レギンレイズ・ジュリア
レギンレイズ・ジュリア | |
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外国語表記 | Reginlaze Julia |
登場作品 | 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ |
デザイナー | 海老川兼武 |
スペック | |
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分類 | 試作型モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | EB-08jjc |
全高 | 29.9m |
本体重量 | 43.3t |
主動力 | エイハブ・リアクター |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
フレーム | レギンレイズ・フレーム |
開発組織 | ギャラルホルン |
所属組織 | ギャラルホルン |
所属部隊 | 月外縁軌道統合艦隊 (アリアンロッド艦隊) |
母艦 | スキップジャック級戦艦 |
主なパイロット | ジュリエッタ・ジュリス |
概要 [編集 | ソースを編集]
アリアンロッド艦隊に同行する研究開発チームがレギンレイズをベースに開発した試作機。テストパイロットにジュリエッタ・ジュリスが内定した際に、試作機の機体名の一部にパイロットの名前を取り入れるというギャラルホルンの慣例に倣って「レギンレイズ・ジュリア」と名付けられた。
レギンレイズは対モビルスーツ戦に主眼を置いた機体として開発されたが、ガンダム・フレームの性能は想定を上回るものであった。そのため、ギャラルホルンが築いた厄祭戦後約300年を歴史を肯定しつつ、阿頼耶識システムをも搭載した強敵を制することが可能な、新たなグレイズ及びレギンレイズの系譜が必要となった。
ヤマジン・トーカ技術部長らの研究開発チームを中心に、レギンレイズのさらなる性能向上を目指した方向性を模索する中で、特に高出力・高機動戦闘を目的として導き出された進化形がレギンレイズ・ジュリアである。汎用型のグレイズやレギンレイズには「誰にでも扱いやすい性能」というコンセプトが根底にあるが、ジュリアは高い技量を持つパイロットの搭乗を前提として扱いやすさを犠牲にし性能向上を目論む、という真逆の設計思想が取り入れられている。
ジュリアは単機での運用に重きを置いていたため、グレイズ・アインの戦闘データが様々な点に反映されており、その挙動から最善の設計として生物的なシルエットが導き出されている。ただしあちらが阿頼耶識システム搭載の地上運用に主眼を置いた機体なのに対し、こちらは阿頼耶識システム非搭載で無重力空間に主眼に置いた機体と、構造の設計思想は大きく異なっている。それでも根底に流れる思想は共通で、ガンダム・フレームのコンセプトに近いものと言える。
フレーム性能の極限にまで機動性の向上が図られており、延長された脚部フレームにメインスラスターが増設され一体化したブースターユニットのようになっている。さらに各部に推進器が増設されており、突出した機動力を誇る。武装面でも機動性を損なわずに攻撃できるジュリアンソードが採用されており、高速戦闘に割り切っているためか腕部にはマニピュレータではなくクローが備わっている。また、レギンレイズと同様に肩部と大腿部にはシールドとしても機能するバインダーが装備されており、機動性を維持しながら防御性も向上させている。
機動性に特化している一方で、レギンレイズ・フレームを採用していることから様々な状況に対応するフレキシビリティも併せ持っている。脚部のブースターユニットは通常の脚部を展開可能で、格闘戦や地上での運用に対応可能。腕部も通常のマニピュレータに換装することで、他の武装を携行可能とある程度の汎用性も備わっている。無重力空間に主眼を置いた機体ではあるが、地上でもホバー移動による高い機動性を発揮する。機体性能こそレギンレイズから大きく向上しているが、それに比例するようにパイロットにも相応の技量が要求される。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- 初出作品。ジュリエッタ用レギンレイズの後継機として運用され、幾度となく鉄華団と渡り合う。結果的に勝利を拾ったものの、アミダ・アルカのような練度の高い相手には苦戦が目立った。
- 「マクギリス・ファリド事件」の最終局面において、バルバトスルプスレクスの首を獲ったのはこの機体である。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 換装
- 腕部や脚部を換装可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ジュリアンソード
- 両腕部に固定装備されている長剣。刀身は希少金属が用いられたワイヤーによって繋がれており、通常の剣として扱うソードモードと、刀身を蛇腹状に分離して扱うウィップモードの使い分けが可能となっている。ソードモードでは先端の希少金属による刃を用いた斬撃を行う他、刀身を高速回転させることでドリルのように使用することも可能。ウィップモードではワイヤーの軌道を電気信号によってコントロールすることで予測不可能な攻撃を実現している他、名前の通りムチとして振るう攻撃も可能である。
- クロー
- 腕部に装備されている鉤爪状のクロー。ジュリアンソード装備時専用の武装で、打突攻撃に適した形状となっている。マニピュレータとしての機能も一応あるが、保持して使用することは想定されていないため挟み込むようにしか持てない。ジュリアンソードを装備しない場合はレギンレイズのマニピュレータに換装可能。
- バルカン砲
- 両肩部バインダー内に2門ずつ計4門内蔵されている牽制用の機関砲。
- 脚部クロー
- 脚部ブースターユニットから展開される通常の脚部先端に装備されているクロー。地上戦時や着艦時に使うランディングギアとしての意味合いが強いが、格闘戦における捕縛にも使える。
- 脚部ブレード
- 脚部ブースターユニットの先端に付いているブレード。グレイズ・アインのドリルキックから構想された武装。
- 大型ブレード
- 地上戦仕様で装備した専用の剣。この武装を携行するためにレギンレイズのマニピュレータに換装されている。ジュリアンソードと異なり刀身が一体化されているため蛇腹剣として扱うことはできないが、ブレード先端には同じく希少金属が用いられており、高い切れ味は比類ない。
- 大型シールド
- 地上戦仕様で左腕部に装備した大型シールド。先端には二又のクローが備わっており、打突攻撃も可能。また、クロー中央にはアンカーが装備され、裏面には牽制用の機関砲が内蔵されている
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対百錬 (アミダ機)
- ジュリエッタは、イオクを利用してレギンレイズ・ジュリアの実践テストを行い、アミダの百錬と交戦。機体の性能では上回っていたがアミダの技量と覚悟の差に翻弄される。最終的にアミダはダインスレイヴを受けて戦死したがジュリエッタにとっては事実上の敗北だった。
- 対ガンダム・バルバトスルプスレクス
- 革命軍との決戦で交戦する。ラスタルからルプスレクスを止めるように指示を受けたジュリエッタは、圧倒されながらも食い下がって任務を貫徹。戦闘の終盤においてはルプスレクスと戦う一方、スキップジャック級に特攻し、ダインスレイヴの一撃をお見舞いしようとするガンダム・フラウロスを直前の戦闘で破壊された自機の片腕を投げつけ砲身の軌道を逸らすことで阻止し、ラスタルを守る。
- シノの仇を討たんとする三日月の猛攻を受け、機体を大破させられるも三日月に撤退命令が出たことでトドメは刺されず、運良く後退して来たガエリオのガンダム・キマリスヴィダールに回収された。
- 最終決戦においてはダインスレイヴの直撃を受けて大破しながらもリミッターを解除して暴れまくるルプスレクスに戦慄するも三日月のほうが先に力尽きたためルプスレクスは機能を停止。そのままルプスレクスの首を切り落として天に掲げるジュリエッタだったが勝利ではない勝利となった。
関連機体[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]