「ジンハイマニューバ2型」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示)
33行目: 33行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ザフト軍]]が開発した量産型[[モビルスーツ]]。[[ジンハイマニューバ]]を改良した機体である。
+
[[ザフト軍]]が開発した量産型[[モビルスーツ]]。[[第1次連合・プラント大戦]]において最もメジャーであり、ある意味でザフトの「顔」とも言える[[ジン]]は、主力量産機の座を[[ゲイツ]]に譲った後もその取り回しの良さから最後まで第一線で活躍し、それに伴いジンには多くの派生機体が存在していた。ハイマニューバ2型の原型である[[ジンハイマニューバ]]も、そのバリエーションの一つである。
  
背部のスラスターはハイマニューバとは異なり、[[ジン]]のスラスターを改良した形となっている。高出力化に伴い左右スラスターのノズルが大型化し2基ずつに増やされ、中央の補助スラスターも大型化している。ハイマニューバと同様に肩部と脚部にもスラスターが備わっている。これらの変更で、加速性能や航続距離はハイマニューバに劣る物となったが、運動性はこちらが優れた機体となった。
+
ジンハイマニューバはゲイツへ移行するまでの過渡期において、中継ぎ的に少数生産されたモデルであったが、所謂エースパイロットに最優先に配備されたところ評判が高く停戦まで搭乗し続けた者も多かったという。2型は機体性能こそハイマニューバと大差ないが、武装面で独特なアレンジが加えられており、オリジナルにはなかったビームカービンと、より格闘戦を重視したシールド及びサムライソード型の斬機刀を装備している。
  
他の部分も強化されており、トサカ状のセンサーが変更され通信能力が強化されている。武装は接近戦に特化した物で、小型ビーム兵器の他、特殊な実体剣を装備している。これらの武装は機動性を活かすことで、高い攻撃性能を発揮した。
+
また、オリジナルのハイマニューバのバックパックには後に[[ミーティア]]などに転用されることになったMMI-M729エンジンが採用されていたが、格闘戦を重視した2型には航続距離を犠牲にしながらもより機動性を向上させたスラスターが搭載されている。
  
実戦配備数は少なく、一部の特殊部隊や警備用に配備された程度であるが、マイマニューバと同様に機体の評価は高かった。
+
[[ブレイク・ザ・ワールド]]の折、[[ユニウスセブン]]を地球上に落下させたテロリストが使用したが、本来生産数が少ないうえ、更に改造が施された機体が複数活動していたことを考えると、2型は前大戦時においても特殊な部隊に配備されていたものと思われる。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]
:[[サトー]]達、[[ザフト軍]]の脱走兵が搭乗。[[ユニウスセブン]]落下の際に使用され、多数の[[ゲイツR]]を撃墜し、[[イザーク・ジュール|イザーク]]達を苦戦させた。
+
:初登場作品。[[サトー]]達、[[ザフト軍]]脱走兵が搭乗。[[ユニウスセブン]]落下の際に使用され、多数の[[ゲイツR]]を撃墜し、[[イザーク・ジュール|イザーク]]達を苦戦させた。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS]]
:ザフト軍所属時の[[ルカス・オドネル]]が乗っていた。
+
:ザフト軍所属時の[[ルカス・オドネル]]が搭乗していたことが語られている。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY]]
:[[カーボンヒューマン]]となった[[蘊・奥]]が搭乗。[[リリー・サヴァリー|リリー]]の[[ネブラブリッツガンダム]]と交戦し、ミラージュコロイドテレポートシステムに翻弄され撃破された。
+
:[[カーボンヒューマン]]となった[[蘊・奥]]がニセ・レッドフレームから乗り換える形で搭乗。[[リリー・サヴァリー|リリー]]の[[ネブラブリッツガンダム]]と交戦し、ミラージュコロイドテレポートシステムに翻弄され撃破された。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R]]
 
:ザフト軍の脱走兵が[[D.S.S.D]]の宇宙ステーションの1つを襲撃し、防衛していた[[シビリアンアストレイDSSDカスタム]]と交戦した。
 
:ザフト軍の脱走兵が[[D.S.S.D]]の宇宙ステーションの1つを襲撃し、防衛していた[[シビリアンアストレイDSSDカスタム]]と交戦した。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女]]
:非武装の[[ロードアストレイ]]と交戦するも斬機刀を奪われ撃破された。
+
:テロリストが運用し、非武装の[[ロードアストレイ]]と交戦。しかし、斬機刀を奪われ撃破された。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
<!-- === 特殊機能 === -->
 
 
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;MMI-M636K ビームカービン
 
;MMI-M636K ビームカービン
:取り回しに優れた小型の[[ビームライフル]]。威力は低いが連射性能は高い。後部にエネルギーパックを備えており、機体本体の電力を消費しない。非使用時には右腰部にマウントされる。
+
:取り回しに優れた小型の[[ビームライフル]]。通常のビームライフルより小型であるため飛距離と破壊力はやや落ちるが、その分持ち回りの良さと連射性に富む。ハイマニューバ2型が他の機種と比べその機動性を活かした近接戦闘を旨とすることを考えて装備された。
 
;MA-M92 斬機刀
 
;MA-M92 斬機刀
:日本刀のような形状の実体剣。[[クレイブヤード]]のロストテクノロジーを用いて[[プラント]]製のレアメタルで製造された。高い切れ味を有し、非[[PS装甲]]のモビルスーツであれば切断することが可能である。非使用時には左腰部の鞘に納められる。
+
:ハイマニューバ2型が「特徴的な機体」と言われる大きな要因となる武装。対MS戦闘において特に威力を発揮するところから「斬機」の呼称を持ち、その切れ味はパイロットの技量にもよるが縦に並べた3機の[[ジン]]を一刀両断する程であったという。<br/>ジンや[[シグー]]の標準装備である重斬刀と同系統の武装だが、鍛造過程において外部の技術(一説には[[グレイブヤード]]と呼ばれるテクノクラート集団の系譜とされる)を取り入れ、より鋭さを増した。
 
;シールド
 
;シールド
:本機専用の耐ビームコーティングが施された実体盾。小型で取り回しに優れており、グリップを保持して使用される。
+
:第1次連合・プラント大戦時のザフト製MSは純然たる盾を標準装備した物は極めて少なかった([[シグー]]や[[ゲイツ]]は攻撃兵器としても使用されるいわゆる「機動防盾」である)。ハイマニューバ2型がシールドを採用しているのは完全に普及装備となったビーム兵器に対応するためと思われているが、このMSが「斬り合い」を旨とする機体であるから故でもある。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
68行目: 66行目:
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ジンハイマニューバ]]
 
;[[ジンハイマニューバ]]
:ベース機。
+
:ベース機。2型は本機をベースに後続距離を犠牲にしつつ機動性を向上させ、対MS戦能力を強化している。
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- *説明 -->
 
<!-- *説明 -->
 
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
=== [[ガンプラ]] ===
 
=== [[ガンプラ]] ===

2024年2月17日 (土) 13:33時点における最新版

ジンハイマニューバ2型
外国語表記 Ginn Type High-Maneuver 2
登場作品
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
型式番号 ZGMF-1017M2
全高 20.22m
本体重量 79.2t
主動力 バッテリー
開発組織 ザフト軍
所属 ザフト軍
主なパイロット
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

ザフト軍が開発した量産型モビルスーツ第1次連合・プラント大戦において最もメジャーであり、ある意味でザフトの「顔」とも言えるジンは、主力量産機の座をゲイツに譲った後もその取り回しの良さから最後まで第一線で活躍し、それに伴いジンには多くの派生機体が存在していた。ハイマニューバ2型の原型であるジンハイマニューバも、そのバリエーションの一つである。

ジンハイマニューバはゲイツへ移行するまでの過渡期において、中継ぎ的に少数生産されたモデルであったが、所謂エースパイロットに最優先に配備されたところ評判が高く停戦まで搭乗し続けた者も多かったという。2型は機体性能こそハイマニューバと大差ないが、武装面で独特なアレンジが加えられており、オリジナルにはなかったビームカービンと、より格闘戦を重視したシールド及びサムライソード型の斬機刀を装備している。

また、オリジナルのハイマニューバのバックパックには後にミーティアなどに転用されることになったMMI-M729エンジンが採用されていたが、格闘戦を重視した2型には航続距離を犠牲にしながらもより機動性を向上させたスラスターが搭載されている。

ブレイク・ザ・ワールドの折、ユニウスセブンを地球上に落下させたテロリストが使用したが、本来生産数が少ないうえ、更に改造が施された機体が複数活動していたことを考えると、2型は前大戦時においても特殊な部隊に配備されていたものと思われる。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムSEED DESTINY
初登場作品。サトー達、ザフト軍脱走兵が搭乗。ユニウスセブン落下の際に使用され、多数のゲイツRを撃墜し、イザーク達を苦戦させた。
機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS
ザフト軍所属時のルカス・オドネルが搭乗していたことが語られている。
機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY
カーボンヒューマンとなった蘊・奥がニセ・レッドフレームから乗り換える形で搭乗。リリーネブラブリッツガンダムと交戦し、ミラージュコロイドテレポートシステムに翻弄され撃破された。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R
ザフト軍の脱走兵がD.S.S.Dの宇宙ステーションの1つを襲撃し、防衛していたシビリアンアストレイDSSDカスタムと交戦した。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女
テロリストが運用し、非武装のロードアストレイと交戦。しかし、斬機刀を奪われ撃破された。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

MMI-M636K ビームカービン
取り回しに優れた小型のビームライフル。通常のビームライフルより小型であるため飛距離と破壊力はやや落ちるが、その分持ち回りの良さと連射性に富む。ハイマニューバ2型が他の機種と比べその機動性を活かした近接戦闘を旨とすることを考えて装備された。
MA-M92 斬機刀
ハイマニューバ2型が「特徴的な機体」と言われる大きな要因となる武装。対MS戦闘において特に威力を発揮するところから「斬機」の呼称を持ち、その切れ味はパイロットの技量にもよるが縦に並べた3機のジンを一刀両断する程であったという。
ジンやシグーの標準装備である重斬刀と同系統の武装だが、鍛造過程において外部の技術(一説にはグレイブヤードと呼ばれるテクノクラート集団の系譜とされる)を取り入れ、より鋭さを増した。
シールド
第1次連合・プラント大戦時のザフト製MSは純然たる盾を標準装備した物は極めて少なかった(シグーゲイツは攻撃兵器としても使用されるいわゆる「機動防盾」である)。ハイマニューバ2型がシールドを採用しているのは完全に普及装備となったビーム兵器に対応するためと思われているが、このMSが「斬り合い」を旨とする機体であるから故でもある。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ジンハイマニューバ
ベース機。2型は本機をベースに後続距離を犠牲にしつつ機動性を向上させ、対MS戦能力を強化している。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]