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[[UE]]([[ヴェイガン]])の量産型[[モビルスーツ]]。
 
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可変機能を有しており、腰部のスタビライザーを翼のように展開する事で竜を彷彿とさせる高速移動形態に変形する事で長距離移動を可能としている。これはUEの拠点と敵の領域との距離がかなり離れていた為やヴェイガンの初期の戦略が地球圏の情報収集であった為で、本機は火星圏から遠く離れた地球圏への少数での侵攻や威力偵察を主眼に置かれて開発されている。
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可変機能を有しており、腰部のスタビライザーを翼のように展開する事で竜を彷彿とさせる高速移動形態に変形する事で長距離移動を可能としている。これはUEの拠点と敵の領域との距離が離れている事や、ヴェイガンの初期の戦略が地球圏の情報収集であった事に起因しており、火星圏から遠く離れた地球圏への少数での侵攻や威力偵察を主眼に置かれて開発されている。
  
 
連邦軍からは通常形態をMS型、高速移動形態をドラゴン型と呼ばれていた。装甲は圧倒的な強度を誇り、当初の[[地球連邦軍 (AGE)|地球連邦軍]]に配備されている兵器では傷一つ付ける事は出来なかった。
 
連邦軍からは通常形態をMS型、高速移動形態をドラゴン型と呼ばれていた。装甲は圧倒的な強度を誇り、当初の[[地球連邦軍 (AGE)|地球連邦軍]]に配備されている兵器では傷一つ付ける事は出来なかった。
  
翼のようなパーツは光波推進装置であり、他のヴェイガンのMSよりも大型になっているがその分、長距離航行に長けている。
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翼のようなパーツは光波推進装置であり、他のヴェイガン製MSよりも大型化しているが、その分長距離航行能力に長けている。
  
 
前述の可変機能や強靭な装甲を始め、ほとんどが内蔵式の武装、頭部に設置されたコクピット、敵側への技術漏洩を防ぐ為の各部パーツの分離・自爆機構等といった特徴や機能は[[ゼダス]]や[[バクト]]を始めとする他のヴェイガン製[[MS]]の多くに採用される基本機能となっている。
 
前述の可変機能や強靭な装甲を始め、ほとんどが内蔵式の武装、頭部に設置されたコクピット、敵側への技術漏洩を防ぐ為の各部パーツの分離・自爆機構等といった特徴や機能は[[ゼダス]]や[[バクト]]を始めとする他のヴェイガン製[[MS]]の多くに採用される基本機能となっている。
  
ヴェイガンが初めて実戦に投入したMSで、[[A.G.]]101年の「[[天使の落日]]」からA.G.164年の63年間もの間、特に改修される事なく使われている。(但し、ガフランマーズフェザーが余剰となっていた本機を改造している事から実質100年近くも運用されていた事になる)。
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ヴェイガンが初めて実戦に投入したMSで、[[A.G.]]101年の「[[天使の落日]]」からA.G.164年の63年間もの間、特に改修される事なく使われている(但し、ガフランマーズフェザーが余剰となっていた本機を改造している事から実質100年近くも運用されていた事になる)。
  
小説版では外装は相転移装甲で、火力を強化した[[ジェノアスキャノン]]の砲撃すらも通用しないと考えられており、フリットを戦慄させている。
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小説版では外装は[[フェイズシフト装甲|相転移装甲]]であるとされ、火力を強化した[[ジェノアスキャノン]]の砲撃すらも通用しないと考えられており、[[フリット・アスノ|フリット]]を戦慄させている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
;[[機動戦士ガンダムAGE]](第一部)
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;[[機動戦士ガンダムAGE]]
:UEの主力機として、序盤から登場。エンジェルを始め、多数の[[スペースコロニー]]を襲撃しては破壊していった。また、その性能で連邦軍の主力機である[[ジェノアス]]を圧倒し天使の落日からの14年間は一度も敗北することはなかった。だが、コロニー・ノーラでの戦闘で[[ガンダムAGE-1 ノーマル|ガンダム]]が実戦投入された事により敗北。さらに新兵器「ドッズライフル」やそれを基にした量産型「ドッズガン」が登場すると徐々に不利になっていった。
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:UEの主力機として序盤から登場。エンジェルを始め、多数の[[スペースコロニー]]を襲撃しては破壊していった。また、その性能で連邦軍の主力機である[[ジェノアス]]を圧倒し天使の落日からの14年間は一度も敗北することはなかった。だが、コロニー・ノーラでの戦闘で[[ガンダムAGE-1 ノーマル|ガンダム]]が実戦投入された事により敗北。さらにドッズライフルやそれを基にしたドッズガンが開発されると、その優位性が揺らぐ事になる。
;[[機動戦士ガンダムAGE]](第二部)
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:第二部ではバクトや後継機の[[ドラド]]と共に運用されたが、第三部では[[セカンドムーン]]などの拠点防衛に回されている。
:旧式化しているものの、バクトや後継機の[[ドラド]]と共に運用されている。
 
;[[機動戦士ガンダムAGE]](第三部)
 
:前線では僅かにしか見られないが、ヴェイガンの本拠地『[[セカンドムーン]]』の拠点防衛に運用されている。
 
;[[機動戦士ガンダムAGE]](第四部)
 
:[[ラ・グラミス]]攻防戦において投入されている。
 
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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:高速移動形態に変形可能。
 
:高速移動形態に変形可能。
 
;分離
 
;分離
:破損したパーツを分離・自爆させて技術の漏洩を防ぐようになっている。
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:破損したパーツを分離・自爆可能。技術の漏洩を防ぐ目的で搭載された機構であり、機体が撃墜され自爆が実行出来なかった場合は僚機による爆破処理が行われる。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;ビームバルカン
 
;ビームバルカン
:両掌に1門ずつ、計2門内蔵されている小型ビーム砲。これだけでも[[ジェノアス]]を破壊できる。
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:両掌に1門ずつ、計2門内蔵されている小型ビーム砲。これだけでも[[ジェノアス]]の装甲を破壊できるだけの威力を持つ。
 
:;[[ビームサーベル]]
 
:;[[ビームサーベル]]
 
::ビームバルカンの砲門から発振される近接武装。
 
::ビームバルカンの砲門から発振される近接武装。
 
;[[ビームライフル]]
 
;[[ビームライフル]]
:腰背部に1門装備されている。手のビームバルカンと接続するプラグが3箇所あり、射撃時には肩に担ぐように、あるいは脇に抱え込むようにして砲身を保持する。移動形態時には尻尾となり、この状態でも使用は可能。
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:腰背部に装備されている大型ビーム砲。手のビームバルカンと接続するプラグが3箇所あり、射撃時には肩に担ぐように、あるいは脇に抱え込むようにして砲身を保持する。移動形態時には尻尾状に展開されるが、この状態でも使用は可能。
 
;拡散ビーム砲
 
;拡散ビーム砲
:胸部に1門内蔵。
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:胸部に内蔵されたビーム砲。
 
;コロニーデストロイヤー
 
;コロニーデストロイヤー
 
:スペースコロニーを破壊できるだけの威力を持った戦略兵器。大型でミサイルのような形状をしている。<br />UEのMSの武装はほとんどが機体に内蔵されているが、これだけは例外的にオプション武装として用意されている。
 
:スペースコロニーを破壊できるだけの威力を持った戦略兵器。大型でミサイルのような形状をしている。<br />UEのMSの武装はほとんどが機体に内蔵されているが、これだけは例外的にオプション武装として用意されている。

2021年10月28日 (木) 03:29時点における最新版

ガフラン
外国語表記 Gafran
登場作品 機動戦士ガンダムAGE
デザイナー 石垣純哉
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スペック
分類 可変型兵器 (後に可変モビルスーツと判明)
型式番号 ovv-f
全高 19.4m
本体重量 34.6t
装甲材質 位相転換装甲 (小説版)
開発組織
所属 UE (ヴェイガン)
主なパイロット 不明 (後にヴェイガン兵と判明)
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概要[編集 | ソースを編集]

UEヴェイガン)の量産型モビルスーツ

可変機能を有しており、腰部のスタビライザーを翼のように展開する事で竜を彷彿とさせる高速移動形態に変形する事で長距離移動を可能としている。これはUEの拠点と敵の領域との距離が離れている事や、ヴェイガンの初期の戦略が地球圏の情報収集であった事に起因しており、火星圏から遠く離れた地球圏への少数での侵攻や威力偵察を主眼に置かれて開発されている。

連邦軍からは通常形態をMS型、高速移動形態をドラゴン型と呼ばれていた。装甲は圧倒的な強度を誇り、当初の地球連邦軍に配備されている兵器では傷一つ付ける事は出来なかった。

翼のようなパーツは光波推進装置であり、他のヴェイガン製MSよりも大型化しているが、その分長距離航行能力に長けている。

前述の可変機能や強靭な装甲を始め、ほとんどが内蔵式の武装、頭部に設置されたコクピット、敵側への技術漏洩を防ぐ為の各部パーツの分離・自爆機構等といった特徴や機能はゼダスバクトを始めとする他のヴェイガン製MSの多くに採用される基本機能となっている。

ヴェイガンが初めて実戦に投入したMSで、A.G.101年の「天使の落日」からA.G.164年の63年間もの間、特に改修される事なく使われている(但し、ガフランマーズフェザーが余剰となっていた本機を改造している事から実質100年近くも運用されていた事になる)。

小説版では外装は相転移装甲であるとされ、火力を強化したジェノアスキャノンの砲撃すらも通用しないと考えられており、フリットを戦慄させている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムAGE
UEの主力機として序盤から登場。エンジェルを始め、多数のスペースコロニーを襲撃しては破壊していった。また、その性能で連邦軍の主力機であるジェノアスを圧倒し天使の落日からの14年間は一度も敗北することはなかった。だが、コロニー・ノーラでの戦闘でガンダムが実戦投入された事により敗北。さらにドッズライフルやそれを基にしたドッズガンが開発されると、その優位性が揺らぐ事になる。
第二部ではバクトや後継機のドラドと共に運用されたが、第三部ではセカンドムーンなどの拠点防衛に回されている。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

変形
高速移動形態に変形可能。
分離
破損したパーツを分離・自爆可能。技術の漏洩を防ぐ目的で搭載された機構であり、機体が撃墜され自爆が実行出来なかった場合は僚機による爆破処理が行われる。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

ビームバルカン
両掌に1門ずつ、計2門内蔵されている小型ビーム砲。これだけでもジェノアスの装甲を破壊できるだけの威力を持つ。
ビームサーベル
ビームバルカンの砲門から発振される近接武装。
ビームライフル
腰背部に装備されている大型ビーム砲。手のビームバルカンと接続するプラグが3箇所あり、射撃時には肩に担ぐように、あるいは脇に抱え込むようにして砲身を保持する。移動形態時には尻尾状に展開されるが、この状態でも使用は可能。
拡散ビーム砲
胸部に内蔵されたビーム砲。
コロニーデストロイヤー
スペースコロニーを破壊できるだけの威力を持った戦略兵器。大型でミサイルのような形状をしている。
UEのMSの武装はほとんどが機体に内蔵されているが、これだけは例外的にオプション武装として用意されている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ガンダムAGE-1 ノーマル
再臨の超光速
ガンダムEXA VS』より。GAデータの歪みにより本来の歴史よりも多くのガフランがノーラを襲う。
レオスが戦おうとした瞬間、ガフランをどこからか飛んできた刃が襲い、なすすべもなく殲滅された。
その攻撃を放った機体はリフェイザー・タキオン。そしてその機体に乗っていたのはセシアだった…!?

関連機体[編集 | ソースを編集]

別仕様・カラーバリエーション[編集 | ソースを編集]

ガフランL
指揮官機仕様。
ガフランG / ガフランP
ゲーム版でのみ登場するガフランのカスタム機。機体カラーが異なる。
ディオ・ガフラン
ゲーム版でのみ登場するガフランの上位機種。機体カラーは茶色。

系列機・派生機[編集 | ソースを編集]

旧型ガフラン
ガフランのプロトタイプにあたると思われる機体。
高機動型ガフラン
ガフランの高機動仕様と思われる機体。
イヴァースシステム ガフランマーズフェザー
磁場展開装置内蔵ユニットを装備したイヴァースシステムを構成する為の機体。

技術的関与のある機体[編集 | ソースを編集]

ヴェイガンギア
ヴェイガン初のモビルスーツ。全てのヴェイガン製モビルスーツの元となった機体である。
バクト
同時期に開発されていた姉妹機の1機。本機の上位機種として投入された機体で、本機と同様に可変機構を持つ。
ドラド
同時期に開発されていた姉妹機の1機。本機と共通点が多い構造となっているが、可変機構は有していない。
ダナジン
バクト直系の後継機。本機の特性が取り入れられている。

その他[編集 | ソースを編集]

ガフラン(企画書版)
ガンダムエキスポ2020で開催されたスペシャルステージ「ガンダムクリエイターズステージ vol.1」にて公開されたガフラン。
『AGE』の企画書に掲載する際に海老川兼武氏がデザインしたもので、モノアイセンサーを備えた頭部や肩のスパイクアーマーといったザクの意匠が所々に取り入れられたデザインになっている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

フィギュア[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]