロアビィ・ロイ
- ガロードと同様、ガンダムパイロットを務める同僚達。それぞれ性格が異なるものの、戦いにおいては中々の連携力を見せる。
- キッド・サルサミル
- フリーデンのメカニック。ガロードを「ガンダム坊や」と呼び、喧嘩をする事も度々あるが、なんだかんだで互いを信頼している。
- パーラ・シス
- 宇宙革命軍の抵抗組織であるサテリコンの一員。Gファルコンのパイロットであり、サテリコン壊滅後、ガロードと行動を共にする。
その他 [編集 | ソースを編集]
- カリス・ノーティラス
- ガロードが始めて対峙したニュータイプ。ニュータイプ能力の前に一度は敗退するも、成長を重ねて再戦し打倒。その後、生体ユニットと化した彼を救出して友情を築いた。
- エニル・エル
- 彼女に諸事情から愛憎の混じった感情を抱かれ、追われるが、後に和解した。
- カトック・アルザミール
- ガロードとティファに未来への希望を託す。彼に助けてもらうが、彼は命を落とす事に…。
- フロスト兄弟 (シャギア・フロスト / オルバ・フロスト)
- 彼ら曰く「宿命のライバル」。名乗ったとおり、最後まで何度も刃を交えることになる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
機動新世紀ガンダムX [編集 | ソースを編集]
- 「ヘヘッ、所謂…ホールドアップってヤツ?」
- 第1話より、初登場時の台詞。街を襲うクロッカのジェニス改に対し、ガロードは閃光弾1つとワイヤーガンで対抗。メインカメラを封じた隙にコックピットへ乗り込み、クロッカに銃口を突きつけてみせた。MSハンターとして優秀な腕前を持つ事が窺えるシーンである。
- 「これで動いたら俺、神様信じる!」
「やったぁ!ティファ!俺、神様信じるぅ!」 - 同上。ティファに導かれ訪れた所にあったのは1機の白いモビルスーツ、ガンダムXだった。コックピットに乗り込むガロードだったが、本来あるはずの操縦桿が無い。一か八か、ガロードは神頼みをしつつフリーデンから盗み出したGコンを端子に接続。するとコンソールに灯がともり、ガンダムXが遂に起動した。
- 「ガンダム、売るよ!」
- 第7話タイトル。船出(家出)したガロードがガンダムXを売りに出そうとした時の台詞。
- 「俺の声が聞こえるか!」
- 第14話タイトル。ガロードに敗れたカリスは、ノモア市長の手により巨大MAパトゥーリアに半ば生体パーツとして乗せられる。意識が消えかかっているカリスに対して目を覚まして巨大MAを停止させるよう呼びかけた声。
- 「撃つしかないのか!」
- 第28話タイトル。新連邦の大部隊に迫られて、残月を見上げながら。
最初の一発を撃って以降、ガロードはサテライトキャノンを撃つ事に抵抗感を抱いていたが、更にカトックの死に際の言葉を聞いてから尚の事、撃つ事に躊躇いを覚えるようになった。人の命を奪う可能性のある場面では尚更。
結局、この場は亡命しようとしていたウィリスが新連邦に対し投降の意志を示すことで砲火が開く事は無かった。 - 「月が見えた!」
- 第34話タイトル。
- 「嘘つきで悪かったな、総統閣下のおっさんよ」
- 第34話。サテライトキャノンの圧倒的な威力を誇示して、宇宙革命軍のコロニーレーザーを脅かす事でティファを取り返し、その後すぐに約束を破ってコロニーレーザーを破壊した際の台詞。
- 「俺はただ…ティファの事を守りたいと思っただけで…特別な力なんて無いし…」
- 第39話にてD.O.M.E.に「新しい未来を作る力」の例としてガロードがティファの予見した未来を悉く変えてきた事を挙げたのに対して。
- 「過ちは繰り返させない!」
- 第39話にて、あくまで戦乱を望むフロスト兄弟に対して。この後ツインサテライトキャノンとサテライトランチャーの撃ち合いとなり、双方の機体は大破する。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダムX (1号機)
- 『X』序盤の搭乗機。
- ガンダムXディバイダー
- 『X』中盤の搭乗機。
- ガンダムダブルエックス
- 『X』終盤の搭乗機。
- ガンダムX (3号機)
- 『あなたと、一緒なら』での搭乗機。