カナード・パルス

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カナード・パルス(Canard Pars)

地球連合軍に所属する軍人。17歳。
キラ・ヤマトと同じくコロニー・メンデルにてスーパーコーディネイターとして誕生したが、キラとは違って失敗作であったため、廃棄処分が決まっていた。しかし、その前に研究者の一人が彼を逃がし、ユーラシア連邦に拾われる。だが、研究所でスーパーコーディネイターを研究するためのモルモットとして扱われ、一度は脱走するが、その際に謎の男と出会ってキラ・ヤマトの事を教えられる。その後、ユーラシア連邦の特務部隊『X』所属となった。 (ちなみにこの謎の男はギルバート・デュランダルとも言われているが、ラウ・ル・クルーゼとされる説もある)

ニュートロンジャマーキャンセラーを入手する任務に就いた際にプレア・レヴェリーと出会い、彼の乗るドレッドノートガンダムと交戦するが敗北。その後、強化改造されたスーパーハイペリオンXアストレイと再戦するが、再び敗北してハイペリオンも大破する。そして、核エンジンの爆発から自らを守ったプレアに「人は皆、想いで繋がっている」と諭される。その事を知ったカナードはキラを倒して自分がスーパーコーディネイターの成功体になるという野望を捨てる事を決意するのだった。
戦争が終結した後、プレアの代わりにマルキオ導師の元へNジャマーキャンセラーを届ける。その際、砂浜でキラを目撃するが、何もせずに立ち去った。
C.E.73時には傭兵となっており、プレアのドレッドノートを改修したドレッドノートイータに乗って戦っている。今でも時々、暴走する事があるようで、ジェス・リブルの護衛任務の最中にゲルズゲーと交戦し、完膚なきまでに破壊していた。

失敗作とはいえ、その能力は通常のコーディネイター以上であり、叢雲劾とも互角に戦えるほどである。
彼が他のコーディネイターと決定的に異なる描かれ方をしているのは、「努力する」「変わろうとする」点である。
すべてのコーディネイターがそうではないが、コーディネイター概ね先天的に与えられた遺伝子=才能によって高い能力を持っている。
カナード・パルスはそうしたコーディネイターの完成形「スーパーコーディネイター」の失敗作であったが、不完全であったために完全になろうとする意思を持っていた。
その方向性は完成体であるキラ・ヤマトを倒すという歪んだものであったが、後にその呪縛から解き放たれる。

憶測の域を出ないが、キラ・ヤマトとの何らかの血縁関係にある可能性が示唆されている。
容姿に共通(髪の色、眼の色、肌の色、声優など)点が多く、またスーパーコーディネイターの「生産」において、ある程度の条件の平均化を図る必要があり、全く異なる精子で行われることは考えにくい。
一方で、人工子宮を使ったキラ・ヤマトと、自然出産と思われる姉のカガリ・ユラ・アスハはあまり似ておらず、これは母体(子宮)の影響であると考えられる。そのため同じ条件の人工子宮(=同じ母親)を用いて生まれてきたキラ・ヤマトとカナード・パルスは容姿が似ているのは自然ではないか、と見る向きもある。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
主な搭乗機はハイペリオンガンダムスーパーハイペリオン)。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY

人間関係

プレア・レヴェリー
カナードの生き方を変えるきっかけとなる。
キラ・ヤマト
スーパーコーディネイターの成功作。彼を倒して自分が本物になろうとした。キラ本人はカナードの事は知らない。
ラウ・ル・クルーゼ
カナードにキラの事を教えた。ちなみに、教えた人物の正体は当初はクルーゼではなくギルバート・デュランダルではないかと推測されていた。
ジェラード・ガルシア
上官。しかし、カナードは独自行動をとる事が多く、彼の命令を聞く事はあまりなかった。
メリオル・ピスティス
ロウ・ギュール
叢雲劾

名台詞

「お前…その機体、ガンダムだな」
「そうだ…俺もお前もまだ戦える!生きている内は負けじゃない!!」

搭乗機体・関連機体

ハイペリオンガンダム
メビウス
スーパーハイペリオン
ドレッドノートイータ

商品情報

話題まとめ

資料リンク

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