プルツー
| プルツー | |
|---|---|
| 外国語表記 | Ple-Two |
| 登場作品 | 機動戦士ガンダムΖΖ |
| 声優 |
本多知恵子 本多陽子 (一部ゲーム代役) |
| デザイナー | 北爪宏幸 |
| プロフィール | |
|---|---|
| 種族 | クローン人間 (スペースノイド、強化人間) |
| 性別 | 女 |
| 年齢 | 10歳 (推定) |
| 没年月日 | |
| 出身 | アクシズ |
| 身長 | 150cm |
| 体重 | 37kg |
| 髪色 | オレンジ |
| 瞳の色 | 青 |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | MSパイロット |
| 所属 | ネオ・ジオン軍 (グレミー軍) |
| 主な搭乗機 | サイコガンダムMk-II ⇒ キュベレイMk-II ⇒ クィン・マンサ |
概要[編集 | ソースを編集]
ネオ・ジオン軍のクローン・ニュータイプ（プルクローン）の一員で、グレミー・トト率いるニュータイプ部隊の中核。
グレミーの命令を忠実にこなす戦闘マシーンとなるべく調整が施されており、容貌こそエルピー・プルに瓜二つだが、こちらは好戦的かつ残忍な性格となっている。宇宙世紀0088年4月に一度コールドスリープに入り、ダブリンへのコロニー落としが行われた同年10月31日に覚醒。グレミーに命じられるままサイコガンダムMk-IIに搭乗し、壊滅したダブリンでΖΖガンダムと交戦した。
しかし、その戦闘中に自身のオリジナルであるエルピー・プルと接触。同じ肉体を持つ者同士、ニュータイプ能力によって精神的な共感を果たすが、普通の少女として個性を持つプルと戦士として生まれた事で個性を持たないプルツーは、互いの区別が付かない状態に陥り互いを拒絶してしまう。思い余ってプルツーは彼女を抹殺しようと攻撃を集中し、最終的にジュドーを守ろうとしたプルが自爆した事で果たされるものの、彼女の思念はプルツーの中に残り、プルツーに戦いを止めるよう促し続ける。
戦士としての使命を持つが故にプルとジュドーの説得を否定し続けていたプルツーだが、一方で無意識に惹かれていく自身も存在しており、次第に戦い以外の生き方についても意識した行動を見せ、個性が目覚めていくようになる。そして第一次ネオ・ジオン抗争の最終局面において遂にグレミーの束縛から逃れ、ジュドーの下に赴くが、直後にクィン・マンサの爆発の余波で瀕死の重傷を負ってしまう。そしてジュドーがハマーンと決着をつけた直後、アクシズに閉じ込められたジュドーの思念を感じ取ったプルツーは、脱出路を確保するべく重体の身を押してハイパーメガ粒子砲による攻撃をビーチャに指示、力を使い果たし満足げな表情で艦長席に臥せた。
最終的に死んだのかは明確な描写がされておらず、気を失っただけとも解釈ができるが、大概の資料では死亡したと明記されている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 初出作品。第36話で初登場し、サイコガンダムMk-IIやキュベレイMk-II、クィン・マンサなどのニュータイプ専用MSに搭乗してジュドーの前に幾度と無く立ちはだかった。作中はプルに続く悲劇のヒロインとしての立ち位置で、他の強化人間と同様に悲劇的な末路を迎える事になるが、それでも最終的に自分だけの生き方を選ぶ事ができた。
- 機動戦士ガンダムΖΖ (小説版)
- 最終的に死亡した事が明確に描写された。戦いの後、ジュドー達によって葬儀が開かれている。
- GUNDAM EVOLVE
- 「EVOLVE../10」に登場したキュベレイMk-IIのパイロットがプルツーと同じノーマルスーツを着用している。プルツー本人なのかあるいは別人なのかは不明。
人間関係[編集 | ソースを編集]
エゥーゴ[編集 | ソースを編集]
- ジュドー・アーシタ
- ΖΖガンダムのパイロット。当初は倒すべき敵として執拗に狙うものの、プルツーを戦いの道から救おうとするジュドーの説得を受け続ける内、次第に心の中に動揺が生まれる。終盤、ジュドーの危機に自身の感知能力で居場所を特定させ、ジュドーの危機を救った。
ネオ・ジオン[編集 | ソースを編集]
- グレミー・トト
- 上官であると共に自身のマスター。慕っていたのだが、プルの説得によりジュドーに引き込まれていく。
- エルピー・プル
- 自身のオリジナルであり、もう一人の自分といえる存在。
- プルクローン
- プルツーと同様のクローンであり姉妹。
- ハマーン・カーン
- ネオ・ジオン軍の指導者。グレミー軍が蜂起した際、グレミーから暗殺を命じられるも失敗に終わった。
- マリーダ・クルス (プルトゥエルヴ)
- クローンの1人。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ルチーナ・レビン
- ネオ・ジオンによって鉱山衛星キケロに徴用されている少女。反ネオ・ジオン派の労働者の協力を得ようと接触したジュドー達に対し人質に取ったが、無意識に亡きプルの姿を重ねたのか、その後戦闘が発生した際、戦いに巻き込まれそうになった彼女を逃がした。
- ロザミア・バダム (ロザミィ)
- 初めてサイコガンダムMk-IIに乗った際、残留思念が残っていたのか「ちょっと重いな。前に使っていた奴の感じか」と口にしている。
名台詞[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダムΖΖ [編集 | ソースを編集]
- 「アーガマを沈めれば良いのだろう？体慣らしには丁度いい」
- 第36話より、コールドスリープから目覚めたときのグレミーに対する台詞。プルと同じ容姿でありながら、全く違う態度を取る姿は異様な雰囲気を醸し出している。この時、脇には他のコールドスリープカプセルが幾つもあり、この段階でクローン体が複数存在しているであろう事が伺える。
- 「あれがΖΖか…フン、面白い！」
- ΖΖガンダムと初対峙した時の台詞。
- 「子供の遊びじゃないんだよ！そこのでかいの！」
- 「フン！こざかしい」
- 「ジュドー！連れてって！」
- ついに彼女の本音が出たセリフ。グレミーを残しクィン・マンサを放棄しかけたが…。
- ｢グレミィィィ！！」
「きゃああぁーっ！！｣ - グレミーの束縛から逃れたものの完全には否定しきれず、ルーによって討たれるグレミーに呼びかけるプルツー。その直後、ΖΖガンダムのマニピュレーターからバランスを崩して転落し爆風に吹き飛ばされてしまう。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- サイコガンダムMk-II
- 初期搭乗機。
- キュベレイMk-II (プルツー機)
- 宇宙へ上がってからの搭乗機。
- クィン・マンサ
- 最後の搭乗機。