ジェダ
ジェダ | |
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外国語表記 |
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登場作品 |
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デザイナー |
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スペック | |
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分類 | 試作型モビルスーツ |
生産形態 | 量産試作機 |
型式番号 |
RGM-88X RGM-90 |
全高 | 21.8m |
全備重量 | 50.8t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,930kW |
装甲材質 | チタン合金セラミック複合材 |
開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属 | 地球連邦軍 |
主なパイロット |
概要[編集 | ソースを編集]
アナハイム・エレクトロニクス社が開発した試作型モビルスーツで、ジェガンのプロトタイプに相当する機体。媒体によって機体数などの設定にバラつきがある。
- ハイ・ストリーマーにおける設定
作中オリジナルの機体であり、製造年度的にはジェガンの一、二世代前の機体らしい、とされている。
- B-CLUBにおける設定
当初はガンダムMk-IIの技術を多用した量産後継機として開発されており、出力は劣るもののMk-IIとほぼ同型のバックパックを装備予定だった。しかし、地球連邦軍がモビルスーツ開発予算を大幅に削減した事で、更なるコストダウンが要求されたため、RGM-88Xとして開発された6機の試作機のみで開発を中断。同機をベースとするマイナーバージョンの製造が決定した。
製造された6機の内、試験中に1機が大破、2機が解体され、残る3機はロンド・ベルに配備され試験運用される事となった。その後、実戦配備されたジェガンが装甲の貧弱さなど数々の欠点を指摘された事を受け、急遽本機がRGM-90として採用される事となり、局地戦用の機体として地球上の主要基地に配備されている。このRGM-90は実機が40機程度と言われている。
- ムーンガンダムにおける設定
AE社が開発した連邦軍次期主力機の量産検討機。グリプス戦役後、地球連邦軍はエゥーゴ派が主流となり、ジムタイプやハイザックタイプの代替えとなる連邦軍全軍の次期主力機をエゥーゴのスポンサーであるAE社が主体となって開発する事となった。ハマーン戦争時に計画された本機は、ジムIII計画成功の後押しを受け、ガンダムMk-IIの技術をふんだんに反映させて建造された機体であり、RGMシリーズの後継機としての互換性と火力や推力の強化が成されているのが特徴となっている。本機はロンド・ベルのラー・ザイムに配備されたものの、当時、連邦軍は大幅な軍縮を進めており、MS開発予算の削減を受けて既に後継機であるジェガンが開発・実戦配備されている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー
- 初登場作品。クラップ級巡洋艦「ラー・ザイム」に4機(3番機~6番機)配備されており、3番機にアムロ・レイ、4番機にジョー・セイ、5番機にカニンガム・ショー、6番機にオルヤン・ブルムクイフトが搭乗している。スウィートウォーター内部でエグムと交戦するも、その際、民間人に死傷者が発生している。
- B-CLUB
- 「ジェダ」とは明言されていないものの、第29号にてジェガンのプロトタイプが「RGM-88X (RGM-90)」として解説されている。なお掲載されている機体画稿はジェガンの初期稿の流用となっている。
- ガンダムウォー
- 2009年発売の「武神降臨」にて徳間デュアル文庫版『ハイ・ストリーマー』のデザインでカード化しているが、型式番号に上記B-CLUB設定の「RGM-88X」が付記されている。
- 電撃ホビーマガジン
- 2010年2月号に掲載されたジェダの模型作例にて、製作者の独自解釈によりB-CLUBに掲載された機体デザインを「ジェダ」としている。以降、各媒体においてRGM-88Xがジェダとして扱われるようになる。
- 機動戦士ムーンガンダム
- 形部氏によりデザイン・設定が一新され、過去の媒体の設定を踏まえつつ「ガンダムMk-IIの量産を検討した流れを思わせるような意匠を散りばめつつ、ジェガンのパワーアップ版のような未だ予算のことはあんまり考えていない感じを目指す」というコンセプトでデザインされている。「ラー・ザイム」のアムロ小隊に量産検討機として配備されている。劇中の会話から他のロンド・ベルの部隊にも配備されているようであり、後継機であるジェガンはまだ「ラー・カイラム」にしか配備されていないようである。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
- ※下記の武装は『ムーンガンダム』における物。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 頭部バルカン
- 頭部左側に1基装備されている機関砲。後のジェガンのバルカン・ポッド・システムとほぼ同形状である。
- ビーム・ライフル
- 本機用に開発された大型のビーム・ライフル。ガンダムMk-IIのライフルと同等の性能と火力を持ち、銃身右側面に複合センサーが設けられている。
- ビーム・サーベル
- バックパックに2基装備されている。バックパック共々、ガンダムMk-IIとほぼ同型の物を使用している。
- 腰部ハンドグレネイド
- 両腰に3発ずつの計6発装備されている手榴弾。
- 二連腕部グレネード
- 両腕部に2発ずつ装備されている。
- シールド
- 独特な形状を持つ専用シールド。Mk-IIのスライド式シールドの発展型で、シールド先端部分による打突武器としての側面が強化されており、先端部分の材質がより堅固な物へと変更されている。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ハイパー・バズーカ
- ジム系列機が携行している肩掛け式ロケットランチャー。南極基地での戦いの際に装備している。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
パーソナルカスタム機 [編集 | ソースを編集]
- ジェダ (アムロ・レイ大尉機)
- アムロ・レイ専用機。胸部に追加装甲を増設、頭部ブレードアンテナの追加などの改修が施されている。
系列機・派生機など [編集 | ソースを編集]
- ジェダキャノン
- 中距離支援機として再設計された機体。
- ジェガン
- 本機を経て開発された主力量産機。
- ガンダムMk-II
- 本機を開発するに当たって参考にした機体。
- リック・ディジェ改
- 肩アーマーや駆動系の一部に本機のパーツが流用されている。
- スパーブ・ジェガン
- 本機の胸部パーツをベースとする追加装甲が施されている。