パオロ・カシアス

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パオロ・カシアス
登場作品 機動戦士ガンダム
声優
  • 政宗一成 (TV版、劇場版I)
  • 長克巳 (特別版)
  • 中村秀利 (セガサターン用ソフト「機動戦士ガンダム」)
  • 沢木郁也 (OVA版「THE ORIGIN」)
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プロフィール
種族 人間
性別
没年月日 宇宙世紀0079年9月20日~22日 (諸説あり)
職業 士官
所属 地球連邦軍
階級 中佐 (1st)
大佐 (THE ORIGIN)
主な搭乗機 ホワイトベース
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概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍の士官。ベテランの艦長であり、その豊富な経験を買われホワイトベースの初代艦長を務めた。

宇宙世紀0079年9月15日にV作戦の開発データとRXシリーズの受領のためジャブローを出港しサイド7へと向かう。航行中、シャア・アズナブルの乗るムサイ級ファルメルによる執拗な追跡を受けつつ無事サイド7へ到着するも、直後にシャアがサイド7を襲撃(サイド7遭遇戦)。その際、ホワイトベースから降りて敵のミサイル攻撃の迎撃に加わるも、着弾により飛来した破片を体に受け瀕死の重傷を負う。

その後は新兵や民間人により運用されたホワイトベースを病床から指揮し、宇宙基地ルナツーまで送り届ける事に成功した。到着後は受けた傷がもとで死亡したとも戦列を離れたともされている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム
初登場作品。第1話~第4話に登場。出番こそ序盤の数話のみではあるものの、重傷を負いながらも任務を完遂しようとする責任感と、民間人に艦を委ねる柔軟さを見せる人格者として描かれ、アムロら若者たちの精神的な支えとなった。しかしルナツーでの戦いの最中に息を引き取り、彼の遺体は宇宙葬で弔われた。
劇場版では死亡シーンも含めてルナツーでの戦闘自体がカットされたため、ルナツーで降ろされたところで出番が終了する。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ

人間関係[編集 | ソースを編集]

ブライト・ノア
ザクの襲撃を生き残った士官候補生。19歳という若さでありながら艦長代理を務める事となった彼を献身的に支えた。
ミライ・ヤシマ
サイド7の民間人。名家ヤシマ家の令嬢であり、パオロもその名を聞いてすぐにヤシマ家を思い出した。
リュウ・ホセイ
数少ないパイロット候補生の生き残り。サイド7でパオロとミサイル迎撃の担当を交代しようとしたタイミングでミサイルが着弾。パオロの背後にいたため飛来した破片を受けずに済んだ。
ワッケイン
ルナツーの司令。非常事態でありながら頑なに軍規に従おうとする彼を説得し、ホワイトベースのクルーの拘束を解かせた。TV版『1st』においてはその後のパオロの死を受け、学ぶべき人が次々と失われる戦況を「寒い時代」と嘆いた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「初陣にはやや若すぎるが、古来15、6歳の出陣が無かった訳ではない。君達に期待する…」
『1st』第2話より。ガンダムを無断で操縦したアムロの処分について判断を仰ぐブライトに対し、アムロに機密部品の処分を担わせるよう伝えた。民間人であっても操縦ができる以上は上手く活用する。切迫した状況下において柔軟な対応力を見せた。
「シャ、シャアだ…。あ、赤い彗星だ…」
「ルウム戦役で5隻の戦艦がシャア1人のために撃破された…。に、逃げろぉ…!」
同上。ホワイトベースにザクが接近する中「通常の3倍のスピード」で迫る1機のザクの報告を耳にして。この言葉を受けホワイトベースのブリッジは一瞬にして緊張感に包まれた。作中では唯一ルウム戦役とその際のシャアの戦果について触れられるシーンとなっている。
「どうだろう…ワッケイン君…。ホワイトベースにしろ…ガンダム、ガンキャノン…ガンタンクは、今まで機密事項だった…」
「だからなのだ…。不幸にして…我々より、彼らの方が上手く使ってくれるのだ…。既に、2度の実戦の経験が、ある彼らに…」
「そう…。しかし彼らは所詮素人だ…。司令たる君が…戦いやすいように助けてやってくれたまえ…。ワシが責任を持つ…!」
『1st』第4話より。ルナツーがシャアによる襲撃を受ける中、軍規に従いブライト達をなおも拘束しようとするワッケインを諭した台詞。軍規に違反しているとはいえ、これまで民間人の働きによりホワイトベースと試作兵器の機密が守られてきたのは事実。そして今まさに彼らの力が再び必要とされている。パオロの必死の言葉にワッケインも根負けし、ブライト達にホワイトベースを託した。そしてこの言葉がパオロの最期の言葉となった…。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

ホワイトベース
座乗艦。

リンク[編集 | ソースを編集]