ビルギット・ピリヨ

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ビルギット・ピリヨ
外国語表記 Berghito Pirieau
登場作品 機動戦士ガンダムF91
声優 塩屋翼
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プロフィール
種族 人間
性別
年齢 22歳
没年月日 宇宙世紀0123年3月30日
職業 MSパイロット
所属 地球連邦軍
階級 少尉
主な搭乗機 ヘビーガン
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概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍に所属する新米パイロット。若々しい青年で顔のそばかすが特徴。生来の皮肉屋であり協調性に欠ける発言をする場面も時折あるが、面倒見のいい部分もあるなど根は優しい性格である。

宇宙世紀0123年のコスモ・バビロニア建国戦争においてクロスボーン・バンガードが各フロンティア・サイドに侵攻した際には、レジスタンスを率いていた退役軍人のコズモ・エーガスの呼び掛けに応じ、フロンティアIに退避してきた練習艦スペース・アークと合流。以後、同艦唯一の正規パイロットとしてフロンティアIにおけるクロスボーン・バンガードとの戦いに身を投じた。

クロスボーン・バンガードの小型モビルスーツが相手でもある程度渡り合える実力を持っており、民間人からパイロットに起用されたシーブック・アノーと共に着実に戦果を挙げていった。しかしフロンティアIからスペース・アークが脱出する際にクロスボーン・バンガードがラフレシア・プロジェクトを実行。コロニー内に大量のバグが放出され、シーブック達とその迎撃にあたったが奮戦も虚しく無数のバグの猛攻の前に乗機を破壊され戦死した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムF91
初登場作品。シーブックの良き兄貴分として振舞う一方で目に余る発言も多いなど、良くも悪くも人間臭さのある名脇役である。バグ戦における壮絶な死に様はネット上でも定評があり、「ビルギットだけを殺す機械」と度々ネタにされている。

人間関係[編集 | ソースを編集]

コズモ・エーガス
レジスタンスのリーダー的存在。彼の召集に応じてスペース・アークを訪れた。
レアリー・エドベリ
スペース・アークの艦長代行。協調性に欠けたビルギットの発言をたしなめる場面が何度か見られた。
シーブック・アノー
否応なしにガンダムF91のパイロットに起用された民間人。兄貴分として彼の面倒を見る。彼を煽る場面も時折見られるが、戦いの場においては彼の技量を買って援護に徹するなど見事な連携術を見せている。
アンナマリー・ブルージュ
クロスボーン・バンガードを離反したパイロット。シーブックと彼女を従えて出撃したが、内心は彼女の事を疑っていた。
セシリー・フェアチャイルド (ベラ・ロナ)
ビギナ・ギナのパイロットであるシーブックの親友。クロスボーン・バンガードのトップの人間という事もあり、アンナマリーの時とは違って明確に敵愾心を見せている。

名台詞[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムF91 [編集 | ソースを編集]

「はいそうですか…と、モビルスーツが操縦できますか!…乗せられんなよ?」
「もっとも…アンタのおふくろさんが設計したバイオコンピュータだ。上手くフィットするかもしれねぇ…。君が、ニュータイプならだ」
シーブックにF91の操縦を強要するコズモに対して。パイロット不足を痛感していたためだろうか。民間人であるシーブックを庇う姿勢を見せたのも束の間、結局はビルギットもシーブックにパイロットをするよう遠回しに促した。
「昔さ…ニュータイプって、モビルスーツに関してはスペシャリストがいたよな…。そういうのって、大概個人的には不幸だったんだよなぁ?」
独断専行した事で父レズリーを亡くしたシーブックが責められる中、彼に向けて放った皮肉。彼なりに増長を咎めるつもりだったのかもしれないが、かといって身内を亡くしたばかりの相手に対する発言としてはあまりにも辛辣である。結果、レアリーから「よしなさい」とたしなめられた。
「シーブック、よくやった!」
シーブック「偶然!偶然ですよ!」
「いんや、火力と機動力だ。俺が牽制するから、貴様が墜とせ!」
シーブック「そんな!」
フロンティアI内部でデナン・ゲーに苦戦していたところをシーブックに助けられた際に。唯一の正規兵としてのプライドもあるだろうが、F91の性能を遺憾なく発揮するシーブックに対しては素直にその技量を認めている。とはいえ、即座に前衛を任せるあたり、使えるものは徹底的に使うという事だろうか。
「正気かい!」
「敵地に入って止まるヤツがいるか!」
上記シーンの直後、アンナマリーのダギ・イルスに気を取られて足を止めたエビル・Sを仕留めた際に。ビルギットの貴重な撃墜シーンの1つである。
「仕掛けたのはそっちなんだよ!そのために、フロンティアIVでは虐殺が行われた!」
「ここのクルーだって、みんな死んじまって、素人が軍艦を動かしてるんだぞ!」
「冗談じゃない!クロスボーンにもニュータイプがいるなら、ここでぶちのめしておかないと!」
スペース・アークに投降してきたセシリーにぶつけた怒りの言葉。強大な軍隊を相手に民間人を導入して戦わざるを得ない絶望的な状況故にビルギットも相当フラストレーションが溜まっていたに違いない。セシリーに対して激しく敵意を露にした。「みんな巻き込まれた身だから仕方ない」と場を収めようとする周囲の言葉にも反発したが、ここでもレアリーにたしなめられている。
モニカ「あの娘さんは、死ぬつもりです!」
「いいじゃないですか。クロスボーンの女王になるかもしれなかった女なんでしょう?」
死に急ぐ素振りを見せるセシリーを案じるモニカ・アノーに対する辛辣な返し。この後のバグとの戦闘でもセシリーを盾にして戦うようシーブックに促すなど一貫して彼女を敵視した。
「人間だけを殺す機械かよぉ!?」
バグとの戦闘中、1機で地上に降り立った際に。無尽蔵に現れ民間人を虐殺するバグに対する焦りと憤慨からだろうか。ビルギットはシーブックの制止にも構わず突出しバグの群れに攻撃を仕掛けた。周囲を飛び交うバグの群れを相手に奮戦するビルギットだったが多勢に無勢であり、次第に機体が破壊されていく。遂には武装と四肢を全て破壊され、2機の子バグの自爆特攻を受けて命を落とした。

その他 [編集 | ソースを編集]

「今のモビルスーツって、小さいのが売りなハズだろ?大きなグローブとブーツをつけて、昔の規格に戻った妙なF91が夢に出てきちまった。すごい火力さ、全身の大砲で相手を次々と墜としていって……いんや、それに俺が乗っていたわけじゃ無いんだ、見ていただけでね。ま……やっぱ、そういうのはシーブックに任せた方がいいよな」
『ガンダムトライエイジ』より、カード「BG2-041 ガンダムF91RR」のフレーバーテキスト。なんだかんだでシーブックの実力を認めているが、内心は羨ましがっていたりするのだろうか。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

ヘビーガン
搭乗機。左肩とシールドに「24」の機番が描かれた24番機に搭乗している。ただ、その後シーンを追う毎にシールド、左肩の順に番号が省略されてしまっている。
ヘビーガン重装攻撃型
ヘビーガンの重装備形態。ビルギットとの関与が無い機体だが、設定画では武装に「H.24」の番号が振られている。
スペース・アーク
母艦。

資料リンク [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]