「ランチャーストライクガンダム」の版間の差分

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| 分類 = 試作型[[モビルスーツ]]
 
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| 型式番号 = GAT-X105+AQM/E-X03
 
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| 生産形態 = 試作機 / 換装形態
 
| 全高 = 17.72m
 
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| 重量 = 83.7t
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ストライクガンダム]]に遠距離砲撃戦用ストライカーパック「ランチャーストライカー」を装備した状態。後方からの火力支援や対艦攻撃などに用いられる。主兵装である「アグニ」の影響もあり、3種のストライカーパックの中では最も電力消費量が多い。
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[[ストライクガンダム|ストライク]]に遠距離砲撃戦用[[ストライカーパックシステム|ストライカーパック]]「ランチャーストライカー」を装備した形態。フルレンジでの攻撃力は単体で戦艦数隻分の破壊力を秘めており、特に超高インパルス砲「アグニ」は厚さ数十メートルの隔壁を一撃で撃ち抜く程の威力を持ち、同じく砲撃戦用に開発された[[バスターガンダム|バスター]]に近い特性を獲得することができる。
  
劇中で初めて登場したストライカーパックである。
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敵有効射程範囲外からのアウトレンジ攻撃に主眼を置いた設計となっており、大型砲を無理なく運用するために背部ユニットには支持用のアームと砲術支援制御システムが組み込まれている。また、右肩部には120mm対艦バルカン砲と2連装250mmガンランチャーを組み合わせたコンボウェポンユニットが装備され、近接戦闘にも対応が可能。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED]]
:ソードストライカーと同様使用頻度が低く、地球降下後は専らスカイグラスパーの専用武装と化していたため、ストライクが装備していた回は非常に少ない。最後はムウが搭乗し、クルーゼの[[クルーゼ専用ゲイツ|ゲイツ]]と戦ったが、本装備が対MS戦闘に向いていなかったために苦戦し、アグニを破壊されてしまいストライカーパックをパージしている。
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:初登場作品。第2話で初めて装着されたストライカーパックで、[[ヘリオポリス]]崩壊後の他の[[GAT-Xシリーズ]]との戦闘では[[ムウ・ラ・フラガ]]の判断で[[エールストライクガンダム|エールストライカー]]から戦場で装備を換装するという奇策で窮地を退けた。<br/>地球降下後は専らスカイグラスパーの専用武装と化していたため、ストライクが装備していた回は非常に少ない。最後はムウが搭乗し、クルーゼの[[クルーゼ専用ゲイツ|ゲイツ]]と戦ったが、本装備が対MS戦闘に向いていなかったために苦戦し、アグニを破壊されてしまいストライカーパックをパージしている。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;[[フェイズシフト装甲]]
 
;[[フェイズシフト装甲]]
:一定の電圧を持つ電流を流して相転移させる特殊装甲で、展開中は装甲が色づく。実弾兵器に対してはほぼ無敵の防御力を発揮するが、高出力のビーム兵器の前には無力である。
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:一定の電圧を持つ電流を流す事で相転移する特殊金属で構成された装甲。相転移した装甲は一定のエネルギー消費と引き換えに物理的な衝撃を無効化でき、単独での大気圏突入も可能。<br/>この金属は相転移に伴って装甲面の分子配列が変化する性質があるため、パーツごとに色彩も変化する。非展開時のカラーリングは概ねメタリックグレーで、その状態は「ディアクティブモード」と呼ばれる。
;分離
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;[[ストライカーパックシステム]]
:ランチャーストライカーを分離する。
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:ストライクに搭載された各種ストライカーパックを換装可能。ストライカー自体をメインのパワーパックとした事で、他の機体と比べて戦闘中のバッテリー補給が容易になるというメリットも存在した。
;換装
 
:ストライカーパックを換装する。
 
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
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==== ストライク本体側 ====
:頭部に2門装備された近接防御機関砲。敵機への威嚇や牽制、ミサイル迎撃などに使われる。
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;75mm対空自動バルカン砲塔システム・イーゲルシュテルン
;コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
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:頭部に2門内蔵されている標準的なCIWS(対空防御機関砲)。<br/>GAT-Xシリーズの頭部に共通して装備されており、主に至近距離でミサイルや航空兵力を迎撃するために用いられるが、対歩兵用などに使用される場合もある。高精度の射撃指揮装備により、目標の発見・追尾・射撃まで自動化されている。
:両腰部に格納された折りたたみ式のナイフ。内蔵された電源と超振動モーターによって高周波振動させた刀身でPS装甲以外のほとんどの装甲を切断できる。<br>ランチャーストライカーには近接戦闘用の装備がない為、ランチャーストライカー装備時の唯一の格闘兵装となる。
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;コンバットナイフ・アーマーシュナイダー
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:MSサイズの超高度金属製近接格闘用戦闘ナイフ。超振動モーターで刀身を高周波振動させることで、あらゆる物質を切断可能。<br/>小型のため交戦距離は限定されるが、投擲するなどの使用も可能。<br/>稼働用バッテリーは内蔵式で、本体のエネルギー残量によらず使用が可能。PS装甲であっても技量次第では致命傷を与える事が出来る。
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==== ランチャーストライカー側 ====
 
;320mm超高インパルス砲「アグニ」
 
;320mm超高インパルス砲「アグニ」
:全長約20mの大型ビーム砲。掠めただけでモビルスーツの装甲を破壊し、一撃でコロニーの外壁に大穴を開ける程の威力があるが、それに比例してエネルギー消費量も多い為、長時間の戦闘には不向き。<br>劇中ではアグニに直接パワーケーブルを接続し、アークエンジェルからのエネルギー供給を受けて使用した事もある。
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:左肩部に装着された、ストライクの兵装中最大級の破壊力を誇るビームキャノン砲。アウトレンジ攻撃(敵側の兵器の有効射程外からの攻撃)を主要務として開発された。高圧縮状態の臨界エネルギーをマイクロ秒オーダーのバーストインパルスとして精製・射出して目標を破壊し、至近弾ですら標的を撃破しうる。<br/>威力に比例してパワー消費率も高いが、外部電源を接続すれば長時間に渡る高速連射も可能である。
;120mm対艦バルカン砲
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;コンボウェポンユニット
:右肩に装着される複合兵装「コンボウェポンポッド」に装備されたバルカン砲で、頭部イーゲルシュテルンよりもさらに大口径。<br>対艦と名が付いているが、アグニに比べるとエネルギー消費量も少ない上に連射が可能なため、対MS用の迎撃武装としても使われる。
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:右肩部に装備された120mm対艦バルカンと350mmガンランチャーの複合兵装。近距離の敵への対応を苦手とするランチャーストライクの近接防御を目的に開発された装備で、近接防御兵器を持たないバスターの反省を踏まえ、信頼性の高い在来兵器のみで構成されている。<br/>同時に複数の標的をロックオン出来ることから、攻撃はもちろんのこと、ミサイル等からの迎撃にも使用する事ができる。
;350mmガンランチャー
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:;120mm対艦バルカン砲
:「コンボウェポンポッド」に装備された2連装ミサイルランチャー。弾種は不明だが、誘導弾、無誘導弾双方を発射可能。こちらも基本的には対MS用の迎撃武装として使われる。
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::コンボウェポンユニットに搭載された対艦用バルカン砲。イーゲルシュテルンよりも大口径のものを搭載している。
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:;350mmガンランチャー
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::コンボウェポンユニットに装備された2連装多目的ランチャー。砲弾・ミサイルの共用砲身となっており、用途に応じた弾種を撃ち分けられる。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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2024年2月22日 (木) 14:00時点における版

ランチャーストライクガンダム
外国語表記 Launcher Strike Gundam
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
デザイン 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
正式名称 ランチャーストライク
分類 試作型モビルスーツ
生産形態 試作機 / 換装形態
型式番号 GAT-X105+AQM/E-X03
全高 17.72m
重量 83.7t
主動力 バッテリー
装甲材質 フェイズシフト装甲
開発組織 地球連合軍
所属組織 地球連合軍三隻同盟
所属部隊 アークエンジェル
パイロット
テンプレートを表示

概要

ストライクに遠距離砲撃戦用ストライカーパック「ランチャーストライカー」を装備した形態。フルレンジでの攻撃力は単体で戦艦数隻分の破壊力を秘めており、特に超高インパルス砲「アグニ」は厚さ数十メートルの隔壁を一撃で撃ち抜く程の威力を持ち、同じく砲撃戦用に開発されたバスターに近い特性を獲得することができる。

敵有効射程範囲外からのアウトレンジ攻撃に主眼を置いた設計となっており、大型砲を無理なく運用するために背部ユニットには支持用のアームと砲術支援制御システムが組み込まれている。また、右肩部には120mm対艦バルカン砲と2連装250mmガンランチャーを組み合わせたコンボウェポンユニットが装備され、近接戦闘にも対応が可能。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムSEED
初登場作品。第2話で初めて装着されたストライカーパックで、ヘリオポリス崩壊後の他のGAT-Xシリーズとの戦闘ではムウ・ラ・フラガの判断でエールストライカーから戦場で装備を換装するという奇策で窮地を退けた。
地球降下後は専らスカイグラスパーの専用武装と化していたため、ストライクが装備していた回は非常に少ない。最後はムウが搭乗し、クルーゼのゲイツと戦ったが、本装備が対MS戦闘に向いていなかったために苦戦し、アグニを破壊されてしまいストライカーパックをパージしている。

装備・機能

特殊機能

フェイズシフト装甲
一定の電圧を持つ電流を流す事で相転移する特殊金属で構成された装甲。相転移した装甲は一定のエネルギー消費と引き換えに物理的な衝撃を無効化でき、単独での大気圏突入も可能。
この金属は相転移に伴って装甲面の分子配列が変化する性質があるため、パーツごとに色彩も変化する。非展開時のカラーリングは概ねメタリックグレーで、その状態は「ディアクティブモード」と呼ばれる。
ストライカーパックシステム
ストライクに搭載された各種ストライカーパックを換装可能。ストライカー自体をメインのパワーパックとした事で、他の機体と比べて戦闘中のバッテリー補給が容易になるというメリットも存在した。

武装・必殺攻撃

ストライク本体側 

75mm対空自動バルカン砲塔システム・イーゲルシュテルン
頭部に2門内蔵されている標準的なCIWS(対空防御機関砲)。
GAT-Xシリーズの頭部に共通して装備されており、主に至近距離でミサイルや航空兵力を迎撃するために用いられるが、対歩兵用などに使用される場合もある。高精度の射撃指揮装備により、目標の発見・追尾・射撃まで自動化されている。
コンバットナイフ・アーマーシュナイダー
MSサイズの超高度金属製近接格闘用戦闘ナイフ。超振動モーターで刀身を高周波振動させることで、あらゆる物質を切断可能。
小型のため交戦距離は限定されるが、投擲するなどの使用も可能。
稼働用バッテリーは内蔵式で、本体のエネルギー残量によらず使用が可能。PS装甲であっても技量次第では致命傷を与える事が出来る。

ランチャーストライカー側 

320mm超高インパルス砲「アグニ」
左肩部に装着された、ストライクの兵装中最大級の破壊力を誇るビームキャノン砲。アウトレンジ攻撃(敵側の兵器の有効射程外からの攻撃)を主要務として開発された。高圧縮状態の臨界エネルギーをマイクロ秒オーダーのバーストインパルスとして精製・射出して目標を破壊し、至近弾ですら標的を撃破しうる。
威力に比例してパワー消費率も高いが、外部電源を接続すれば長時間に渡る高速連射も可能である。
コンボウェポンユニット
右肩部に装備された120mm対艦バルカンと350mmガンランチャーの複合兵装。近距離の敵への対応を苦手とするランチャーストライクの近接防御を目的に開発された装備で、近接防御兵器を持たないバスターの反省を踏まえ、信頼性の高い在来兵器のみで構成されている。
同時に複数の標的をロックオン出来ることから、攻撃はもちろんのこと、ミサイル等からの迎撃にも使用する事ができる。
120mm対艦バルカン砲
コンボウェポンユニットに搭載された対艦用バルカン砲。イーゲルシュテルンよりも大口径のものを搭載している。
350mmガンランチャー
コンボウェポンユニットに装備された2連装多目的ランチャー。砲弾・ミサイルの共用砲身となっており、用途に応じた弾種を撃ち分けられる。

対決・名場面

シグー
メビウス・ゼロに気を取られている隙を突いてアグニで狙撃。右腕とライフルは破壊するものの撃破には至らず、流れ弾でヘリオポリスの外壁に大穴を開けてしまい撤退を許してしまう。

関連機体

ストライクガンダム
ストライカーパックを装備しない形態。
エールストライクガンダム
中距離戦向けの高機動装備。
ソードストライクガンダム
近距離格闘戦用の装備。
パーフェクトストライクガンダム
エール、ソード、ランチャーの3種を同時に装備した形態。
ストライクガンダムI.W.S.P.
エール、ソード、ランチャーの強みを一つのストライカーパックに統合すべく開発された装備。
ブラストインパルスガンダム
装備換装が可能なMSの砲撃戦仕様という点で共通している。

商品情報

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