「ガンダムデュナメス」の版間の差分

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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = Gundam Dynames
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
| 登場作品 =  
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| 外国語表記 = GUNDAM DYNAMES
*[[機動戦士ガンダム00]]
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*[[機動戦士ガンダム00V]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
*[[機動戦士ガンダム00F]]
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| デザイナー = 柳瀬敬之
*[[機動戦士ガンダム00V戦記]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
|デザイン = 柳瀬敬之
 
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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
 
| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
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| 型式番号 = GN-002
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;【メインパイロット】
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:[[ハロ (00)|ハロ]] (オレンジ)
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
 
==概要==
 
==概要==
[[ソレスタルビーイング]]が開発した[[太陽炉]]搭載型[[モビルスーツ]]。
+
[[ソレスタルビーイング]]が開発した第3世代ガンダムの1機。名称の「デュナメス」は天使の階級の第5位「力天使」に由来する。
  
第3世代ガンダムに分類され、第2世代機である[[ガンダムサダルスード]]がベースとなっている。近接戦闘に特化した[[ガンダムエクシア]]とは対称的に遠距離射撃を主眼に置いた設計となっており、頭部には精密射撃用の高精度ガンカメラが内蔵されている。コクピットにもライフル型コントローラーが設置され、射撃精度を更に高められる。また、ハロを同乗させる為の台座も設置されており、機体の制御を任せる事も出来るようになっている。さらに、狙撃用の機体でありながら運動性や機動性も高い。
+
デュナメスはセンサー系に特化した第2世代ガンダムの[[ガンダムサダルスード]]の運用で得たデータを踏襲し、狙撃による支援攻撃を主目的として開発されている。主武装としてGNスナイパーライフルを装備し、頭部には高精度ガンカメラを搭載する。コクピットの構造は他の第3世代ガンダムと共通だが、本機独自の装備としてガンカメラと連動するライフル型の精密射撃用スコープが備わっており、通常のコントロールスティックとは異なる正確な射撃を可能としている。また、他に[[ハロ (00)|ハロ]]を設置するための台座も備わっており、スコープ操作時にはハロが機体制御を担当するなど、パイロットの射撃能力を最大限に活かす装備が随所に見られる。
  
後に「[[トランザムシステム]]」が使用可能となったが、本機単体でのトランザムの使用は確認されていない。
+
狙撃に特化した機体ではあるが、中近距離戦に劣っている訳ではなく、むしろ水準以上の戦闘力を発揮する。GNスナイパーライフルの他にGNビームピストルやGN[[ビームサーベル]]、GNミサイルなども装備されており、格闘戦を含めた各種の戦闘に対応している。両肩部には独立可動式のフレームが備わっており、ここにGNシールドやGNフルシールドを装着することで高い防御力も有する。また、このシールドはハロによって制御が可能であるため、パイロットは狙撃に専念しつつ防御姿勢を取ることが可能である。
  
1stシーズンの放送終了後にファンの要望を受けてか、トランザムカラーのガンプラが発売された。
+
腰背部には可動式のGNバーニアが2基装備されており、高い機動性を発揮する他、地上での射撃時の姿勢制御や腰を掛けた座った状態での射撃にも用いられる。このGNバーニアは他の装備に換装することも可能。このような豊富な装備を選択することで、デュナメスはあらゆる距離帯での戦闘に対応可能となり、長距離射撃から単機での制圧戦をこなすだけの戦闘力を持つ機体として完成している。
 
 
名前の由来は、奇跡を司る、力天使『デュナメイス』から。
 
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
;[[機動戦士ガンダム00]](1stシーズン)
+
;[[機動戦士ガンダム00]] (1stシーズン)
:[[ガンダムマイスター]]は[[ロックオン・ストラトス]]。<br />当時の3大国家群の新型機すら凌駕する性能で世界各地の紛争行為に対して武力介入を行った。しかし、後に3大国家群が国連軍を結成して[[ジンクス]]を投入してくると、数的な不利から徐々に押され始め、[[ティエリア・アーデ]]の[[ガンダムヴァーチェ]]を庇って中破する。最後は[[アリー・アル・サーシェス]]の搭乗する[[ガンダムスローネツヴァイ|スローネツヴァイ]]と交戦して大破、パイロットのニールが独断で離脱したため、ハロの自動操縦によってプトレマイオスに帰還、回収された。その後、強襲用コンテナの動力源として本機のGNドライヴが流用され、生き残ったプトレマイオスクルーの脱出艇としての役目を果たした。
+
:初登場作品。[[ガンダムマイスター]]は[[ロックオン・ストラトス]]。<br />当時の3大国家群の新型機すら凌駕する性能で世界各地の紛争行為に対して武力介入を行った。しかし、後に3大国家群が[[国連軍]]を結成して[[ジンクス]]を投入してくると、数的な不利から徐々に押され始め、[[ティエリア・アーデ]]の[[ガンダムヴァーチェ]]を庇って中破する。最後は[[アリー・アル・サーシェス]]の搭乗する[[ガンダムスローネツヴァイ|スローネツヴァイ]]と交戦して大破、パイロットのニールが独断で離脱したため、[[ハロ (00)|ハロ]]の自動操縦によって[[プトレマイオス]]に帰還、回収された。その後、強襲用コンテナの動力源として本機の[[GNドライヴ]]が流用され、生き残ったプトレマイオスクルーの脱出艇としての役目を果たした。
 
;[[機動戦士ガンダム00F]]
 
;[[機動戦士ガンダム00F]]
:何度かゲスト出演という形で登場している。
+
:何度かゲスト出演している。
;[[機動戦士ガンダム00V]]<br />[[機動戦士ガンダム00V戦記]]
+
;[[機動戦士ガンダム00V]] / [[機動戦士ガンダム00V戦記]]
 
:「流星の夜(メテオーアナハト)」にて[[ガンダム アヴァランチエクシアダッシュ]]や[[ガンダムキュリオス ガスト]]と共に落下してくる資源衛星の破片を破砕していた。
 
:「流星の夜(メテオーアナハト)」にて[[ガンダム アヴァランチエクシアダッシュ]]や[[ガンダムキュリオス ガスト]]と共に落下してくる資源衛星の破片を破砕していた。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;[[トランザムシステム]](TRANS-AM)
 
;[[トランザムシステム]](TRANS-AM)
:[[GNドライヴ|オリジナルのGNドライヴ]]のブラックボックス内に組み込まれていたシステム。機体各部のGNコンデンサー内に蓄積している高濃度圧縮粒子を全面開放する事で機体性能を通常の3倍以上に引き上げるというもの。ただし、限界時間がある上、使用後はしばらく性能が大幅にダウンしてしまうという短所もある。<br />本機単体での使用は確認されていないが、使用する事自体は可能である。またゲームでは普通に使用可能となっている。
+
:オリジナルの[[GNドライヴ]]のブラックボックス内に組み込まれていたシステム。機体各部の[[GNコンデンサー]]内に蓄積している高濃度圧縮粒子を全面開放する事で機体性能を通常の3倍以上に引き上げるというもの。デュナメスの場合、機動力や火力だけでなく、センサー系と演算処理能力の上昇により命中精度も向上する。ただし、限界時間がある上、使用後はしばらく性能が大幅にダウンしてしまうという短所もある。
;[[GNフィールド]]
+
;ガンカメラ
:[[GN粒子]]で形成されたバリア。様々な攻撃を防ぐ事ができる。<br />3大国家群の合同軍事演習時にのみ使用された。
+
:頭部に内蔵されている狙撃用カメラ。使用時にはアンテナを下方に下げて露出させ、コクピットのライフル型スコープと連動することで精密射撃を行う。
;合体
+
;外部迷彩皮膜
:[[GNアームズTYPE-D]]と合体して[[GNアーマーTYPE-D]]となる。
+
:光学迷彩によって姿を隠す。戦闘ではなく機体を隠しておく為に使用される機能である。
;換装
 
:[[ガンダムデュナメストルペード|デュナメストルペード]]へ換装可能。
 
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;GNビームサーベル
+
;GNスナイパーライフル
:腰部に2本マウントされている接近戦用の武装。GN粒子で形成された刃で敵機を溶断する。<br />本機の場合は敵機に接近戦を挑まれた際のフェイルセーフとして装備している感が強く、あまり使用されていない。ただ、この武器でスローネツヴァイと互角以上の戦いを繰り広げているので、決してデュナメスが格闘戦をこなせない機体と言うわけではない。だが、マイスターのロックオンは必要と思っておらず、代わりに後継機の[[ケルディムガンダム]]に採用されたGNビームピストルIIのアイディアを出していた。
+
:デュナメス専用の遠距離狙撃用ライフル。センサーや頭部ガンカメラとの連動によって敵の索敵エリア外からの超遠距離狙撃が可能。連射性は低いが、超遠距離からでも一撃でMSを撃破するほどの射程と威力を誇る。銃身下部のバイポッドを展開することで伏せた状態での射撃も可能。極めて高い性能を誇る射撃兵装だが、その性能を引き出すには、高い射撃技術を持つ[[ロックオン・ストラトス]]による運用が必須である。非使用時には右肩部にマウント可能。
 
;GNビームピストル
 
;GNビームピストル
:両脚部のホルスターに1挺ずつ、計2挺格納されている拳銃。小型で取り回しに優れており、近・中距離戦闘で威力を発揮する。
+
:ミッションに応じて装備されるビームピストル。装備時には両脚に設置された専用ホルスターに2挺収められている。GNスナイパーライフルとは逆に射程は短いが連射性や取り回しに優れる他、対MS用火器としても十分な威力を有する。特に中距離での運用に秀でており、多数の敵に対しても有効である。
 +
;GN[[ビームサーベル]]
 +
:腰背部のGNバーニア側面に計2本装備されている第3世代ガンダム共通のビームサーベル。格闘戦エリアまで敵に接近された際には、弾幕などで敵との距離を取るというのがデュナメスの基本運用であり、積極的に白兵戦を行うことは想定されていない。そのためか、ロックオン自身も本装備の撤廃を進言したことがあると言われている。
 
;GNミサイル
 
;GNミサイル
:フロントアーマーに16基、両膝に4基ずつ内蔵されている実弾兵器。通常のミサイルと異なり、着弾後に目標に対して圧縮されたGN粒子を注入し、内側から破壊する仕組みとなっている。
+
:腰部フロントアーマーに16発、両膝に4発ずつの計24発搭載されているミサイル。通常のミサイルとは異なり目標に着弾後カバーを展開し、圧縮粒子を放出することで敵を内部から破壊する。一斉射することで、瞬間最大火力を発揮するが、主な用途は牽制である。形状から[[ガンダムサダルスード]]のGNキャノンボールと同系統の武装と推測されている。
;GNスナイパーライフル
 
:本機の主兵装。射程が長く、威力も高い。ただし、かなりの大型で取り回しが悪く、連射性も低い。<br />不使用時は右肩にマウントされる。
 
 
;GNシールド
 
;GNシールド
:本機の防御兵装で、エクシアが装備している物よりも小型となっている。表面にはGN粒子を定着させており、ビーム・実弾を問わず防御可能。<br />通常は左肩に装備されるが、GNフルシールド装着時は両肩に装備される。
+
:肩部に装着されるデュナメス専用の[[Eカーボン]]製小型シールド。両腕でGNスナイパーライフルを保持するため、腕部ではなく肩部のフレームに装着される。フレームは独自に可動するため、防御面を自由に変更することが可能。通常は左肩のみだが、両肩に装着することも可能。
 
;GNフルシールド
 
;GNフルシールド
:マントのような形状の防御兵装。フレキシブルに可動するように設計されており、ハロがそのコントロールを行っている。<br />モラリア共和国への武力介入時に初めて実戦投入された。
+
:両肩のフレームに装着されるオプション装備。全身を覆うほどのサイズを持つシールドで、高い防御力を誇る。左右のシールドを前面に展開する際には、動きに制限が出るものの絶対的な防御力を実現する。なお、シールドの制御はハロが担当するため、パイロットは狙撃に専念することが可能。当初はオプション装備ではなく標準装備となる予定であったが、軽量化とシールド表面に展開される[[GNフィールド]]のエネルギー量のバランスを取ることが困難であったために開発が遅れている。モラリア共和国への武力介入時に初めて装備され、以降は基本的に標準装備されている。
;高々度狙撃銃
+
;超高高度射撃銃
:高々度狙撃用の大型ビーム砲。絶大な威力と射程を誇るが、連射性能は皆無に等しい。また、発射の際は腰部のGNバーニアをテールユニットに換装し、頭部に専用スコープを装着、さらに大型GNコンデンサーを設置する必要がある。<br />人革連の軌道エレベーター「天柱」で起きた事故における人命救助ミッションや「流星の夜(メテオーアナハト)」にて使用。
+
:地上から衛星軌道上への高高度射撃が可能な超長距離砲。巨大なGNコンデンサーで[[GN粒子]]を高濃度に圧縮してビームを放つ武装で、絶大な威力と射程を誇る。当然チャージにはかなりの時間を要するため、連射は不可能。また、砲を含めたシステムがあまりに大きいため可搬性は低い。使用時にはガンカメラとスコープを直結し、射撃時安定用に腰部のGNバーニアを[[ガンダムキュリオス|キュリオス]]と同型のテールユニットに換装する。用途が限られることから[[人革連]]の[[軌道エレベーター]]「天柱」で起きた事故における人命救助ミッションや「流星の夜(メテオーアナハト)」でのみ使用された。なお、大気圏外の目標を狙撃できる性能から[[ソレスタルビーイング]]の兵器の中でも高い秘匿事項とされている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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:第12話および第15話。むしろグラハムの名場面。フラッグの接近を許すも、目立った損害は受けていない。
 
:第12話および第15話。むしろグラハムの名場面。フラッグの接近を許すも、目立った損害は受けていない。
 
;対[[ガンダムスローネツヴァイ]]
 
;対[[ガンダムスローネツヴァイ]]
:第23話より、1stシーズン屈指の名勝負。狙撃機体のデュナメスでサーシェスのツヴァイと'''格闘戦で'''互角以上に戦った。<br />この時のデュナメスの活躍を思うと、後継機のケルディムから「使わない」という理由でGNビームサーベルをオミットしたのは理解に苦しんだファンもいるはず。
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:第23話より、1stシーズン屈指の名勝負。狙撃機体のデュナメスでサーシェスのツヴァイと'''格闘戦で'''互角以上に戦った。<br />この時のデュナメスの活躍を思うと、後継機のケルディムから「使わない」という理由でGNビームサーベルをオミットしたのは理解に苦しんだファンもいるはず。<br />といっても近接戦闘自体を否定したわけではなく、後継機である[[ケルディムガンダム]]にはGNビームピストルの銃身下部にマウントしたブレードでGNハンドアックスとしての機能をもたせているので、自衛のための近接戦闘は当然可能。<br />そもそも射撃機体で格闘戦をこなせるロックオン・ストラトスが普通じゃないだけである。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 +
=== 装備バリエーション・別形態 ===
 
;[[ガンダムデュナメストルペード]]
 
;[[ガンダムデュナメストルペード]]
:地上から水中の敵機を狙撃する為の装備。
+
:地上から水中の敵機を狙撃する為の形態。
 +
;[[ガンダムデヴァイズデュナメス]]
 +
:新システム「ダブルドライヴ」用にGNデヴァイズバックパックを装備した形態。
 +
;[[GNアーマーTYPE-D]]
 +
:支援機[[GNアームズTYPE-D]]とのドッキング形態。
 +
 
 +
=== 別仕様・改修機 ===
 
;[[ガンダムデュナメスリペア]]
 
;[[ガンダムデュナメスリペア]]
 
:改修機。
 
:改修機。
;[[GNアーマーTYPE-D]]
+
:;[[ガンダムデュナメスリペアIII]]
:支援機[[GNアームズTYPE-D]]とドッキングした姿。
+
::デュナメス3度目の改修機。
 +
 
 +
=== 系列機・派生機 ===
 
;[[ガンダムサダルスード]]
 
;[[ガンダムサダルスード]]
 
:前世代機。
 
:前世代機。
 
;[[ケルディムガンダム]]
 
;[[ケルディムガンダム]]
 
:後継機。
 
:後継機。
 +
;[[Iガンダムデュナメス]]
 +
:[[イノベイター勢力]]が本機の設計データを元に再生産した機体。
 +
 +
=== 技術的関与が疑われる機体 ===
 
;[[ガンダムサバーニャ]]
 
;[[ガンダムサバーニャ]]
 
:胸部が本機の物を模した形状になっている。
 
:胸部が本機の物を模した形状になっている。
 +
;[[ガンダムスローネアイン]]
 +
:スローネシリーズの1号機。本機の機体特性が反映されている。
 +
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=== その他 ===
 +
;ガンダムデュナメスアームアームズ
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:2014年12月にプロショップ専用商品として発売された限定HG[[ガンプラ]]。緑の部分の成形色がグレーに変更されており、「HGBC ガンプラバトルアームアームズ」のアーム部分と「HGカスタマイズキャンペーン」で配布された全6種の武器が付属している。
 +
 +
== 余談 ==
 +
*『00』終盤で他のガンダムと共に[[トランザムシステム]]が使用可能となったが、上述した通り、TV本編では本機単体でトランザムが使用される事はなかった。1stシーズンの放送終了後にファンの要望を受けてか、トランザムカラーのガンプラが発売されている。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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=== フィギュア ===
 
=== フィギュア ===
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== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
*[http://www.gundam00.net/tv/ms/01b.html 機動戦士ガンダム00 公式サイト:ガンダムデュナメス]
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*[http://www.gundam00.net/tv/ms/01b.html 機動戦士ガンダム00[ダブルオー]:ガンダムデュナメス]
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
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[[Category:登場メカか行]]
 
[[Category:登場メカか行]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム00]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム00]]
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[[Category:機動戦士ガンダム00V]]
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[[Category:機動戦士ガンダム00V戦記]]
 
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2023年5月26日 (金) 20:01時点における最新版

ガンダムデュナメス
外国語表記 GUNDAM DYNAMES
登場作品 機動戦士ガンダム00 (1stシーズン)
デザイナー 柳瀬敬之
テンプレートを表示
スペック
分類 モビルスーツ (第3世代ガンダム)
生産形態 ワンオフ機
型式番号 GN-002
頭頂高 18.2m
本体重量 59.1t
主動力 GNドライヴ
装甲材質 Eカーボン
開発組織 ソレスタルビーイング
所属 ソレスタルビーイング
母艦 プトレマイオス
主なパイロット
【メインパイロット】
ロックオン・ストラトス (ニール)
【サポート】
ハロ (オレンジ)
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概要[編集 | ソースを編集]

ソレスタルビーイングが開発した第3世代ガンダムの1機。名称の「デュナメス」は天使の階級の第5位「力天使」に由来する。

デュナメスはセンサー系に特化した第2世代ガンダムのガンダムサダルスードの運用で得たデータを踏襲し、狙撃による支援攻撃を主目的として開発されている。主武装としてGNスナイパーライフルを装備し、頭部には高精度ガンカメラを搭載する。コクピットの構造は他の第3世代ガンダムと共通だが、本機独自の装備としてガンカメラと連動するライフル型の精密射撃用スコープが備わっており、通常のコントロールスティックとは異なる正確な射撃を可能としている。また、他にハロを設置するための台座も備わっており、スコープ操作時にはハロが機体制御を担当するなど、パイロットの射撃能力を最大限に活かす装備が随所に見られる。

狙撃に特化した機体ではあるが、中近距離戦に劣っている訳ではなく、むしろ水準以上の戦闘力を発揮する。GNスナイパーライフルの他にGNビームピストルやGNビームサーベル、GNミサイルなども装備されており、格闘戦を含めた各種の戦闘に対応している。両肩部には独立可動式のフレームが備わっており、ここにGNシールドやGNフルシールドを装着することで高い防御力も有する。また、このシールドはハロによって制御が可能であるため、パイロットは狙撃に専念しつつ防御姿勢を取ることが可能である。

腰背部には可動式のGNバーニアが2基装備されており、高い機動性を発揮する他、地上での射撃時の姿勢制御や腰を掛けた座った状態での射撃にも用いられる。このGNバーニアは他の装備に換装することも可能。このような豊富な装備を選択することで、デュナメスはあらゆる距離帯での戦闘に対応可能となり、長距離射撃から単機での制圧戦をこなすだけの戦闘力を持つ機体として完成している。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム00 (1stシーズン)
初登場作品。ガンダムマイスターロックオン・ストラトス
当時の3大国家群の新型機すら凌駕する性能で世界各地の紛争行為に対して武力介入を行った。しかし、後に3大国家群が国連軍を結成してジンクスを投入してくると、数的な不利から徐々に押され始め、ティエリア・アーデガンダムヴァーチェを庇って中破する。最後はアリー・アル・サーシェスの搭乗するスローネツヴァイと交戦して大破、パイロットのニールが独断で離脱したため、ハロの自動操縦によってプトレマイオスに帰還、回収された。その後、強襲用コンテナの動力源として本機のGNドライヴが流用され、生き残ったプトレマイオスクルーの脱出艇としての役目を果たした。
機動戦士ガンダム00F
何度かゲスト出演している。
機動戦士ガンダム00V / 機動戦士ガンダム00V戦記
「流星の夜(メテオーアナハト)」にてガンダム アヴァランチエクシアダッシュガンダムキュリオス ガストと共に落下してくる資源衛星の破片を破砕していた。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

トランザムシステム(TRANS-AM)
オリジナルのGNドライヴのブラックボックス内に組み込まれていたシステム。機体各部のGNコンデンサー内に蓄積している高濃度圧縮粒子を全面開放する事で機体性能を通常の3倍以上に引き上げるというもの。デュナメスの場合、機動力や火力だけでなく、センサー系と演算処理能力の上昇により命中精度も向上する。ただし、限界時間がある上、使用後はしばらく性能が大幅にダウンしてしまうという短所もある。
ガンカメラ
頭部に内蔵されている狙撃用カメラ。使用時にはアンテナを下方に下げて露出させ、コクピットのライフル型スコープと連動することで精密射撃を行う。
外部迷彩皮膜
光学迷彩によって姿を隠す。戦闘ではなく機体を隠しておく為に使用される機能である。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

GNスナイパーライフル
デュナメス専用の遠距離狙撃用ライフル。センサーや頭部ガンカメラとの連動によって敵の索敵エリア外からの超遠距離狙撃が可能。連射性は低いが、超遠距離からでも一撃でMSを撃破するほどの射程と威力を誇る。銃身下部のバイポッドを展開することで伏せた状態での射撃も可能。極めて高い性能を誇る射撃兵装だが、その性能を引き出すには、高い射撃技術を持つロックオン・ストラトスによる運用が必須である。非使用時には右肩部にマウント可能。
GNビームピストル
ミッションに応じて装備されるビームピストル。装備時には両脚に設置された専用ホルスターに2挺収められている。GNスナイパーライフルとは逆に射程は短いが連射性や取り回しに優れる他、対MS用火器としても十分な威力を有する。特に中距離での運用に秀でており、多数の敵に対しても有効である。
GNビームサーベル
腰背部のGNバーニア側面に計2本装備されている第3世代ガンダム共通のビームサーベル。格闘戦エリアまで敵に接近された際には、弾幕などで敵との距離を取るというのがデュナメスの基本運用であり、積極的に白兵戦を行うことは想定されていない。そのためか、ロックオン自身も本装備の撤廃を進言したことがあると言われている。
GNミサイル
腰部フロントアーマーに16発、両膝に4発ずつの計24発搭載されているミサイル。通常のミサイルとは異なり目標に着弾後カバーを展開し、圧縮粒子を放出することで敵を内部から破壊する。一斉射することで、瞬間最大火力を発揮するが、主な用途は牽制である。形状からガンダムサダルスードのGNキャノンボールと同系統の武装と推測されている。
GNシールド
肩部に装着されるデュナメス専用のEカーボン製小型シールド。両腕でGNスナイパーライフルを保持するため、腕部ではなく肩部のフレームに装着される。フレームは独自に可動するため、防御面を自由に変更することが可能。通常は左肩のみだが、両肩に装着することも可能。
GNフルシールド
両肩のフレームに装着されるオプション装備。全身を覆うほどのサイズを持つシールドで、高い防御力を誇る。左右のシールドを前面に展開する際には、動きに制限が出るものの絶対的な防御力を実現する。なお、シールドの制御はハロが担当するため、パイロットは狙撃に専念することが可能。当初はオプション装備ではなく標準装備となる予定であったが、軽量化とシールド表面に展開されるGNフィールドのエネルギー量のバランスを取ることが困難であったために開発が遅れている。モラリア共和国への武力介入時に初めて装備され、以降は基本的に標準装備されている。
超高高度射撃銃
地上から衛星軌道上への高高度射撃が可能な超長距離砲。巨大なGNコンデンサーでGN粒子を高濃度に圧縮してビームを放つ武装で、絶大な威力と射程を誇る。当然チャージにはかなりの時間を要するため、連射は不可能。また、砲を含めたシステムがあまりに大きいため可搬性は低い。使用時にはガンカメラとスコープを直結し、射撃時安定用に腰部のGNバーニアをキュリオスと同型のテールユニットに換装する。用途が限られることから人革連軌道エレベーター「天柱」で起きた事故における人命救助ミッションや「流星の夜(メテオーアナハト)」でのみ使用された。なお、大気圏外の目標を狙撃できる性能からソレスタルビーイングの兵器の中でも高い秘匿事項とされている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム00 1stシーズン [編集 | ソースを編集]

重力ブロック狙撃
第5話より。高々度狙撃銃を使って地上から大気圏外への超高々度狙撃を行い、民間人200名以上を救った。
カスタムフラッグ
第12話および第15話。むしろグラハムの名場面。フラッグの接近を許すも、目立った損害は受けていない。
ガンダムスローネツヴァイ
第23話より、1stシーズン屈指の名勝負。狙撃機体のデュナメスでサーシェスのツヴァイと格闘戦で互角以上に戦った。
この時のデュナメスの活躍を思うと、後継機のケルディムから「使わない」という理由でGNビームサーベルをオミットしたのは理解に苦しんだファンもいるはず。
といっても近接戦闘自体を否定したわけではなく、後継機であるケルディムガンダムにはGNビームピストルの銃身下部にマウントしたブレードでGNハンドアックスとしての機能をもたせているので、自衛のための近接戦闘は当然可能。
そもそも射撃機体で格闘戦をこなせるロックオン・ストラトスが普通じゃないだけである。

関連機体[編集 | ソースを編集]

装備バリエーション・別形態 [編集 | ソースを編集]

ガンダムデュナメストルペード
地上から水中の敵機を狙撃する為の形態。
ガンダムデヴァイズデュナメス
新システム「ダブルドライヴ」用にGNデヴァイズバックパックを装備した形態。
GNアーマーTYPE-D
支援機GNアームズTYPE-Dとのドッキング形態。

別仕様・改修機 [編集 | ソースを編集]

ガンダムデュナメスリペア
改修機。
ガンダムデュナメスリペアIII
デュナメス3度目の改修機。

系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]

ガンダムサダルスード
前世代機。
ケルディムガンダム
後継機。
Iガンダムデュナメス
イノベイター勢力が本機の設計データを元に再生産した機体。

技術的関与が疑われる機体 [編集 | ソースを編集]

ガンダムサバーニャ
胸部が本機の物を模した形状になっている。
ガンダムスローネアイン
スローネシリーズの1号機。本機の機体特性が反映されている。

その他 [編集 | ソースを編集]

ガンダムデュナメスアームアームズ
2014年12月にプロショップ専用商品として発売された限定HGガンプラ。緑の部分の成形色がグレーに変更されており、「HGBC ガンプラバトルアームアームズ」のアーム部分と「HGカスタマイズキャンペーン」で配布された全6種の武器が付属している。

余談 [編集 | ソースを編集]

  • 『00』終盤で他のガンダムと共にトランザムシステムが使用可能となったが、上述した通り、TV本編では本機単体でトランザムが使用される事はなかった。1stシーズンの放送終了後にファンの要望を受けてか、トランザムカラーのガンプラが発売されている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

フィギュア [編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]