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== AMS-123X-X ムーンガンダム(Moon Gundam) ==
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{{登場メカ概要
*登場作品:[[機動戦士ムーンガンダム]]
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
*デザイナー:刑部一平
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| 外国語表記 = Moon Gundam
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
*全高:21.7m
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| デザイナー = 形部一平
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
*全備重量:不明
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*主動力:[[熱核融合炉]]
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*ジェネレーター出力:不明
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| 全高 = 21.7m
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| 全備重量 = 不明
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| 主動力 = [[熱核融合炉]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[バルギル]](ガンダム・ヘッド搭載型)をトリコロールカラーに塗装した機体。機体名称は[[ユッタ・カーシム]]が初めて乗り込んだ際にサイコプレートを背部に三日月状にドッキングしたため呼ばれることとなった。<br>[[G-ドアーズ]]の頭部からの強制干渉によって[[サイコミュシステム]]が書き換わっている。バックパックのファンネル・ラックは完全に取り外され、サイコプレートを装備するためのアームが追加されている。
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[[バルギル]] (ガンダム・ヘッド搭載型)の改修機。機体名称は[[ユッタ・カーシム]]が初めて乗り込んだ際にサイコプレートが背部に三日月状にドッキングされたため「ムーンガンダム」と呼ばれる事に由来する。後に[[ネオ・ジオン]]軍側の[[リュース・クランゲル]]少佐も「[[ムーン・ムーン]]で生まれ育ったユッタによって動かされるガンダム」という意味を込め、同様の名称を[[型式番号]]の更新と同時に正式名称として登録している。
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[[G-ドアーズ]]の頭部からの強制干渉によってバルギル側の機体制御システムと[[サイコミュシステム]]が書き換えられており、制御が最適化されたことで推力や反応速度が向上し、G-ドアーズに装備されていたサイコプレートの使用が可能となっている。サイコミュ性能が向上した上、サイコプレートに組み込まれている[[サイコフレーム]]の機能もあり機体の追従性も大幅に向上している。バックパックのファンネル・ラックは完全に取り外され、サイコプレートをマウントするためのサブアームが追加されている。
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後付けとなったヘッドユニットやサイコプレートによって、[[ムーバブルフレーム]]やジェネレーターへの過負荷が高かったものの、サイコプレート主体での戦闘スタイルによって運用上大した問題にはならなかった。
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カラーリングはガンダム然としたトリコロールカラーに変更されているが、このカラー変更は[[ロンド・ベル]]隊ラー・ギルスに捕らわれた[[ミネバ・ラオ・ザビ]]奪還作戦に備えたものであり、かつて[[ジオン公国軍]]が欺瞞用に開発した[[ゲム・カモフ]]と同様の運用を想定した物だった。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ムーンガンダム]]
 
;[[機動戦士ムーンガンダム]]
:
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:初登場作品。episode 23でバルギル(ガンダム・ヘッド搭載型)から改修される形で登場。リュースが主導により、ガンダムの外見とトリコロールカラーを活かしたミネバ救出作戦を展開する。作戦行動中のリュースの行動を辟易したユッタの離反に伴い、[[ラー・ギルス]]へと収容された。その後、ミネバ護送のために地球へ向かう最中、戦闘中のトラブルによって南極大陸へ降下。そこで[[シャア・アズナブル]]率いる[[ネオ・ジオン]]と交戦し、鹵獲された。
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;[[機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE]]
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:『ムーン』の参戦に合わせ、初の映像化が実現した。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
=== 特殊機能 ===
 
;[[サイコフレーム]]
 
:サイコプレートに組み込まれている。
 
 
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;60mmバルカン砲
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;頭部60mmバルカン砲
:頭部に2門内蔵されている。
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:頭部に左右一対2門内蔵されている。連邦系MSの標準装備。
;ビーム・ライフル
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;[[ビーム・ライフル]]
:[[バルギル]]のライフル。[[サザビー]]のビーム・ショット・ライフルの試作型であり、拡散射撃が可能。
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:[[バルギル]]のライフル。[[サザビー]]のビーム・ショット・ライフルの試作型であり、モードの切り替えで拡散射撃が可能。
 
:;グレネード・ランチャー
 
:;グレネード・ランチャー
::銃身下部に装備されている。
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::銃身下部に1門装備されている。銃身のグリップをプルバックした後、トリガーを引く事で発射が可能。
 
;ビーム・トマホーク
 
;ビーム・トマホーク
:バックパックに1基装備されている接近戦用のビーム兵器。出力を変えることでビーム・サーベルやヒート・ホークとしても使用可能。
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:バックパックに1基装備されている接近戦用のビーム兵器。モードの切り替えにより、刺突も可能な[[ビーム・サーベル]]、斬撃用のビーム・ホーク、対艦用のビーム・ソード・トマホークとして使用可能。
 
;バタフライ・エッジ
 
;バタフライ・エッジ
:両腕部に搭載されている武装。[[サイコミュシステム|サイコミュ]]によりごく短時間であれば遠隔ブーメランとして機能する。
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:両腕部に1基ずつ搭載されているビーム式[[ドライセン|トライ・ブレード]]の一種。収容状態でもビーム刃を発振する事が可能。簡易的な[[サイコミュシステム|サイコミュ]]が搭載されており、ごく短時間であれば遠隔ブーメランとして機能する他、オールレンジ兵器としての運用も検討されていた。
 
;サイコプレート
 
;サイコプレート
:背部に装備されているサイコミュ兵装。[[ムーン・ムーン]]に流れ着いた8枚を装備している。
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:背部に装備されている[[サイコフレーム]]を利用したサイコミュ兵装。元々はG-ドアーズが装備していた武装であり、[[ムーン・ムーン]]に流れ着いた8枚をそのまま装備している。非常に柔軟な運用が可能であり、シールドの代わりに敵機のビームから身を守る他、実体剣のように使用した。
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:バルギルからの改修に伴い、機体に装着する為のサブアームが装備され、非戦闘時の懸架が可能になった。
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:サイコフレームの詳細を知らされていない現場としては、よくわからない物をよくわからないまま使用している状態であった為、予想外の挙動を見せるこの装備に振り回される場面も多い。
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;ロング・ライフル
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:『逆襲のシャア』公開時にイメージイラストとして描かれたサザビーが手に持っていた武装。[[月刊ガンダムエース]]2018年11月号にガンプラとして付属しており、両手で保持する本機の挿絵が描かれているが、『ムーンガンダム』作中では設定のみ。
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;[[ブルパップ・マシンガン]]
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:一年戦争時に開発されたMS用マシンガン。
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:[[アムロ・レイ]]との戦闘訓練でペイント弾を装填したものを使用。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[バルギル]]
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;[[バルギル]] / [[G-ドアーズ]]
:この機体の胴体の元。
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:ベース機。胴体はバルギル、頭部とサイコプレートはG-ドアーズの物が転用されている。
;[[G-ドアーズ]]
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;[[強化型ムーンガンダム]]
:この機体の頭部及びサイコプレートの元。
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:シャア率いるネオ・ジオンで改修されたムーンガンダム。
 
<!-- == 余談 == -->
 
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<!-- *説明 -->
 
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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*[[登場メカ]]
  
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2024年2月26日 (月) 22:29時点における最新版

ムーンガンダム
外国語表記 Moon Gundam
登場作品 機動戦士ムーンガンダム
デザイナー 形部一平
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スペック
分類 ニュータイプ専用現地改修型モビルスーツ
型式番号 AMS-123X-X
全高 21.7m
全備重量 不明
主動力 熱核融合炉
装甲材質 ガンダリウム合金
原型機
改修 アタラント3のクルー
所属 ムーン・ムーンネオ・ジオン残党 ⇒ ロンド・ベル
所属部隊 ロンド・ベル
母艦 アタラント3ラー・ギルス
主なパイロット ユッタ・カーシム
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概要[編集 | ソースを編集]

バルギル (ガンダム・ヘッド搭載型)の改修機。機体名称はユッタ・カーシムが初めて乗り込んだ際にサイコプレートが背部に三日月状にドッキングされたため「ムーンガンダム」と呼ばれる事に由来する。後にネオ・ジオン軍側のリュース・クランゲル少佐も「ムーン・ムーンで生まれ育ったユッタによって動かされるガンダム」という意味を込め、同様の名称を型式番号の更新と同時に正式名称として登録している。

G-ドアーズの頭部からの強制干渉によってバルギル側の機体制御システムとサイコミュシステムが書き換えられており、制御が最適化されたことで推力や反応速度が向上し、G-ドアーズに装備されていたサイコプレートの使用が可能となっている。サイコミュ性能が向上した上、サイコプレートに組み込まれているサイコフレームの機能もあり機体の追従性も大幅に向上している。バックパックのファンネル・ラックは完全に取り外され、サイコプレートをマウントするためのサブアームが追加されている。

後付けとなったヘッドユニットやサイコプレートによって、ムーバブルフレームやジェネレーターへの過負荷が高かったものの、サイコプレート主体での戦闘スタイルによって運用上大した問題にはならなかった。

カラーリングはガンダム然としたトリコロールカラーに変更されているが、このカラー変更はロンド・ベル隊ラー・ギルスに捕らわれたミネバ・ラオ・ザビ奪還作戦に備えたものであり、かつてジオン公国軍が欺瞞用に開発したゲム・カモフと同様の運用を想定した物だった。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ムーンガンダム
初登場作品。episode 23でバルギル(ガンダム・ヘッド搭載型)から改修される形で登場。リュースが主導により、ガンダムの外見とトリコロールカラーを活かしたミネバ救出作戦を展開する。作戦行動中のリュースの行動を辟易したユッタの離反に伴い、ラー・ギルスへと収容された。その後、ミネバ護送のために地球へ向かう最中、戦闘中のトラブルによって南極大陸へ降下。そこでシャア・アズナブル率いるネオ・ジオンと交戦し、鹵獲された。
機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
『ムーン』の参戦に合わせ、初の映像化が実現した。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

頭部60mmバルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵されている。連邦系MSの標準装備。
ビーム・ライフル
バルギルのライフル。サザビーのビーム・ショット・ライフルの試作型であり、モードの切り替えで拡散射撃が可能。
グレネード・ランチャー
銃身下部に1門装備されている。銃身のグリップをプルバックした後、トリガーを引く事で発射が可能。
ビーム・トマホーク
バックパックに1基装備されている接近戦用のビーム兵器。モードの切り替えにより、刺突も可能なビーム・サーベル、斬撃用のビーム・ホーク、対艦用のビーム・ソード・トマホークとして使用可能。
バタフライ・エッジ
両腕部に1基ずつ搭載されているビーム式トライ・ブレードの一種。収容状態でもビーム刃を発振する事が可能。簡易的なサイコミュが搭載されており、ごく短時間であれば遠隔ブーメランとして機能する他、オールレンジ兵器としての運用も検討されていた。
サイコプレート
背部に装備されているサイコフレームを利用したサイコミュ兵装。元々はG-ドアーズが装備していた武装であり、ムーン・ムーンに流れ着いた8枚をそのまま装備している。非常に柔軟な運用が可能であり、シールドの代わりに敵機のビームから身を守る他、実体剣のように使用した。
バルギルからの改修に伴い、機体に装着する為のサブアームが装備され、非戦闘時の懸架が可能になった。
サイコフレームの詳細を知らされていない現場としては、よくわからない物をよくわからないまま使用している状態であった為、予想外の挙動を見せるこの装備に振り回される場面も多い。
ロング・ライフル
『逆襲のシャア』公開時にイメージイラストとして描かれたサザビーが手に持っていた武装。月刊ガンダムエース2018年11月号にガンプラとして付属しており、両手で保持する本機の挿絵が描かれているが、『ムーンガンダム』作中では設定のみ。
ブルパップ・マシンガン
一年戦争時に開発されたMS用マシンガン。
アムロ・レイとの戦闘訓練でペイント弾を装填したものを使用。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

バルギル / G-ドアーズ
ベース機。胴体はバルギル、頭部とサイコプレートはG-ドアーズの物が転用されている。
強化型ムーンガンダム
シャア率いるネオ・ジオンで改修されたムーンガンダム。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]